IS インフィニット・ストラトス ~世界を変える一人の傭兵~   作:八神刹那

9 / 21
第八話 訓練

クラス代表選抜せんから一週間後。

 

「専用機持ちに実演してもらう!織斑。オルコット。アース。準備しろ」

 

千冬の声に3人はISとESを展開する。

結局のところ、クラス代表は一夏になった。理由は単純、ウルフが

 

「面倒だから、嫌だ」

 

とのことだ。

 

展開が終わるのを見計らって千冬が

 

「飛べ!」

 

ウルフとセシリアがキレイに飛んでいく中、一夏だけフラフラしている。

 

「大丈夫か?」

 

ウルフが一夏に併走する。

 

「なんとか。それより、飛ぶ感覚なんてないからなぁ。どうやって飛んでんだ?」

 

「説明長くなるから自分で勉強しろ」

 

「そうですわね。色々と複雑な話になりますから」

 

ウルフとセシリアの言葉に一夏は苦笑いすると

 

『一夏!何をやっている!さっさと降りてこい!』

 

箒が真耶のインカムを奪い、千冬に出席簿アタックをしている。

 

「何やってんだあいつ」

 

「さあ?」

 

一夏が疑問に思う中、ウルフは上下逆さまで飛んでいる。完全に暇らしい。

 

『次は急降下と完全停止。目標は地表10センチ。順番はオルコット、アース、織斑の順だ』

 

それを合図にまずはセシリアが実演し、そこにウルフが行く。ウルフはスピードを緩めずに急降下。あわや地面に激突するかというところで急停止する。地表から約3センチ。そこにクラスの誰もが驚愕する。

 

「さすがだな」

 

千冬がほめると

 

「あと2センチぐらいだったら縮めるけど」

 

ウルフが余裕の表情を浮かべる。

 

最後に一夏が同じようにするが、地面に激突(墜落)し、クレータを開ける。それを見たウルフが

 

「一夏。地面とのキスはどうだ?」

 

そして、授業は終わりとなった。

 

 

 

 

放課後。

ウルフは約束通り、一夏の訓練に付き合うことになった。そこになぜかセシリアと箒がいる。

 

「さて、訓練の前に専用気持ちの2人の弱点を言っておくか」

 

ウルフがアシェルの武装バスターオリジンを展開する。

 

「まず、セシリアは同時思考できてないこと。それが大きな弱点だ。理由はクラス戦の時に教えたな」

 

「はい。ウルフさんの言うとおりです」

 

セシリアが素直に認めるとウルフが一夏を見る。

 

「それで問題は一夏だ。その様子だと自分の弱点が多すぎてわからないって顔だな」

 

「ああ。俺はなにをすればいいんだ?」

 

「自分では何をすればいいかわかってるか?」

 

「基礎的なことじゃないか」

 

さらっと答える一夏にウルフは首を横に振る。

 

「確かにそうだが。お前はほかの専用機持ちとはそれ以上の差がある。白式の稼働時間だ。稼働時間が少なすぎると機体を完全に把握できないからな。それを含めて、これから鬼ごっこをする」

 

「「「鬼ごっこ?」」」

 

3人が驚く中、ウルフがルールを説明する。

 

「ルールは単純。一夏は反撃なしでオレたち3人の攻撃を回避する。簡単だろ?まず、お前は回避を覚えないとな」

 

といってウルフは新たなにツインバスターライフルを展開する。

 

「セシリアはさっき言ったことを意識して一夏を狙え。箒は自由に斬れ」

 

「ちょうど待て!まだ、」

 

一夏が反論使用とする中、

 

「はじめ!」

 

ウルフの合図でアシェルのツインバスターライフルが火を噴き、ブルー・ティアーズの多角射撃、打鉄(箒)の斬撃が一夏を襲った。

 

言うまでもなくアリーナに悲鳴が響いた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。