問題児たちと黒い影が異世界から来るそうですよ? 作:風前の灯
現在、兄は海外に行っていまして、「家にあるUSBメモリーの中に小説の原形あるからUPしといて~」と国際電話で言われたために、私が代筆しています。
兄の書いた物を多少付け加えるなりしたものなので、大丈夫だとは思いますが…皆さん、宜しくお願い致します
ギフトの鑑定が終わった瓏牙達はサウザンドアイズ支店を後にして、ノーネームの本拠に向かっていた。
「あのぅ…本拠はかなりボロボロなのですが…それでも宜しいでしょうか…?」
控えめに問題児達に質問したのは黒ウサギである。
「別に良いんじゃねえの?俺なんか土手で寝てたしな!!ヤハハハ!!」
「私も別に構わないわ…土手でなければだけど」
「………右に同じ」
「…俺も寝れんなら何処でも良いけど」
「そ、そうですか…良かったです…」
問題児達の想定内の返しに黒ウサギは安堵していた。
黒ウサギの質問が終わると、次に口を開いたのは十六夜だった。
「……そういえば、瓏牙の口調…元に戻ってるな」
「いっつもあんな戦闘狂みてーな声は出してねえよ…どっかのヘッドフォン野郎と違って、俺は変態じゃないんでね」
「誰が戦闘狂だコラ…そっちじゃねえよ…さっきの大人しい口調の"瓏牙"だ」
「ああ…"偽物"の方か…」
「"偽物"?」
「教えて欲しいか?」
「まあな…背中預けるかも知れないヤツが正体不明だったら困るだろ」
(………こいつのギフトって"正体不明"って名前じゃなかったっけなぁ…人のこと言えねぇじゃねえか…)
「どうしても知りてぇってんなら…勝負でもするか?」
「良いぜ…この十六夜様に勝負の申し入れってのは…死にてえか?」
「いや、死んだらまずいだろ…とりあえず、先に相手に一発当てた方の勝ちってことで良いか?」
「ヤハハハ!!それで良いんじゃねえの?」
「んじゃ、そういうことで…黒ウサギ!!」
「!?は、はい!!なんでございますか?」
「ちょっと審判やってくれ…相手に一発当てた方の勝ちだ」
「ちょ、ちょっと待ってください!!仲間内でそんな事はダm」
「やってくれよ、黒ウサギ?」
黒ウサギが否定しようとしたが、その前に瓏牙に思い切り睨まれてしまい、蛇に睨まれた狐ならぬ虎に睨まれたウサギの絵になってしまった。
「うぅ…分かりました…でも、ホントに一発だけでございますよ!?」
「ああ、ありがとよ、黒ウサギ」
感謝の弁を口にした瓏牙は少しだけ微笑んだ。すると、それを見ていた女性陣は一斉に頬を赤く染めた。当の本人は直ぐに十六夜に向き直ってしまったが。
「うぅ…瓏牙さんはズルいです…////」
「ま、まあ、少しは顔が良いものね…瓏牙君は////」
「………私も同意////」
「……さて、やろうか十六夜…って…あ?十六夜居ねーじゃねえか…まさか…逃げたか?」
「後ろががら空きなんだよ!!」
瓏牙の背後に現れた十六夜は第三宇宙速度に匹敵する速度で自らの拳を瓏牙に放った。だが、それはあえなく失敗に終わった。というのも、何故か体が動かないのである。
「!?体が…動かねぇ…!!」
「ああ、言うのを忘れてたが、俺の"闇"は相手に憑かせることで体の自由を奪うことも出来るんだよ…夜は闇が見えにくいからなぁ…残念だったなあ…十六夜クン」
「チッ…俺の敗けだ…」
瓏牙VS十六夜の問題児対決は瓏牙のデコピンによって、呆気なく終戦となった。
第5話終了しました…今回はオリジナルストーリーでしたね…私にとってはしっかり出来てるかどうかが最大の問題ですが(笑)
これからも少しずつ兄の代わりに進めていきます。
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