男なのに…   作:ハエ缶

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日本海軍っていうのにちょこちょこっと出てくる横文字にグローバル化を感じる毎日。


デイリー任務 その1

「それでは叢雲くん、君一人じゃ心細かろうし工廠にて新たな娘を建造しようじゃないか!」

 

「本音は?」

 

「これでもか!ってほどのハーレムを築くのが私の夢なのだよ」

 

「クズ!この提督クズ過ぎる!」

 

 

───────────────

 

from 工廠

 

「ここに大将殿に戴いた資材が各300ありまーす」

 

「見れば判りますし、誰に説明しているんですか」

 

工廠の中には良く分からない液体の詰まったガラスの水槽が2ケースあり、サイズは丁度人が一人分不自由ないサイズ。

 

『今回の提督さんも任務を請けずに来てるみたい!』

『残念な人だねー!』

『勿体ない人だねー!』

 

「!?」

 

「どうかしたのか?叢雲くん」

 

「さっきから任務がどうとか声が聞こえたのですが…」

 

「声…かい?」

 

「いえ、気のせいかと…」

 

提督はそう、とだけ返し資材量をウキウキしながら考え出した。

 

先ほどの声は提督には聞こえていないのか、それとも幻聴か

 

『幻聴じゃないですー!』

『叢雲の癖に聞こえてるのですかー!』

『生意気ですー!』

 

「…!」

 

今度はハッキリ聞こえた、幼少期に聞いた声だ

まさか妖精?

声に出さずにでも意思疏通が出来るということは心が読まれているということ?

 

『妖精“さん”ですー!』

『叢雲の癖にー!』

『“さん”が重要ですー!』

 

2番目の奴はそろそろ握り潰してもいいんじゃないかな?

 

『キャー!』

 

はあ、それより任務って何なの?

 

『任務屋さんから請けれるものでー!』

『達成すると報酬が貰えてー!』

『裏ボスポジションは任務屋さんだったー!?』

『きゃー!』

 

楽しそうで何よりだよ

さっき言ってた通りなら、提督は任務を請けてないのかも知れない

 

「提督、失礼ながら一つ質問が」

 

「許可する」

 

「建造に関する任務は請けておられますか?」

 

「…」

『…』

「…」

 

辺りが静寂に見舞われる

 

「忘れてたわ」

 

この提督は大丈夫なのか?

 

「ちょっと任務屋さんのとこに行ってくるから、叢雲はここで待機しておいてくれ」

 

「了解」

 

提督は俺に背を向け駆け足で出ていった

 

『提督行っちゃった!』

『資材バラバラ入れようとしてるよー!』

『こんなんじゃ資材に無駄に消費されちゃうー!』

 

資材って適当入れるものじゃないのか?

 

『違いますー!』

『これだから叢雲はー!』

『料理もちゃんとレシピ通りに作らないと美味しく無いのと同じですー!』

 

艦娘を料理で例えられてもだな…

 

『叢雲にはレシピを教えてあげますー!』

『全く叢雲ったらー!』

『特別ですよー!』

 

後で提督にも教えておきますか

怪しまれないように言わなきゃならないな

 

 

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