探索者って明らかに超人だよね?   作:九十九猫221

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長い間投稿できなくてすいませんでしたああああ(土下座
ちょっと色々あったんです。転職したり引っ越したり仕事したりFGOのイベント回ってたりエロゲしたり(
新しい職場の仕事が少し安定してきたので投稿を再開します


ミ=ゴと言ったなあれは(半分)嘘だ(腕死5話)

休憩兼作戦会議も終えて、現在は地下室に続く扉の前にいる。扉の前には何人ものの石像が並んでいるが、どれも壊されており、壊れた表面からは血が流れ続けたせいで軽く血の海になっていた。幸い今までに何度か見ていたおかげでSANチェックはされなかったが、見ていて気持ちの良いものではないので早々にクラス4の腕輪を使い、鋼鉄でできた扉を開ける。

 

扉を開けると短い廊下に正面と左右に1つずつ扉が見える。地図を見るに左が機械室、正面が冷凍保管室、右がメインコンピュータ室らしい。

 

「機械室はトラップというか、行っても何もない上に余計なことすると外の世界にまでこの石化が広まるから無視の方向で。目標は冷凍室を抜けた瀬良琴里の部屋だ。あそこにクラス5の腕輪がある」

「流石クトゥルフ、破滅エンド用意済みか」

「冷凍室か。閉じ込められて凍死なんて罠はないよね?」

「完全にないとは言い切れませんが、ここまで来てそんな小賢しいことはしないと思いますよ。俺がKPならもっと前にして注意を促したりしますから」

 

冷凍室の扉を開くと全体が冷凍庫とう言うわけではなく、大型冷蔵庫が所狭しと並んでいて、その中には冷凍血液や臓器、死んだ動物、薬品が保管されていた。いくつかの冷凍庫が開きっぱなしになって、中身の薬品やらが床に散乱していた。また、左手に赤色と青色の鉄製の扉がありどちらのも「所長の許可なく立ち入ることを禁ずる」と張り紙がある。

 

「凍死の可能性はなかったようだね……それにしてもここにいた人はよほど慌てたようだけど石化した職員は見当たらなかったし生存者でもいるのかな」

「いや、その可能性は低いと思いますよ。大抵の場合これは神話生物か狂信者の仕業でしょうね」

「さぁ?そこんところよく覚えてないんだ。さて、九十九にはクラス5の腕輪をとって来て欲しいんだが、いいか?」

「?、別に構わないけど氷室達は何するんだ?」

「俺はここで使える薬品がないか探す。そのために山下さんにも手伝ってもらおうと思っている」

「僕は構わないが一人で行動させてもいいのかい?」

「石化している瀬良琴里から腕輪を取ってくるだけですし難しいものではないですよ。それじゃ逝ってこい」

「どことなくニュアンスが気になるが……まぁいいや、さっさと取ってくるよ」

「おっと、言い忘れるとこだった。部屋に置いてある銅鏡は間違っても見るなよ。フリじゃないからな」

「ヘイヘイ、了解」

 

氷室達が薬品を集め始めるのを横目に赤色の鉄扉に向かう。赤扉はクラス5と示されているが扉の隙間にゴーグルが挟まっていた為、完全に閉じられておらず、隙間に手を入れこじ開ける。

 

部屋は12畳くらいの広さで床はタイルが敷き詰められていた。テレビ局で使われている大型のカメラが2台に大小様々なスピーカーが設置されており、そこからは大音量で何かが流されているが、生憎日本語ではない為意味は分からない。カメラの先には背もたれの長いアンティークの椅子が置かれて誰かが座っているが、入り口から逆向きな為よく見えない。まぁ、あれが瀬良琴里だろう。お目当ての人物がすぐに見つかり近づくと、瀬良琴里が座っている椅子の前に立派な杉の木の一枚板が立てられ、その板に1mほどの古びた銅鏡が飾られていた。その存在に気がついた瞬間メッセージが流れた。

 

《ロール幸運 70→26 成功 続いて ロールアイデア60→38 成功》

 

いきなりダイスが振られた後、銅鏡が限りなく深くそこが見えないような穴が空いているように感じられ、その穴の奥にナニカが獲物を今か今かと口を開けているように見えた。

 

《SANチェック 1/1d6 67→6 成功 現在66》

 

すぐさま銅鏡から目を背け出来る限り見ないようにする。これは確実にやばい代物だ。というか確実に即死トラップだろ。あの野郎なにが腕輪を取ってくるだけの簡単な仕事だ。帰ったらどうしてやろうか。というか魔術書のコピー紙がいつのまにかズタズタに引き裂かれてたんだが………

 

愉快犯(氷室)に対し報復案を考えつつ、銅鏡を見ないように瀬良琴里から腕輪を取る。瀬良琴里は予想通り石化しており、驚きはなかった。しかし、石化しているとはいえかなりの美人だな。こんな美人と結婚できるなんて羨ましい限りだ。所構わずイチャコラするカップルには呪怨を贈るが、瀬良正馬はこの人を元に戻す為に長年努力し続けた。例えそれが間違ったやり方だったとしても俺はその努力が報われないのはなんだか悲しい。

 

俺はハッピーエンドの方が好きだ。今までのセッションも出来る限りより良い結末になるよう頑張ってきた。まぁクトゥルフだし大抵は後味の悪いものになったが、それでも大円団で終わらなかったということはない。一つの行動で無限の物語と結末がある。だから俺はTRPGが好きなんだ。

 

 

 

 

 

 

 

でも確か瀬良正馬ってミ=ゴと合体(そのままの通り)してなかったっけ?(白目

ルルブにイラストが乗っていたせいかそこは覚えている。哀れやはりクトゥルフに救いはないんですね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無事?瀬良琴里の部屋から冷凍室に戻ると辺りに様々な薬品が並べられていた。薬品が入っているビンには英語やらで書かれたラベルが貼られているが、正直全然分からない。山下さんは手当たり次第冷凍庫から薬品を持ち運んでは氷室の前に置き、氷室はその薬品を一瞥すると右に置いたら左に置いたりと忙しない。多分使える物と使えない物とで分けているのだろう。

 

「お、もう戻ってきたのか。こっちはもう少し振り分けにもう少し時間かかりそうだからそこら辺で待っててくれ」

 

うんうん、サボってはいないようだな。そう思いつつ近くに置かれていたビン(中身不明)を手に取り大きく振りかぶり憎っくき愉快犯(氷室)に投球する。もちろんロールするのを忘れない。

 

「アー、テガスベッター」

 

ロール投擲25→38 失敗

 

投げられた薬品は的(氷室)から外れて冷凍庫に当たりガシャンと音を立てて砕け散る。チッ、運がいいやつめ。

 

「いきなり何してんだ!?」

「え?なに?いきなりどうしたんだ九十九君」

「ほほぉー、シラを切るつもりか?あんな即死トラップがあるなんて俺はきいてねーぞ!危うくSAN値直葬するとこだったわ!」

「あー、あれか。別に大丈夫だろう?それに俺は銅鏡を見るなと注意してたはずなんだが?」

「確かに言われたがSANチェックあったんですけど!しかも失敗すれば一時的狂気になるほどの奴!」

「え?まさか幸運とアイデア両方成功したのか……運がいいのか悪いのか。(あれ?あそこってそんなに高い数値だったか?)」

「ま、まぁまぁ、九十九君も落ち着いて。氷室君も悪気があってやったことじゃないんだから許してあげてほしい」

「む、山下さんが言うなら許してやらないこともない」

「はいはい、オレガワルカッタ」

 

全く感情のこもっていない謝罪を受けて今度は殴り掛かろうと思ったが、ボス戦前に盾のHPを削るのはまずいのでグッと振り上げた拳を抑え込む。振り分けが終わるまでもう少し時間がかかるらしく暇を持て余しているのでまだ行っていない青色の扉の部屋に入ることにした。大した情報はないと思うが暇なのだからしょうがない。瀬良琴里からうば…ゲフン…拝借した腕輪で扉を開ける。

 

部屋に入るとここも冷蔵室のようで大きさは畳12畳ほどで、中央にはステンレス製の棺桶のような物が置かれている。棺桶の蓋はすでに開かれており、近づいて中身を確認するが中に何も入っていない。引っかき傷などは見受けられるがそれ以上特筆するものはなかったが、一応目星っておくか。

 

ロール目星60→19 成功

この棺桶の中にいた生物は鋭いハサミのようなもので暴れていたのではないかと推測

 

まぁこんなものか。あらかじめミ=ゴだとわかっているから大して驚きはしない。もうここで調べられることもないし、そろそろ仕分けもおわったころだろうし、戻ることにした。

 

 

 

 

「おーい、もう終わったか」

「ん?お前どこいってたんだ?」

「暇つぶし。それよりも結果はどうだったんだ?」

「結果はまぁまぁだな。硫酸2本、毒物(pot10)1本、火炎瓶に使えそうな奴が2本ってところだな。技能なしだからこんなもんだ。薬学か幸運でも振れば違ったかも知れんが九十九みたいになりたくないから振らんかった」

 

慌てるな俺、盾のHPは大切にだ。

 

「火炎瓶なんて大丈夫なのかい?火災が起きたら僕たちも危ないんじゃ?」

「あくまで保険ですよ。正直このUSBがあれば事足ります」

「そんじゃ、準備も整ったことだしラスボス戦逝っちゃう?」

「逝くのはラスボスだがな。ほれ、USB渡しておくからしっかりやってこいよ」

 

そう言って俺にUSBを手渡してくる。今回の切り札。これを相手(ミ=ゴ)のゴール(差込口)にシューート!!すれば超☆エキサイティング(死)するのか。

 

「ふっ…今回のMVPは俺に決まりだな」ドヤァ

「といってもクトゥルフではなんの意味もないがな」

「僕も微力ながら応援するから頑張ってね。危ないと思ったらすぐに引き返すんだよ」

「ほんと山下さんはこのパーティの良心だよ」

「ほう?なら俺は一体どのポジションだ?」

「ヒーラー(笑)だろ?」

「そうか。ならボス戦で怪我したら任せろ。キッチリとどめを刺してやろう」

「このヤブ医者ぁ!!」

 

生きて戻ったら応急手当て練習しようと決意した。

 

 

 

 

 

そんなこんなで準備を整えて最後の扉の前にいる。火炎瓶は山下さんに残りは薬品に心得のある氷室が所持している。氷室は薬品をカバンにしまい拳銃を構え、俺は警棒を右手に左手にはUSBを持って構える。

 

「よし、作戦は上で話したのがプランaだ。プランBは、SANチェックで誰かがが動けなくなったら突撃せずに俺が精神分析、その後臨機応変に対応だ」

「作戦というのかなそれは?」

「細かく決めすぎて動けなくなるよりかマシですよ。九十九。今回はお前が勝利の鍵だ。しっかり援護してやるからビシッと決めてこい」

「おう!ミ=ゴをゴ=ミに変えてきてやるよ」

 

気合も十分。さっさとこんな薄気味悪い場所からおさらばしてやる。

 

 

 

腕輪をかざし最後の扉を開く。開かれた扉の奥には巨大なメインコンピュータが一台鎮座されており、そこから様々なケーブルやチューブが伸びている。その先を辿っていくと奴はいた。

 

ピンク色がかった甲殻類を思わせる殻に覆われた胴体、膜のような翼が広げられ、胴体の左右から3本の関節肢が伸びており、その先には大きな鋏が存在感を放っている。顔の部分には無数の短い触手のようなものが生えており、より気持ち悪さを際立たせる。

 

SANチェック 1/1d10

九十九67→28 成功

氷室62→89 失敗 3減少

山下63→6 成功

 

いつものSANチェックが入り氷室が失敗していたが一時的恐怖は免れた。だがそれ以上に俺たちは動揺していた。ミ=ゴが想像以上に気持ち悪かった?それもある。だがそこじゃない。問題は()()()()()()()()()=()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

胴体は殻にに覆われ、背中には膜のような翼が生え、脇腹から関節肢が伸び、顔から無数の短い触手が生えた人間を見た時………どんな顔すればいいのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え?笑えばいいと思うよ?笑ってみろよ(遠い目

 

 

 

 

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