それはそうと12月ですね。クリスマスですね!サンタですね!プレゼントですね!カップルどもですね! 爆発しねぇかなぁ(´・ω・)
無事?に合流できたのは良かったのだが、人の顔見て悲鳴上げるのはいかがなものなのか?まぁ、その後に自分のホラー映画の殺人者みたいな姿を指摘されて納得はした。すぐに外套を脱ぎそれで顔についた血を拭う。服に着いたものはどうしようもないので放置だ。
お互いに落ち着いたところでお互いの情報を共有した。基地が襲撃された件や久美ちゃんを無事保護できた事等々だ。
「まさか久美ちゃんを隠していた場所から侵入してくるなんて・・・・、これも日頃の行いが良いからだな」
「っと、神話生物に拉致られた被害者(笑)が意味不明な供述しております」
「け、計算通りだから・・・決してジェットスクリームアタックに負けたわけじゃないから」
「お前は何を言ってるんだ?まぁ、まさか助けに来たと思ってたら既に地下を制圧してるとは思わなかった、余り無茶するんじゃねーぞ」
「何と言うか・・・予想斜め上の状況で困惑してるけど九十九君が無事でよかったよ」
「本当に良かった・・・・拉致されたときはウ=ス異本的な展開になって、私の大事な響ちゃんが穢されていたかも思うと私は・・・・」
「クトゥルフだとR18Gになるのですがそれは一体・・・・・」
血塗れの俺に躊躇なく抱き着いてくるフィア。一瞬、心配かけて申し訳ない気持ちとこの短い間でここまで心配してくれるなんてとうれしさがこみ上げるが、徐々に鼻息が荒くなり始めたところですべて吹き飛んだ。離れようにも謎の力で離れることが出来ない。ちょっとお前のSTR詐欺じゃないか?本当は17とかそこらへんじゃね?
「さ、再会の喜びもそこそこにしておいて、古鷹さんが戻ってくるまでに僕たちも何かしておかないかな?」
「それもそうですね、響ちゃんの話によれば他にも捕まっている人達がいる部屋に私の友人もいるかもしれませんので見てきますね」
「長居していたら地上にいるお仲間さんが来る可能性があるから手早くな」
「あ、机に蛇人間の死体があるから見ないようにな。一応隠してはあるから大丈夫だと思うけど」
「・・・・ええ、わかりました」
ようやく解放されて、部屋から若干引きつった顔でフィアは出ていく。
「氷室君、僕は九十九君が言っていた図書室って所に行ってみたいんだけど着いてきてもらえないかな?万が一、敵がいたら僕じゃどうにもできないからさ」
「その程度でしたらいいですよ。(また新しい魔導書が見つかるんだろうなぁ~)っと、おい、九十九。こいつ渡しておくから装備しておけ。武器は装備しないと効果が発揮しないぞ」
「あれってたまに忘れるんだよなぁ~。って日本刀!?やったぜ!」
「装備し終わったらフィアさんの所に向かってくれ。敵の本拠地で単独行動はどこかの誰かさんみたいに危ないからな」
「これが終わったら夜道には気を付けるんだな、刀を持った通り魔が襲い掛かってくるぞ」
「ブーメランって知ってるか?」
言いたいことだけ言って山下さんと部屋を出ていく氷室に中指を立てて少しはうっ憤を晴らし、受け取った日本刀と防弾チョッキを着こんでいく。合流したと思ったらすぐに別行動。なんてまとまりがないんだ!ここは俺がしっかりしないといけないな。服の上から防弾チョッキを着こみ、日本刀を左手に持つ。流石にベルトとかないから手に持つしかない。初めて持った日本刀は想像していたよりも軽かった。特徴の恩恵かな?念のためステータスを開いて装備できているか確認してみる。
《武器 変体刀【錮(ながわずらい)】ダメージ1d10⁺1+db 耐久30 MP1につき耐久1回復(折れた場合不可)》
え?何これ怖い。ダメージは普通の日本刀とほぼ同じだが耐久がかなりある。その前に変体刀ってなんだよ!?あの天才鍛冶師この世界にいるの?武道:虚刀流とかあるの?何それ怖い。
とりあえず刀を抜いてみるが特に変わったところはなく見た目はごく普通の物だ。これのほかにも変体刀はあるのかな?完成系変体刀とか出てきたらやばい気が・・・・・・・・深く考えるのはやめよう(遠い目)
装備はできたから言われた通り、一人で行動しているフィアから様子を見てみるか。部屋から出て俺が監禁されていた部屋へと向かう。牢屋の鉄格子の前で中にいる人(一部発狂)を一人づつ見ているフィアがいた。
「おっす、友人みつかった?」
「あ、響ちゃん。寂しくなって私の所へ見たのですか。そうですか、仕方ありませんね。さぁ、私の胸に飛び込んできてください!」
「・・・・・・・その様子だといなかったみたいだな」
「いけずですね。はい、確かに見た限りここにはいないみたいです。もっと別の所かもしくはもう既に・・・・」
「その可能性もあるが、まだ見ていないところもあるんだ。諦めずに探していこうぜ。俺も手伝うからさ」
「そうですね、彼が夢半ばで死ぬわけありませんものね」
「ほほう?探し相手は男性。これか?これか?」
小指を立ててニマニマと笑いながら聞いてみる。
「安心してください。彼とは仕事・・・いえ、共通の趣味で知り合ったただの友達ですよ」
「なにを安心していいのか分からないけど、探すのを手伝うから名前と写真とかある?」
「写真はこれしかないですが、名前は富田 敬(とみた けい)。フリーのカメラマンで少女愛好会のメンバーの一桁会員です」
フィアはスマホを取り出して写真を見せて来た。20台前後半位のタンクトップを着た筋肉もりもりのマッチョマンが映し出されていた。名前・・・・職業・・・筋肉・・・・これはもう。
「お悔やみを申し上げます」
「気持ちは分からなくもありませんが、手のひら返しが早すぎません?」
「炭酸を飲んだらげっぷが出るくらいのフラグが立ってるから!後、少女愛好会って何だ!?」
「私がこちらに来てから立ち上げた会です。ようやく会員は5千人を超えました!!。その中でも彼は古株で会員NO7なのです!彼が撮ってきた写真はどれも素晴らしく会員からは魔術師と呼ばれていました。あ、もちろん無理やりだとかそんなことはなく、彼は紳士なのできちんと承諾を得て撮ってます」
「あ、ちょうちょ」
「ちなみに響ちゃんの写真は会のホームページに投稿済みです!見てくださいこの反響!あ、心配はご無用です!この画像は会員にしか見れないようにしてありますので」
そう言ってスマホを見せ(つけ)られると画面には例の愛好会のホームページが映し出されており、新規投稿に俺が映し出されていた。画像を見るに基地でシャワーを浴び終わった時に撮られていたものだった。閲覧数は優に5千を超えて今もちょこちょこと増加している。俺は静かにスマホをとりだ・・・・拉致られたときになくしたんだったあああああ!!!・・・・・・・・・こうなれば
「遺言を聞こう」にっこり
「待ってください。笑いながら手にした日本刀を構えないで」
「なるほど、それが遺言か」
「(目が笑っていない!?このままだと私がフィ/アになってしまいます。何か手を打ちませんと。響ちゃんの性格をからすれば・・・・)」
無断投稿死すべし!慈悲はない!刀を抜こうと手に力を入れた時だった。
「響ちゃん!これには深いわけがあるの!まずは相手の言い分を聞いてからでも遅くはないじゃないかしら?」
「ほう?納得のできる理由があると。聞こうじゃないか」
「(かかりました!)まず、これは盗撮ではない事です。この時響ちゃんは私に撮られても嫌がらず、画像も消去してほしいなどとは言われませんでした。よってこれは双方に合意があったという事になりません。今の時代、SNS等では写真を掲載することは珍しくもありません。おいしそうな料理、綺麗な景色、珍しい物等自分一人で楽しまず全員で共有する!素晴らしい事ではありませんか。私もただ響ちゃんの可愛さを私一人ではなくいろんな人に共感してほしい!それはいけないことですか!いいえ!断じてそんなことはありません!私は一人でも多くの人にこの気持ちを共感してほしい。ただそれだけなんです!響ちゃんも自分の好きなものをほかの人にも知ってほしいと思いとなるでしょう!!」
「あ、はい」
「わかってもらえてうれしいです!さぁ、ここにはもう何もありませんし、月島さん達と合流しましょう」
怒涛の勢いで話をされて呆けていると空いている手を握られてしまい、そのまま部屋を出てしまった。
「(あれ?何の話をしてたっけ?たしか死亡フラグの男と・・・・・・・・・しゃしn)」
「健吾さん達が行かれて部屋はどこでしたけっけ?響ちゃん申し訳ありませんが案内してくれます?」
「しょうがないなぁ、こっちだ」
「お手数をかけてすみません(次からは投稿したことは話さないでおきましょう」
今は敵の本拠地内だから気を引き締めないとな!・・・・・・・何か忘れている気がするけど、忘れるってことはそこまで気にすることはないってことだろ。
俺はこの時思い出すべきだった。思い出していればあんなことにはならなかっただろう。そう、この後もフィアが次々と写真を撮っては投稿し続けて会員数が数倍に膨れ上がることをこの時の俺は知らない。・・・・・・知らないのだ(レイプ目)