STRIKEWITCHES 01 RELOADED 作:アレクサンデル・G・ゴリアス上級大将
ゲルトルート・バルクホルン
カールスラント空軍大尉。MS-18E ケンプファーの使い手。ラウ・ル・クルーゼとは1941年からの腐れ縁。素顔を見たことがないため、アンドリュー・バルトフェルドがオリジナルのクルーゼを信用していなかったのと同様クルーゼに対する一種の不信感を抱いているものの、ケンプファーを与えてくれた事、妹のクリスを直接救ってもらった事からそこまで拒絶している訳ではない。クルーゼが結成した“反マルセイユ同盟”の会員1号。ミーナの恋人クルト・フラッハフェルトを他のJG52主要メンバーと共に共有財産にしている。原作と異なりミーナ、ハルトマンとは同郷(幼馴染)の付き合いである。クルーゼから姉さんと呼ばれることを嫌がっているが、本気で嫌がっている訳ではないようだ(ハルトマン談)。扶桑の第七艦隊からJG52へ出向してきたヨハンナ・ヴィーゼとは親友。
「宮藤芳佳が間もなく501へ入隊する。これで我々は晴れて神話への道を歩み始めた訳だが・・・。」
「後は雁淵ひかりにインパルスを与えて今年中に502にねじ込めば正式に神話の前段階たる伝説が始まる。ニュータイプと呼ばれる新人類が世界を導く。旧世紀からの我等人類の業を全て総帥が背負い、そしてニュータイプに滅ぼされることにより、星の屑計画は成就し、我等の子孫は新たなる種へと進化するのだ。」
「そうだ。総帥は人類にあれほど絶望を見たにもかかわらず、それに勝る希望をせっかくすがるような気持ちでニュータイプ達に託したのだ。その思いと過去・現在・未来にめぐらした完璧なる軍略、無駄にしてはならぬ。」
「歯痒いな。」
「何がだ?」
「総帥は今この瞬間も苦しんでおられるのに我等は何もできず指をくわえて見ているだけなのだ。大人として、女として悔しくは無いのか?」
「悔しいとも。」
「同じく。」
「だが我等にできるのは総帥の選択を冷徹に受け止め、与えられた役目を果たすことだけだ。」
「それが我等ティターンズだ。考えることに気をとられていてはならぬ。」
「その通りだ。さて、時間だ。会議を終える。」
「「「人類の未来の為に!!」」」
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「ネウロイ、人類、ナチュラル、オールドタイプ、コーディネイター、そしてニュータイプ。我々には多くの因果が存在する。それらを考えて軍略というものは謀らなければならない。それはわかるね姉さん?。」
「当然だ大将“蒼翼”。そんな事は士官学校を出てなくともわかることだ。それと何度も言うが私はお前の姉ではない。勝手に弟になるな。」
「だが、同じニュータイプでも、他のニュータイプを単騎で圧倒する程の存在がもしいたら・・・軍略に意味はあると思うかね?」
「華麗にスルーするな!まぁそれはともかく本当にいるのかそんな化け物が?私はヨハンナだけでもう腹一杯だ。そんなヨハンナを凌駕する奴がいたら私はお役目御免だな。」
「そんな“猛獣”が間もなく我が501に入るのだがね姉さん。彼女は強いよ。覚醒すれば私の手にも負えなくなる程に。」
「また問題児を押し付けるようでしたら貴方をガーランド准将共々ジャンクにせざるを得ませんね~クルーゼ大将?(暗黒の笑み)」
「ある意味問題児だねヴィルケ君。まぁ安心したまえ。才能は本物、根は良い子だからね彼女は。それに坂本君の訓練が加わるのだ、君達501カールスラント組がチームになって挑んでもいずれ勝てなくなる。料理の腕も私を軽く凌駕する。そして姉さん、喜びたまえ。姉さんの嫌いなイェーガー君のリベリオン料理は501のご飯から絶滅するのだ。」
「そうか・・・もうスパムは食べなくて済むんだな。」 涙を流す
「トゥルーデ感動し過ぎwww。長い付き合いだけどまさか泣くとは・・・。」呆れ
「た た 大変です!」
「どうしたのクルト?」
「敵襲!!総員戦闘配置!!」
「敵は?」
「北北東距離30000!大型4小型30。」
「501からの援軍到着まで30分。」
「対空戦闘用意!もたせろよ諸君!扶桑皇国海軍魂を見せるのだ!」
「「「オォーーッ!!!」」」
「全艦機関停止。一式光線攪乱弾展開!」
クルーゼは遣欧艦隊に対し、臨時措置として一式光線攪乱弾と称したビーム攪乱膜を装備させていた。この時代の力では大量生産は叶わないが、それでもクルーゼの尽力により各艦につき駆逐・軽及び重巡洋艦は6発、それ以上の排水量の艦は12発、その他の後方支援系艦艇にも8発搭載してある。ウィッチが来るまでの時間稼ぎに使用するのだ。もっとも、MSに乗るウィッチの装備しているビーム兵器まで無効化するわけにはいかないので、至近距離に展開するよう信管が設定されている為展開する艦は停止しなければならないが。尚、この兵器は各国が輸入を検討するも、高価につき頓挫している。
「よし、私が出るぞ!MS用カタパルトを準備せよ!」
「「「了解!」」」
「宮藤、お前はここに隠れていろ。絶対に出てくるなよ?」
「は はい!」
「坂本美緒、デルタプラス、発進する!」 ヒューン ガチャン
「坂本中佐、30分もたせてくれ!キツいかもしれないが、頼む。」
「了解・・・さて、核は・・・小型には無し・・・大型は・・・尻尾の付け根か!」
バババババババババッ ドガーン
「何!実体弾だと!?攪乱弾対策か?雪風が!」
「雪風被弾!二番主砲使用不能とのこと。」
「実体弾攻撃とは・・・ええい!敵は光線攪乱弾の対処法を思い付いたのか?」
「そのようです司令官。」
「全艦機関始動!攪乱弾が効かない以上このままでは我々は只の的だ。坂本中佐を援護しつつ戦域離脱を図る。」
「了解!」
「艦隊第三戦速。ジグザグ航行。」
「了解。第三戦速、ジグザグ航行。」
「三番高角砲被弾!」
「衛生兵ー!」
「(うぅ。ダメ!治癒魔法が怪我人の数に追い付けてない。)」
回想
「クルーゼさん、クルーゼさんは何故戦うんですか?」
「目的の為だよ。」
「目的?」
「芳佳、君も他のニュータイプ達同様見ただろう?私の過去を、罪を、私なりの償い方を、願いを。私は存在自体異質なウィッチだ。コーディネイターはこの世界にあってはならないのだよ。それにかつて私は大を助ける名目で小を・・・まぁそれでも沢山の人々を私は殺してきた。私はニュータイプの所有物だが、君達の愛を受け入れる事はできない。そうする資格が無いからね。君も嫌ではないのかね?こんな血まみれの男が。」
「私は嫌いです。クルーゼさんの素直じゃないところ。」
「!?」
「アンジェラさんやヨハンナさん、醇子さんがわかってるかは知りませんけど、クルーゼさん、泣いてるじゃないですか!苦しんでるじゃないですか!」
「・・・私は泣いてなどいないしましてや苦しんでもいないよ芳佳?」
「・・・。」 クルーゼの胸に手をあてる
「この私に言い訳は無しです。」 キリッ パッ
クルーゼさんに自分が見る未来と光を見せる。荒んだ心をこれで癒すしか大好きなクルーゼさんの心を救う方法はない。
「あぁ・・・熱・・・暖かな光・・・皆が笑っている未来・・・これがニュータイプの力・・・正直侮っていた。まさかこれ程とは・・・。」
「これでわかりましたか?私達に言い訳は効きませんよ。」
「あぁそうだね。この力は凄まじい。それに君は他の者達と違って初めからニュータイプとして覚醒している。だが私を救おうなどとは思わないことだ。罪は罪。例え功績をあげようとも、消える事は無い。それに私は君達ニュータイプに殺されてこそある意味救われると思っているからね。これが定めだ。君達は突き進む他無い。」
回想終了
「・・・。」 立ち上がる
「宮藤飛曹長、どこへ?」
「全高角砲被弾につき機能停止!もう機銃しか残っていません!」
「天津風大破!戦闘不能!」
ドガーン
「機関室に直撃!本艦の足、止まります!」
「もはやこれまで・・・総員退艦せよ。」
「艦長、司令官、501から・・・総帥から入電!」
「何!?読んでみよ。」
「はっ。読みます。『一番航空機用昇降機MSカタパルトを見てみろ。』以上です。」
「?・・・一番?」 艦橋から確認する
「あれは!MS!?」
「誰だパイロットは?」
「・・・宮藤芳佳です!」
「宮藤!?まさかあの宮藤博士の・・・。」
「(!・・・あれが・・・宮藤のガンダム!)」
「宮藤芳佳、行きます!」 ヒューン ガチャン
「坂本さん!」
「(飛行は初めてのはずなのにしっかり飛べている。これがニュータイプの力か・・・)宮藤!何故来た?隠れていろと言ったはずだぞ。」
「はい。ごめんなさい坂本さん。でも・・・助けたい・・・護りたいんです!皆を・・・困っている人達を・・・クルーゼさんを・・・お父さんを・・・坂本さんや他のニュータイプの人達を!」
「・・・わかった。一緒に行くぞ!まず沢山いる小さいのからやるぞ。」
「わかりました。坂本さん、下がってて下さい。」 専用ライフル《ミヤフジ・マグナム》を構える
「何をする気だ?」
「小さいネウロイを全部薙ぎ払います!」 カチッ フィーーン ズギューン
「一撃で壊滅だと!?(なんて威力だ!通常のビーム・ライフルの20倍はあるぞ)」
「もう一度言いますが坂本さん下がってて下さい。後は私がやります!ユニコーン!」
芳佳の目の前にブリタニア語が表示される
NC-D
「宮藤、機体が赤く光ってるが何だこれは?」
ガン ガン ガチャン
「艦長、見ろ!宮藤さんの機体が変形、いや変身した!あれはガンダムだ!」
「ガンダム・・・総帥や極一部の強いウィッチしか持てないMS・・・あれが・・・。」
「赤城周辺に高エネルギー反応ですわ!」
「うじゅ?ネウロイじゃないし・・・でも中佐のデルタプラスがあんな攻撃出来るわけないし・・・なんだろうあれ?」
「こちらも確認した。司令部、こちらバルクホルン。大将“蒼翼”、お前はあれについて何か知ってるのか?」
「知っているとも姉さん。そもそもアレを作ったのは私だ。」
「何!?」
「あれが先程話した最強のニュータイプ、宮藤芳佳の攻撃だ。彼女に持たせたビーム・ライフルは彼女の凄まじい魔法力に合わせて作った専用の物だ。彼女と彼女のお父上である宮藤博士に敬意を表し“ミヤフジ・マグナム”と名付けた最強のビーム・ライフル。威力はハルトマン君や坂本君のビーム・ライフルの20倍。フレームの剛性と最新の冷却技術により一分につき20発撃てる。そして芳佳の魔法力は無尽蔵。弾切れはあり得ない。」
「本当に化け物のようだな。」
「うじゅ?クルーゼ大将、なんか赤いMSが暴れてるけど、あれが宮藤芳佳?」
「そうだよルッキーニ君。君に与えた機体、RGM-96X ジェスタは元々芳佳の援護の為に製作された機体なのだよ。量産機でありながらユニコーンガンダムに追従できる機体・・・芳佳が強大な敵と戦っている間、周辺にいるであろう雑魚を掃討する任務を帯びた機体・・・をコンセプトに製作したのが君の機体だ。」
そしてネウロイ達は全部芳佳のユニコーンガンダムに綺麗さっぱりお掃除されました。自分で作っておいてなんだが、NC-Dもミヤフジ・マグナムもマジでえげつねぇ。本人はそんな気など無かったようだが、私、アンジェラ、醇子さん、ヨハンナちゃんに続いて世界ウィッチ史上五人目の“一秒で達成されたエース” になってしまったために、世界中の新聞の一面に顔がデカデカと載ってしまい、恥ずかしさのあまりからかった私の脛をおもいっきり蹴ってきてしばらく足の痛みに悩まされた。感覚を遮断する固有魔法を使っても良かったが、アンジェラから固有魔法の原則使用禁止を言い渡されているため、やめた。一応説明しておくが、私の固有魔法“無銘”は固有魔法の発動の度に寿命を削るのであって、使えば使うほど削られるというわけではない。つまり、発動しっぱなしにしておけば問題はないが、神様から与えられた知識いわく6つ以上常時同時発動していると体が負荷に耐えきれなくなり体組織が崩壊するらしいので迂闊には常時発動できないのだ。ちなみに常時発動しているのは
・エイラみたいな未来予知による回避ができる+ランダムだが最大20年後までの未来を映像で予知夢として見れる『未来俯瞰』
・自分に幸運をもたらしまくる『ザ・ミラクル』
・時を1日三回限定だが何秒でも停められる『ザ・ワールド』←スタンドではないよ
・自分の半径500キロの状態を完全把握できる『パーフェクト・レーダー』
のみである(ザ・ワールドの存在はニュータイプや模擬戦でクルーゼを追い詰めて使用されて敗れた猛者以外公には知られていない)。
「芳佳、私が悪かったからそろそろ機嫌を直してくれ。」
「・・・。」 不貞腐れている
「今日私は君のお父上や各国の技術者達と外食する。その際一番高い料理を奢ってあげるから許してくれ。」
「・・・クルーゼさんの手作りちらし寿司の方が良いです。」
「明日作ってあげよう!」
「許します。」 クルーゼに抱きつく
芳佳は怒らせるとマジでヤバいからな。ちらし寿司で御機嫌取りができるなら安いものだ。
「紹介しよう。彼女が今日からヴィルケ大佐率いる第501統合戦闘航空団に配属される新人の・・・。」
「宮藤芳佳です!よろしくお願いいたします!」
「・・・で、何故ナチュラルに私の私室についてきてあまつさえ私の隣に寝ようとするんだね芳佳?」
「え?私ちらし寿司だけで許すなんて言ってませんよ?久しぶりに会ったんです。隣で寝かせて下さい。クルーゼさんは私の所有物なんですから拒否権はありませんよ。」
「・・・強かだねぇ。」
まぁ芳佳だから良いか。これが酔った醇子さんだったら間違いなく逆レされるが。
次回、STRIKEWITCHES RELOADED 第3話「クルーゼ宣言」
解説
クルト・フラッハフェルト
ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ大佐の恋人。原作では戦死しているが、本作では撤退が上手くいき助かっている。バルクホルンやハルトマン、その他のJG52主要メンバーから共有財産宣告を受けている。だが本人いわくミーナ第一主義らしい。現在階級は曹長。ミーナの従兵。音楽に関する将来の夢は諦めていないようだ。
投稿の遅れを謝罪致します。すんませんでした。