ヘラクレスが現代日本倫理をインストールしたようです   作:飴玉鉛

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二十三夜 蠢く影は、黒

 

 

 

 

 くぅくぅ、くぅくぅ、お腹が鳴りました。

 ……お腹が空いたな。ここ数日間、ずっと絶え間なく襲い来る飢餓感に、心を擦り減らす思いで堪えてるけど。

 とっても――くぅ――とっても――くぅ、くぅ――お腹が減ったなぁ。

 先輩の作ったご飯が食べたいな――邪魔なあの娘を食べたいな――セイバーさんは大丈夫――あの怖いヒトを食べ(殺し)たいな――姉さんはどうしてるんだろう――兄さんはどうしたんだろう――私はまだ堪えられるかな――なんで堪えてるんだろう?

 

 ペリ。

 

 指から爪が剥がれる。生々しい音と共に、間桐桜は自身が噛んでいた親指の爪が割れていたのに気づいた。

 痛みはそれほどない。血も、出ていない。割れて剥がれた爪が、すぐに治癒していく様を見て、桜はぼんやりと自らの手を見詰めた。

 

「何をしている」

 

 静かに。胸の奥に突き立つような声がして。

 白く染まった髪を揺らし、桜はギクリと肩を動かした。

 

「自らを傷つけ生を実感しようと試みても、そこに忌避を感じなければ人の道に立ち返る事はできない。マスター、お前は既に破綻している。ヒトである事を忘れたくないのであれば、無為に自らを傷つける行いは避けるべきだ」

「っ……カルナさん……」

 

 何気ない所作。何気ない視線。それだけで桜が痛みにヒトの心を感じようとしていた事実を言い当てられ。そしてその行為の無意味さを諌められる。

 痛みを感じようと即座に治癒してしまう膨大な魔力。汚染された大聖杯に接続された桜の肉体は、もはやヒトのそれから乖離しつつある。その様を見る度に心が軋むのに、直言を厭わぬ諫言は耳に痛かった。

 疎ましい。しかし、遠ざけるわけにはいかない。桜は自身が召喚した二人目の英霊、太陽神スーリヤの子カルナの声に顔を上げる。

 

 円蔵山の内部にある大空洞、龍洞に敷設された大聖杯の前。そこにある闇を払うように佇む太陽の化身が如き大英霊。少女の眼前には、人型の太陽が如き青年が居た。

 その肌は病的なまでに白く、その体躯は枯れ木のように痩せたもの。しかしカルナの膂力は怪力と称しても誤りとはならない。彼の洞察力は人の域にはなく、桜が隠そうと藻掻いている事実を刳り抜く。

 まるで、酷薄な太陽。全てを白日の下に晒されてしまう恐怖がある。

 故に桜はこのサーヴァントが苦手だった。恐ろしくて堪らない。なのにこうして傍に置くのは、彼の強力さをマスターとして知るが故だった。そう、あの英雄王ギルガメッシュをして『ほう? 陰の月が日輪を従えるか。面白い――』とまで謂わしめたのだ。桜はあの傲岸不遜を絵に描いたような王が、認めるような物言いをしたという一点のみでカルナを評価した。

 

 だが、苦手だった。その眼差しが、その物言いが。彼が善性の存在であるのは解る、解るが――どうしてこう、心に刺さる事ばかりを言うのだろう。その真意が桜には分からない。もっと優しくしてほしいのに……。

 しかし知る者が見れば、カルナの雄弁さ、多弁ぶりには驚嘆するだろう。カルナという男は言葉数が少ないというのに、桜に対してだけは幾度も声を掛けるのだから。だが――

 

「お前の忍耐はもうすぐ底を突くだろう。そうなればこの地に大いなる災禍を齎すに違いない。ならば堪えるのではなく、何かで紛らわせるべきだ。少なくともこのような場に隠れ潜むのではなく、心を支えられる者の近くに身を置いた方がいい」

 

 ――彼の真意は、決して桜に伝わらない。

 

「お前が感じるものはなんだ。独りで堪える孤独か、理不尽に対する怒りか。いずれにしろ、それらよりも“餓え”が上回る時が来る。マスター、お前は恐れているな? 自らが傷つくのを厭い、ただ蹲り堪えているだけでしかない。勇気を絞れ、行動しろ。そうすればお前は傷つくだろう。だが最悪の事態だけは――」

「……うるさい。……黙って、ください」

「………」

 

 助けてという声に応え、現界した太陽神の子の言葉は、陰に沈む少女を掬い上げられない。

 カルナは小揺るぎもしない表情のまま、命令に従い口を閉じた。自らの無力を嘆くように握られた拳に――何もかもに、桜は気づかない。

 だって桜はカルナが嫌いだ。本音を言えば視界に入れたくもない。

 苛立ちから感情が荒ぶり、普段の桜には考えられない悪意に塗れた声で吐き捨てた。

 

「私の事なんか、何も知らないくせに。知ったかぶりで、私を語らないで――!」

「………」

「カルナさんは、私のサーヴァントなんだから……ただ私の命令を聞いて、私の事を護ればいいんです。なのに……なんでずっと私を詰る(語る)んですか? そんなに、そんなに私を虐めたいんですか。そんな事……私は求めてなんかいません。これ以上私を抉ら(責め)ないで!」

 

 無言で佇むカルナから、桜は目を背けた。いや、最初から見てすらいない。

 眩しいのだ。陰に潜み蠢くモノにとって、カルナという大英霊は眩しすぎる。直視してしまえば、何もかもを灼かれてしまいそうな気がして……桜は日輪と対峙できない。

 

「……了解した。マスター、お前が望むのならオレは黙ろう」

「………」

 

 カルナは言葉を探すも、掛けるべき物を見つけられずに命令に従った。彼は悟っている。今は自分が何を言っても意固地にさせるだけで、その心に悪影響しか与えられないと。

 それを離れて見ていた男、黄金の甲冑を纏った英雄王が、腕を組んだままクツクツと嘲笑う。カルナは英雄王を一瞥した。英雄王も、その視線を平然と受け止める。

 

「莫迦め。貴様とアレは水と油よ。何をしても反発するしかない。むざむざ追い詰めるとは、とんだ忠犬もあったものよな」

「――英雄王。オレはお前がマスターに近づく事を赦しはしない。どのような甘言でマスターを誑かしたのかは知らないが、我がマスターを利用せんとするあらゆる行為は、オレに対する挑戦と判断し戦う事になるだろう。それを知っておくといい」

「ハ――その結果に招く不信を厭わぬのか? サクラは我を恐れている。だが同時に他の何者よりも我に縋り、心の均衡を保つ柱としているのだ。我を除けば、待っているのは貴様の危惧する未来のみ。求められたモノを施す高潔なる聖者よ、貴様がアレに施せるものなど何一つ無い。貴様の方こそ知れ、もはや破滅は避けられんとな」

「それでも。オレはマスターの命に殉じよう」

 

 カルナは実体化を解かないまま、永劫に続くかのような飢餓に堪えるマスターの傍に侍る。悪しきモノを近づけぬようにと。

 ギルガメッシュは肩を竦めた。彼はカルナを恐れてはいない、しかし一目は置いている。ヘラクレスや自分に匹敵する実力者であると。

 

 だがそれがなんだ? 桜の抱えるモノは、実力だけでどうこうできる範囲外にある。カルナの性質は、決して桜を救えない。英雄王はそう断じて、確信していた。

 英雄王がカルナに譲るようにして桜と距離を置いているのは、カルナを恐れているのではなく、あの二人を絡めればそれだけで桜の精神が傾くと見ていたからでしかない。

 

 それに、日輪では照らせぬものもある。――否、太陽をこそ疎むモノ達が、桜の抱えるモノに惹かれ集まっている。

 

「――おや。何かあったのかね? 普段に増して物々しいようだが」

 

 その声が、龍洞に鳴り響く。桜がパッと顔を上げた。

 

「神父さんっ」

 

 やって来たのは、黒い法衣を纏う言峰綺礼である。首に提げた十字架に目がいく、筋骨隆々とした長身の男は、悠然とした足取りで当たり前のように桜の許へ歩み寄る。

 カルナは制止しようと手に持つ封じられた大槍を動かした。だが言峰は怖じない。彼に自分を止める手立てはないと確信している。何故なら、桜が此処で最も信頼しているのは、ギルガメッシュに次いでこの男なのだから。そんな彼に無体な態度を取れば、ますます桜はカルナを疎むだろう。

 疎まれるのを恐れはしない。だが悪しき道に導く者しかいない場で、自分までいなくなればそれこそ桜は破滅への道をひた駆ける事になる。忸怩たる思いで、動かしかけた槍を彼は止めた。

 

 言峰はそれを嗤わない。寧ろ敬意を払って会釈し、その横を通り抜ける。だがギルガメッシュは嗤った。――無力だな、施しの英霊。崩れ落ちる華を支えるには、貴様の手は余りにモノを灼き過ぎる――

 

「どうして戻ってくるのが遅かったんですか?」

「何。此度の聖杯戦争は特例のものになるだろう。無関係の人間を巻き込む事は聖杯戦争の監督役として見過ごす訳にもいかない。アインツベルンからの要請があったのだ、警察機関への働きかけや、魔術協会と聖堂教会の対処を要すると」

「――あの娘の」

「ああ」

 

 話題に出た瞬間、桜の眼に根深い憎悪が過る。言峰はそれに、口元に貼り付いた笑みを微かに深めた。

 

「それに伴い、冬木の一部区画を閉鎖させ、近隣住民に暗示を掛け海外へ旅行に出てもらった。物的損害は避けられないが、せめて人的なそれは抑えられるだろう」

 

 言峰は懐から地図を取り出すと、それを桜に手渡した。

 冬木の地図の数カ所に大きな丸が付けられている。そこでなら、聖杯戦争に人を巻き込まないで戦闘が行えるという事だ。

 まだ争いを厭う優しい少女の心が、その事に安堵の念を抱かせる。それが、アインツベルンの姫に対する隔意を微かに和らげた。冬木の街を、自分達の街の人を気遣ってくれたと、そう感じたから。しかし――

 

「それともう一つ。これはあくまで一個人としての憂いなのだがね」

 

 ――悪意を増幅させる言の葉が、桜の中にある憎悪、嫉妬を助長するように、囁くように男は毒を塗りたくる。

 

「――最近、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

「…………? …………え」

 

 カルナが動く。彼は看破した。故に止めんと動き、言峰綺礼の企ての一部を突き崩す――しかし、無駄だった。心の動きを巡る、武ではどうにもならない戦いでは、カルナは言峰綺礼に及ばない。

 

「学び舎に通わず仲睦まじく新都を巡り、傍目には逢引きに現を抜かしているように見える。セイバーとバーサーカーの陣営は密接な関係にあるが――私としては、間桐桜を探し求めているようには、とてもではないが見做すことが出来ない」

「戯言を。お前の言は破綻している。彼らはお前達の狙いを読み、仕掛ける他にない時が来るのを待っているだけの事だ」

「…………」

 

 カルナは、自身の言葉がこれほど空虚に響くのを聞いた事がなかった。桜はカルナの指摘を全く聞いていない、言峰の言葉にのみ反応し、凍りついている。

 実力で排除できない讒言者。これほどに厄介な男に信を置くマスター。こういう時、どうすればいいのかをカルナは判断できなかった。故に、我ながら見苦しいと思いながらもカルナは断じる。

 

「言峰綺礼。聖杯戦争の監督役を任じられたお前は、誰に対するにも不誠実な企みを抱えている。その証をお前は右の腕に持っているのだろう」

「……ほう? なぜそう思う、施しの英雄」

「ランサーの鬼気迫る眼を見れば解る。お前はランサーと対した際、常に右腕を意識していた。――あるのだろう、そこにランサーの令呪が。お前はマスターでありながら、監督役を嘯いている。その不義を抱えたまま、我がマスターに讒言を弄するのを見過ごせはしない」

 

 カルナの眼差しは一切の虚偽を赦さない。不正を認めない。彼は、足掻いていた。孤立無援の地で、ただひたすらに自らのマスターを救おうと。

 だがカルナの指摘に、邪なる聖者は微塵も動じなかった。流石にカルナの言葉に注意を引かれた桜の前に、言峰は裾を手繰り上げて右腕を晒す。

 

 そこには、確かにあった。――膨大な数の令呪が。

 

 これまでの聖杯戦争で、令呪を使い切ること無く脱落したマスターから集めた予備令呪。さしものカルナも眼を見開いた。桜は動揺し、しかし言峰は言う。

 

「確かに私はランサーのマスターだとも。だが主に誓って、私は聖杯を私事のために掴まんとしていたのではない。聖杯を掴むべき者を見定める為に、ランサーにサーヴァントとマスターの情報を集めさせていたのだ。その証拠に私はランサーに令呪で命じている。“総ての敵と戦え、ただし斃さずに生還しろ”と。そしてもはや私にランサーは必要がない。間桐桜、君の魔力容量ならば総てのサーヴァントの戦闘を賄っても余裕があるはずだ。ランサーのマスター権を君に譲渡したいと思うのだが、どうだね?」

「え……? いいん、ですか……?」

「無論だ。私の使命は終わった……いや、私の目的は既に君と共にある。懸念があるのだろう? それを私が取り払おう。君の祖父、間桐臓硯の動向を見張る事に専念する。それで私への疑念は晴れるはずだ」

 

 桜は、恥じるように俯いた。アサシンを従える間桐蔵硯、彼は桜にとって逆らえない恐怖の象徴。そんな怪物を抑えてくれるという言峰を、彼女が信じない道理はない。

 そうして言峰は嗤い、愉悦と共に令呪を切る。

 ――令呪を以て命じる。ランサー、主人の鞍替えに賛同せよ。これからは貴様のマスターは間桐桜だ。

 それは、クランの猛犬の誇りを何処までも踏み躙るものだった。一度ならず二度までも、主人を替えさせる屈辱の令呪だった。歪んだ喜悦に、言峰は嗤う。

 令呪が、桜へ移植された。これで六画の令呪が桜にある事になる。カルナという大英雄と契約していてなお、更にクランの猛犬を加えても負担を感じない桁外れの魔力供給は、彼の知名度の薄さから劣化していた霊基を大いに補った。

 

 凄まじい勢いで、駆け付けてくる。憤怒に塗れ、屈辱に青筋を浮かべた――それは、蒼い槍兵である。彼は一人の女を担いで駆け付けた。

 

「――言峰ェッ! テメェ、ふざけた真似をしてくれるじゃねえかッ!」

 

 スーツを纏い、片腕を喪失した女を担いでいたランサー、クー・フーリンは女を下ろすや魔槍を顕し、空間が歪むほどの殺気と共に言峰に詰め寄っていく。

 

「ほう、存外近くにいたらしい。それに、ソレはバゼットではないか。まだ生きていたとは意外だな」

 

 平然と言峰は笑う。ランサーが今まさに自分を殺そうとしているのに、その余裕は全く揺らがない。ランサーは桜を見る事すら無く、主人を二度も替えさせた男を殺す為に魔槍を握り締めていた。

 極大の赫怒と共に、光の御子が語気を震えさせる。怒りの余り気が狂いそうで、実際にランサーの霊基でさえなければ彼は怒り狂っていただろう。

 だが、魔槍が言峰を貫かんとした瞬間。

 

()()()! ()()()()()()()()()()()!」

「ッ――!? グッ……!」

 

 桜の叫びが、ランサーを縛った。

 

 令呪だった。言峰のそれとは比較にもならない拘束力である。苦み走った顔で、ランサーは桜を憎たらしげに睨んだ。

 またしても。またしても令呪。いい加減、うんざりさせられる。言峰の心臓に魔槍が突き刺さろうとしたその瞬間、薄い笑みを湛える言峰の胸の前で槍の穂先が止まっていた。

 桜はランサーの形相に怯えた。彼女の影が蠢き、護るように起き上がる。

 それにランサーは露骨に舌打ちする。言峰を殺せない――その屈辱を、堪えるように唇を噛む。そこへ新たな声が呆れたふうに闖入した。

 

「おいおい……円卓(クソ)どもも真っ青な空気じゃねえか……なあおい、ランサー。テメェ、何がバゼットを救う手立てがあるだ? オレのマスターを預けてやったってぇのに、元凶がいやがるじゃねえか」

 

 全身甲冑のサーヴァントである。嫌な予感はずっとしてたんだが、と溢す兜の騎士はかぶりを振る。

 聖杯からの通達で、彼らが味方の陣営だと知ってはいたが、いざ実物を目にすると呆れてものも言えない。単独で行動しようにも生死の境を彷徨ったままのマスターではそうもいかず、ランサーと遭遇した兜の騎士は彼らと合流するしかなかったのだ。

 今回はとことん運が無ぇな。騎士は呟き、まあいいかと気楽に構える。どうせ何をしたとて最後に残るのは一騎のみ。そしてそれは自分だと自負する故に、誰が味方になっても構わないのだ。マスターさえ死ななければそれでいい。

 

 兜の騎士を興味深げに言峰は見る。彼の興味は既にランサーから外れていた。そんな言峰を意図して視界から外し、ランサーが複雑そうに頭を掻いて応じる。

 

「……返す言葉もねえ」

「オレには関係ない。で、バゼットを救えるのか? まだ一度も戦ってもいねえのに脱落するとか、洒落にならねえからきっちりしてもらいたいんだが。ほら、仮にもお仲間なんだろ? ならちゃっちゃと済ませてくれ」

「いいだろう。私なら彼女の一命を救える」

 

 言峰が申し出るのに、まだバゼットを騙し討った下手人を知らない兜の騎士は「応、任せる」とすんなり乗って。クー・フーリンは物理的な圧力すら感じられる眼で睨むしかない。

 兜の騎士はバゼットさえ治ったなら離反する気満々なのだが、意識のないバゼットを抱き上げた言峰はそれを見透かしたようにして意味深に嗤って。彼女を桜の許まで連れて行くと、そのまま治癒の施術を始めた。ランサーと兜の騎士はそれから眼を離さないでいる。ランサーは元より、兜の騎士は欠片も言峰を信用していない。おかしな真似をした瞬間に殺す気でいた。

 

 そんな彼らを見渡し、ギルガメッシュは嘯く。

 

「――さて。役者は揃ったわけだが……貴様はどうだ? 戦士王。間もなく幕が上がる。精々我を興じさせよ。施しの聖者は戦うだけの強者(つわもの)だが、貴様までもそうであったなら興醒めも甚だしいのでな。我の期待だけは裏切ってほしくないものだ」

 

 祭りがはじまろうとしている。この世界を、この時代の結末を占う大戦が。

 

 そして、それを真に始めるには――

 

「我はまだ貴様らには仕掛けん。やるべき事がある。

 この我を差し置いて()()()を名乗る不遜な輩を、縊り殺してやるまではな」

 

 ――ギルガメッシュは、裁定者の権限と令呪が、自身に及ばぬ事を知る。故にこそ、彼は聖杯の招いた聖者を殺すだろう。

 

 

 

 

 

 

 




カルナのステータス
筋力・A 耐久・A 敏捷・A 魔力・A++ 幸運・E 宝具・EX

全力戦闘を常に行える万全の状態。宝具連発余裕。召喚主を救うことを誓っているものの、言葉足らずで直言が過ぎるのに真実を的確に突くため疎まれている模様。そして燦然と輝く幸運Eである。槍兵だからね、仕方ないね。

あと大聖杯が汚染されていたら聖者やルーラーは喚べないというのは、デマだと判断して進めていきます。調べても公式にはなく(調べ方が甘いのかもしれないけど)、活動報告で教えを請うた結果の判断です。
ですので以後、デマでなく本当だと判明しても、独自設定ということで押し通させていただきますのでご容赦を。

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