問題児たちと黒い影が異世界から来るそうですよ?   作:風前の灯

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やっと瓏牙のギフトが分かります。といっても、謎の物もありますが…

お気に入り10件を超えました!!皆さん、ありがとうございます!!

では、4話をどうぞ!!


第4話 瓏牙のギフト

所変わって此処はサウザンドアイズの支店の中、更には白夜叉の部屋である一つの和室である。

黒ウサギに捕獲され長々と説教を食らった後、十六夜達と合流し、ガルボかゴルゴか…何かよくわからない名前の奴とギフトゲームがうんちゃらかんちゃら説明を聞き、その後サウザンドアイズにギフトの鑑定に来たらフライングボディアタックしてくる和装ロリに絡まれて…眠たいから鑑定位明日でいいじゃんと思いながらついてきた瓏牙だったが、和室に通されてから一気に睡魔が襲ってきた。

(眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い!!)

もはや呪文になりつつある言葉を自分の中で何度も唱える。いつの間にか和室の風景が変わって白夜の世界になっているが知ったことではない。

「お主はどうする?試練を受けるか?」

「アァ?」

睡眠不足で機嫌が悪い瓏牙は白夜叉からの質問にとてつもなくイライラしながら返事をした。しかし、白夜叉からすればそれは宣戦布告に聞こえたようで、笑いながらこう告げた。

「お主は挑戦を選んだようだな…ならかかってくるがいい!!力の差を思い知らs」

「眠たいっつってんだろうがアアア!!お前を永眠させてやろうか和装ロリイイイ!!」

直後、白夜叉の造り出した白夜の世界が暗黒に塗り潰された。そこにいた全員が驚愕の声を上げたが、更に目を疑う現実がそこには存在していた。

瓏牙の体が闇で覆われ、その肩甲骨の辺りからは、一対の漆黒の翼が存在していた。

余談だが、瓏牙は日本人とイギリス人のハーフである。そのため、目は綺麗なコバルトブルーであり、その立ち振舞いからは誠実さが見てとれる。しかし、闇を纏った彼の目は、血のように真っ赤で、見るもの全てを消滅させようとしているうに思えた。

「オラオラ!!どうした和装ロリイイイ!!力の差を教えるんじゃなかったのかよオ!!」

「く…このままでは…!!」

迫り来る闇を退けながら白夜叉は助かる術を考えていた。しかし、それは瓏牙の異変と共に放棄した。

「チッ…お前か…邪魔するなって言ったろ…興醒めだ、後はお前でどうにかしろ」

瓏牙の攻撃が止んだと思えば、今度は瓏牙がひとりでに喋りだし、独り言が終わると同時に周りの風景は和室に戻っていた。ついでにいえば瓏牙の翼も消えていた。

「ごめんね…瓏牙が失礼なことをして…瓏牙の代わりに謝っておくよ。ごめんなさい」

「お主…先ほどまでの口調は何処にいった?」

白夜叉の問いに、一同は固唾を飲んで見守るだけだった。いや、そこには恐怖も滲んでいた。

「本当にごめんね…ボクは天霧瓏牙(あまきり ろうが)って名前なんだ。よろしく」

天霧瓏牙と名乗った少年に、真っ先に質問したのは十六夜だった。

「ちょっと待てよ…お前の名字は"黒霧"だったハズだ。"天霧"なんて名字じゃなかっただろ」

「確かに…名字が違うし…どことなく雰囲気も違うわ」

「………同感」

「貴方は何者なのですか?」

全員が聞くと、天霧瓏牙と名乗った少年はこう返した。

「簡単なことだよ…ボクは黒霧瓏牙の正反対の存在…そして、それが一つの体という器に入っている…要は二重人格ってことだよ」

その後、性格の違いだとか翼のことなどを根掘り葉掘り聞かれた後、白夜叉から耀がゲームをクリアした褒美としてギフトカードをもらった。

十六夜は"正体不明 コードアンノウン"

飛鳥は"威光"

耀は"生命の目録 ゲノムツリー"

"ノーフォーマー"

瓏牙は"漆黒の闇 ダークカタストロ"

"光と闇 ライトアンドダークネス"

"終焉 ワールドエンド"

"Adgwpagmw? ??????????"

「ギフトカード!!」

黒ウサギが嬉しそうに叫ぶと

「お中元?」

「お歳暮?」

「お年玉?」

「TCG?」

「違います!!瓏牙さんは分かっててボケましたね!?」

「ボク…ボケるの下手かなぁ…」

「おい…黒ウサギ、瓏牙が割とガチでヘコんでるぞ。謝っとけ」

「な…何故黒ウサギが謝る羽目に…も、申し訳ありません…」

「何の茶番劇なんじゃ…これは…」

「………私にもわからないわ…」

「………右に同じ」

問題児達が召喚された一日は、長い時間を経て、ようやく終わろうとしていたーーーーー




ギフトや、黒霧瓏牙と天霧瓏牙の関係の詳細は次で明かそうと思います


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