というわけで、高難易度と周回とハロウィンである程度区切りがついたので投稿。
召喚に成功したその翌日、レイシフト命令が下された。場所はフランス。オルレアンともいうべきか。そこで特異点の反応が出た。
安全なコフィンによるレイシフトでのものは初めてだが、失敗の確率は少ない。が、それでもヘラクレスはつれてけなかった。曰く、彼自身に調整がまだ済んでないらしい。コス...調整が済んでないため、危険を回避する。それでも、カーミラは連れて行く。
「...ん。ここは...」
「...おお!ついたのか!百年戦争が行われてたフランスに!」
「はい。ここは1431年のフランス領だと思われます。今は休戦時期です。」
「戦争に休戦か。まぁ、100年もやってればそーなるか!」
「レイシフト後の体調、及び魔力安定を感知。大丈夫そうです。」
「早くしなさい。無駄話はしなくても?」
「うむ!とりあえず街を探さないとだな!」
レイシフトで降り立ったのは平地でもあり、森の入口ともいうべき場所。
「...ん?どーしたみかん。上ばっか見て。」
「バカ兄貴。気づかないの?上のやつ。」
「貴様もだ盾女。あれがこの歴史にあると思うか?早くあの胡散臭い魔術師に解読させろ。」
「えっ?」
そう言って上を見ると黒い球体が浮いている。いや、正確にはあると表現した方がいいのか。
「あら、気づいてなかったの?鈍臭いわね...」
「ロマン、あれはなんだ?」
「...分からない。こちらでも調査を進めておく。みんなはとりあえず、街に行って情報、及び聖杯の捜索を。」
「うむ!」
「はい!」
そうして街を探し...約一時間程探したのだろうか。城壁を見つけた。
「あれは...先輩方、見つけました!」
「む!見つけたのか!よしよし、この道であってたか!」
「...けど待って。なんか襲われてない?」
「...あれは竜?ワイバーン?けどそんな感じのね。」
「ワイバーンだって!?そんな幻想種、この時代にはもういないぞ!?」
「あれの血を吸っても美味しくはなさそうね...貴女に任せるわ。」
「ちょ!?戦わないのか!?」
「戦うとか戦わないとかの以前に、早く行かなくていいの?」
「あー!もう!マシュ!急ぐぞ!」
「は、はい!」
「セイバー。私達も行こうか。」
「あぁ。」
マシュは信成を、オルタはみかんを担ぎ、急いで城門のところに向かう。
「私はそうねぇ...ん?あれは...」
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悲鳴が上がる。兵が倒れる。
竜。どんなに攻撃をしてもその鱗には傷がつかない。その血を飲むものは呪いとして不老不死になる。様々な文献があるが、少なくとも普通では倒せず、勇者やドラゴンスレイヤーと言われる伝説にすがり倒すしかない。
が、そんな伝説は今は無いし力もない。
フランスはもはやここm「はぁっ!」
竜が斬られる。あの傷1つおわなかった竜が。
「いそいだな。マスター?」
「流石にね。街の中に入られたらたまったもんじゃない。けどこの様子だと入られてるかなぁ。」
「...ならどーする?」
「...んー。よしこーしよう。あの竜をある程度間引いたら中に入って安全確認。百年戦争ならあの人がいるはずだし。」
「ん。ならいくぞ。」
大体私の小説は本文を1000文字の最低ラインを守りたいですね。