作者は未だに任務を忘れて建造を繰り返してます
「待たせたな(イケボ)」
「そんなに待ってないですし、対してイケボじゃないです。
例えるなら発情期に入ったジャイアンです。」
「どういう声!?その例えで伝わる人がどれだけいるんだよ!?」
「建造に使用される資材の量は決まりましたか?」
「何事も無かったかのようにリスタート!?」
何時までも1つのボケに固執する程、暇じゃないってことだよ提督
「コホン」
「それって声に出さなきゃダメなんですか?」
「叢雲くん、ちょっと黙ってようか!?」
からかいがいがある人だな
「叢雲くんには建造の待ち時間を利用して、鎮守府の近海に出撃して貰いたいから最低限のAll 30で建造してみようと思うよ」
そんなの聞いてないぞ!単艦で出撃だと!?
練度は最低値、戦闘経験は皆無だぞ!辛うじて海面移動が出来るようになった位だというのに!
「ちょ!提督!?
って、もういないし!」
『提督は建造中だよー!』
『叢雲程度じゃ大ピンチー!』
『入渠の準備しなきゃー!』
2番目は今度どさくさ紛れで踏み潰そう。
「よし、無事建造も出来たしさっそく出撃して貰おうか!」
やるしかないな
場所が変わって出撃ハッチ
「詳しいことは戦場での叢雲の判断に任す!
私としての命令は1つ
絶対に帰ってこい!」
「了解…!出撃するわ!」
────────────────
とか、格好良く出撃決めたけど…ま。何とかなりますか
『むむむ!北東方向に艦影がみえます!』
!?
ここまで来て、なぜ妖精さんがいるのかについてはスルーしよう。
「敵の数は?」
『偵察艦のようでー全て駆逐艦ーイ級、ロ級、ハ級の3艦ですー!』
「俺の初陣としては悪くないわ。」
背中を冷たいものが伝うのを意識しないよう、虚勢ともとれる言葉を口にする。
「そのまま素通りさせる訳にいくかよ!」
急いで敵艦の進路上へ先回りする。
そこにいたのは報告通り、3艦の駆逐艦。
「ふぅー…、沈みなさい!」
俺の掛け声を合図に初陣となる戦闘が始まった。
囲まれる前に動くっ!12,7cm連装砲を牽制の為撃ちまくる!
敵が散り始めたら狙いを定めて肉薄する
「邪魔だっ!」
ドンっ!
激しい爆発音と衝撃で倒れそうになるが堪える。
よし、先ずは1匹!
ボンッ!
被弾したのは俺だ
左肩が無くなったかと思うほどの衝撃を受け、海面を2,3回跳ねた
「きゃあ!」
油断した…左肩から下を動かすことも出来ない上に、挟撃の形をとられた
なにより悲鳴が女子そのものじゃないか!
『油断し過ぎですー!』
知ってる。自覚したよ
『丁度いいのでチュートリアルの為にも叢雲は負けるがいいですー!』
…は?丁度いい?チュートリアルのため?
ふざけるなふざけるな、ふざけるな!
「ここからが、“私”の本番なのよ!」
身体の中に何かが入ってくる感覚がした───
「私の前を遮る愚か者め。沈めっ!」