探索者って明らかに超人だよね?   作:九十九猫221

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話が進まぬぇ!茶番だからね。シカタナイネ

戦闘回だとおもった?残念茶番でした!
いやちゃうんですよ。俺も戦闘になるかなーと思ってたんだが予想以上に茶番が伸びてしまったんだ
すまない、引き伸ばしてすまない(某ドラゴンスレイヤー


なんだこれは?知りたくなかったわ(腕死六日目)

初の神話生物との接触。心構えはしていた。ミ=ゴはクトゥルフでも割とポピュラーな神話生物でよくシナリオにも登場している。外科医療が得意で人の脳みそなどを特殊なカプセルに閉まっちゃう奴だ(あのハサミでどうやって精密な作業をしているのか不思議だが)。見てもSANに優しくバイオ装甲(8の装甲値を誇るヤベー代物)や電気銃(明らかにワン○ースのインパクトダイヤルです本当にry)でも装備していなければ戦闘探索者じゃなくても倒せる初心者にオススメの神話生物…………のはずなんだがなぁ。

 

 

 

 

軽い現実逃避をしつつ目線を左右にやる。山下さんは驚きで固まっているだけで大したことはなさそうだが、氷室は顔面蒼白で今にも口から虹を出しそうにしている。2人の状況を確認し、再びミ=ゴ?に目線をやる。顔から触手が生えているせいで見にくいがハイライトさんがストライキを起こしており、顔はこちらを向いているが自分たちを認識していないのか、特に行動を起こしたりせず、扉越しにお互い固まったままの状態が続くが、このままではたちがあかないので山下さんに身振り手振りで一旦引くように指示をする。山下さんはコクリと小さく頷きゆっくりと後ろに下がっていくところを確認し、リバース5秒前(仮)の氷室の手を引き俺も下がる。扉のセンサーが人がいないことを感知し、扉が閉まる。しばらく扉を監視するが追ってくる気配はせず、安全を確認したことで大きく息を吐く。

 

「俺の想像していたミ=ゴさんじゃない」

「話に聞いていたものと大きく違っていたね。っと氷室君大丈夫かい?SAN値が一気に3も減少していたけど噂の発狂とやらにはなっていないかい?」

「だ、大丈夫でず。一時的狂気は1時間以内にSANが5減らなければ発症しません。ですが、3も減ると相当精神に負担がかかりますね」

「あー、うん、わかるわぁ。俺も相当きつかったし、どうする?休んでからいくか?」

「いや、石化が進行している中で時間はなるべく消費したくない。あのミ=ゴもどき。原作と多少は違っていたがコンピュータと繋がっていたことはそのまんまだった。なら、作戦は変わらない。メインコンピュータまでたどり着きUSBを差し込む。プランa続行だ」

「僕としては氷室君に休んでほしいところだけど、君が大丈夫というのならその言葉を信じるよ。九十九君もそれでいいかい?」

「はい、問題ないです。速攻で片付けてやりますよ」

「よし!行くぞ」

 

再度腕輪をかざし扉を開ける。先ほどと変わらずただそこに立っているだけで動く気配はない。あれ?このまま静かに行けばバレないんじゃね?と考えた俺は忍び歩きを振ることにした。

 

《ロール忍び歩き40→24 成功》

 

よし。出目が良くなってきている。乗るしかないこのビックウェーブに!部屋の中に足を踏み入れるが技能の恩恵で俺だけ全く足音を出さずに歩ける。メインコンピュータまで目測20m。ミ=ゴもどきがほぼ部屋の中央にいるので俺たちとは10m程となる。全員が部屋の内部に入り、部屋の壁すれすれを歩くように迂回していこうとした瞬間だった。

 

《異常を検知。異常を検知。メインコンピュータルームに異常を検知しました。全扉をロックします。ロックします。ロックロックロックロックロックロックロックロックロックロックロロっっっっっククくぁwせdrftgyふじこlp」

 

バグってやがる。遅すぎたんだ。

急に電子的なアナウンスが流れたと思うとバグった放送が流れ始めた。慌てて扉に戻り腕輪をかざすがピクリとも動かない。他に扉はなく、完全に閉じ込められた。その間も意味不明なアナウンスが続く。閉じ込められた空間に言語として成り立たない無事気味な放送が響く。

 

《SANチェック 1/1d3》

九十九66→49 成功

氷室59→20 成功

山下62→53 成功

 

「おいおい、勘弁してくれ。俺は後2で発狂なんだぜ」

「拳銃持ちが殺人症にでもなったら目も当てられないな。お前が発狂したら精神分析(物理)で治してやるよ」

「僕の時はお手柔らかに頼むよ」

 

全員成功し、軽口を叩き合ってていると、今まで動かなかったミ=ゴもどきが顔をこちらに向けてきた。その瞳は先ほどとは違いひどく濁っており、死んだ魚のような目をして俺をじっと見つめる。深く暗い谷底を見ているような気持ちになり思わず目を伏せる。こちらを見つめていると、アナウンスがやがてテレビの砂嵐の音にかわったかと思うとしっかりとした言語が流れてきた。

 

「ああ、コトリ、そんなと、こにいいたのかかか。ぼぼくだよ。しょ、しょうまだ。あんしんして、くれ。いますぐたすける、よ。ももう、あんなびょうききになら、ないよ、うに、にくたいのおりから、かいほうするよ。だいじょうぶ、いたいのはいっしゅんだよ。こんぴゅーたのなかはかいてきで、なにふじゆうはない。いまはこのしせつのなかしかいけないが、すぐにせかいにつなげるから。おいでおいでおいでコトリコトリコトリコトリコトリコトリコトリコトリry」

 

ハハッ、コトリってあの石像だろ?嫌だなぁ。奥さんの顔を間違えるなんて…………だからその熱烈な視線を俺に向けるな。むけないでください!

 

「………よし!プランcだ!」

「あぁん?うなもんねんよ」

「何か思いついたのかい!?」

「あのミ=ゴもどきは瀬良正馬がどうゆう経緯でかしらんがミ=ゴと合体した存在。九十九を妻である瀬良琴里と勘違いしてやがる。おまけに脳缶にしてコンピュータ世界に逢い引きときた。流石SAN値0。ぶっ飛んでやがる。」

「知りたくない。聞きたくない。理解したくない」

「ならあとは簡単だ。瀬良正馬は九十九を確実に狙ってくる。その間に俺たちでメインコンピュータにたどり着き奴を本当の奥さんのところに連れて行ってやるのさ」

「な、なるほど。今の彼は九十九君にしか目が行っていない。………うん?それって攻撃が九十九君に集中しないかい?」

「これはコラテラルダメージ。必要経費ですよ」

「い、いやだーー!!、あんなクレイジーサイコ野郎の相手を一人でやれっていうのか?!」

「許せ九十九…また今度だ」

「ひむろーーー!!!こんな時にボケかましんじゃねー!このUSBは絶対にわた……あれ?ない?」

「行動すると考えた時点で既にその行動は終わらせておくもんだぜ?」

 

いつの間にか手に持っていたはずのUSBが氷室の手に握られていた。

 

「それじゃ頼んだぜ☆」

 

氷室はUSBを握り、颯爽と俺から離れて行く。………………アトデコロス。

 

「九十九君」

「や、山下さん。山下さんは見捨てないですよね?」

 

そうだ、我らがパーティの良心、山下さんなら見捨てるはずがない。やや涙目になりながら問いかける。

 

「……ッグ。すまない。すぐに済ませるから頑張ってくれ。本当にすまない」

 

そう言い残し氷室の後を追って行く。

 

「あれ?汗が止まらないな?こんなに暑かったかな?」

 

目から汗が止まらなく視界が滲んで見えるや。あははは。

仲間からの裏切りに動揺を隠せないでいるとクレイジーサイコ生物の声が段々と近づいてくる。

 

「コトリコトリコトリコトリコトリコトリコトリry」」

「…………だああああああああ!!!コトリコトリうっせーんだよ!顔とか体格が全然違うだろ!いい加減にしやがれこのサイコ野郎!」

 

俺の中の堪忍袋がついに切れてしまった。いいぜ。上等じゃねーか。たかがミ=ゴもどき一匹程度相手にしてやろーじゃねえか!

 

「小便は済ませたか? 邪神様にお祈りは? 部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする心の準備はOK?」

 

迫り来るサイコ野郎に警棒を突きつけて宣戦布告をする。

 

《戦闘を開始します》

 

システムが戦闘開始のゴング(実際に鳴ってはいないが)を鳴らした。

 




次回はちゃんと戦闘するから!ホントホント、オレヲシンジテー
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