Fate/staynight~最強の筋肉、襲来~ 作:筋肉脳
さて、あれから寝てしまった雷夜だが、朝には一番に起きていた。
雷夜はトレーニングのため、朝早く起きている。
あ、アーチャーは起きていたというよりも、ずっと起きていたから一番というのは、アーチャーを抜いた一番である。それは、アーチャーが雷夜のトレーニングをすべて見ていたという意味に他ならない。
SIDE アーチャー
いったい何なんだあれは?
まず最初に思ったことがそれだった。最初から見ている限りもう何時間も動きっぱなしだ。私もやろうと思えばできるかもしれないが、それでも体力はほとんど残らないというほどの鍛錬量だ。それなのに、あれはまだ準備運動だとも言いたげな顔をしている。本物の化け物だ。いったいどんなことをしてきたらあんなにも強くなれるのだろうか?人生のほぼすべてを、どこまでも真剣に費やしてきたのだろうか?私には想像がつかないだろう。どんな動機かは分からないが、あいつは決して悪ではないだろう。私の直観がそういってる。
そしてあそこまでの戦力は、放っておくという手はないだろう。そのことを凛に昨日のうちに話しておいた、
凛も薄々そう思っていたようで、簡単に了承してくれた。
そのためにはまず、事情を話さなければならないだろう。
「おい、雷夜!」
SIDE OUT
いつも日課のトレーニングを終えると昨日のお兄さんが話しかけてきた。気配は読めていたが、危害を加えるつもりはなさそうなので放っておくつもりだったのだが、向こうから話しかけてきた。何やら話があるらしい。
「君は、魔術師ではないのだな?」
「ああ、その魔術師ってのは字面からなんとなくわかるが、お兄さんは違うんでしょ?」
「正確にはそうなのだが、今回は『聖杯戦争』というのに呼ばれた亡霊だよ」
「亡霊っていうと、もう死んでるってこと?」
「ああ、それなのだが今、聖杯戦争の内容と一緒に話そう」
それから聖杯戦争とやらの説明を受けた。
大事なことだけ要約して話そう。
一つ目に、聖杯戦争というのは七人の魔術師と七人のサーヴァントによってどんな願いも叶えるという聖杯を巡って唯一人の勝者を決めるという儀式だそうだ。
二つ目に、サーヴァントとは、過去、現在、未来から英雄として活躍したものの中から選ばれるということ。
そのサーヴァントにはクラスがあり、セイバー、アーチャー、ランサーと呼ばれる三騎士クラスとライダー、キャスター、アサシン、バーサーカーと呼ばれるクラスがあること。
三つ目に、この聖杯戦争は、過去四度にわたって行われているが、一度も勝者となった者はいないということ。
この三つが大事なことだろうと思う。
ちなみに、遠坂の願いは根源(笑)への到達だそうだ。
根源のことは聞いたが、そんなものは自分で極めてこそだろうと思った。
「ふーん、話は分かったよ。で、それを聞いた俺はどうすればいいんだ?一般人に話してはいけないようなことを話すということは、俺に何かあるんだろう?」
「鋭いな。ああ、そうだ私たちは君にこの戦争の協力者となってもらいたい。もちろん、ただでとは言わn」
「そんなことはどうでもいい。それに参加すれば、強い奴と戦えるのか?」
「ああ、約束しよう。確実に戦えるだろう」
「そうか。じゃあ俺の報酬はその強い奴らと戦うということだ」
「いいのか?いや、君がそれでいいのならこちらはそれで構わない。それでは、よろしく頼む」
「ああ、こちらこそ」
今、ここに最強(雷夜のみで戦力の九割)の陣営が完成した!!
雷夜が眠たかったのは、バカテスから寝ていないためです。