皆様もお気をつけくださいまし
長くなりそうだった為、ここも分けます
『むーらーくーもー!』
『どーこーだー!』
妖精さんが呼んでるな…
「残り入渠時間は…っと、終わってたわ…」
どれだけ傷を負っても、入渠さえすれば完治するんだから便利な身体になったもんだわ
入渠施設が凄いのか、艤装のおかげなのか
不思議な身体になったもんだわ
『むーらーくーもー!!』
『返事くらいしたらどーだー!!』
妖精さんの呼び掛けがキツくなってきたし、反応を返すべきか?
入渠位ゆっくりしたいものだ
「にゅーきょちゅー!!」
『まだ入ってたとはよっぽど回避が下手のようですねー!』
『軍学校からやり直すべきですー!』
余計なお世話なのだよ
それに提督過程だったから、
「はいはい、それで収集品はどうだった?」
『知りたくば出てくるべきですー!』
「今いきますよっと」
ガララ
開けようとしていた扉が開き、
「ん、叢雲じゃないか
さっきから大声で話していたのは、君だったのか
誰かと話している様に聞こえていたのだが…見たところ1人のようだな、誰と話していたんだ?」
「あ、あー」
やばい。妖精さんと話していたとか言ったら、確実に変な人扱いされてしまう!
本来艦娘は、妖精さんを見ることが出来ても意志疎通は出来ないらしい。提督ですら声を聞くことは出来ない人がほとんどらしい、現にうちの提督も、見れるが会話は出来ないレベルだ。
「なんだ?別に言えない事なら詳しくは聞かないさ。見たところ提督や由良にも言えない事のようだ、心配するな
この長月、秘密と約束は守る。話せるようになったら話してくれたらいい。
では、失礼する。先ほどの指揮は良かった、お疲れさま」
そう言い長月は扉を閉めて出ていった。
「あいつは、あの状況にも関わらず良く普通に出来てたな…」
俺←全裸
け、決して
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『遅い!』
妖精さんの喋り口調から“ー”が消える位に、待たせていたらしく妖精さんの目にはハイライト
「ごめんごめん、提督の夕飯のオカズ1品あげるから勘弁してくれ」
提督非公認だけどな
軍学校時代の後輩なら別に構わんでしょう、多分。
『それなら、勘弁しますー!』
ちょろいな
「それで、収集品の方はどうだったの?」
『あーそれならー!』
「川内、参上。夜戦なら任せておいて!」
『ここにいるですー!』
川内型軽巡洋艦の
軍学校でも必ず問題
「叢雲よ、これから提督のとこに行くから、貴女も一緒に来なさい。挨拶もまだでしょ?」
「そうだねぇ、ついでに夜戦のお願いでもしようかな!」
「
提督のことだ、仕事も終わりきって無いだろう。
その状態で夜戦などしていたら、仕事が追い付かなくなってしまう。
「ま、夜はまだ長いからね。」
意味は判らないが、まだ諦めていないんだろう…
「取り敢えず、提督のところに行きましょうか。
……?」
「了解。どうかしたの?」
「いや…大丈夫よ」
妖精さんどこに行ったんだろう…また、服とかに入ってなきゃ良いけど
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コンコンコン
「なんだ」
「提督。叢雲、入ります。」
「あぁ…?1人じゃないのかね」
書類から顔をあげこちらを見てくる。見た感じ書類が減っておらず、今さっき始めたと言われても納得できそうだ。
「えぇ、先ほどの出撃で収集し、建造に成功した…」
ここまでい言い、後は川内に喋らせる。
「川内型軽巡洋艦、一番艦の川内、参上!
これより提督の指揮下に入ります!夜戦するときは絶対呼んでね?」
「川内か、夜戦の時は声をかけるからその時まで静かに、静かに英気を養っていてくれ。
この鎮守府の案内を長月に頼むから、これを持って長月の所まで行ってくれ」
2回言ったな、2回。
提督は地図と封筒を川内に持たせ、川内は退室した。
「思ったより提督してるんだな」
「思ったよりは余計です。」
「それで、俺は何をやれば良いんだ?」
提督は軽口を返したあとは黙々と書類を片しているし、特にやることは無いんじゃないのかと思ってくる。
「先輩は本部への連絡と、任務の整理をお願いします。」
「
俺にと用意されていたであろう、麦茶を飲みながら羊羹を食べつつ返事をする
麦茶が
俺の記憶じゃ無いにしろ、こうフラッシュバックするんなら艦娘になったことで何らかの影響があったって訳かね…