探索者って明らかに超人だよね?   作:九十九猫221

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ようやくここまで行けた・・・・長らくお待たせして申し訳ない。
GW?何それ美味しいの?状態でお仕事が忙しかったのとFGOの新章をやっていました(言い訳

感想をくださった方々本当にありがとうございます!!大変励みになっています!!更新速度は亀のように遅いですが、これからもよろしくお願いします。


第二章 ■■な共闘 9話 「こんにちは!ニンジャです!」

うごごご、氷室め、手加減というものを知らないのだろうか?未だに頭を握られてる感じがする。ダメージは・・・・・ないみたいだな。痛む頭をさすりながら現在はエレベーターで3階に移動中だ。途中セキュリティーロックがあったが、キーを入手出来ていたので難なく通過できた。セコムにしないからこうなるんだよ。

 

ポーンと電子音が鳴り、ドアが開くと同時に古鷹さんを先頭にフィア、俺、山下さん、氷室の順番でドラクエの移動時みたいに縦に並んで進んでいく。廊下の曲がり角をチラ見したが誰もおらず、左右に一定間隔でドアがあり、廊下の奥にはテレビ、雑誌棚、マッサージチェアー等が置かれた娯楽空間となっている。地図で見た通りこの階は宿泊部屋で間違いない。

 

「深夜ってこともあるが不気味なほど静かだな」

「流石にこの時間帯なら神話生物も寝てるもんじゃないの?」

「いえ、むしろ活発になってそうなイメージがありますわね」

「寝ていてくれれば奇襲判定で楽できそうなんだがなぁ」

 

一応、周りに警戒はしているが、敵の本拠地という割には警備がざると言うか拍子抜けするな。そのせいか、緊張でエレベーター内は無言だった反動で雑談を交わしながら廊下を進んでいく。娯楽空間にたどり着くと左手に下に降りる階段と関係者以外立ち入り禁止と書かれて扉が設置されてセキュリティーロックがかかっていた。キーをかざしてみると電子音が鳴りガチャリと鍵が解除された。

 

「うわっ!?この建物ガバガバじゃねーか!前回の研究施設を見習ったら?アルソック呼ぶ?」

「楽できるならそれでいいじゃねーか。ほら、サッサと行くぞ」

 

それもそうかとドアノブをひねり、扉を開けると上に続く階段があり、丁度、軍服のコスプレをしたグールが下りてきている真っ最中だった。・・・・・・もう一度言おう、グールが下りてきている最中だった。

 

いきなりのことでグールも含めた全員が硬直したまま互いに見つめ合い・・・・・・・・・

 

「あ、失礼しました」

 

俺はそっと扉を閉めるのであった。

 

 

 

 

 

その後、俺達は何を言うまでもなく互いに顔を見合わせて今起きた出来事が現実なのか言葉ではなく目で確認しあい、再び扉を開ける。そこには変わらずコスプレグールがいたので、残念なことに夢や幻、ましてやスタンド攻撃でもなかった。と言うか氷室達から聞いたグールのリーダー的な奴じゃないか?特徴も一致してるし。

 

「■■■■■ァァァァァッァ!!!!!!!」

 

人には決して出せぬであろうけたたましい叫び声と言うか獣声をあげたかと思ったら一目散に階段を駆け上がり消えていった。

 

「え?叫ぶだけ叫んで逃げた?何それ怖い」

「バッカ!あれだけでかい声を上げられたら仲間がきづくだr・・・・」

 

氷室がすべて言い終える前に廊下から扉の開く音が次々と聞こえて、下の階からも獣の唸り声が聞こえ始める。古鷹さんはセキュリティーロックを銃で破壊すると俺達はすかさず上に上がる階段に駆け込み扉を閉め、鍵をかける。扉の向こう側から獣の唸り声、蛇の威嚇する音が何重にも重なり合い不快な音を奏でていた。

 

「作戦変更だ!君たちはこのまま階段を上がり教祖を倒してきてくれ。私はここで奴らを食い止めて時間を稼ぐ!」

「そんな無茶な!?いくらなんでもあの数を一人で相手できるはずがないですよ!」

「健吾さんのおっしゃる通りです!音を聞く限り少なくとも十体以上はいるはずです」

「・・・・・・・・・」

「了解!パパっと殺ってくるからそれまでよろしく」

「九十九君!?」

「山下さん、ここは古鷹さんの言う通りにしましょう。このままいずれ扉が破られてグール共がなだれ込んでくる。仮にこの場で迎え撃っても運良くて負傷者多数、最悪全滅です。俺達の勝利条件は今この場で教祖を倒すこと。今倒さなければ警備が強化され侵入できなくなる可能性もあります」

「氷室の言う通り。なら残った戦力でボスに一気に畳みかけて殺したら後は逃げるだけ。殲滅力が一番高い古鷹さんがここに残るのが一番生存確率が高いんじゃないか?それにこの階段あまり広くないから戦おうとしたら2匹までだと思うし、古鷹さんも一人の方が戦いやすいと思う」

「後はこの建物、4階には窓なんかが一切ないから逃げるにしてもこの階段を通らなければならない。その為に脱出路の確保しておかないといけないわけだ」

「君たち二人は本当に一般人なのか?この一瞬でそこまで理解できるとは驚きだ。さぁ、時間はあまりない。・・・・・・なに心配するな。別にすべて倒そうとは思っていない。君達が教祖を倒すまでに時間を稼ぐだけだ」

「・・・・分かりました。出来る限り早く終わらせますのでそれまで何が何でも生き延びてくださいね」

「ああ、これでもシールドの隊長だ。そう簡単にやられやしないさ」

「それじゃ、時間もないことだし今度こそ行ってくるからお土産、期待してていいぞ」

「お土産(神話生物)とか誰得だよ」

 

扉からドンドンやら金属をひっかく物騒な音が聞こえ始めたので駆け足で階段を上っていき、教祖がいるであろう扉の前にたどり着く。時間もないのでさっさと扉を開けて中に入ると、畳敷きの広々とした空間なのだが調度品と言ったものは一切なく、明かりも中央に一つ蛍光灯があるだけで薄暗い感じだ。だが、この部屋には誰もおらず奥と右側に扉が見えるのでそのどちらかにいるはずだ。

 

「どっちから行く?」

「扉があり、中に誰かいるのか探る為に探索者が行う様式美があるだろ」

「あっ、なるほど。それじゃ俺はフィアと奥の扉を聞き耳してくるから氷室は山下さんと右側頼む」

「月島さんと私は初期値ですのでその組み合わせが妥当ですわね」

「25%もあれば・・・・ワンチャン!」

「僕が失敗した時はフィア(クリティカル)氷室君が頑張ってくれるから安心したよ」

「責任感が増すのでやめてください」

 

山下さんはなんだかんだで成功率が高いから多分大丈夫だろ・・・・問題はこっちなんだよなぁ・・・まぁ、失敗してもどちらか一人でも成功すれば居場所は分かるし大丈夫だろ。片方から音がすればそこに教祖がいるし、音がしなければもう片方にいるってことだからな。

 

《ロール 聞き耳》

九十九62→89 失敗

フィア25→2  クリティカル

氷室25→54  失敗

山下68→59  成功

 

うん、何も分らん。何か聞こえるような聞こえないような・・・・さっぱりだな。そして初期値クリ出している猛者がいるのでそちらに任せて一旦中央に集合して成果を聞いてみる。

 

「まずは山下さん(成功者)からどうぞ」

「うん、こっちの部屋から何かが燃えている音と誰かが話している声が聞こえたけど、流石に内容までは分からなかったよ」

「次はフィア(クリティカル)、山下さんが言ったこと以外に何か情報ある?」

「ええ、勿論です。その前に私たちが聞き耳をしたほうは誰もいないみたいでしたのでハズレでしたわ。そして健吾さんの情報を詳しくしますと、まず燃えている音はかがり火で部屋を明るくするためだと思います。もしかするとそれ以外の用途もあるかもしれませんが・・・・・・・。後は部屋の中にいるのは2人だけということくらいですわ」

「流石クリ、格が違った」

「違う場所に聞き耳したのに僕以上の情報!すごいじゃないかフィアさん」

「あー・・・・・残る俺達(敗者)はだな・・・・・・・・」

 

歯切れ悪そうに言いながら氷室がちらりと俺を見てくる。ああ、そうだな。言いたいことは分かるぞ。同じ初期値なのにクリを出したり、同じ位割り振っているのに成功しなかった俺達だもんな。だからこそ声高らかに・・・・は流石にまずいので普通の音量で言おうじゃないか!!

こくりとうなずき準備は何時でもできていることを送り返す。そして二人同時に結果を報告する。

 

「「何の成果も!!得られませんでした!!!」」(並声)

「馬鹿なことしていないで早く行きますわよ」(にっこり

「「あ、すいません。すぐいきます」」

 

笑顔とは本来攻撃的な意味合いがある・・・・・現にフィアは笑顔なのに背後にゴゴゴゴゴゴって効果音が聞こえてきそうな圧を感じる!!このまま続ければフィアの背後にスタンドが出てきて殴りかかってくるレベルだ・・・・・・・一瞬背後に何か見えた気がするけど目の錯覚だよな?

 

 

 

 

そんなこんなで教祖(多分)がいる部屋に突入すべくドアノブに手をかけたのだが、ある作戦を唐突に閃いたので試してみることにした。まぁ、成功するかどうかわからんけど。

「あ、氷室達から先に行ってくれ」

「別にいいが?」

 

そうして俺は最後尾から部屋に入る・・・・・・・・・・と同時に!!!KP()にダイスロールを要求!出来れば仲間にも内密にする感じで

 

《Sロール 隠れる》

九十九 40→22 成功

 

や っ た ぜ !

 

俺は氷室達の陰に隠れる感じで中に入る。

 

部屋は外から見た通り窓一つなく、1辺が約30m程の広い空間だった。床は板張りで中央に大きな暖炉裏のような窪みがあり、そこに木を組み合わせてキャンプファイヤーよろしく燃えて、ぼんやりとあたりを照らしている。

 

中に入ると同時になんとなくここならバレない思う場所が分かり、そこへ身をひそめる。そこは篝火?の明かりが届かない部屋の隅っこで見えずらく、何らかの儀式に使うのだと思う道具が乱雑に積まれていたのでこれ幸いにと隠れた。その後、顔を少しだけ出して様子をうかがう事にした。

 

篝火の前には30歳前後で巫女服を着た長髪の女性と軍服グールが佇んでいた。女性の方が恐らく教祖だろう。軍服グールは氷室を一瞥すると大きなため息をこぼした。

 

「大人しくあのまま負け犬のように逃げていればいいものを・・・・・・自ら死地に飛び込んでくるとは、馬鹿な奴等だな」

「生憎、あの時と違ってこの場にお仲間さん達はいないぞ。逃げ場のないこの部屋でたった二人だ。俺達で十分おつりがくるくらいだ」

「リベンチマッチといかせていただきますわ。あの時の借りはその身でたっぷりと返させてもらいます」

「古鷹さんのがんばりを無駄にしないためにもここで決着を着けさせて貰うよ」

「はっ・・・・人間風情が優しくすればすぐつけあがる。私が指揮するしか能がないように見えるか?貴様ら程度、私一人で十分だ」

「・・・・キミタケ。流石に一人では荷が重いわ。私の落とし子も加勢させますので、早急にこの侵入者たちを始末なさい。我らが神の降臨を邪魔する者には一切の手加減は無用です」

「了解。早急に始末して我らが神をお出迎えする儀式に専念しよう」

 

 

教祖が手を上げて振り下ろすと、天井から黒曜石のような光沢を持った黒い液体がどろりと垂れ落ちてきた。それは離れている俺でも匂ってくるほどの強烈な悪臭。まるで腐った沼にいる気分だ。その液体は床に流れ落ちきると一つの塊となり、下腹部には複数の短い脚が生え、胴体から上すべてがは蛇のように長く伸びて、その先端には木の杭のような歯を生やした大きな口、さらに体のあちらこちらにぎらぎらと発光する目が氷室達を見据えていた。

 

《SANチェック 1/1D10 フィアのみ成功した場合0/1D6》

九十九62→95 失敗 1D10→1 残61

氷室63→39  成功 残62

山下61→32  成功 残60

フィア69→59 成功 残69

 

失敗したけど最小値だから実質成功と変わらない・・・・つまり俺は成功した!いいね?

皆もそこまでショックを受けておらず問題ないみたいだ。さて、そろそろ行動に移しますか。

 

「っ!?気をつけてください!落とし子は物理ダメージを一切受け付けませんわ!」

「ええっ~!?ならどうすればいいのさ!?」

「私の時は変な置物を壊しましたら消えましたので、この場合は呼び出した術者、つまり教祖を倒せば消える・・・・・と思いますわ」

「ほう・・・・・我が落とし子を見ても正気を失わないとは中々肝が据わっているではないか。それにそこの女は今回が初見と言う訳でもないとはな。確かに私が倒されれば消えるが・・・・・・やすやすと近づけるとは思わない事だ」

「っチ、落とし子とグールのを掻い潜って教祖を倒すには少し骨が折れそうだな」

「さて、私に斬り殺されるか、落とし子に呑まれるか、好きに方を選ぶといい。ちなみに私ならあまり痛みを感じる前に殺してやれるが?」

「やれるもんならやってみろ。探索者の底力。見せてやるよ!」

 

 

 

 

 

 

いや、~盛り上がってきましたね。今にも戦闘開始の声が聞こえてきそうなほどの局面の中、俺は部屋の隅を匍匐前進で移動していた。丁度、教祖達の反対側までぐるりと回り込み、挟み撃ちの形になるよう移動していました。さて、やるべきことはたった一つ。ここまで来たんだから成功してくれよ?信じてるからな?(純粋な目

 

《ロール 忍び歩き》

九十九41→38 成功》

 

ふっ・・・・・・・勝ったな。風呂入ってくる。

うつ伏せから立ち上がりゆっくりと教祖に近づいていく。技能のおかげで一切音が出ることはなく、相手は気が付く気配さえ見えない。駆けだせば気づいて振り向く間もなく攻撃できる位置に着いたのはいいが・・・・・あっつい。教祖がキャンプファイヤーを背後に立っているせいで嫌でも熱気が襲い掛かってくる。おかげで氷室達からも見えずらくなってるけど・・・・まぁいいか。それじゃ・・・・・・

 

「|なぁ、神話生物だろおまえ。首置いてけ!!なぁ!!《こんにちは!!ニンジャです!!》」

 

《奇襲 成功 

部位 頭狙い

技能 日本刀自動成功 回避不可》

《ダメージ 1D10+1D4+1D6+1→14 装甲1により13ダメージ》

《HP12→-1》

 

挨拶は大事。古事記にも書いてある。

教祖が気が付き振り向いた時にはもう遅い。俺の手にした刀が教祖の首を触れる。鱗のような固い感触がしたかと思うと次に肉のぶよぶよとした感触、背骨で一瞬刃が止まりかけたが力技で振りぬき・・・・・・・・首が宙を舞った。切断した首の断面から噴き出る血飛沫と床に転がる教祖の顔、なんだが先ほどと違い人間の姿ではなく蛇人間の姿になっていた。それはどうでもいいとして血飛沫をもろに浴びてしまい再び血塗れに・・・・・・この服はもうだめだな。

 

俺を除く全員が一連の動作についていけず呆気にとられていた。と言うか全員が俺を見つめてくる。軍服グール・・・・えっとキミタケだっけ?に至っては目の前の光景が信じられないようで放心状態だ。

 

えっと‥・・・うん・・・・なんというべきか・・・・・その・・・・・・あのー・・・・・強敵と戦う前の掛け合いをしていざ勝負!!しようとしたら既に終わってしまい、非常にやるせない感じで非常に空気が重いです。なんか仲間たちから「え?お前何やってんの?」みたいな目で見られてます。楽に素早くラスボス倒せて万々歳のはずなんだが、解せぬ。

 

 

 

 

 

 

 

「えっと・・・・・・俺、何かやっちゃったかな?」

 

 

 

 

 

 




古鷹「時間稼ぎするのはいいが・・・・・・・・・・・・・別に倒してしまっても構わんのだろう?」
氏名 古鷹 源太 (ふるたか げんた)
職業 シールド指揮官
年齢 32 性別 男
STR15 DEX16 INT13 アイデア:65
CON14 APP8 POW13 幸運:65
SIZ14 SAN値99/ EDU11 知識:55
HP:14 MP:13 DB:1D4

戦闘技能
こぶし90 キック90 組付き70
ナイフ80 武道(軍隊式格闘術)90
マシンガン80 拳銃80

一般技能
運転60 応急手当70 回避80
隠れる70 聞き耳70 忍び歩き70
重機械操作60 跳躍70 投てき80
ナビゲート80 目星80

武器
89式5.56mm小銃    ダメージ2D8 1R射撃1/3/連射(指定した弾数) 装弾数30
H&K-USP(9m自動拳銃) ダメージ1D10 1R射撃3回 装弾数15
コンバットナイフ   ダメージ1D4+DB
手榴弾        ダメージ4D6
防具
格闘用特殊防具    白兵戦におけるダメージを半減

(´゚д゚`)・・・・・なんだこいつ
はい、これが古鷹さんの公式(←ここ重要)ステータスです。いつ見ても頭おかしい水準していますね。もう全部こいつだけでいいんじゃね?と思いますが戦争は数だよ!兄貴!という名言があるように数の暴力には勝てないんだよなぁ・・・・・(白目





いや・・・まぁ、まさか成功するなんてこの作者の目をもってしても見抜けなんだ(遠い目
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