天邪鬼の下克上   作:ptagoon

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遺言と証明

──烏──

 

「号外! ごうがいでーす」

 

 満開の桜の下で、私は大きく声を張り上げた。昇ったばかりの太陽が、その桜を照らし、幻想的な風景を醸し出している。人里で一番きれいな桜と言ってもいいだろう。きっと、この桜を見に、多くの人間がここに訪れると思い、私はここで朝刊を配ると決めた。

 

「文文。新聞の、号外でーす!」

 

 だが、不思議なことに、道行く人々は桜に目もくれず、ただその場を去って行くばかりだ。どうやら、この桜は思いの外人気がないらしい。この私の新聞の魅力をも相殺してしまうほどの不評ぶりとは、逆に感心させられる。

 

「何やってんだよ」

 

 桜の木を憎々しげに睨んでいると、後ろから声をかけられた。振り返ると、だらしなくポケットに突っ込んでいた手をだし、よう、とだるそうに一人の人間が声をかけてくる。

 

「これはこれは妹紅さんじゃないですか。どうしたんですか?」

「いや、お前が新聞を配ってたからな、冷やかしにきた」

「貰いに来て下さいよ」

 

 自慢の新聞を持ち直し、その表紙を見る。我ながら、秀逸な見出しだ。

 

「その見出し、酷いな」

 うっとり見とれていると、蓬莱人が水を差してきた。

「ありえない」

「そうですか?」

「一年越しの呪いって、意味が分からないだろ」

「もう、一年が経つんですね」

 

 時間が経つのは早い。そんなこと分かっていたはずなのに、それでも驚いてしまう。あれから一年。下克上を引き起こし、幻想郷を混乱に陥れた鬼人正邪が死亡した、と八雲紫が通達してから、一年が経った。だが、それでも人里は、幻想郷は何も変わっていない。彼女という歯車が抜けたくらいで、世界が変わったりはしなかった。

 

「それで? この見出しの何が酷いんですか」

「何がって、すべてだろ」

「すべて?」

「そもそも、ありえないって」

 苦笑いをしながら、妹紅は指を突き出した。

「あの正邪が、呪いなんて引き起こせるわけがないだろ」

 

 もう一度、新聞を見下ろす。“喜知田氏行方不明に。鬼人正邪の呪いか!? ”と書かれている。我ながら惚れ惚れする見出しだ。

 

「正邪が見れば、怒るんじゃないか? 弱小妖怪を舐めるんじゃねえって」

「いや、彼女に頼まれたんですよ」

「頼まれた?」

「ええ」

 

 喜知田が行方不明になったと聞き、私は急いで情報を集めた。だが、結局得られた情報はごく僅かだ。誰もが、彼は昨日までは普通に過ごしていた、と証言し、優しかった彼がいなくなった、と心から嘆いていた。これからどうすればいいのか。折角人里が落ち着てきたのに、と取り乱し、もう終わりだと泣き出す人間もいたが、少なくとも今、人里が混乱に飲み込まれている、というわけではない。彼の穴を、慧音が必死に埋めていること、あまりにも突然彼がいなくなったことで、実感が沸かないこと、などが人里の安定を助けているのだろう。天邪鬼がいなくなったところで、特に何もなかったにも関わらず、あのでっぷりと太った仲介業者がいなくなるだけで、ここまで対策が必要だとは。これが信用の差だろうか。

 

 喜知田について、唯一他のことを言ったのは八雲紫だ。とはいっても、「きっと、代わりに鬼の世界にでもいるんじゃないかしら」とよく分からないことを言うだけだった。しかし、むしろ私にとって、それは好都合だ。どうせ誰にも分からないのであれば、彼女の願いを叶えてもいいんじゃないか、そう自分を納得させることができた。

 

「なら、正邪も今頃地獄で喜んでるんじゃないか」妹紅は少し悲しそうに顔を伏せ、言った。

「あいつは天国にはいけそうにないし」

「いや、違うと思いますよ」

「天国に行くと思うのか?」

「そうじゃないです」

 

 一年前、正邪に最後に会った時のことを思い出す。相も変わらず、捻くれたようなことしか言わなかった彼女だったが、それでも、どういうわけか私は彼女の言葉を信じていた。天邪鬼の言葉なんて、信じていて得はないのに。どうしてだろうか。

 

「多分、正邪は生きてますよ」

「お前」

「憎まれっ子は、世に憚るんですから」

 

 どこか憐れむような目で私を見つめてくる妹紅に舌を出し、私は自分自身に言い聞かせるように、もう一度、生きてますよ、と呟いた。約束したんですから、と。

 

 妹紅から目を離し、人里を俯瞰する。無数の人間が、慌ただしく道を行き交い、生きている。彼らの顔には、一年前の食糧不足の時のような、悲壮さはない。喜知田が急に姿を消したからか、どこか不安そうな人間もいたが、それでも、明るく、元気だ。

 

 遠くをずっと見ていたからだろうが、その、通り行く人々のうちの一人が近づいていることに、私は気づかなかった。ぶつかり、新聞を地面にまき散らしてしまう。その、ぶつかってきた奴は、謝りもせず、逃げるように去って行ってしまった。

 

「やっぱ、酷い奴だな」

 妹紅はその、去っていった奴を睨み、笑った。

「拾うの、手伝うよ」

「あややや、珍しいですね、あなたが私に手を貸すだなんて」

「そうか?」

 

 なぜか楽しそうに新聞をかき集め始めた彼女は、一枚、一枚と新聞を拾い上げていく。だが、そのうちの一枚を拾い上げた瞬間、眉をひそめた。ちらりと私を見て、肩をすくめている。

 

「おいおい、だめじゃないか」

「あやや、どうしたんですか?」

「不良品だよ」

「不良品?」

 

 これ、見てみろ、と差し出された新聞を手に取る。何が不良品なんだ、と気になりつつ目を通すと、すぐにおかしい箇所が見つかった。というより、おかしい所しかなかった。内容はうまく読み取ることができないが、私の新聞でないことは明らかだ。さっきのやつが、おいていったのだろう。慌てて先ほどぶつかってきた奴を目で追うも、すでに姿は消えていた。

 

「あやや、これはこれは」

 

 妹紅に顔を見られないように後ろを向く。腹からこみ上げてくる笑いが止まらない。表情を保つことができなくなっていた。手を目元に持って行き、素早く涙を拭う。

 

「対価が必要とは言いましたが」

 

 もう一度新聞に目を落とす。彼女がどのようにこれを作ったかは分からない。端の方に、このわくわくがたまらない、と書かれていた。

 

「まさか、本気で烏天狗を新聞で釣ろうとするとは」

 

 こんなの、鍋おきにするしかないじゃないですか。そう呟きながら、文字が逆さまに印刷されている新聞を、もう一度バサリと広げた。

 

 

 

 

──魔女──

 

「急に人里にいこうだなんて、どうしたのよ」

 騒がしい大通りをうんざりと歩きながら、隣のレミィを軽く小突いた。

「私は忙しいのよ」

「たまにはいいだろ。親友と外出というのも」

 ケラケラと笑うレミィに向かい、私はため息をはいた。

 

 空には、爛々と太陽が輝いている。昼間っから吸血鬼が外出するのはどうなんだとも思ったが、今更なので聞いたりしない。そんなことより、どうして私を連れ出したのかが、分からなかった。

 

 ふと、視界の端に美しい桜が映った。大きく、そして可憐なそれに目が奪われる。ひらひらと舞い落ちる花びらが、春の訪れを教えてくれた。けれど、それと共に、一匹の弱小妖怪のことも思い出される。結局彼女は、春を待つことなく封印されてしまった。桜の花びらほど綺麗ではなかった、それでも私はそれなりに気に入っていたのに。あれから一年が経ったなんて、信じられなかった。今でも図書館のあの席に、彼女がいるような気がしてならない。

 

「文文。新聞の号外でーす!」

 

 その桜の下で、見苦しい妖怪が一匹騒いでいた。あんなに美しい桜が台無しだ。急いで目を離す。彼女に絡まれるのは、かなり面倒くさい。今すぐにでも図書館に帰りたくなった。

 

「私は特に人里なんかに用はないのだけれど」暗に帰りたいと含めながら、レミィに言った。が、彼女は聞く耳を持っていない。もう一度、用はないのだけれど、と強く口にする。

「お前に用があるんだよ」

「はあ?」

「そういえば、昼ご飯を食べていなかったな」

 

 私の答えなんて聞かず、彼女は私の手を引き、近くの店にずかずかと入っていった。その時に、一人の客が店を出ようとしていたのも無視して、ずんずんと押し進む。私はそんな彼女に引っ張られるだけだった。

 

「どうしたのよ、急に」

「まあ、たまにはいいじゃないか」

「返事になっていないわよ」

 

 煮え切らない親友の態度に疑問を抱いたが、入ってしまったものは仕方がない。近くにあった二人がけの椅子に座る。他の席は、すべて埋まっていた。店は、昼時だからか、かなり繁盛している。威勢のいい声が響き渡り、客が楽しそうに談笑していた。皿を持った店員が、狭い机の隙間を縫うように、せわしなく歩き回っている。

 

「案外いい店じゃないか」

 満足そうに、レミィは頷いた。

「今度、みんなで来てもいいかもな」

「そうね」

 

 彼女の言うとおり、なかなかにいい店だった。掃除も行き届いているし、店員も笑顔だ。少々騒がしいが、それも繁盛している証拠だろう。

 

「いらっしゃいませ。ご注文はどうしますか」

 店を観察していると、店員が訊ねてきた。その手には二つの水が入ったコップが握られている。まだ幼さの残る少年だ。なぜか首には一文を紐にくくりつけている。

「ここのおすすめを、二つ」

 レミィが指を二本たてて、言った。

 

 かしこまりました、と笑いながら元気な声を出した少年は、とてとてと店の奥へとかけていく。あの年から働くなんて、大層なものだ。

 

「こうしてパチェと二人で食事をするのも久しぶりだな」

 レミィの言葉に、私は頷いた。

「大分ふさぎ込んでいたからな、天邪鬼がいなくなって」

「そんなことないわ」

「よく言うよ。夜な夜な一人でソファに座って、本を開いてたじゃないか。怪我を治す魔道書を」

 

 まさか見られていたとは思わなかった。自分の耳が赤くなっていくのが分かる。私がこんな思いをするのも、すべて正邪が悪い。何とか平静を装おうと、喉も渇いていないのに出された水を飲み干した。

 

 なんて言い訳しようか、と考えを巡らせていると、店員が大福を持って、こちらに近づいてきた。先ほどの少年ではない。中年の男性だ。

 

「お待たせいたしました。こちら、おすすめの大福です」

「大福?」

 つい、聞き返してしまう。

「ここ、もしかして甘味屋?」

「知らずに入ったのか」

 

 レミィがまた、ケラケラと笑う。あなたが強引に連れてきたから分からなかったのよ、そう抗議するも、彼女はただ笑うだけだった。

 

 微妙な顔で、私たちを交互に見つめた店員は、私に向かい、一枚の紙を丁寧に差し出してきた。紙の端に、伝票とかかれている。それを受け取り、確認する。

 目を疑った。何にか。金額だ。私の想定した額よりも、0の数が4つほど多い。たかが二つの大福で、こんなにもするのだろうか。

 

「ちょっと」

 立ち上がり、店員に向かい、詰め寄る。

「な、なんでしょう」

「これ、あまりにも高すぎるんじゃない? 二つの大福にしては、法外よ」

「ちょ、ちょっと伝票を確認させて下さい」

 

 泡を食いながら、いそいそと伝票を目の近くまで持っていった店員は、ああ、と気の抜けた声を出した。焦っていた自分自身を落ち着けるような、そんな声だ。

 

「これ、大福二つだけの料金じゃありませんね」

「え?」

「他にも、色々な甘味の料金が含まれています」

 

 にしては食べ過ぎですけどね、と笑った店員にたいし、私はもう一度詰め寄った。何も、このくらいの額でいちゃもんをつけたくはない。が、良さそうな店だっただけに、ぼったくられるのは、心外だった。

 

「私たち、大福しか頼んでないのだけれど」

「ええ、存じています」

「なら」

「ただ、ツケられていったんですよ」

 

 つけ? と私は首を傾げる。初めて来たのに、どうしてツケがあるのか。

 

「さきほどのお客様が、料金はあなた持ちで、とおっしゃっていましたので」

「それ、誰よ」

「さあ。ですが、伝言を承っております」

 

 えーと、と頭をコツンと叩いた店員は、そいつを真似ているのか、少し高めに声を出した。

 

「賭けは、私の勝ちだ、っていってました」

 

 賭け。その一言で、記憶が蘇ってくる。一年前の記憶だ。目尻が熱くなり、また、耳が赤くなっていった。いつの間にか、私は椅子に腰掛けていた。隣のレミィが、心配そうにこちらを見つめてくる。

 

「準備、しないとね」

「準備? なんのだ」

 こてんと首を傾げたレミィに対し、私は記憶の中の彼女のように、憎たらしい笑顔を見せた。

 

「左手の指を治す準備よ」

 

 

 

──白沢──

 

「寺子屋ってのは、案外狭いんだな」

 入ってきてそうそう、九十九弁々はそう言ってきた。

「こんなんで、子供は悲しまないんですか?」わかさぎ姫が首を傾げた。

「大丈夫だよ」八橋が、それに答える。

「慧音先生にも、考えがあるんだ」

 あ、ああ、と曖昧に答えることしかできない。考えなんて、特にない。昔からここでやっているだけだ。

 

 彼女たちをここに呼んだのは、他でもない、正邪についての情報を得るためだった。彼女が死んでから早一年。正直に言えば、今でも立ち直れてはいない。だが、私なんかより、よっぽど辛いであろう針妙丸が、「私はもう、大丈夫だよ」と微笑んでいるというのに、私だけがうじうじするわけにはいかなかった。

 

「それで? 情報っていったって、何を話せばいいんだよ」

 ベンベン、と琵琶を鳴らしながら、弁々は乱暴に言った。

「どうせ、どんなに正邪が悪い奴だったか、話せって言うんだろ?」

「違う違う」

 

 きっと彼女は、同じような質問を散々されてきたのだろう。それこそ、烏天狗や、人里の人間から。そのたびに、彼女は正邪のことを話した。が、結局採用されるのは、彼女の悪い印象ばかりだった、と言ったところか。確かに可哀想だが、それは正邪の身から出た錆だ。だが、今私が必要な情報は、そうではない。

 

「チーム天邪鬼として、下克上に参加していたあなたたちから見て、正邪がどんな奴かを聞きたいんだよ。幻想郷縁起っていう、妖怪辞典にのせる情報を集めろって、編纂者から頼まれたんだ」

 

 チーム天邪鬼。下克上を引き起こし、その後、人里で騒ぎを起こした弱小妖怪の集まり。実際は、鬼人正邪に魔法の道具を使われ、武力によって従わされていたと見なされ、無罪放免となった、らしい。詳しい事情は知らない。が、射命丸が言っていたので、間違いはないだろう。いや、やっぱりあるかもしれない。彼女の言うことが本当かどうかは、怪しい。

 

「私たちから見た正邪かあ」

 八橋が、うーん、とうなった。

「まあ、間違いなく悪人だったね」

 ですね、とわかさぎ姫も頷く。

「私は今でも彼女のことを許していませんよ。はっきり言って、彼女のことは嫌いです」

「そうなのか」

「だって、私たちのことを騙していましたし、草の根妖怪ネットワークのことも馬鹿にしてました。そして何より、結局姫様に謝りませんでしたしね」

「ああ、それは許せない」

 弁々はそういった割には、随分と楽しそうだった。

「それに、礼もなく死んじまったしなあ」

 

 彼女はどこか、遠くを見るような目で上を向いていた。きっと、正邪のことを思い出しているのだろう。他の連中も、同じような表情をしていた。嫌い、許せない、と口にしたにもかかわらず、彼女たちはどこか懐かしそうに笑っている。

 

「まあ、一言で言うのであれば、彼女は“人の嫌がることを進んでやる妖怪”でしたね」

 優雅に体を揺すりながら、わかさぎ姫は、ですよね? と他の連中に尋ねていた。

「そうだな」

「そうですね」

「そう、なのか」

 私は頷きながら、メモを取る。

「正邪は、“人が嫌がることを進んでやる妖怪”だったんだな」

「違うよ、先生」八橋が柔らかい笑みを浮かべ、首を振った。

「人が、じゃなくて、人の、だよ」

 

 先ほど書いたメモの下に、が、を、のに変えて同じ文を書く。そこで、ようやく彼女たちの言わんとすることが理解できた。

 

「どうせ、鬼人正邪は悪い妖怪ってことになるんだから、私たちも考えたんです」

「人の嫌がることを進んでやる妖怪、ね」

 なるほど。確かにこれだと、どちらともとれる。思わず、笑みが浮かんだ。捻くれた、彼女らしい通称だ。

 

 さて、次は何を聞こうか、と思案を巡らせていると、こんこんと扉が叩かれた。来客だろうか。ご飯時に来客というのも珍しい。

 

「すまないが、待っていてくれ」

 

 彼女たちにそう言い残し、席を立つ。ぎしぎしと音を立てる廊下を進み、扉を開いた。が、そこには誰の姿もない。悪戯だろうか。

 

「なんだったんだ」

 

 迷惑な奴もいるんだな。今度会ったら説教してやろう。そう思い、寺子屋へ踵を返すと、足下に落ちている何かを蹴飛ばしてしまった。慌ててしゃがみ、それを手に取る。透明な袋に水が入っている。表面には文字が書かれていた。つまみ上げて、顔の前へと近づける。すると、中に何かがいることに気がついた。気がついて、驚いた。腰が砕け、その場に崩れ落ちてしまう。よかった、と声が零れた。通りがかる人が、心配そうにこちらを見つめてくる。が、そんなことはどうでもよかった。

 

「確かに好きだとは言ったけどなあ」

 涙混じりの声が溢れ出た。

「まさか、生きたシラウオを渡されるとは」

 

『おにぎりよりはましだろ?』と書かれた袋の中で泳ぐシラウオを見て、私はため息を吐く。"私だったら、そいつの好物を見抜いて、持ってくる" 一年前なのに、どういうわけか、彼女の言葉をはっきりと覚えていた。

 

「お前には渡さないとか言ってたのに」

 

 やっぱり、天邪鬼だな。そう呟く。彼女の得意げな笑い声が聞こえた気がした。

 

 

 

 


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