スーパーヒーローのヒーローアカデミア   作:リューイ

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ヒロアカの映画観にいってメリッサが可愛くて登場させたくなって衝動的に書き始めました。
 だけどその所為でいまいちメリッサのキャラがつかめい+説明文言わせすぎで、これメリッサか?ていう感じになってしまいました。
 この後しばらくメリッサは登場しないのでその間に修正できればいいなと思っています。
こんな風に行き当たりばったりで書いていますが読んでいただけると嬉しいです。





プロローグ

 Iアイランド、それはヒーローたちの使うサポートアイテムの開発や個性研究などの最先端の知性が集うメガフロート。

 

 その玄関口ともいえる空港では子供とも大人とも言えない、丁度その中間に位置するような16、7歳の若者がひとり飛行機の搭乗手続きが始まるのを待っていた。

 

 彼は背が高くガッシリとした体格で金髪、碧眼、その上ハリウッドスター並みに整った顔をしている。 普通ならまわりの人々の注目の的になりそうなものだが、彼の誰が見ても明らかな苛立ちを隠そうとしていない態度に回りの人間は自然とどこかに消えていった。

 

 そんな彼の所に金髪に眼鏡の可愛らしさと美しさが同居する少女が、彼女には不釣り合いな大きなアタッシュケースを持ってやって来る。

 

 それを見つけると彼は先ほどとは一変し、嬉しそうに顔を綻ばせ彼女を迎えた。

 

 彼女はメリッサ・シールド、Iアイランドでもトップクラスの科学者デビット・シールドの娘である。 

 

 彼とメリッサは所属する科はヒーロー科とサポート科と異なるがアカデミーでの友人だ。

 

 「やぁ、メリッサ、僕が恋しくて一緒に日本にいくきになったのか。」

 

 そう言い彼女をハグしようと両手を伸ばす彼に対しメリッサは彼の手の届かない場所で立ち止まり頭を振る。

 

 「そんなわけないでしょ、アカデミーを退学になったあなたとは違うんだから。 貴方のヒーローコスチュームのバージョンアップした物を餞別に持ってきただけよ。」

 

 「そりゃあ、残念だ!! けどコスチュームは助かるよ、ありがとう。」

 

 嬉しそうにアタッシュケースを受け取る彼にメリッサは何故日本に行くのか彼に尋ねた、彼の生まれは自分と同じでアメリカのはずだ、それなのになぜアメリカではなく日本に行くのかメリッサは疑問に思っていたのだ。

 

 「どうしてアメリカじゃなく日本行きを決めたの?」

 

 「どうしてって、決まってるだろ。」

 

 彼はおどけてみせながら答える。

 

 「アメリカに帰って今回のことがマムに知られたら、ボコボコにされてから規則の厳しい全寮制の男子校にでも入れられちゃうだろうからね。 それに日本にいるダッドの話だと日本にも可愛い娘がいっぱいいるって話だからな。」

 

 「呆れたわ、あなた、四人の女の子と同時につき合って、その内の一人に刺されたことが原因で風紀を著しく乱したってことで退学になったのに全然懲りてないのね。」

 

 「勿論、もう懲りたさ。 今度からは一人を真摯に愛することにするよ。 だからさ、メリッサ、僕とつき合わないか?」 

 

 呆れるメリッサを気にする様子もなく彼は宣う。

 

 「はぁ…… ねぇ、バリー。」

 

 メリッサは慈しむ様に諭す。

 

 「貴方の〝個性〟は素晴らしい物よ。 飛行能力に超パワーに超スピード、どれ一つとっても一流のヒーローになれる資質だわ、それを3つも兼ね備えた個性を持っているんだもの、 女癖の悪さを治せばきっと凄いヒーローになれる、 そう、オールマイトみたいな平和の象徴にだってなれるかもしれないのにもったいないわ。」

 

 メリッサのその言葉に彼の機嫌が目に見えて悪化していく。

 

 「ふん、ダッドが言ってたぜ、オールマイトなんて馬鹿力だけで優雅さのかけらもないヒーローだってな。」

 

 そんな彼の言葉にメリッサは彼にオールマイトの素晴らしさを伝えようと熱く言葉を重ねる。

 

 「そんなことないわ!! オールマイトは素晴らしいヒーローよ。困ってる人を見過ごせない優しいひと……」

 

 彼はオールマイトの事を熱く語り続けるメリッサを苛立ちながらも見つめていた。

 

 まるで理想の男の事を語るように饒舌なメリッサを見ていると彼は苛立ってしょうがない、だがそれでも彼女から目を離すことができない。

 

 何と言う事はない、彼、バーソロミュー・クラーク・スカイライン、通称バリー・スカイラインはメリッサが好きなのだ。

 

 バリーは空飛ぶ種馬の異名を持つ父、キャプテン・セレブリティことクリストファー・スカイラインとアメリカのスーパーヒロイン、パメラ・ダンバースを母に持ち、強力な個性を自在に操るヒーロー界のサラブレットである。

 

 しかし同時にクラスメイトに恋するただの少年だった。

 

 唐突に空港のアナウンスが始まる、バリーの乗る飛行機の搭乗が始まった。

 

「そろそろ行かないと。」

 

 そう言いオールマイトの事を語るメリッサの言葉を遮る。

 

 バリーはおくびにも出さないが彼の心の中は先ほどまでの苛立ちが消え失せ、今は分かれの悲しみで一杯だった。

 

 そんなバリーの気持ちを知ってか知らないでか、メリッサはバリーを優しくハグする。

 

 「貴方ならどこに行ってもやっていけるわ。頑張って。」

 

 バリーの思考はメリッサの柔らかな感触と温もりに完全に蕩けさせられていた。だがそんな幸福な時間もすぐさま過ぎ去りる。彼女の温もりが遠ざかるにつれバリーの思考は再起動していく。 

 

 そしてバリーは名残惜しさをひた隠し精一杯格好つける。

 

「すぐにトップヒーローになって、Iアイランドでも僕の名前を聞かない日がなくなるようにして見せるよ。」

 

 そう言ってバリーは手を振って見送るメリッサと別れ飛行機に乗る、日本に行くために。

 





 読んでいただきありがとうございました。


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