問題児たちと黒い影が異世界から来るそうですよ? 作:風前の灯
瓏牙をどうやって物語に突っ込もうかと考えてたらそのまま寝てしまうという(笑)創作意欲も眠気に勝てず(笑)
とりあえずここらで瓏牙のギフトを出そうかな~と思ってます。
それでは、本編をどうぞ!!
(他の奴らは俺より一つ二つ下の歳ってとこか……あのヘッドフォンの奴は強いな…)
びしょ濡れの三人を見ながら、瓏牙は三人の実力を見定めようとしていた。
(ドレスの女の子は…佇まいからして命令とかの力か?対して物静かな女の子は………さっきから猫と話てる……そういう力なのか…もしくはただの気違い(笑)なのか…まあどうでもいいか)
三人に近寄ると丁度自己紹介をしていた。
「私は久遠飛鳥よ。以後は気を付けて。それで、そこの猫を抱きかかえている貴女は?」
「………春日部耀。以下同文」
「そう。よろしく春日部さん。次に、そこの真っ黒な貴方は?」
「真っ黒って……まあいいか、俺は黒霧瓏牙だ。どんな呼び方でも気にしないから適当に呼んでくれ、久遠さん」
「そう。私は飛鳥でいいから。最後に、野蛮で狂暴そうなそこの貴方は?」
(野蛮で狂暴(笑))これは瓏牙である。
「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で狂暴な逆廻十六夜です。粗野で狂暴で快楽主義と三拍子そろった駄目人間なので、用法と容量を守った上で適切な態度で接してくれお嬢様」
「そう。取扱説明書をくれたら考えてあげるわ、十六夜君」
「マジかよ。今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様」
心からケラケラと笑う逆廻十六夜。
傲慢そうに顔を背ける久遠飛鳥。
我関せず無関心を装う春日部耀。
鋭い目付きで箱庭の中央を見つめる黒霧瓏牙。
この問題児四人を物陰から観察していた黒ウサギは思う。
(あの真っ黒な人以外は皆問題児みたいですねえ…でも…何故でしょう…あの真っ黒な人が一番アブナイ匂いがします…)
「で、呼び出されたのになんで誰もいねえんだよ。」
「そうね。説明がないままでは動けないものね…」
「………。この状況に対して落ち着きすぎているのもどうかと思うけど」
(全くです)
と、黒ウサギがツッコミを入れたのも束の間、箱庭の中央を見ていた瓏牙がふいに呟いた。
「というか…そこの女の子もそろそろ出てきたら?いい加減バレてるのに気付けよな…」
瓏牙の冷たい視線が一つの茂みに達すると同時に、黒ウサギは得体の知れない恐怖に身を硬直させた。
(!?か…体が……動かないです…!!な…何かに体を縛られているような…!!)
「さて…一つ聞こうか。お前は俺の敵か?味方か?」
そう瓏牙が呟いた瞬間、瓏牙の周りの空間が歪んだ。
皆さんはブラックホールの性質を知っているだろうか?ブラックホールという言葉は聞いたことがあっても、性質まで説明できる人はそうそういないだろう。
ブラックホールとは、光すらもねじ曲げる仮想重力場のことである。本来、一秒間で地球を約7周半すると言われる光をねじ曲げる重力など存在するのかすら疑問だが、問題はそこではない。
ブラックホールの中心には暗黒の空間が出来上がる。光もねじ曲げるため、ブラックホールの中心は光のない暗黒の世界となっている。現在の瓏牙の周りも暗黒の闇が漂い、光が存在していない。これには問題児達も唖然と立ち尽くすほかない。
「さぁどうだ?もしお前が敵なら、今すぐ殺れるが…どうだ?」
「!!ち、違います!!黒ウサギは皆さんの仲間です!!」
「そうか、ならいいんだ」
直後、瓏牙の顔が微笑んだかと思うと、闇は消えていた。
((((……………今のはいったい…?))))
瓏牙以外の四人は未だに少し震えていた…この状況を作り出した張本人だけが笑っていた。
「早く説明してくれよ…俺は眠いんだから」
「は…はい!!黒ウサギにお任せください!!」
瓏牙は考える。この世界には、自分すらも上回る存在があるのだろうか………なければそれまでだが、もしそのような存在があるとすれば…考えれば考えるだけ笑みがこぼれる瓏牙は、問題児と共に黒ウサギの説明に耳を傾けていたーーーーー
………はい!!第2話終了!!今回は瓏牙のギフトを少し披露してみました。瓏牙の"闇"を使った威嚇って感じですかね。ギフト名は後程…なんですが、色々応用力のあるギフトにしたいな~って考えてます。
批評・感想もどんどんください!!
それでは、また3話で会いましょう!!