IS インフィニット・ストラトス ~世界を変える一人の傭兵~ 作:八神刹那
クラス代表選抜せんから一週間後。
「専用機持ちに実演してもらう!織斑。オルコット。アース。準備しろ」
千冬の声に3人はISとESを展開する。
結局のところ、クラス代表は一夏になった。理由は単純、ウルフが
「面倒だから、嫌だ」
とのことだ。
展開が終わるのを見計らって千冬が
「飛べ!」
ウルフとセシリアがキレイに飛んでいく中、一夏だけフラフラしている。
「大丈夫か?」
ウルフが一夏に併走する。
「なんとか。それより、飛ぶ感覚なんてないからなぁ。どうやって飛んでんだ?」
「説明長くなるから自分で勉強しろ」
「そうですわね。色々と複雑な話になりますから」
ウルフとセシリアの言葉に一夏は苦笑いすると
『一夏!何をやっている!さっさと降りてこい!』
箒が真耶のインカムを奪い、千冬に出席簿アタックをしている。
「何やってんだあいつ」
「さあ?」
一夏が疑問に思う中、ウルフは上下逆さまで飛んでいる。完全に暇らしい。
『次は急降下と完全停止。目標は地表10センチ。順番はオルコット、アース、織斑の順だ』
それを合図にまずはセシリアが実演し、そこにウルフが行く。ウルフはスピードを緩めずに急降下。あわや地面に激突するかというところで急停止する。地表から約3センチ。そこにクラスの誰もが驚愕する。
「さすがだな」
千冬がほめると
「あと2センチぐらいだったら縮めるけど」
ウルフが余裕の表情を浮かべる。
最後に一夏が同じようにするが、地面に激突(墜落)し、クレータを開ける。それを見たウルフが
「一夏。地面とのキスはどうだ?」
そして、授業は終わりとなった。
放課後。
ウルフは約束通り、一夏の訓練に付き合うことになった。そこになぜかセシリアと箒がいる。
「さて、訓練の前に専用気持ちの2人の弱点を言っておくか」
ウルフがアシェルの武装バスターオリジンを展開する。
「まず、セシリアは同時思考できてないこと。それが大きな弱点だ。理由はクラス戦の時に教えたな」
「はい。ウルフさんの言うとおりです」
セシリアが素直に認めるとウルフが一夏を見る。
「それで問題は一夏だ。その様子だと自分の弱点が多すぎてわからないって顔だな」
「ああ。俺はなにをすればいいんだ?」
「自分では何をすればいいかわかってるか?」
「基礎的なことじゃないか」
さらっと答える一夏にウルフは首を横に振る。
「確かにそうだが。お前はほかの専用機持ちとはそれ以上の差がある。白式の稼働時間だ。稼働時間が少なすぎると機体を完全に把握できないからな。それを含めて、これから鬼ごっこをする」
「「「鬼ごっこ?」」」
3人が驚く中、ウルフがルールを説明する。
「ルールは単純。一夏は反撃なしでオレたち3人の攻撃を回避する。簡単だろ?まず、お前は回避を覚えないとな」
といってウルフは新たなにツインバスターライフルを展開する。
「セシリアはさっき言ったことを意識して一夏を狙え。箒は自由に斬れ」
「ちょうど待て!まだ、」
一夏が反論使用とする中、
「はじめ!」
ウルフの合図でアシェルのツインバスターライフルが火を噴き、ブルー・ティアーズの多角射撃、打鉄(箒)の斬撃が一夏を襲った。
言うまでもなくアリーナに悲鳴が響いた。