STRIKEWITCHES 01 RELOADED   作:アレクサンデル・G・ゴリアス上級大将

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解説


リバウ上空

通称“円卓”。エースコンバットZEROの“円卓”と異なり、戦略的価値が非常に高かった訳ではないが、そこに居座る巣“グレイス”から新型ネウロイが次々と現れ、またそれとほぼ同時にそれらを墜とすエース(MS)パイロットが多数現れた事、故に並のウィッチでは生き残れない事から人々はネウロイに対する恐怖とエースパイロット達に対して敬意を表しその空を“円卓”と呼んだ。そのエースパイロットの中には、その圧倒的な強さから、“円卓の鬼神”と呼ばれ、またマイナーな二つ名だが“ラーズグリーズの悪魔”とも畏れられたMSパイロットがいた・・・





固有魔法:魔法力供与

自分以外のウィッチに魔法力を分け与え、戦闘力を回復させる固有魔法。対象に接触すれば発動する。ラウ・ル・クルーゼ(偽)が使うのは当然これの上位互換。ナチュラルなら1分、強力なオールドタイプでも2分あれば全回復させる事ができる。





QCX-00 アーセナルバード

エースコンバット7で登場する巨鳥『アーセナルバード』に酷似した全自動防空迎撃システム。母艦も子機もミサイルを搭載しておらず、子機はレーザー機関砲のみ、母艦は魔導電池駆動のビーム砲×7+レーザーCIWS×6で武装しており、オリジナルより手数は少ないが実体兵装が無い分継戦能力は高い。太陽光発電で稼働し、母艦はPS装甲とゲシュマイディッヒ・パンツァーで防護されているため、ネウロイがこれを撃墜するのは容易ではない。更に子機には“軍神”北郷章香大佐が零式統合戦闘脚(F/A-18E スーパーホーネット ベースのストライカーユニット)に搭乗した際の空戦データ(中・遠距離戦のみ。近距離を入れたら刀を使いだすから参考にならないので入れてない)をインプットしてあるため、撃墜するのは至難の業である。




佐々木原正子(オリジナル設定ウィッチ)

元ネタは旧日本海軍エース、佐々木原正夫少尉。雁淵孝美の兵学校同期。佐世保航空予備学校教官の中尉(→第七艦隊第70飛行隊所属の大尉)。最近着任したクルーゼの副官。今の今まで副官を招かずにいたが、軍令部総長を兼務し皇国元帥(扶桑皇国全軍総帥)もやり始めたため事務を一人ではやりきれなくなったクルーゼがとうとう音を上げ、米内海相に

・自分が“母”として信頼しているオールドタイプ

・事務作業の達人

・自分の警護を任せられる者

・ある程度は料理ができる

・どの距離でも戦える高スペック

を要求したところ、要求が北郷章香大佐に経由し、彼女がやって来た。ベルリンで共に戦って以来の仲だったため、クルーゼも彼女の着任を手放しで歓迎した。誰なのかピンとこない人もいると思う(というよりピンとこない人の方が多いだろう)ので説明しておくが、原作(アニメ)『ブレイブウィッチーズ』最初期に登場したかの声優 中村桜 氏が演じていた教官ウィッチである。現在の撃墜数は43。クルーゼからは呼びづらいので略して『マーサママ』と呼ばれている。決してクルーゼは彼女をマーサ・ビスト・カーバインみたいなんて思ったからそう呼んでいる訳ではない。ないったらない。怒らせたら怖いらしい。乗機はRGZ-95C リゼル指揮官機→ZGMF-X10R フリーダムガンダム ササキバラ・カスタム。コールサインはスカイ1。





ZGMF-X10R フリーダムガンダム ササキバラ・カスタム

以前ラウ・ル・クルーゼが使用していたフリーダムを佐々木原大尉用に改修・貸与した機体。翼がかなり薄い水色になり、クスィフィアス レール砲はストライクフリーダムと同じクスィフィアスⅡに、M100 バラエーナプラズマ収束ビーム砲が魔法力変換効率が改善された改良型に、スラスターもまたストライクフリーダムと同型のものに換装されている。デスティニーと同型の新型核魔導ジェネレータを搭載したため、製造から10年経った今も尚現行機と遜色無い性能を持つ。




世界規模の超国家軍構想


・国際平和・安全の維持

・諸国間の友好関係の発展

・経済的・社会的・文化的・人道的な国際問題の解決のため、および人権・基本的自由の助長のための国際協力

の為の国際機関創設(国際連合)をラウ・ル・クルーゼは提唱しており、その上でその機関の監督指揮の下、ネウロイと戦う一元的な軍の創設(国連平和維持軍=PKF)も併せて提唱している。各国も賛同の意を示しており、今次大戦の後、細かい調整の上設立される見込みである。クルーゼの野望の一つこそ、その機関をベースに地球連邦政府を樹立、更にPKFを地球連邦軍に昇華する事である。



チェック

「・・・。」

 

現在、第502統合戦闘航空団司令部ぺテロ・パウロ要塞は6時を迎えたばかりである。今私は皆用の朝食を仕込んでいる。シンプルに焼き鮭とご飯、味噌汁(ワカメ)、人参と胡瓜の糠漬け(半年漬けた超酸っぱいやつ)である。後どうでも良い事だが、昨日夜に当局から連絡が来て、郵送した私とひかりちゃんの婚姻届を我が故郷の舞鶴市役所が受理してくれた。これからは雁淵君をしっかり『孝美お義姉ちゃん』と呼ばないと・・・

 

「おはようございます長官。」

 

お。最初に来たのはお義姉ちゃん。早い。扶桑軍人の鑑だわ。流石は・・・

 

「おはよう孝美お義姉ちゃん。」

 

「!?」

 

おお驚いてる驚いてる。めっちゃ目白黒させてる。というよりひかりちゃん雁淵君に真実を言ってないのか?

 

「お義姉ちゃん?」

 

「・・・。」 バタン ぶっ倒れる

 

お義姉ちゃんが倒れた。しかも恍惚とした表情で鼻血を出しながら。

 

「おいおいおい。私を憎んでいたんじゃないのかなお義姉ちゃん。憎んでいるのならこんな表情しながら気絶しないでほしいよ。」

 

「菅野君。」

 

丁度良いタイミングで来た菅野君に押し付けるか

 

「どうしたよ長官?」

 

「コレを医務室に頼む。何故かいきなり鼻血出して倒れたからね。」

 

「おう・・・って孝美!?おいどうしたんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マーサママ、これをラル君に持ってって。」 書類を渡す

 

「わかりました。」

 

ふぅ~。やっと今週分の書類が片付いた。朝食抜きで頑張った甲斐があったよ。エスプレッソマシンを起動させ、マーサママと私の分のコーヒーを淹れる。

 

「戻りました。」

 

「お帰りママ。一区切りついたからひとまずコーヒーでも飲もう。」

 

うん。美味い。しかも前世の晩年のように一人寂しくではなく目の前で私が淹れたコーヒーを美味しそうに飲んでくれるマーサママがいるから尚の事美味い。

 

「しかし、ママが来てくれて助かったよ。米内さんから『誰が来るのか楽しみにしててね。』って言われていざ蓋を開けてみれば・・・。」

 

「私が来た。そういう事かしら?」

 

「うん。最近僕は自業自得とはいえずっと一人だったから。ママが来てくれたのは救いだった。孝美お義姉ちゃんからママは何か聞いてないの?同期なんでしょ?」

 

「・・・そもそもなんであなた、孝美を姉呼ばわりしてるの?」

 

「彼女の妹と結婚したからね。式こそまだ挙げてはいないが。」

 

「ふ~ん。」

 

そう言いながら私に擦り寄ってくるマーサママ。原作では見れない妖艶な笑みを浮かべながら。あぁ、嫉妬してるのか。単純だなぁマーサママは。しかもナチュラルに私の肩に手を掛け、太ももをなでなでしだしてきた。男女逆転して男を大切にしなければならないこのストパン世界で本来こんな事しようものならセクハラである。だが私は何も言わない。ママやその他“母さん”達、そしてニュータイプ達限定でではあるが。一応姉さん(バルクホルン)にも許してはいるが、性格上、あの人はそんな事絶対しない。非常に残念である。

 

「ひかりちゃんは今長距離戦略打撃群での任務で出払っちゃってるし、ヨハンナちゃんも自分の寝室で寝ちゃうし・・・ママ、一緒に寝てくれるかい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやね、ママ。僕のさっきの『寝る』はそう言う意味じゃないんだけど。」

 

今(22:00)、ベッドでマーサママに押し倒されている。ママは生まれた時のまんま状態だ。ほのかに石鹸の香りがする。そしてそれに混ざる酒のにおい。顔めっちゃ赤い。さっき一緒に飲んでたけど、一人で焼酎一升瓶潰しやがった。というかママ着痩せするタイプだったんだね。意外にデカ・・・ゲフンゲフン。さっさと止めさせたいんだけど・・・でも身体が動かない。というよりあまつさえママの身体から目を離せない。身体中が熱くてたまらん。つうかちょっと待て。まさかママ・・・

 

「その表情からして、私が何をしたか察したみたいね。考えてごらんなさい。なんで私が珍しく料理を作るなんて言い出したのか。」

 

酒のつまみ(ブリ大根)に一服盛る為か・・・

 

「だとしてもおかしいねママ。僕の身体は並大抵の薬物では効かないはずだが。」

 

「あなたがコーディネイターなのはわかっていたから、それを想定してそれなりの量を入れた。それだけよ。」

 

いくら入れたんだよ。コーディネイターをダウンさせるには相当量必要だぞ。

 

「あなたが自分の料理を自分で作るのは毒殺、そして自らの貞操を狙う者への警戒故に・・・でも落とし穴があったわね。」

 

そうだな。僕はニュータイプやマーサママをはじめ“お母さん”方の料理なら食べる。それを逆手に取られた。

 

「観念なさい。」

 

「いや観念するのは別に良いよ僕はママが好きだし。それにママはオールドタイプだから例えヤっちゃっても魔法力は失わないし。でも籍は入れられないからそこはよろしく。ひかりちゃんやヨハンナちゃんとの契約に違反しちゃうし。」

 

「もちろんそんな贅沢は望まない。それどころか今この時点で女としては・・・しかも出会いがまず無いウィッチなら最高の贅沢よ。」

 

そしてママは僕の仮面をはがし、キスしようとする。

 

「あぁママ、悪いけど口にはやらないでね。これはニュータイプ達に対するけじめだから。」

 

そしてママは僕の頭を抱き寄せて頬にキスした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アァーーーーッ!!やっちゃったー!」

 

「・・・いや。ママのせいではないよ。流されるまま相手した僕にも責任はある。安心してくれママ。隠蔽工作は抜かりなく行っておく。そもそも一升飲ませた僕にしか非は無い。」

 

「事実はそうでも・・・倫理的問題が・・・。」

 

枕を顔に押し付けながらそう言うママ。そしてベッドの上にはいくつものお楽しみでしたねの跡が。

 

「まあでも僕とて子供だよ。ママより年下だしね。」

 

魂の年齢はそうでもないが。

 

「いろいろたまっていたのも事実だから、ママは気にしなくて良いよ本当に。」

 

「でもなにかしらけじめはつけないと・・・。」

 

「なら今日の哨戒任務を代わってくれないかな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

第502統合戦闘航空団司令部 管制室

 

「敵は1-9-0から接近。距離30000。中型爆撃機2、護衛戦闘機20。スカイ1(佐々木原)迎撃せよ。」

 

「了解、メビウス1(クルーゼ)。」

 

「スカイ1、今日は何が食べたいかね?」

 

「そうね・・・鮭のホイル焼きかしら?」

 

「わかった。」

 

「ん~マーサちゃ~ん、勝手にウチの人抱いたみたいだねェ~。まあそれについては文句は言わないけどォ~そ~れならちゃんと愛を注いであげてねェ~。ウチの人は案外脆いからねェ~。愛を注いであげれば、応えてくれる・・・まあもっとも、真なる愛じゃなきゃァ~意味無いけどねェ~・・・ウチの人は親からの愛が無かったからァ~、文字通り母になったつもりで接してあげてねェ~。」

 

「了解メビウス4(ヨハンナ)。」

 

 

 

 

 

しかし、普段は真面目で規則正しいマーサママがいざ蓋を開けてみるとあんなに乱れるとは思わなかった。そしていくら魂が、身体が老化していようとも、私の肉体年齢は15歳。多感な時期である。そんな中目の前に生まれた時のまんまのママがいれば、貞操観念逆転ストパン世界だからというのもあるが、食べちゃう(意味深)よそりゃ。だがこのままだと変に拗らせた参謀長(アンジェラ)がママを殺しかねないので、なんとか手元に置いて護らないと。

 

「総帥。」

 

「どうされました有賀さん。」

 

「出雲(ミネルバ)の電探が新たな敵を捕捉しました。まっすぐスカイ1に向かっています。方位2-2-0。数200以上、距離50000。」

 

「総帥、いくらスカイ1でもこれだけの数は・・・。」

 

「・・・」

 

私は管制室を出ようとする。

 

「どこに行くのォ~。」

 

「ヨハンナちゃん、管制を引き継いでくれ。ちょっと天使とダンスしてくる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私、佐々木原正子ことスカイ1は追い詰められていた。いかに私が優れていようと、いかにMSが優れていようと、所詮はオールドタイプ。限界がくる。ハイマットフルバーストをあの人のように連射できる技量がある訳でもないし、そもそも魔法力が足りない。ビーム・サーベルでのこのこ寄ってきた一機を斬り捨てる。

 

「スカイ1、後ろよォ~。」

 

メビウス4(ヨハンナ)が敵の位置を教えてくれる。でも身体が限界。もう動かない。でも私は死を覚悟する必要は無い。何故なら・・・

 

ズキューン パァン

 

「よおママ。まだ生きてるかい?」

男性に助けられるのは女として・・・増してウィッチとしては本来あってはならない事。でも相手は“扶桑皇国最高戦力”、そして私の“息子”。私など比較にならないほどに強い。そんな彼のストライクフリーダムが私のフリーダムの背中についてフォローしてくれる。

 

「ママ、手を貸してくれるかな?魔法力を分けたい。」

 

「わかったわ。」

 

「・・・供与完了。いけるかいママ?」

 

「もちろん。」

 

「では久々のダンスといこうかママ?」

 

「あいにくだが、その必要は無い。ローエングリン、撃てぇーっ!」

 

久しぶりに凛々しい声が私とママの通信に割り込んできたかと思うと、極太プラズマ収束ビームがネウロイめがけて突進していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おかえりメビウス2(アンジェラ)。基地まで誘導するよ。ラル君、聞こえているかね?」

 

「はっ。聞こえております。」

 

「栄えある我が第七艦隊参謀長の着任だ。出迎えの用意を頼めるかね。いきなりで申し訳ないが。」

 

「わかりました。サーシャとクルピンスキー、ニパと手空きの整備兵10名足らずでの歓迎になりますが、大丈夫でしょうか?」

 

「ウチの参謀長は派手を好まん。そのくらいが丁度良い。ありがとうラル君。」

 

「はっ。」

 

思ったより早いアンジェラの着任。だが、それで良い。これでもう“チェック”ではない。“チェックメイト”だ。東部戦線が動くぞ。そしてその英雄はひかりちゃんだ。期待しているよ。

 

 

 

 

 

 

 

「・・・でお前は佐々木原と昨日の夜何をしていた?」

 

「・・・。」

 

「安心しろ。その件を怒る気は無い。だが・・・」

 

アンジェラは私を押し倒す。

 

「私にも同じ事をしろ。」

 

 

 

またかよ。2日連続は嫌だ!せめて明日に・・・

 

 

「駄目だ。」

 

 

え ちょ 待っt アァーーーッ!

 

 

 

 

 

 

次回 BRAVEWITCHES DEGENERATION 「“円卓の鬼神”と“紅翼”(前編)」 少女は そして神話となる。

 

 




一応、現在ペテルブルグに駐留している戦力をここに書いておきます。



・原作502メンバー(雁淵孝美も)

・ラー・カイラム級機動戦艦×1

・クラップ級巡洋艦×4

・ゼネラル・レビル(オリジナルと多少の差異あり)

・アークエンジェル(オリジナルと多少の差異あり)

・ミネルバ(オリジナルと多少の差異あり)

・MS(汎用・制空)×12

・MS(爆撃)×6

・MS(地上)×64



我ながら思いますね。チートが過ぎると。
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