フォーリナー一体も持ってないからきたらきたらで嬉しいけどそんなことない...よね?
「先輩!」
「相手は竜だ!手加減なしでやっちまえ!」
「はい!」
多数の竜相手に一人で戦うマシュ。それを魔力でサポートする。
「カーミラ!早くきてくれると嬉しいけどな!というか呼ぶか!令呪をもって命ずる!カーミラ、ここに来て戦え!」
令呪を一画使用して命令する。
「...ったく。竜の血は美味しくなさそうと先程いったばかりなのだけれども」
「血は美味しくないかもしれないが我慢しろ!今はとにかくここを守るぞ!」
「はいはい。」
カーミラの戦闘はマシュのように守る戦い方ではない。かといってセイバーのように殲滅する戦い方でもない。相手を苦しめ、辱しめ、じっくり嬲ってから死に至らしめる。
その為の拷問。吸血鬼だとも言われたその力。
(まぁ、史実通りだと彼女はレズとかっていうのがあるけどな!その辺は歴史が証明してない筈だから、なんとも言えないが!」
「声、出てるわよ?」
「はっ!?」
しかし、無駄話をするほどの余裕はある。現に、マシュのサポートも万全になり、ほぼ攻撃を受けてない。
「これでも撤退をしない...か。ここにいた筈の門番は?」
「先程、みかんさんが連れてって治療を。なんでも、人探しと町の安全を配慮するとの。」
「成る程理解した!なら少なくともここを守るぞ!」
「あっ、そうだ。先程見たのだけれど...」
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「なんであなたが街を...!」
「ん?...何でだろうね?分からないけど...」
「たす、たすけて...!」
「煩いよ?」
そして突く。
そのレイピアのようなフェンシングの剣を巧みに使い、一般市民を屠る。
「あなたはフランスを愛してた筈だ。現にスパイとしてロシアやロンドンに活動記録が残ってる。」
「意外だな。よく調べてるね?」
「当たり前。シャルル・ジュヌヴィエーヴ・ルイ・オーギュスト・アンドレ・ティモテ・デオン・ド・ボーモン 。又の名を、シュヴァリエ・デオン」
「真名すら看破されるとはね...一体どの要素で?」
「服装。剣。服装は恐らく、マリー・アントワネットが事情を知らずに送ったドレスだ。また、フェンシングをするデオンとジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュの絵画から。」
「ははっ...そうかそうか。絵画があるのか...情報有り難う。じゃあしね。」
サーヴァントならではの脚力で一気に追い詰める。
「甘い。私の事を感知してないな??」
その突きを面で防ぐセイバー。
「貴様、クラスはセイバーだな?」
「どうやら、君もそのようだ」
ここにフェンシングと剣道(?)、異種戦闘が始まるーーー!
デオン持ってないから喋り方やらは知らない...すまない...すまない。
ジャンヌ?さぁ、彼女は何処にいるのでしょうか。