STRIKEWITCHES 01 RELOADED   作:アレクサンデル・G・ゴリアス上級大将

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解説


扶桑皇国海軍 第七艦隊 幹部人事(1944年末時点)

司令長官:ラウ・ル・クルーゼ大将

参謀長:アンジェラ・サラス・ララサーバル少将

航空参謀:淵田美津子大佐

航海参謀:有賀幸子大佐

陸軍出向参謀:池田季美大佐



第一戦隊 司令官:トーマス・シュレーダー少佐

第二戦隊 司令官:竹井醇子少佐

第三戦隊 司令官:オットー・ペデルセン少佐

第四戦隊 司令官:山口多聞少将


第一独立部隊 司令:新藤美枝少佐

第二独立部隊 司令:ブライト・ノア中佐

第三独立部隊 司令:ガディ・キンゼー少佐

第四独立部隊 司令:井上成美中将



第七艦隊旗艦 機動戦艦 相模(ゼネラル・レビル) 艦長:ラウ・ル・クルーゼ大将

機動戦艦 安芸(アークエンジェル) 艦長:アンジェラ・サラス・ララサーバル少将

機動戦艦 紀伊(アルビオン) 艦長:坂本美緒中佐

機動戦艦 出雲(ミネルバ) 艦長:有賀幸子大佐





不可能を可能に(後編)

「戦うにあたりまず指揮官が為すべき事。それは部下の命を預かる事ではない。部下に命を預ける事だ。でなきゃあのわがままなマルセイユを従えるなど不可能だったさ。彼女は非常にプライドが高い。俺を下に見ているにもかかわらず俺に従っているのも命を預けているが故さ。」

ブライト・ノア 1945年某日の取材にて

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

 

「・・・芳佳。」

 

「なんですかクルーゼさん?」

 

「君は気付いてるかね?さっき僕が坂本君に言ってた事が嘘だということに?」

 

「もちろんです。」 胸を張って言う

 

「流石だ。伊達に僕の相棒をやってる訳ではないね。」

 

「はい!」

 

「君だけを連れて来た訳を明かそう。正直に真実を話すと・・・君の中には龍が眠っている。この真実はアンジェラすら知らない。君に初めて僕は明かした。501とロンド・ベルの諸君を待機させたのは君の力の覚醒を促し、君の力に彼女らを巻き込まない為だ。龍の力・・・君本来の力はあまりに強力。僕や他のニュータイプ以外の者が近くにいても巻き添え食って死んでしまうだけだ。」

 

「でも私の使い魔の兼定はそんな事言ってませんでしたよ?」

 

「彼には僕が口止めしたんだ。下手な時に真実を明かして力を暴走されても困るからね。後芳佳、その力は絶対に他の者にバラさないように。」

 

「そうだったんですね。わかりました。」

 

「もう一つ真実を話そう。どたばたで明かしてすまないと思うが・・・君が力を覚醒させてあの敵を倒さねば・・・僕は死ぬよ。」

 

「!?」

 

「死ぬ・・・という言葉には語弊があるな。厳密には君が奴を倒さねば僕は奴に殺されるという事だよ。我々が対峙する敵は今までのネウロイとは比べ物にならん。君はニュータイプの力で未来をある程度予測できるが、これは予測できてなかったようだね。僕の固有魔法・・・ユーティライネン君の固有魔法の上位互換“未来俯瞰”は固有魔法として覚醒段階にある。つまるところ、“IF”を計算できる・・・今回の件では“君が奴を倒せなかった=僕の戦死”、“倒せた=僕の右腕が失われる程度のコストでネウロイの巣を破壊できる”・・・のように計算ができるという事だよ。もっとも、この計算も最近覚醒したものであり完璧にあらゆる事象を計算できる訳ではないし、結果しか知り得ず、過程が全くわからないのだがね。」

 

「え!?これで私がネウロイに勝ってもクルーゼさん腕がなくなっちゃうんですか!?」

 

「心配無用だよ芳佳。僕の利き腕は左だ。それにいざとなれば君や他のニュータイプ達が僕を養ってくれるだろう?」

 

俺ガイルの主人公が言いそうな台詞を冗談混じりに言ってみる。

 

「養ってあげます私達で。ですからもうできれば戦わないで欲しいです。もうクルーゼさんが傷つくのを私は見たくないんです!」

 

「・・・予想通りの回答だ。まあその件は一旦置くとして・・・見えた。芳佳、センサーは奴を捉えてるかね?」

 

「あ はい。見えました。」

 

「開幕速攻だ。芳佳、マグナムを撃ちたまえ。」

 

「はい!」カチッ フィーン ズギューン

 

様子見で芳佳にぶっ放してもらったが、どうか・・・

 

「何!?」

 

厄介な・・・iフィールドだと!?芳佳の攻撃を偏向しやがった!

 

「クルーゼさん、無効化されましたけどどうすれば・・・。」オロオロしてる

 

「ええい!」 クスィフィアスⅡレール砲を射つ。

 

物理攻撃は・・・やはり効かんか。

 

「PS装甲か?なら接近して仕留めるしかないな。芳佳、突撃する。援護射撃を頼む。」

 

ビーム・サーベルを構えて突る

 

「わかりました。」ズガガガガガ

 

ユニコーンガンダムのシールド裏には連装ビーム・ガトリングガンが装備されている。芳佳に弾幕を張らせてその隙に敵に私が接近する。

 

「私の本気の剣・・・受けてみるが良い!」

 

 

 

 

 

機動戦艦 紀伊(アルビオン)艦橋

 

 

 

「暇だね~トゥルーデ?」

 

「アイツと宮藤は大丈夫だろうか・・・。」

 

「大丈夫ですわバルクホルン大尉。高々一匹風情にやられてしまっては扶桑の面目丸潰れですもの。あの方はそれを重々御承知のはずです。」

 

「・・・だと良いんだがな。」

 

「坂本艦長、長官機から入電!」

 

「何と言ってきた?」

 

「『我指揮・管制不可能。ヴィルケ大佐の指示を仰げ』以上です。」

 

「まさか長官が撃墜されたのか・・・ミーナ、長官が残された命令書の出番だ!」

 

「わかったわ。」 命令書を開く

 

「・・・。」

 

「 何て書いてあったんだミーナ?」

 

「『黄金の光を観測してから5分後に全機出撃。目に入るネウロイを巣諸共全て撃破せよ。艦隊含む全体指揮は山口少将に、現場の細かい指示はヴィルケ大佐が取るべし。』」

 

「黄金の光?・・・まあそれは良いとして・・・総員戦闘配置!」ピピピッピピピッピピピッピピピッ

 

「主砲・副砲配置良し!」

 

「カタパルト射出準備態勢へ!」

 

「対空砲配置良し!」

 

「噴進弾発射管、全門対空榴散弾装填!」

 

「総員戦闘配備完了!」

 

「ありがとう副長。山口少将に繋げ。」

 

「はっ。接続します。」 ピッ

 

「どうしたんだ坂本中佐?」

 

「はっ。長官の非常事態につきの指示により、巣“グリプス”の方向から黄金の光を観測次第我々501は“グリプス”に攻撃を仕掛けます。少将には長官の命令書に基づき艦隊の指揮をお願いします。」

 

「了解した。この山口多聞が航空戦指揮のみならず、艦隊指揮も南雲さんには及ばずとも一流であることを教えてあげよう坂本艦長。貴様の艦も指揮下に入れて良いのかな?」

 

「はい。小官も出撃しますので。」

 

「わかった。一時的に預かろう。」

 

 

 

 

 

 

 

「はぁーーーっ!」

 

シュペール・ラケルタ ビーム・サーベルをアンビデクストラス・ハルバードにして人型に振り下ろすが、敵もノイエ・ジールよろしくビーム・サーベルを展開して応戦してくる。

 

「この距離・・・果たして生き延びられるかな?」カリドゥス複相ビーム砲をゼロ距離射

 

ええい!効かんのか。奴はゼロ距離にもiフィールドを張っている。やはりビーム・サーベルで斬る他無いようだ。

 

「ならこのオールレンジ攻撃を試してみよう。踊ってもらおうか。機体が朽ちる程に!」

 

パパパンパン ドラグーンを射出する。

 

このストライクフリーダムはオリジナルと異なりドラグーンにビーム刃形成能力を付けている。そしてレジェンドと違い全てのドラグーンがビーム刃を形成できるので8方向からビーム・サーベルが飛んでくるのと同じである。これ程の一斉攻撃、躱せるかな?

 

「・・・」 ヒラリヒラリと躱す

 

「ええい!これでも決定打足りえぬのか!?しかし、奴の右腕はどこにいった?」

 

いつの間にかノイエ・ジールよろしく射出していた奴の右腕がどこにいるのかわからない。しかも有線誘導ではないからケーブルをたどって見つける事ができない。センサーにもヴィルケ君の固有魔法の上位互換“パーフェクト・レーダー”にも反応がない。どこだ?

 

ガシッ ベコン ズシャッ

 

「ん?」

 

変な音がしたので右を見てみると、奴の右腕ビーム・サーベルに私の右腕が切り落とされていた。

 

「くうぅ!」

 

激痛が走る。何故だ。何故奴の右腕は私のパーフェクト・レーダーに映らない?

 

「・・・」スッ 人型が目の前に迫る。

 

「しまった!」

 

やられる

 

そう思った次の瞬間、私の視界は黄金に染まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「黄金の光を観測。艦長!」

 

「ミーナ!」

 

「501全機出撃スタンバイ!急いで!!」

 

「「「了解!」」」

 

 

 

 

 

 

 

黄金の光が視界から消えると、そこには言い伝えにある中央を司る神・・・黄龍がそこにいた。デカい。リアルサイズのMSでさえ比較にならん位デカい。威厳に満ちている。だがその瞳は芳佳独特の優しい眼である。人型も呆気にとられたのか棒立ちになっている。今だ!

 

「このッ!!」 人型を全力で芳佳(黄龍)の方へ蹴り飛ばす

 

「やれぇ!芳佳ァー!!」

 

グオォォォーーーーッ!!

 

雄叫びをあげながら芳佳は口から思いっ切り金色のブレスを吐き、人型を呆気なく跡形もなく消滅させる。神の力は単なるビームに非ず。iフィールドでは防げない。ざまあ見ろ。

 

「終わったな。」 ストフリが落ちる

 

血が抜けて力が入らん。後は頼むわ芳佳。丸投げしてすまない。後で何か奢ってあげるから。

 

 

 

 

 

 

 

 

一週間後 A.M.6:00 第501統合戦闘航空団司令部 医務室

 

「ん?」 知らない天井だな・・・いや茶番は良いからさっさと起きろ私の身体!

 

「・・・」Zzzzz

 

何か私にしがみついてるなと思ったらやっぱり芳佳だった。そして今更ながら己が身体を確認してみたが、やはり右腕は全て消えていた。

 

「必要な犠牲だ。この際構うまい。奴は抑止力そのもの。抑止力に斬られたのだ。私が持つカタヤイネン君の自己治癒の上位互換も治癒魔法も我が右腕には効かん。治癒をかけてくれた芳佳には悪いがね。芳佳、起きたまえ。」芳佳を揺する

 

「ん?・・・あ クルーゼさんが起きた!おかえりなさいクルーゼさん!」 飛び掛かる

 

「あぁ、ただいま芳佳。心配かけたね。すまなかった。」芳佳の頭を撫でる

 

まあなんだかんだ色々あったがやっと“グリプス”は破壊できた。やっとだよ。長かったなあ。

ゑ?坂本君、何だねこの書類の量は?私は一週間眠っていた?その間に小沢中将と永野さんが溜め込んだコイツらの処理をお願いしたいだと?・・・ふ ふ フザケルナァッ!!!

 

 

 

次回 STRIKEWITCHES SEED 「次のステージへ」 少女は そして神話となる

 

 




多分次回で第一章は終わりです。第三章(ストライクウィッチーズ2)がそろそろ始まりますので皆さんお楽しみに!

後ペリーヌスキーの皆さん、第一章での出番は今回のほんの少しの登場程度で終わりです。申し訳ありません。多分ペリーヌの本格的登場は現在半凍結状態の「~Universal Century~」あたりからになります(多分であって保障できない。)。本当にすみません・・・作者にそんな文才はなかったんや・・・
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