ヘラクレスが現代日本倫理をインストールしたようです   作:飴玉鉛

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7.1 運命(Fate)

 

 

 

 ――アルゴノーツより離れ、此処に集い足るは人理の分岐路に立つ者達。

 

 本来ならば()()()()()()()()を意味する字義。其れがこの世界線に於いて変形して、結成されたのが【ヘラクレスの一党(ヘーラクレイダイ)】と呼称される一団である。

 血族に限らず、ヘラクレスに最も影響された英雄達が集う事となる、ギリシア神話に燦然とその名を輝かせる英雄旅団。彼らはヘラクレスの持つ異端の英雄性に惹かれて、死が互いを分かつまで共に歩んだ勇者達だ。そう……()()達なのだ。

 勇気ある者、それを勇者と呼ぶ。この時代この世界に於いて、真の勇気を持った者は英雄旅団のみであるとすら謳われ、()()を超えた()()という名称の語源となった者達こそが彼ら。

 

 人は語り継ぐ。神と人の関係を刷新し、その生を駆け抜けた大英雄の軌跡を。伯父の生涯に亘る冒険、偉業、戦争に纏わる総てを詳細に記録した従軍者にして、自身もまた類稀な知勇を以て知られる輝ける同行者を。

 

 人類史全体を見渡しても十指に入るだろう賢者が懸念した剪定事象。歴史が書き換わりかねない一つの運命(Fate)。出会ってはならぬ異端の英雄と、戦神を父に持つ猛き女達の女王はしかし、邂逅を運命づけられて。今神々すら予期できぬ()()が噛み合い、静かにその歯車を廻しはじめた。

 

 誰が呼んだか大いなる栄光(ヘラクレス・メガロス)。由来は忌み名でしかなかったそれは、その意味を真実、栄光の其れへと変遷させる事となる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「契約しよう。神に課されし我が勲を以て、その身の咎を晴らすものと」

 

 カウカソス山の山頂で鎖に繋がれ、生きながらに肝臓を鷲に啄まれる責め苦を負わされていた姿を見たヘラクレスは、人類に慈愛を以て火を授けた神プロメテウスにそう告げた。

 己が勤めを果たした時、ヘラクレスはゼウスより褒美を授けられる。それは神々の女王に罰を与える権利。それを放棄して、ゼウスに免罪を請いプロメテウスを解放すると言ったのだ。

 

『お前は――』

 

 震えた声は、肝臓を鷲に啄まれる痛みを堪えるためのものではない。

 顔を青褪めさせ、戦慄したようにヘラクレスを見るプロメテウスは、その先見性と優れた洞察力を以てして、その内面に潜むものを的確に察知したのだ。

 

 ヘラクレスは、()()()()()

 

 責め苦を負うプロメテウスを、ではない。まるで探していた最後のピースを見つけたかのように、邪悪に……純粋な悪意を滴らせるように……無垢な笑みを浮かべたのだ。

 あらゆる痛みを忘却するほど、背筋が凍る。ろくに言葉も交わさぬ内からそう申し出た巨雄が、何よりも恐ろしいものに見えてしまう。救命を誓ってくれた彼の英雄には感謝せねばならない、だがプロメテウスは背を向けて去っていく英雄を畏れた。神が人を畏れたのである。

 ――捨て置いてはならない。自由にさせてはならない。何かが致命的に()()()()()()気がする。

 神々にとってあの英雄は決して野放しに出来ない男だ。天に配されし星々の総てを束ね、総力を結集してでも封殺すべきだ。警戒すべきはギガースではない、テュポーンではない、その親たるガイアですらない。あの男こそこのギリシア世界の神々の黄昏。オリンポスに終焉を齎す者。

 

 だが……と、プロメテウスは思った。プロメテウスは人に慈愛を以て火を授けた者。その魂は神々の時代よりも人の時代の到来に歓ぶ神だった。

 故にプロメテウスは言葉を飲み込む。おそらく己だけが気づいた秘密を、決して口外することなく胸の中に秘めておこうと。神としての畏怖を忘れ、慈父としての慈しみで彼の者の道程を見守ることにした。

 

 ――カウカソス山を降る。獅子神王の鎧を纏う男は歩む。山麓でヘラクレスを待っていた者達に、その男は柔和な表情で声を掛けた。

 先刻の悪意は寸毫たりとも見られない。毛筋の先ほども邪悪さはない。身近な者に向ける、人の温かい情があるだけだ。

 

「待たせたか」

「別に。それよりまさか本当に、勤めの報酬をプロメテウス神の解放に宛てるって契約したのかよ?」

 

 やや不満げに迎えたのはイオラオスだ。ケリュネイアはイオラオスに気を赦したらしく、ヘラクレスがいない時はイオラオスのすぐ傍にぴたりと張り付いている。ヘラクレスを見るなり駆け寄ってきたケリュネイアを手癖で撫でながら、ヘラクレスはなんでもないように頷いた。

 

「元よりこれは私にとって贖罪の勤め()()()()()()。神によるマッチポンプでしかないものだ。そんなものに価値を見いだせはせん。冒険や修練のために付き合ってやっているだけのこと。こんなものに付随する報酬など、こちらから捨て去ってやるとも。有効活用できるのならそうするだけのことだ」

「有効活用とは穏やかではないな」

「どうでもいいでしょう。勤めを果たすのも、報酬を受け取るのもヘラクレスだ。僕らじゃない。僕らはあくまで同行しているだけの身分なんですから」

 

 テラモンはヘラクレスの言葉に反駁するも、テセウスは関心なさげに切って捨てた。

 実際にテセウスが関心を寄せるのは、心より敬愛の念を懐いた偉大な英雄の足跡。英雄のなんたるかを学ぶためにヘラクレスの従者となったテセウスは、いつか彼に並ぶ英雄になることを志している。その振る舞い、その言葉一つ本来なら根掘り葉掘り真意を問いただしたいが、事が自分以外(ヘラクレス)の受け取る報酬についてである。

 関心を示すことは高潔なテセウスには有りえないことだ。アテナイの王になる自分が他者の功績への報いに口出しすべきではないと考えている。

 

「汝の言う通りだ。ヘラクレスに同行したい――そう無理を言って付いてきたんだ、無粋な問は控えた方がいい」

 

 アタランテはテラモンを窘める。異口同音にそう言われてはテラモンも口を噤むしかない。

 

 ヘラクレスは苦笑した。揃いも揃って物好きばかりだ。よもやアルゴー号より一時降りてまで同行を申し出てくるとは。

 自身の勤めの手伝いをさせる気はないが、旅の道連れが増える分には拒む理由もないと同行を赦した。が、まさかイオラオスを除いて三人も増えるとは思わなかった。

 

「さて……私もアルゴノーツに追いつかねばならん。出来る限り急いで事に当たろう。無駄口を叩くのはいいが遅れるな」

「分かってるよ。でもケリュネイアを走らせるのは無しだからな。誰も追いつけない」

 

 イオラオスが念を押す形で言うのに肩を竦める。言われるまでもないことだ。

 ヘラクレスは一行の先頭を進む。背後に付き従う新参の三人が、これまでヘラクレスと共に行動していたイオラオスに質問を浴びせていた。ヘラクレスのことを訊いているのである。

 少年は心底嫌そうに、面倒臭そうにしていたが、あまりのしつこさに根負けする形で渋々話し出していた。

 

 困ったのはヘラクレスだ。自分の成してきたことを、自分の後ろで話しているのだ。気恥ずかしいやら、なんやら……気持ち急ぎ足になりつつ歩む。

 辿り着いたのは熱帯雨林。川が幾筋にも別れて流れているからか、地面の土は常に水気を帯び、所によっては沼地となっている。底なし沼もあった。湿気が強く、木々の陰から獣が様子を窺ってくるのが解る。来るなら来い、寧ろ来て欲しい。希望に満ちたヘラクレスの目を見るなり脱兎の如く逃げていく様は悲しくはあったが、それは気にしないことにする。

 

 と、一日を歩き通してアマゾネス族の領域に入った頃だ。木々の隙間を縫うようにして、一本の矢が先頭のヘラクレスに射掛けられた。

 不意打ち、それも死角からの的確なそれ。しかしこともなげに掴み取ったヘラクレスは、矢を握撃で圧し折る。動揺する気配を感じたヘラクレスは声を上げた。

 

「アマゾネスの戦士と見受ける。早々の挨拶痛みいるが、時候の挨拶を返されても返事に困ろう。私としては女王に目通り願いたいが……」

 

 返答はさらなる矢だった。首を傾けてさらりと避け、ヘラクレスは一行を振り返って肩を竦めた。巻き込まれて死ぬなよと視線で告げる。当たり前だと気構えを作るイオラオス達にも無数の矢が降り注いだ。

 如才なく捌く面々を尻目に、ヘラクレスは途中から避けるのも面倒になっていた。アタランテがヘラクレスに訊ねる。

 

「蹴散らすか?」

「急くな。我らは招かれざる客、それが突然女王に会わせろと言ったのだ。物騒ではあるが当然の対応だろう。今暫し付き合ってやれ」

「……迂遠なことをしますね」

 

 テセウスは不満そうだ。蹴散らせるだけの力があるのに何故そうしないのかと言いたげである。

 折角だ。自分の考えをテセウスが受け入れやすいように語ろう。鎧に当たる矢を無視して、躱しもしなくなったヘラクレスは言った。

 

「テセウス。お前の知る『英雄』ならば強行突破するだろうし、一旦退いて対策を練り突入するのだろう。だがな、テセウス。そんな十把一絡げの安い『英雄』に成りたいのか? 真の英雄とは他とは違う行いを以て、人の意識と在り方を変えるもの。他の者がそうしている、他の者ならこうしている……そんな価値観に倣ってなんとするか。多少の困難はあれど、そんなものは乗り越えてこその英雄だろう。訊くが……お前は既存のギリシアの英雄に成りたいのか? それともテセウスという名の英雄に成りたいのか? 他とは違う道を往き、開拓してこそお前はお前という英雄に成れる。少なくとも私はそう信じて進んできた。そして今の私がいる」

「……なるほど……そういう考え方もあるんですか……」

 

 目から鱗といったふうに呟き納得したテセウスに、ヘラクレスは少し心配になった。簡単に誤魔化され過ぎやしないか? と。誤魔化したとうの本人が言うのは間抜けな話ではあるが。

 それを横目で聞いていたイオラオスは、しかしふと考えついたのか息を吸い込んだ。そして叫ぶ。

 

「――此処にいるのはヘラクレスだぞッ! 姿も見せずに遠巻きにした、そんな腑抜けた矢の雨なんかで傷つけられるものかッ! これ以上はヘラクレスへの挑戦と受け取るぞッ!」

「………」

「イオラオス、それは少し情けない……」

 

 ヘラクレスとテセウス、テラモンが微妙な目でイオラオスを見た。アタランテにいたっては呆れを隠さないで呟くと、イオラオスは逆に言い返してきた。

 

「だってこんなことしてたって時間の無駄だろ。伯父上の名で偉ぶる気はないけどさ、とっとと話を進められるならそうした方がいいに決まってる」

 

 道理だった。全く以てその通りである。ヘラクレスはバツが悪くなるが、無表情の裏にそれを隠す。偉そうにテセウスに語った手前、不甲斐ない顔はできなかった。

 ヘラクレス。その名を聞いたアマゾネス達に動揺が走った。こんな遠い国にまでその名は轟いているのか。面映い気分だ。そんな場合ではないのだが……彼女達になんら脅威を覚えないからだろう、敵意を向けられてもなんともない。虎が子猫に威嚇されたからと、大人気なく牙を剥かないのと同じである。

 

 矢が止んだ。暫くすると、一人の女が姿を見せる。此処に伏せていた者達の首魁だろうか。

 

 黒髪の乙女である。まだ幼さの残る顔立ちは整っているが、戦士と称して不足とならぬ精悍な面構えだった。この地に適応するために薄着で、健康的に焼けた小麦色の肌を晒していた。

 びくり、とテセウスが震える。その若い青年の瞳に熱が奔った。

 

「我が名はメラニーペ。偉大なる軍神アレスの子にして、アマゾネスの女王ヒッポリュテが姉妹である。此処には港に着いた船より降りた貴様らが、アマゾネスの領域に近づいた場合これを討つ任を賜っていた。貴様がヘラクレスか?」

「如何にも」

 

 メラニーペの誰何にヘラクレスは応じる。

 乙女は鋭い眼光でヘラクレスを見る。そして納得したように頷いた。

 

「……金色に輝く獅子の鎧と白き弓、剣、そして神獣の牝鹿。なるほど確かに貴様はヘラクレスのようだ。噂通り……いや噂以上の武威を感じる。本物と認めよう」

「………」

「我らは強き男は歓迎する。姉を呼んでこよう」

「いや、押し掛けたのは我らだ。こちらから出向こう。案内を頼みたい」

 

 ヘラクレスがそう言うと、メラニーペは意外そうに目を瞬いた。

 本当に意外だったのだ。彼女達はギリシアの英雄について知っている。自己中心で傲岸不遜、強き者ほど我を通し、礼を尽くす者など極めて稀。

 まさかヘラクレスほどに高名な英雄が、その稀な気質を持ち王たる位の者に道理を尽くすとは想像していなかったのだ。メラニーペは呆気にとられたが、頭を振って了承する。

 

「……良いだろう。ついてくるといい」

 

 背を向けて歩き出すメラニーペに従い、陰から陰に女戦士達が付き従う。

 常に張り付く視線は、ヘラクレス達が何か不穏な動きを見せないか監視するものだ。よく鍛えられている、と感心する。女だてらにやるものだと。

 ヘラクレスの一行も先導するメラニーペについていく。そこではたと気づいた。呆然と立ち尽くし、メラニーペの背中を見詰める青年に。

 

「……どうした、テセウス」

「あ……」

「……?」

「……なんでもありません。ただ、美しい方だと……」

 

 テセウスの独白に近い、溜息を乗せての言葉にヘラクレスは頭痛がした。念の為、釘を刺しておく。

 

「攫おうとはするなよ」

「……!?」

「そんなことをしようとすれば、私はお前を斬る。礼を尽くした私の顔に泥を塗ることになるからだ」

「………」

「……攫うなとは言った。だが口説くなとは言っておらん。合意を得て連れ帰る分には何も言わんよ。ただ先の私の言葉は忘れるな。十把一絡げの英雄と同じ真似はするものではない。男ならば女の方から惚れさせろ。真の男であれば女の方から言い寄って来るものだ。分かったな」

「……はい」

 

 噛んで含めるように言い聞かせると、アタランテが自分を見ていることに気づいた。なんだ、と水を向けると目を逸らされる。

 本当になんなのだ。言いたいことは言ってもらいたいものなのだが……。

 

「変人め。……そう思っただけだ」

「………」

 

 不本意である。己の価値観を押し付けたいのではない、単に自分の目の届く範囲で不快な真似をされたくないだけだ。

 

 やがてメラニーペの案内に従って歩いていると、石造りの荘厳な神殿が見えてきた。

 開けた空間である。先に遣いが報せに走っていたのか、弓や槍、剣と盾で武装した女達を従えた一人の女が立っているのが見えた。その女の後ろには、白髪の幼い少女が隠れてこちらを睨んでいる。

 

 どことなくメラニーペに似た女だ。

 

 赤みを帯びた黒髪は艶を帯び、陽の光を弾いているように白い肌。鍛えられていながら女らしさを失っていない細い首と、流麗な肢体のライン。凛とした眼差しには力が宿り、女王の威厳と乙女の可憐さが違和感なく融合していた。

 美しい。一目見てそう思う。その眼に赫と燃える気高さは犯し難い光を放っている。知らず兜を外していた。この女王を前に兜で顔を隠したままなのは非礼であると……礼を尽くさせる魂の尊さを感じさせられた。

 

 彼女こそがアマゾネスの女王なのだろう。傅く女戦士達は彼女のためなら躊躇いなく命を投げ出すものと確信できる。我知らず見惚れてしまいそうだった。女であるとか男であるとか、そんなものは関係のない、自然の中にある美しさだ。

 ヒッポリュテの目がヘラクレスを捉える。来訪者の中で最も目を引く男がヘラクレスであると報告を受けていた。故に必然、彼女の目は誰よりも先にヘラクレスに向けられて――

 

 彼女の目に、電撃が奔った。

 

「………!!」

「………?」

 

 ――な、なんだ……見ただけで分かるこの()()()()()()()は――

 

 急激に赤くなっていく顔。この地の日差しの強さに反した白い肌が赤くなったのだ。

 頬に桜色を散らして、女王は声を上擦らせる。

 

「おっ! お前っ!」

「………?」

「お前がヘラクレスか!?」

「……そうだ。お前がアマゾネスの女王ヒッポリュテか」

「そ、そうだ。私が、ヒッポリュテ。アマゾネスの戦士長! 誇り高きアマゾネスの女王だ!」

 

 ヘラクレスは困惑した。ヒッポリュテは錯乱しているのではないかと疑ってしまうほどに動転している。何があったのか……。

 

「そっ、それで? お前たちは私に会いにきたそうだな。なんの用か、言ってみると良い!」

「……ミュケナイ王エウリュステウスに出された勤めとして、お前の軍神の戦帯を譲り受けたくやって参った。どうかそれを譲ってもらいたい」

「い、いいだろう。我が宝物、お前に与えるのも吝かではない」

 

 目を見開く。要求を伝えただけで、まだ良く知りもしない相手に宝物を譲ろうというのだ。ヘラクレスは内心唖然としそうになった。正気か、と失礼にも口に出しそうになったほどである。

 しかしヒッポリュテは正気だった。だがある意味では狂ってしまったのかもしれない。そう、それはまさしく、

 

 一目惚れ、だった。

 

「ただし、条件がある! ……私とまぐわい、子を成すがいい、ヘラクレス!」

「……。………………ん?」

 

 出されたその交換条件に、さしものヘラクレスも呆気にとられ、次いで己の耳を疑い――掛け値なしに本気の目と視線がぶつかって――口を半開きにしたまま固まった。

 そんなヘラクレスを、テセウスは尊敬の眼差しで見ていた。

 

 『真の男であれば、女の方から言い寄ってくるものだ』と彼は言った。それは本当だったのだとテセウスは感銘を受けたのである。

 無論、ヘラクレスにはそんなもの、知ったことではなかったのだが。

 

 

 

 




一目惚れとは、される方にとっては暴力である。

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