STRIKEWITCHES 01 RELOADED 作:アレクサンデル・G・ゴリアス上級大将
ガリアトースト
ストパン世界でのフレンチトーストのこと。クルーゼの傍で勤務する第七艦隊幹部達の日曜日の朝はクルーゼお手製ガリアトーストで始まる。
現在の扶桑皇国の省庁制度
一府十三省庁である。ほぼ日本と同じ省庁編成だが、警察庁が警察省になっており警視庁を含む全警察組織を指揮監督している。
皇都防衛司令官
最近まで存在した『皇都防衛隊』。近衛師団+あらゆる作戦に対応可能な連隊(≒陸上自衛隊の中央即応連隊)×2、海軍が運用する座間にあるイージス・アショアで構成された部隊を統合幕僚長の指揮監督の下運用する司令官(≒陸上自衛隊の中央即応集団司令官)である。
海軍とのパイプが太く、また海外事情に非常に通じている陸上幕僚長候補に名を連ねる陸軍中将を以て充てられていた。
しかしイージス・アショアは現状の扶桑皇国にとっては不要不急なシステムなので予算の都合上まだ未完成である。
初代 かつ最後の司令官は篠塚義子 中将。陸上総隊発足に伴い篠塚 中将は陸上総隊司令官に就任した。
陸上総隊司令官
陸軍全部隊を指揮する陸上総隊が1945年4月1日付で発足。
今まで海軍の聯合艦隊司令長官に匹敵する職がなかった扶桑皇国陸軍の部隊編成だったが、陸上自衛隊式の方面隊が編成され、北部・東北・東部・中部・西部に加え大陸領にも方面隊が設立された。
陸上総隊は旧 皇都防衛隊の戦力を直接指揮監督しつつ、統合幕僚長から命令を受けた場合各方面隊を指揮する。
海兵35期生
現在海軍の重役として激務を遂行している古強者達。
南さち 情報本部長、矢澤にこ 海上幕僚副長や第七艦隊に属するμ’sメンバー(絢瀬絵里を除く)の母親達の世代。佐官以下は既に退役している年代である。
小泉美波
扶桑皇国海軍中将。第6代大湊警備府司令長官 改め 初代大湊地方総監。小泉花陽 大尉の母。近々異動予定。娘同様能力はあるがどうにも頼りない。
高坂佳英
扶桑皇国海軍少将。初代(現職)海上幕僚本部 人事教育部長。高坂穂乃果 大尉・高坂雪穂 中尉の母。長女が上司(クルーゼのこと)をレイプしたことを次女から報告されキレた。和菓子屋『穂むら』店主も兼任。
人事異動
矢澤にこ 中将 第六艦隊司令長官の任を解く。重ねて海上幕僚副長に任ず。
小泉美波 中将 大湊地方総監の任を解く。重ねて第六艦隊司令長官に任ず。
アフリカに駐留する第七艦隊、500、501、504、アフリカのMSパイロット諸君!
本当にご苦労だった。
何となく察しているとは思うがこれから諸君の殆どはしばらく休暇となる。
諸君からのかなりの長きにわたる休暇の申請を心を鬼にして蹴り続けた甲斐があった。
今まで貯めた有給休暇分と今までの功績分と今回の『バンカーショット』作戦成功で上から掻っ攫ってきた分合わせて一年分の休暇を用意した。
今後一年は各戦線も小康状態を迎える。
来るべき決戦に備え戦力を強化しつつ休んで欲しい。
南北リベリオン大陸にある私の数多ある別荘から最高幹部間で協議の上諸君個人個人に適切であろう気候・立地にある別荘を割り当てた。基本その別荘と最寄りの軍港・基地を拠点とし休暇を楽しんで欲しい。
以上だ。
以後の指示は端末を通じて送る。
では解散。
「芳佳ちょっと来てくれ。」
「はい!」
「他の者に休暇を与えておきながら君に休暇を与えなくて本当に申し訳ないと思っている。
だが今後の為に必要な措置なので理解してほしい。
本日付をもって君は大尉に昇進し新たに編成される第七艦隊の第74飛行隊を率いて敵地深く隠密に侵攻、敵の後方拠点補給拠点を撃破してくれ。
まあもっとも、飛行隊と言っても君ともう一人新人のMSパイロットの二人のみだが。
君の圧倒的な力を加味してそのパイロットを選んだ。
具体的な理由としては 戦闘そのものは正直君一人で十分だし何よりそのパイロットはエースパイロットとしての資質も当然持ち合わせてはいるものの何より軍政や作戦立案などにおいてその辣腕を発揮してくれるだろうと期待しているからだ。
感覚派である君を幕僚として十分に補佐してくれるだろう。管轄区が違うとはいえひかりちゃんの率いる第75飛行隊とも同等の任務を課せられている以上共同作戦をとってもいい。
そこは君の権限と僕の責任の下全てを任せる。
いざとなったらひかりちゃんの部隊を指揮下に入れることも許可する。
これが命令書だ。君の作戦補助の為の機動戦艦を一隻用意した。ジャブローに向かい父君から受領してくれ。」
「小泉中将、お疲れ様です。矢澤さんを第二代統合幕僚長にするためにはそろそろ栄転させる必要がありましたので第六艦隊(潜水艦隊)から外しました。矢澤さんが呉の第六艦隊基地に帰投次第交代していただき、2週間で出撃、小泉中将には今後の作戦展開と我が第七艦隊第74飛行隊の要請に基づき黒海及びアドリア海を遊弋しつつ支援攻撃をお願いします。」
統合幕僚長代行の仕事量はエグい。寺内さん早く復帰して下さいよ・・・
「御意。それと総帥、私事にございますが質問よろしいでしょうか?」
「娘さんにはとても世話になっています。もはや彼女なしでは第七艦隊は動かせない。」
花陽ママのお母さん、小泉中将は花陽ママ同様能力はあるがなよっちいところが全く瓜二つだ。
だがそんな頼りない上司の為に裏から支える部下の人達の功と面子をちゃんと立てられる小泉中将も中々の人物だ。
私の前世大学生時代後半の時に海上幕僚長だった山村閣下の部下のマネージメント方法と似ている(山村閣下を頼りないなどと言うつもりはないが)。
矢澤さんが海上幕僚副長→海上幕僚長→統合幕僚長に昇らせたら海上幕僚長に任じても良いかもしれない。
我が皇軍は自衛隊と違い期別管理制度を採用していない。
第六艦隊司令長官(≒潜水艦隊司令官)の任期が切れたらアンジェラの後任で聯合艦隊司令長官(≒自衛艦隊司令官)にして泊をつけても良いかもしれない。
全く統合幕僚長代行なんて仕事はとんだ貧乏くじだ。杉山さん(陸上幕僚長)も及川さん(海上幕僚長)も私のイエスマンだからフォースユーザー(事態対処責任者)として考えないといけない問題は実質私が全部やるはめになる。それに何より海未お母様を悲しませた自分への情けなさからどうしても酒に向かってしまう。
飲まないとやってられない。
「では小泉中将、そのように。では失礼します。」 電話を切る
最近好んで飲んでいるのはブルーナン(カールスラントの世界最古のメーカー)の白ワインだ。基本なんにでも使える使い勝手の良いワインだ。食前食中食後いつでも飲める癖の無さが特徴である。因みに今は艦長室ではなく食堂で仕事をしている。狭い場所では何故か私は集中できないから。雪ちゃんやマーサママ、花陽ママには先に寝るよう言って進めている。私自身で目を通して私自身がやるしか無い書類ばかりだからね。それに雪ちゃんや副官の二人の前で酒飲みながら仕事しようものなら雪ちゃんに何されるかわかったもんじゃないし。
「閣下!」
海未お母様?第七艦隊の制服ではなく海自の作業服ってことは風呂上がりか。
「どうされましたお母様?」
「閣下がお酒に強いのは知ってますがそれを差し引いても飲み過ぎです!」
そう言う海未お母様の指差す方を見ると・・・なるほど。確かに。ジュース感覚でブルーナンを飲んでたからかいつの間にかブルーナンの空瓶が5本も転がっている。私の手元には6本目。それすらも半分以上が消えている。普段の私からすればあり得ない酒量だ。
「海未お母様を怒らせた上僕自身が処理しないといけない書類が寝てる間に貯まっていたのでね。素面で仕事できるほど僕のメンタルは強くない。ですからついつい酒に逃げてしまう。ですがお母様、安心して欲しい。コーディネイターは酔わない。せいぜい物理限界を通り越したらお腹を壊す程度ですし書類の記入をミスする訳もありませんから。」
「・・・閣下、言い過ぎたのは謝罪します。ですが無礼を承知で申し上げるなら、大義があったとはいえ周りを自分の都合で振り回し過ぎです。90年近く生きてこられた以上、そろそろ周りに合わせて生きませんと罰が当たります。」
「・・・耳が痛いご指摘だ。だがその通りでもある。海未お母様の仰ることは正論だ。だがそう生きたら、僕の存在価値が失われる・・・僕はどうすれば良いんだ?」
最初は某運命シリーズの初代正義の味方に魅せられて、次は中高時代の恩師の情熱に魅せられて、私は戦い続けてきた。正義の味方になる為に 閉塞した世界に風穴を開ける為に。それが私の起源〈ソース〉だ。それを失ったら、ボクはどうすれば良いんだ・・・
「・・・」
海未お母様が私を優しく抱き締める。
「私も閣下に指摘できるほど肩の力の抜き方の心得はありません。ですがそんな私から見ても閣下は不器用で肩の力が抜けているのを見た試しがありません。穂乃果程にとは言いませんが程々に楽に生きましょう。まずは私を含めてもっと“母”に甘えることから始めましょう。最初はそんなレベルで良いですから、少しずつやっていきましょう。閣下は、もう十分頑張りました。」
「・・・うん。」
海未お母様にはまだ気付かれてないが私は海未お母様の胸で泣いていた。なんだか肩が軽くなった気がする。同時にお母様の温もりをとても愛おしく感じている。冬の沼地に一筋の陽の光が差したかのような、そんな感じがする。私は変われるだろうか・・・否 変わって見せよう。成長した私をアイツら(前世からの付き合いの連中)や恋人達、お母様方に見てもらおう。もう皆に迷惑をかけ、振り回したりしない私の姿を・・・
「お母様。」
「はい。」
「変わる決意はできた。だが今夜は一人でいることに耐えられそうにない。一緒にいてくれますか?」海未を抱き締め返す
「わかりました。私で良ければ喜んで。」
1ヶ月後 ワシントンD.C.郊外 クルーゼの別荘
ワシントンD.C.の別荘には第七艦隊、ロンド・ベルに属するお母さん方とその縁者、そして統合幕僚本部の補佐官2人を充てた。私の目の届くところに居て貰う為だ。最寄りのニューヨークの別荘には前世からの付き合いの連中とその縁者に充てた。今頃朝っぱらからビールを水代わりに楽しくやっていることだろう。尚、希ママも麾下の第4降下猟兵師団とセットでロンド・ベルに来たので部隊用の土地を借りて別荘の警備兵を貸して貰っている。よくよく考えてみると矢澤さんとマッキー先生を除くμ’sメンバー全員(+あんじゅを除くA-RISEメンバー)が私の近くにいる。端くれとはいえラブライバーとしては最高の栄誉である。
「しかしワシントンD.C.の中では中々夜景は楽しめんが、郊外なら話が違うらしい。でしょう希ママ?」
「そうやね。ウチもワシントンD.C.に駐在武官として大使館に勤務してた時があったけどこんなええところでゆっくりあんさんと星を見れるなんて思わんかったね~。」
「しかしブルーナンは良い。希ママの好みに合うかはわからんが。」
「大丈夫やから心配無用やで。ウチもすっきりしたワインは好きやから。」
「なら良かった。」
「でもここに異動した直後は驚いたね~。いつの間にかあんさんの近くで勤務してる子達の半数が身籠っとったんやからね。」
「・・・。」
はい いただきました希ママの爆弾発言。ワシントンD.C.にいる私の関係者の約半数は現在妊娠しており妊活中である。犯人は誰かって?言わせんな!まあ妊娠した時期は微妙にずれてる上にパンさん・ニャーさん・絵里ママ・犯罪鳥に至っては完全に僕を逆レイプしての結果である。
「・・・僕の子ではありませんよ。あくまで彼女達の子です。それは徹底させていただく。親として愛を注いではやれない。そもそも僕はそこまで長く生きられない。だがそれでも絆が生まれたなら友として愛するでしょう。アイツら(前世からの付き合いの連中)に対する時と同じで。」
「あんさんも不器用やね。」
「否定はしない。僕は希ママのように器用には生きられない。まあひとまず乾杯しよう希ママ。我が愛しき“家族”達に栄光を!」
「「Prosit !」」 カン
私は希ママと一杯やって寝床についたはずだ。
なんだここは。中型の鳥居が何柱も刺さっており、それが道を作り出している。そしてその入口に私が立っている。こんなリアルな夢もあるもんなんだな。どうやら鳥居の道を進むしかなさそうだ。癪だが進むしかない。
お 鳥居が終わる。そろそろ出口か・・・ってマジかよ。鳥居から出た先は私にとってはとても見覚えがあるものだ。私の前世での故郷いわき市の いわき駅の裏の道だ。そう、政治家を引退した後、私はここでトラックに轢かれて死んだ。ってほら見ろ。こういう夢を見る時のテンプレがそこにある。
左腕を潰されて失い
左足もぺしゃんこになり
辺り一面を穢らわしい血でちいさな池を作っている
70過ぎの割にはふさふさとした黒髪とゴリラ顔
イキって生やした鼻の下の口髭
クロコダイルの緑シャツに趣味の悪い薄い金色ズボン
そう そこに倒れていたのは神様転生する直前の かつての私だった。どうせならもっとマシな夢を見たかったよ。そして何の前触れもなくいきなり空間がワープする。
「今度は墓地か。趣味の悪い夢だ。」
目の前の墓石にはこう書かれていた
×〇家之墓
私の墓か・・・
墓碑にはこう書かれていた。
『戦後歴代で最も悪辣で非道な内閣総理大臣』
そうだな。否定はしない。
『同時に共産主義を西側から殲滅した偉大なる内閣総理大臣』
偉大かどうかはともかく、戦後、西側諸国で唯一共産主義政党を容認していた我が国だが私の代で立法、厳格な司法活動により共産主義政党を非合法化、西側から共産主義を殲滅した首相となった。それは紛れもない事実だ。国から憎むべき悪弊〈共産主義〉を排したという点では私の尊敬する銀英伝のオーベルシュタイン元帥に似ているが、数少ない相違は“家族”に甘いこと、戦いが好きなことだ。まあ私は殺し合いが好きなだけで銀英伝の英傑達のような武人の誇りなぞついぞ持たなかったが。しかし・・・
「なんでこんな時にこんな夢を見るんだ・・・」
と思えば、またワープし、今度は前に何か薄い膜のようなものが張られた石のアーチがある。
「君に一度自分を見つめ直す機会を与えたかったからだよ。」
「神様・・・お久しぶりです。」
いつの間にか後ろに私を転生させてくれた神様がいた。
「大義の為に戦うことは否定しない。でもね、」
それは君の本来の目的だったのかい?
「!?」
神様もわかってらっしゃる。だが・・・
「私の本来の目的・・・もうそんなものさえ忘却の彼方に忘れてしまいましたよ。でも・・・」
私と 兄弟〈ジャミトフ〉と 戦友〈ブライト〉と メラン コリニー シナプス コジマ 我が家族 皆と過ごした日々・・・
「絆を私は終始大事にしていた・・・それだけは忘れません。」
「ならば今回の人生は、大義よりも絆を優先して生きなさい。私から言えることはそれだけだ。」
「・・・。」
変わることは困難なことだ。でもやると決意した。皆と自分の為に。
「君には2つの選択肢がある。そのアーチをくぐりヴァルハラへ行くか、 私の手を握り元の世界に戻るか。」
「戻ります!」
「・・・それで良い。2度目の人生で死んだら、改めて君をヴァルハラに招こう。君のような特殊な戦士はヴァルハラの主としては是非コレクションしたいからな。それまで存分に、誇らかに生きるが良い。」
「はい!」
ヴァルハラの主・・・この神様は大神 オーディンだったんだ。
「では手を握るのだ。」
「・・・ありがとうございます大神オーディン。がんばります!」手を握る
「それでこそ戦士!さあ行け!」ピカッ
「何があった?」
「心臓マッサージ 急げ!」
「AED来ました!」
「良し、ショックをかける!全員元帥から離れろ!」 ブシュ 電気ショック
「・・・うっ!ゲホッ ゲホッ。痛いなもう。」
「あ 起きた。」
「全く。君には冷や汗ばかりかけさせられる。」
牟田さん・・・
「いや申し訳ない牟田さん・・・いや 我が師よ。ヴァルハラに片足突っ込むところでした。大神オーディンと哲学をしていたもんで。」
「・・・不思議なことを言うものだ。トレットナー少将が珍しく血相変えてAED持ってこいと言うものだから何があったかと思えば君が心肺停止状態だとは・・・中々ヒヤヒヤさせてくれる弟子もいたものだ。」
「申し訳ありません。皆にも迷惑をかけた。すまなかった。」
「長官、コリニー大佐からお電話が。」電話を差し出す
「ん、どれどれ・・・どした?」
「『どした?』じゃねえよ!心配したんだぞ!いきなり雪穂君から心肺停止したって連絡来てよぉ・・・またお前の死に顔拝む羽目になるかもって思ったら・・・もう俺達はこりごりだぜぇ・・・冷たくなったダチを見るのはよぉ・・・。」啜り泣きながら
「すまぬ。だが悪いことばかりではなかったよコリニー。」
「?」
「もう大義のために戦うのはやめる。
僕が今まで戦ってこれた理由そしてこれから戦っていく理由。
戦う理由が信念だとか正義だとかっていう風なのはかえって信用ならないということはそれは僕が誰よりもよく知っていた。
そういう主義主張こそがそもそも戦争が起きてきた原因なのだからな。それはお前もよく知っているだろう。
だが人間は戦う生物だ。 戦うことを拒否することはできない。
どうせ戦うならば、もっとマシなそしてもっとまともな理由で戦うべきだ。
『家族のために戦う』。人間が戦う理由としては随分マシな意義だと思う。
大義に名を借りた身勝手でもうお前らや今僕の周りにいる彼女達に迷惑をかけないようにすることを約束しよう。
まったく我ながら度し難い。歴史を学んでおきながらその歴史を繰り返す愚かな役回りしかしてこなかった。」
「歴史は繰り返す・・・それこそお前がやらずとも誰かがやっていただろう。時代に生け贄にされたのがたまたまお前だったって話でしかない。だが、お前は一度生け贄になったんだ。今更だが、もう一回犠牲になる道理はないと俺達は思うぞ。」
「ありがとう。一度死にかける程度で起源〈ソース〉を思い出せたのだ。授業料としては安い方だったよ。皆にも僕は大丈夫だと言っといてくれ。」
「わかった、安静にしてろよ。それじゃな。」 電話を切る
「さて諸君、朝食にしよう。」
「もうお昼にゃ。」
「そうなのニャーさん?んじゃ昼食にしよう!」
さて、今日のお昼はガリアトーストとバナナ、キンキンに冷えた牛乳だ。新しい私の朝(もう昼だけど)に相応しいシンプルでさっぱりしたご飯だ。
「では諸君、いただくとしよう。」
「「「いただきます!」」」
次回 新章 スタート
主人公の転生後初めての長期休暇。主人公と周りの子達はどう過ごすのでしょうか?
外伝作品(基本短編形式で書きたい)のネタで良さそうなのは?
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諜報員達(ファントムペイン)の戦い
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誰かとオリ主のデート編
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505編(特にガディ・キンゼー少佐)