スーパーヒーローのヒーローアカデミア   作:リューイ

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 雄英体育祭編 2話目です。

 と言いつつまだ体育祭には入れてないんだけれども

 頑張って書きました。

 読んでいただけると嬉しいです。

 UA10000、やっと越えられました。今更ですがお気に入り登録や感想、評価を下さった皆さま、読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。
 これからも頑張って書いて行くのでよろしくお願いします。


11話

 バリーが体育祭の警備につくと決まった週の金曜日の放課後、彼は以前デートに誘うと約束をした富井星琥がいるだろうサポート科の教室に来ていた。

 

 バリーは、ホームルームも終わっている様なので、特に何も気にせずサポート科の教室に入っていったが、その所為で教室が騒がしくなった。

 

 バリーが帰り支度をしている星琥の所に行く

 

 「やあ、セイコ。」

 

 バリーが星琥に話しかけるとさらに教室がざわつく、サポート科やヒーロー科は女子が少ない科なのでバリーの様な他のクラスの男子生徒が自分のクラスの女子に声をかけていると男子たちは過敏に反応して今うのだろう。

 

 「バリー君か、何か用なのかい?」

 

 星琥はバリーに声をかけられ不思議そうにそう言う。

 

 「何か用って、ひどいな、デートに誘いに行くって言ってただろう。明日は空いてる?」

 

 バリーは星琥の反応を楽しむように話す。

 

 すると、星琥はバリーの言葉を信じていなかったのか面食らう。

 

 「本気だったのか、私なんかとデートしても楽しくないだろうに。」

 

 星琥は依然と同じことを言う、しかし今度はバリーも口説き文句を考えていた。

 

 「じゃあ、僕が君を楽しませるよ。」

 

 バリーそう言うと彼女は「それでは、お礼にならないだろう。」と口元を手で隠し、愛らしく笑った。

 

 今着ているのが女子の制服だからか、この間のつなぎ姿より可愛く見える。

 

 「そんなことないよ、君のその笑顔が見られるなら、きっと僕も楽しい。」

 

 「恩人にそこまで言ってもらったんだ。お誘いお受けするよ。」

 

 「やった!!」

 

 バリーは少しオーバーアクション気味に星琥に喜んでみせた。

 

 「それじゃあ、詳しくは後で連絡するから、連絡先教えてくれる?」

 

 バリーはそう言い、ちゃっかり星琥の連絡先を手に入れて、サポート科の教室を去っていった。

 

 その後ろ姿を他のサポート科の男子生徒は血の涙を流し怨めしそうに睨んでいたとか、いなかたとか。

 

 

 

 

 

 

 翌日、バリーはジーンズに白いシャツというラフな格好で木椰区にあるショッピングモールの最寄り駅で星琥と待ち合わせをしている。

 

 バリーは待ち合わせ時間より少しだけ早く来ていたが、星琥も律儀な性格なのかすぐに現れた。

 

 彼女は、下は踝丈のタイトな白いパンツにアンクルストラップ付のハイヒール、上はシックな藍色のふんわりしたシルエットのブラウスに二重のロングネックレスという出で立ちで、肩に下げたショルダーバッグを揺らしながら、小走りでやって来た。

 

 その装いはスレンダーで、手足の長い彼女にとてもよく似合っており、何処かのファッションモデルがやって来たのかと、バリーは、最初そう思った。

 

 「ごめん、遅れたかな?」そう訊く星琥にバリーは「いや、まだ約束の時間じゃない、俺が早く来ていた、だけだよ、僕は世界最速の男だから何でも素早く行動しちゃうんだ。」と答える。

 

 そして「それに、こんなに綺麗な君が見られるなら、僕は何時間でも待ってるよ。」と付け加える。

 

 「ほめ過ぎだよ。」

 

 星琥はそう言うが、少し頬が赤い、褒められて満更ではないのだろう。それでも気恥ずかしいのは変わらないのだろう、すぐに話題を変えて、今日の予定を尋ねる。

 

 「それより、今日はショッピングモールに行って、映画を見ると言ってたが。」

 

 「そうだよ、さすがに一人では味気なくてね。 セイコは見たい映画ある?」

 

 「バリー君に任せるよ。」

 

「よかった、実は見たい映画があったんだ。」

 

「それは良かった、けど映画代は私に出させてくれ、じゃないとお礼に成らない。」

 

 星琥がそう言うと、バリーは一見、申し訳なさそうにポケットから、昨日買っておいた映画のチケットを出し、「実はチケットは父の仕事関係の人から貰ったものが在ったんだ。」とさらっと嘘をつく。

 

 バリーの嘘など簡単に見抜いたのか、星琥は苦笑し、「分かった、けどポップコーンは私が買うから。」といった。

 

 「ポップコーンか、いいね。どうせなら大きいのを買おう、2人でないと抱えられないぐらい大きいやつだ。」とバリーは無邪気に冗談を言い、場を盛り上げようとする。

 

 「あったらね。」と星琥は笑う。

 

 「それじゃあ、そろそろ行こうか?」

 

 バリーが星琥を促すと、彼女は「ああ、そうしよう。」とバリーと歩き出した。

 

 

 

 

 ショッピングモールについた二人は大きなモニュメントが中央に据えられている吹き抜けのエントランスをからエスカレーターで映画館がある最上階に上がる。

 

 映画館では当然抱えるほど大きなポップコーンは無かったが小さいカップのポップコーンとドリンクを買って二人は映画を見た。

 

 バリーが選んだのはヒーローが活躍するアクション映画だ。

 

 星琥と、実質30分ほどしか話したことしかないバリーには、彼女の好みなど分かろうはずがない、しかし雄英高校に進学するぐらいなのだからヒーローは好きであろうと、安直な考えで選んだ映画だったが、意外に面白く、星琥にも好評であった。

 

 映画を見終わったバリーと星琥は、ポップコーンを食べたがそれだけだと少し寂しいと言うバリーのために、ショッピングモールのカフェで軽めのランチを食べる事にした。

 

 2人は映画の余韻に浸りつつ、楽しい雰囲気のまま移動している。

 

「よぉ、久しぶりだな。」

 

 その途中で二人に、正確に言えば、星琥に話しかけてくる男がいた。陰気な感じで、まともな人間には見えない。

 

 バリーは庇う様に星琥の前に一歩出て、男を睨みつける。

 

 「大丈夫だ、バリー君、彼は知り合いだ。」

 

 知り合いだからといって良い人物には見えずどうしようかと、バリーが思案していると、男はバリーを無視して、星琥に話しかける。

 

 「2人で話がある。」

 

 「分かった。」

 

 星琥は男の提案を受け入れて、自分を守るように立つバリーの背中を触れ、「すまない、バリー君、先に行っていてくれないか。」と言った。

 

 当の星琥にそう言われればバリーも退かないわけにはいかない。背に触れた手が震えている様子もなく、本人が毅然としているのだから大丈夫と自分を納得させバリーは先にカフェに向かった。

 

 バリーがカフェついてコーヒーを飲みながら十数分ほど待っていると星琥が急ぎ足でやってくるのが分かった。その表情は先ほどと違い少し憂いを帯びている。

 

 星琥が席に着き、料理を注文し、その料理が運ばれて二人でランチを食べ始めても、バリーはあえてそのことには触れず、映画の話をしつつ、ランチを楽しもうとしていた。

 

「映画、個性が誕生したばかりのころを描いたものだったけど、意外と派手で面白かったね。」

 

「そうだな、あの頃、まだヒーローが職業ではなく、人々からの称賛だった頃、個性の有無も、免許も関係なく、ただ己の行動と精神によってのみ、ヒーローと認められていた。私は無個性だから、そんな時代に生まれて見たかった。そんな風に思ったこともあった。」

 

 バリーの対応があからさま過ぎたせいで星琥を余計悩ませているのか、映画の感想まで暗い。

 

 「ヒーローが人の称賛の声であるって所は、今も変わらないさ、だから皆の心の中にそれぞれ、ヒーローがいる。そこには免許も力も関係ないはずだ。」

 

 バリーは此処にはいないメリッサの事を、父デヴィットの様なヒーローを助けるヒーローになりたいと言っていた彼女の事を思い出しながらそう言う。

 

 バリーのその姿が余にもやさしそうなので星琥も少し、癒された気がした。

 

 「すまない。バリー君、先ほどから雰囲気を悪くしてしまっているな。」

 

 星琥はバリーに頭を下げた。そしてあの男と自分の事を話し始めた。

 

 心配をかけた事と雰囲気を悪くした事の謝罪と誠意なのかもしれないが、あるいは何か悩みがあるのかもしれない。

 

 「彼は去年の同級生なんだ、と言っても中学生の時の、と言うわけじゃない。」

 

 持って回った言い方に何か言いにくい事なら言わなくてもいいのにと思いながらも、自分から喋りだしたのだから聴いていた方が良いだろうとバリーは彼女の言葉を待った。

 

 「私は去年雄英高校のヒーロー科に通っていてね、その時のクラスメイトが彼と言うわけだ。」

 

 星琥の言う事は矛盾をはらんでいてバリーは少し混乱した。

 

 「星琥はサポート科の一年じゃなかったのか?」

 

 「そうだよ、今はサポート科の一年だ、だけど去年も少し雄英高校に在籍していた時期があったんだ。色々あって私のクラスは私を含め全員、除籍処分になってしまったんだけどね。」

 

 バリーは驚き、まともな感想が出てこなかった。

 

 「それでよく、もう一度雄英に入れたね、というかよく入る気になったね。」

 

 「半分意地だよ、それに道が閉ざされているわけじゃない。体育祭で好成績を残せばヒーロー科に編入できる可能性もある。」

 

 言うほど容易くはないだろうに、星琥はそうなればクラスメイトに成るかも知れないねとバリーに笑って見せる。

 

 「それは楽しそうだ。」とバリーも笑って見せ、やっと楽し気な雰囲気が戻ってきた。

 

 「まあ、そう言うわけで私はバリー君より一つお姉さんなんだよ。」

 

 そう言った星琥はバリーをからかう積りなのか、上目使いで「だ~か~ら~、バリー君には、今度から私の事、星琥お姉さんって呼んでもらおうかな。」と挑発的な視線を向ける。

 

 だが当のバリーは星琥の勘違いがおかしく、声を出して笑ってしまい。星琥を驚かせてしまう。

 

 「いや、ごめん。けどその理屈だと、むしろセイコの方が僕をお兄ちゃんって呼ばないといけないかもしれないよ。」

 

 星琥が秘密を話してくれたお返しと言う事でもないがバリーもアカデミーに2年通っていた事や仮免を取得していてすでにインターンを行っている事など、自分の事を話し始めた。

 

 

 

 

 互いに自分の事を話したおかげか、バリー達は朝よりだいぶ打ち解けられた感じで、ランチの後も4階の小物売り場でショッピングなどを楽しんでいた。

 

 だがそんな楽しいひと時は、建物を揺らすほどの爆音が2人の耳を劈き、露と消える。

 

 それが爆発によるものだとすぐに判断した2人は音のした方に向かう。

 

 爆発はショッピングモールの中央付近、吹き抜けになっているエントランスで起こった様でバリー達が4階の中央に着き、1階を覗き込む、まさに地獄絵図が広がっていた。

 

 休日だったので大勢の人が訪れていたのだろう、老若男女関係なく沢山の人が倒れているのが見え、悲鳴が4階まで届いている。

 

 居ても立っても居られなかったのか、星琥は「たすけにいくぞ!!」とバリーに声をかけるや否や無謀にも、傍にあった、爆発で故障したのか、止まり、壊れかけているエスカレーターで下に降りようとした。

 

 バリーは慌てて、「待って!!」と星琥の腕を掴み

 

 「こっちの方が早いよ。」

 

 そう言って星琥を横抱きに抱え、飛び降りる。

 

 急に飛び降りたので、すごく驚いただろうに、星琥は気丈にも叫び声一つ上げなかった。よほど、怪我をしている人達を助けに行きたいと言う思いが強かったのだろう。

 

 星琥は1階についたら、すぐバリーから離れ、たすけに向かおうとしている。

 

 「セイコ!! 明らかに事故じゃない! 君は周辺の安全確認をして、セーフティーエリアを確保、怪我人の救護をしてくれ、救助は僕の方が早い!」

 

 「分かった。」星琥がそう言って行動を開始するとバリーも動き始める。

 

 バリーは爆発現場を隈なく透視して、これ以上爆発物などが無いか確認し、無い事を確認すると、瓦礫や障害物に隠された被害者も透視で見つけ出し、生存者から救助をしていく。

 

 バリーは何時もよりも超高速で、しかし雑にはせず、怪我を確認し動かしても大丈夫ならそのまま、動かせないほどの怪我なら、その場で動かしても良いぐらいに応急処置を施してから、星琥のもとに運んでいった。

 

 全員を救助し終えると、ヒーローや消防はまだ来ていなかったがモールの職員たちは集まって来て星琥と一緒に救護活動をしている。

 

 だがヒーローや消防を責められない、バリーが救助を終えるまでかかったのは、ほんの1分ほどなのだから。

 

 「状況は?」

 

 「消防署にはスタッフの人が連絡済みだから、すぐにレスキュー隊が来るはずだよ。応急手当は手分けして今から始めるところ。」

 

 バリーは星琥に状況を確認して、これから何をすべきか考え、すぐに答えを出す。

 

 「僕も手当にまわる。」

 

 バリーは超高速で皆の手当をして回る。

 

 「これで完了と。」

 

 バリーが全員の応急手当を瞬く間に終わらせてしまう。

 

 「さっき話には聞いてはいたが、実際はその何倍もすごいな。」

 

 星琥はバリーの早さに、感嘆の声をあげる。

 

 「ありがと、けどまだ容態観とかないと危ない人がいるから行こう。」バリーは星琥を促し被害者の人達の所に行く。

 

 その途中でバリーの視界に不審な男の姿が映る。その男は俯きがちに目深にフードを被っていて顔はみえなかった。男は逃げるわけでも、救助を手伝うわけでもなく、ただ爆発の中心であろう方に歩いている。

 

 爆心地まで行くと男はおもむろに落ちていた瓦礫の一つを手に取る、大きさにして20㎝位のコンクリート塊だ。

 

 バリーがその塊を一体どうするのだろうと眺めていると、なんと男はその塊を投げたのだ。投げられたコンクリート塊はバリーや星琥の頭上を越え、爆発の被害者たちがいるところに落下らしようとしている。誰かに当たればさらに怪我をしてしまうだろう。

 

 だが此処にはバリーがいるのだ、そんな結末にはならない。バリーはコンクリート塊が落ちる前に受け止める。

 

 バリーはこんなバカなことをした奴はぶっ飛ばしてやろうと男がいた爆心地を見るがもういなくなっている。

 

 「バリー君!!」

 

 星琥がバリーに駆け寄って来て顔を近づける。キスでもされるのかとバリーは鼻の下を伸ばすがそうではなかった。

 

 星琥はバリーに「それは爆弾だ。早く何とかしないと」と耳打ちをしたのだ。

 

 そんなバカなと、バリーは手に持つコンクリート塊を見た。その時、ミシリ、と嫌な音を立てる。バリーもそれには嫌な予感を感じ、早急にそれを誰も居ない場所まで運ぶことにした。

 

 思い至るとバリーは、超高速でモールの外に駆けだし、真っ青な雲一つない青空へと飛び立つ、いつもなら空中散歩でもしたくなるような空だが、いつ爆発するかもしれない爆弾擬きを持っている今はそんなふうに思う余裕はない。

 

 とにかく人がいない所にバリーはそれだけ考え、ひたすら高度を上げていると、いつの間にか人工衛星を見下ろせるえるほどの高さに到達していた。

 

 バリーは「ここまで来れば大丈夫だろう」とコンクリート塊を投げ捨てる。すると見計らった様に塊が爆散した。

 

 まるで電子レンジに入れられた生卵の様に内からの圧力で弾け飛んだコンクリート塊の欠片は、礫となってバリーの体に打ち付けられる、……がバリーの体の方が硬いのか当たった傍から砕けている。

 

「これで良しと。後は戻るだけ……なんだが少し上がりすぎたかな。」バリーは眼下の地球を見てそう呟く。

 

 バリーは来た時の様に超高速で飛行して地球に戻り、星琥の待つショッピングモールに急いだ。

 

 バリーは心配そうに待っている星琥の後ろで止まり、わっ!!と声をかけ驚かせた。

 

「きゃっ」と星琥にしては可愛らしい悲鳴を上げる。

 

「バリー君か、驚かせないでほしいな。あれはどうなった?」

 

 星琥は周りの被害者たちを気遣ってあえて爆弾と言う言葉を用いずバリーにどうなったか尋ねた。

 

 「君が言った通りの物だったよ。だから、ちょっと宇宙まで言って投げ捨ててきたよ。」

 

 「今の数秒で!? 本当に凄いな君は。」

 

 星琥は心底驚いていた。救助の時もそうだったがバリーの個性はランチの時に聴いていたよりも大分凄い。生身の人が宇宙まで行って帰ってくるなど普通は出来ないのだ、星琥は改めてバリーの出鱈目さを感じる。

 

 「凄いのは君もだよ、あれがそうだと、なんで判ったんだ?」

 

 バリーも星琥に習い、爆弾と直接言わずに尋ねる。

 

 「半分あてずっぽうだよ、けど最悪の場合を考えて断定したんだ。来たときあそこにはコンクリート製のモニュメントしかなかった。」

 

 そう言って星琥は爆発の中心をバリーにだけわかるように指さす。

 

 「モニュメントの上や側に物をおいていれば目立つからすぐインフォメーションセンターに届けられる可能性が高いだろうから、設置場所には向かないが、モニュメント自体がそうなら、誰も怪しまないし動かせもしないからずっとあそこにあり続ける。だがモニュメント自体は爆発するようなものではない、なら予め中に仕掛けられていたか、もしくは犯人が物を爆発物にする様な個性の持ち主、そう考えていた。それに怪しい人物が怪しい行動をしていたんだ、怪しむのは当然だよ。それにもし間違っても私がおっちょこちょいだったと言うだけで済むんだ。」

 

 「なるほどね、けど結果として、星琥の考えは正しかったんだ、凄いよ。」と今度はバリーが短い間によくそれだけ考え付くものだと感心する。

 

 そしてそれと同時に、(こんな人の多い休日のショッピングモールでの犯行だ、特定の人物を狙った犯行とは考えづらい、不特定多数を狙った犯行だ。 だとしたら怨恨から犯人をたどるのは難しいかもしれない。犯人をみすみす逃してしまったのは痛かった)と心の中で自分自身を責めていた。

 

 その後やって来た警察やヒーローなどに状況を説明すると、現場は彼らに引き継がれる事になり、2人は帰宅することになった。

 

 あんなことがあった後だ、楽しく帰宅とはいかなかった。二人は朝待ち合わせをした駅で別れそれぞれ家に帰る。

 

 バリーは途中、今回の事件の事を考え、犯人を逃がしたことが、事件をもっと悪い方向へ進める事にならない様に祈るが、胸の中には嫌な予感が渦巻いていた。

 

 

 





 
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