問題児たちと黒い影が異世界から来るそうですよ?   作:風前の灯

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こんばんは~風前の灯です。
私事で親戚の家に行っていたので更新が遅れました…誠に申し訳ありません。
さて、今回は瓏牙の脱走(笑)です。


第3話 瓏牙の脱走

黒ウサギの説明を聞き終わり、黒ウサギの所属しているコミュニティに向かっている最中、瓏牙が問題児達にこう言った。

「ちょっと探索に行きたいんだが…黒ウサギにバレるとめんどくさいから、適当に誤魔化しといてくれ。」

「貴方…もの凄く勝手ね…」

「生憎、人と過ごしたことがないんでね…」

そう呟くと、黒ウサギを威嚇した時に出現した闇が彼を覆い、一瞬で瓏牙は消えた。

「ずるいわね…あのギフト…」

「そうだなあ…俺も速く動くことぐらいは出来るけどな…消えるのは流石に無理だな」

「貴方も十分ずるいじゃない…」

「なんだお嬢様、俺らのギフトに嫉妬してるのか?」

「そういう訳じゃ無いんだけど…」

「ただ、瓏牙にはかなり深い過去が有りそうだがな」

「十六夜君、心が読めるの?」

「いや、そういうのじゃないんだが…アイツは…存在自体が闇みたいだからな…何か有るんじゃねえかと思っただけだ」

 

 

 

(眠いなぁ…)

こちらは探索と言う名の脱走をした瓏牙である。

(何かねえかなぁ………ん?ギフトゲームの説明書?)

突如、瓏牙の手元にギアスロールが出現した。

 

『ギフトゲーム名 "哀れな密猟者"

 

・プレイヤー一覧 黒霧 瓏牙

 

・クリア条件 幻獣の攻撃を一度も受けずに脱出地         点から脱出する

 

・敗北条件 幻獣の攻撃を受けた場合

プレイヤーがクリア条件を満たせなく       なった場合

 

宣誓 上記を尊重し、黒霧瓏牙はギフトゲームに参

   加します 』

 

(何か既に幻獣さんたちはスタンバってるみたいだしなぁ………めんどくせぇ…)

そう言って瓏牙は自らの周りの空間を歪ませる。

光の進路すらもねじ曲げるこのギフトにより、瓏牙の姿は視覚では認知不可能となった。

(早く終わらせて寝よう…)

先ほどの威嚇で気力を使い果たし、とてつもなくやる気の無い瓏牙であった。

 

 

一方、こちらは瓏牙の脱走&十六夜の脱走によりお怒りの黒ウサギさんである。

(十六夜さんは捕まえましたが…瓏牙さんは何処にいるんでしょうか…おそらく…呼び出した四人の中では一番強い方なので…些細なことで影響は無いとは思いますが…)

などと考えていると、何かのギフトゲームの会場を発見した。

(ギアスロールは…"憐れな密猟者"……プレイヤー一覧…黒霧瓏牙!?どうしましょう…!!このギフトゲームには幻獣が出現するようですし…助けにも行けません…どうすれば…!!)

再び物思いに没頭していると、やる気の無いだらけた声が聞こえてきた。

「あれ?なんで黒ウサギが此処にいるんだ?」

「瓏牙さん!!」

「なんだ…探索はもう終了か…」

「なんですか、探索って!!黒ウサギに心配かけて!!次にこんなことをしたら許しませんからね!!」

「ごめんなさーい」

「ちゃんと反省してください!!」

その日の探索で、瓏牙が手にいれたのは黒ウサギからのありがた~いお言葉(笑)と、一つのギフトだった。

(どうやって使おうかなぁ…)

「ちゃんと聞きなさいこのお馬鹿!!」

「うるせえなぁ…小姑かよ…」

「誰が小姑ですか!!」

その日、森の中には黒ウサギの怒号がこだましていた。




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