IS インフィニット・ストラトス ~世界を変える一人の傭兵~   作:八神刹那

5 / 21
第四話 IS学園

IS学園。IS操縦者を育成する学園で今の世界情勢を考えると極めて、不安定かつ、危険な立ち位置に位置する組織である。

 

そのIS学園1年1組。

ISはその性質上女性にしか使えないはずだが、うっかり?起動させてしまった哀れな?1人の少年がいた。

 

「皆さん。入学おめでとうございます。私は副担任の山田真耶です」

 

真耶が挨拶するが誰も反応しない。クラスの9割の視線はこの乙女の花園に迷い込み、なおかつ、クラスの真ん中最前列にいる男子、織斑一夏に注がれている。

ウルフも一夏を見ているが

 

(織斑一夏。世界初の男性IS操縦者にして、オレがいた時代のあいつの愛機の武装の元になった機体のパイロットのプロトタイプ・・・)

 

ウルフがそんなことを考えていると

 

「えーっと、じゃあ、自己紹介をお願いしますね」

 

困った顔をした真耶がウルフを見る。それに答えるようにウルフは立ち上がり

 

「ウルフ・アース。出身は中東。趣味は読書と音楽を聞くこと」

 

単純な挨拶して席に座る。それをきっかけに順々に自己紹介をしていく。

ウルフは専用機を持っているが千冬にそのことはあまり言わないほうがいいと言われているため、言わなかったが

 

(バレるのは時間の問題だと想うけど・・・。いいか)

 

確かにその通りである。

ウルフが再び一夏を見ると

 

「絶対ですよ!」

 

真耶に言われ、一夏が自己紹介をしようとしている。

 

「織斑一夏です。よろしくお願いします」

 

それだけ言うとウルフを除く女子達の視線が

 

『それだけじゃないよね?』

 

というものになっている。それはそうだ。女の園に男一人。年頃の少女の興味が注がれるのは当たり前である。

 

「以上です!」

 

言い切った。それを見たウルフは

 

(・・・これが織斑一夏か)

 

スパアァァン!

 

快音が鳴り響いた。

ウルフが視線をやると出席簿で一夏を叩いた千冬が立っていた。

 

(まるでシヴァだな・・・)

 

ウルフがそんなことを思っていると千冬が睨む。どうやら読心術を持っているようだ。

 

「げぇ!関羽!」

 

一夏が言うと再びスパアァァンと快音が鳴り響く。

 

「誰が三国志の英雄か。馬鹿者」

 

 

 

 

そんなこんなホームルームが終わり一時間目。

ISの基本的なことを学ぶ時間であるが一夏は

 

(な、なんだとこの単語羅列)

 

完全に迷子になっていた。そんな一夏に真耶が

 

「織村君。何かわからないことはありませんか?」

 

優しく聞く。そんな真耶を見た一夏は堂々と言った。

 

「全部わかりません」

 

その言葉にウルフはため息をつくとそこに千冬が

 

「織村。入学前に渡された参考書はどうした?」

 

「分厚い奴なら古い電話帳と一緒に捨てちゃいました」

 

その瞬間、本日3度目の快音が鳴り響いた。

 

「後で再発行してやるから一週間で覚えろ」

 

「あの量を1週間でなんて・・・!」

 

一夏が反論使用とするが

 

「やれと言っている」

 

睨まれ縮む。すると、千冬がウルフを見て。

 

「アース。お前が教えてやれ。得意だろ?」

 

言われたウルフは

 

「オレが得意なのは実技。基本的なことは・・・」

 

反論しようとしたが後が怖いので

 

「了解」

 

承諾した。視線を一夏にやると一夏はかなり困った顔をしていた。その瞬間、ウルフの胸がなぜか締め付けられるような痛みを受けたがそれがなんなのかウルフにはわからなかった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。