STRIKEWITCHES 01 RELOADED   作:アレクサンデル・G・ゴリアス上級大将

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解説

雁淵孝美
扶桑皇国海軍第七艦隊第70飛行隊所属の大尉。制服は言わずもがな赤服である。乗機はRGZ-95C リゼル指揮官機→ ORB-01 アカツキ。固有魔法は原作と同じ(漫画版←これ重要)。最初はラウ・ル・クルーゼに強い憧れ(と貞操観念逆転世界の女性特有の劣情入り交じる視線)の目を向けていたが、502に着任した後、冷酷・苛烈の権化になってしまった妹に驚き、その原因がクルーゼと知って以降、怒りと恨みの視線を向けるようになる。


キャプテン・レックス
特殊海兵師団所属のロボット兵。ヨハンナの従兵を務めている。


ペテルブルグ
オラーシャ帝国の首都。現在は第502統合戦闘航空団司令部が置かれているだけで、廃墟と化している。原作と異なり、ネウロイによってめちゃくちゃにされている。



フィジカル・ハッキング

ラウ・ル・クルーゼが使用する固有魔法の一つ。魂が強く、乗っ取る事が不可能な存在であるウィッチ以外の常人の精神を乗っ取り傀儡にする事ができる魔法。汎用性が高く、他人の夢に侵入して対象と会話をしたり、他人の脳から知識・情報を吸収する事ができる。射程はほぼ無制限。




蒼翼、502に着任す

北極上空 第七艦隊旗艦 相模 艦内

 

「宮藤博士、今回の雁淵ひかりちゃんと出雲(ミネルバ)の502への輸送任務、お疲れ様でした。」

 

「はい。ありがとうございます。」

 

「博士はこのまま機動駆逐艦『葵』(クラップ級)で横須賀に帰還し、貯まった有給休暇を使ってきて下さい。後芳佳の中学校卒業式に私の代わりに出て下さい。」

 

「無論です。仕事にかまけて何もしてあげられなかった私のせめての娘孝行に出席するつもりです。」

 

「後芳佳にこれを。」 立体映像を出せる特殊スマートフォンを差し出す

 

「しばらく芳佳とは会えませんし、拗ねられても困りますからね。」

 

「了解しました。芳佳も喜ぶでしょう。」懐にしまう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん~嫌になっちゃうわねェ~。」

 

「愚痴を吐くなヨハンナ。私だってあったかいノイエ・カールスラントからいきなり極寒のペテルブルグに転属なんて聞いた時は流石にクルーゼ長官にキレたぜ。だがまあ良いだろう。久しぶりに旦那の胸に飛び込めんだからな。文句をたれるのは止めろ。」

 

「ヴィーゼ少佐、ポポワ中尉。『花(クラップ級)』の航海経路を北極経由での迂回路に変更しました。よろしいでしょうか?」

 

「大丈夫よォ~レックスゥ~。ありがとうねェ~。」

 

「はっ。」

 

「ん~しっかしラウさんも今回本気みたいねェ~。」

 

「本気?どういう意味だヨハンナ?」

 

「だって考えてもごらんよォ~ナージャ。今回の502への召集はヤバいわよォ~。私とォ~アンジェラさんとォ~ラウさん本人も出てくるからねェ~。」

 

「“扶桑皇国最高戦力”を3人も・・・大げさ過ぎるな・・・クルーゼ長官は一体何を考えている・・・それほど502が対峙してる敵が強いって事なのか・・・?。」

 

「その上バスターコールも使うかもって話だからねェ~。502での戦いはカオスになるわねェ~ナージャ。」

 

「バスターコール!?マジか!」

 

「(今回の戦い、何か嫌な予感がするのよねェ~。こんな予感当たらないと良いのだけれどォ~。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後 ペテルブルグ 第502統合戦闘航空団司令部 会議室

 

 

 

「今日は“英雄”が15:00に我が502に着任する日だ。その際は全員集合し整列、粗相のないように出迎えをする。良いな諸君?」

 

「「「はい!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅ・・・うぅ・・・うぅさみい。くっそ。クルーゼ長官はなんでこんな最悪なタイミングに来んだよ!ったく。」

 

現在1944年12月中旬。ペテルブルグは極寒地獄である。そんな中外でクルーゼを歓迎するために待たされている菅野達はたまったものではない。クルーゼも極寒地獄なのは承知していたため、502司令のグンドュラ・ラルに、着任した際502メンバーは無論のこと儀杖隊も省略して構わないと通達していたが、『祖国の恩人かつ外人唯一の柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士鉄十字章受賞者であり、扶桑の元帥たる方にそのような無礼はできない。』と拒否した結果が先程の菅野の悪態である。

 

ゴォーーー

 

「・・・来たか。」

 

「大きいですね。我がオラーシャの戦艦が霞んで見えてしまいます。」

 

「そうだろうなサーシャ。戦艦相模(ゼネラル・レビル)は全長が軽く600メートルを超えてる化け物戦艦だ。そして扶桑の力の象徴であり、“英雄”の座乗艦でもある。」

 

ん?相模(ゼネラル・レビル)から何かが飛び出してきたな。あの蒼い翼・・・まさか!?

 

ヒューーーン ガシャン ストフリが502+儀杖隊の前に着陸する

 

「久しぶりだねラル君。ジ=Oを直接引き渡して以来だから・・・4年ぶりかな?」ストフリを待機状態にする

 

「えぇ、お久しぶりです元帥閣下。」敬礼して手を差し出す

 

「以後502はしばらくの間私の指揮下で戦ってもらう。良いかね?」答礼して 握手する

 

「了解しました。」

 

「それはそうと出迎えは良いと言ったじゃないかラル君?菅野君の恨みがこもった視線がこちらにむいている。」

 

「はい。しかし、上に礼を怠ったと言われたくはありませんし、閣下には恩がありますので。」

 

「(こんな寒い中壮麗な出迎えをしてくれたからには相応の態度で応えねばな)・・・諸君、出迎えありがとう!お礼と言ってはなんだが、我が座乗艦相模(ゼネラル・レビル)の食堂に招待しよう。豪勢な料理も用意した!存分に食べてくれたまえ。」

 

「「「オォーーッ!!」」」

 

「雁淵姉妹は夕食が終わったら私の所に来てくれたまえ。」

 

「「はい!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

「一週間ぶりだね雁淵君。元気だったかね?」

 

「・・・はい。お陰様で。」

 

「開口一番皮肉を浴びせられるとは思わなかった。率直に答えたまえ。私が憎いか雁淵君?」

 

「・・・はばからず申し上げるなら、憎いです。」

 

「まあ無理もない。だがね雁淵君、力を求めたのは他ならぬひかりちゃんだ。君をも越える英傑になりたいとひかりちゃんは願った。私はその求めに応じただけのこと。ひかりちゃんを別人にしてしまったのも事実だが、私の協力によって君を遥かに越えるが高い制御技術が求められる力を使いこなせるようになったが故に、ひかりちゃんは戦場において無敵となったのも事実。今後の戦闘で、君は実績を確認することとなるだろう。楽しみに待っていたまえ。では雁淵君は退室してくれ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・実際に会うのは今回が初めてだね。はじめましてひかりちゃん。」

 

「はい。クルーゼさん、これから宜しくお願いします!!」

 

原作通り元気な返事だが、声がいささか低く、目がマグマのような禍禍しい赤色に染まっている。

 

「明日、ペテルブルグに向けて航空型ネウロイの大軍・・・大体一個航空団程度が大挙して攻めてくる。君の初任務はそれを一撃で撃滅する事だ。その“正義の力”を、世界に強く示すのだ。」

 

「わかりました。任せて下さい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウーーーー サイレンの音

 

「502の諸君は全機出撃したまえ。航空管制・指揮は私が取る。」

 

「「「了解!」」」

 

 

 

 

 

 

「インパルス、発進スタンバイ。モジュールはフォースを選択、シルエットハンガー一号を開放。シルエットフライヤー、射出スタンバイ。プラットホームセット完了、中央カタパルト、オンライン。気密シャッターを閉鎖します。発進区画、非常要員は待機して下さい。中央カタパルト、発進位置にリフトアップします。コアスプレンダー、全システムオンライン、発進シークエンスを開始します。ハッチ開放、射出システムのエンゲージを確認。カタパルト推力正常、進路クリア。コアスプレンダー、発進、どうぞ!」

 

エンジンを起動させる。今日が初陣の日。この時を待ち続けてた。

 

CLEAR

CLEAR

CLEAR

 

LAUNCH

 

 

「雁淵ひかり コアスプレンダー、行きます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、BRAVEWITCHES DEGENERATION 『煮えたぎった正義』

 

少女は そして神話となる

 




大空を羽ばたく“正義の体現者”。今後の活躍に期待です。尚、次回でラル、クルピン、サーシャ、ロスマン先生以外の502メンバーの乗機も明らかになります。特に本話にちょっとだけ登場した菅野さんは一体何に乗っているのでしょうか?お楽しみに!
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