仮面ライダーディケイド New Legend   作:survive 2nd

1 / 1
今のところオリ主は出てきません。
次話以降で、考えております。

電王は、なぜかオチ要因…。


第0話 プロローグ -世界の終焉-

 

 

 

 

 

 -

 

 ある世界の、とある場所。

 荒れ果てた大地が一面に広がる世界に、9人の男たちが居た。それぞれ風貌も体格も違う9人の男は、しかし共通して、腰にベルトのようなものをつけている。

「ワタル…状況は」

 その中の一人、黒髪の青年、『小野寺ユウスケ』が『ワタル』と呼ばれた少年に問いかける。どうやらこのユウスケが男たちのリーダーのようだ。彼を中心に、横一列で荒野の先を見つめている。

「イクサからの連絡はまだない…ファンガイアたちは予想通り、向こう側についたようだ」

「フン…所詮、化け物は化け物同士しか仲良くなれない、か」

「やめてくださいカズマさん!ワタル君の気持ちも考えて…」

 ワタルからの報告に、茶髪に水色の服を着た青年『剣立カズマ』が鼻で笑うと紺色の道着を着た少年『アスム』が庇うように叫ぶ。

「まぁまぁ、少年」

 すると、柔らかい雰囲気の青年『ソウジ』がアスムの肩をたたき、なだめる様に諭す。

「カズマは同じ境遇で争った相手だから、ああいう皮肉が言える。仲間だって認めてる証拠だよ」

「にしても、もう少し愛想よく言えないものか…カズマ」

 それに続いて、精悍な印象の男、『芦河ショウイチ』がカズマを嗜める。

「そう言えば一人足りないような…」

「あ、モモタロス!」

 その会話を聞いていた二人の青年、『尾上タクミ』と『辰巳シンジ』が、足りない人物…否、イマジンの名前を叫んだ。

「あいつのことだ、『最初からクライマックス』とか叫んで先走ってるんだろ」

 最後の一人、マゼンタ色のカメラを首から提げている男、『門矢士』は冷静に分析する。

 と、そこに。

「誰か来る…!」

 荒野の先から感じる気配に、ユウスケが声を上げ、他の者は警戒を強める。

 やって来たのは、薄汚く汚れた白い鎧を纏っている戦士。

 

 仮面ライダー、イクサだった。

 

「イクサ!」

 その姿を確認したワタルが、急いでイクサの元に駆け寄る。他の者も、『ワタル!』『駄目だ迂闊に!』『しょうがないやつだ…!』と口々に言いながら続いていく。

「お、王…!」

「イクサ!しっかりしろイクサ!」

「落ち着け少年!」

「イクサ、一体何があった?」

 ソウジがワタルを落ち着かせようとしている隙に、ユウスケがイクサの側に寄り、状況を確認する。

「わ、わからない…ただ、大量の何かが…」

「大量の…?」

「ああ…まるで湧いて出てきたかのように…無限に…」

「一体何が…」

 今にも力尽きそうなイクサを目の当たりにして、アスムが声を漏らす。

「しかも…お、俺たちの力を使っていた…」

「俺たちって…ライダーの力を?!」

 更なる報告に、シンジが叫ぶ。それを聞いていたカズマは、おもむろにその場を立ち去ろうとする。

「カズマ」

 それを引き止める士。

「どこへ行く…」

「決まってるだろ…イクサの仇を…!」

 悔しそうに呟くカズマの拳が強く握られている。もう少しで血が滲み出そうなほど、強く。

「まあ、そう焦るな。こっちから行かなくても向こうさんからお邪魔してくると思うぜ…?」

「何…?」

「ほら、噂をすれば」

 そう言って士が指差した方向をカズマ、そして残りの7人が見つめる。

 やって来たのは、大量の軍勢。計り知れない数で、まるで一つの生き物に見えてしまう程だ。

「サガも先代の王も…みな倒されてしまいました…王、気をつけて…奴らは死を恐れぬ…人形…で…」

 その一言を最後に、イクサは力を失い、地に伏せてしまった。

「イクサ…」

「ワタル君…」

 涙するワタルの肩を、アスムが強く支える。

 その様子を見ていた。タクミは歯軋りすると、うなり声を上げ始めた。

「ウゥゥゥ…」

「お、おいタクミが!」

 それに気付いたシンジが、驚いたように叫ぶ。見かねた士は、親指を突き立てると、タクミのうなじ辺りを思いっきり突いた。

「うっ?!あはははははっ?!えへへへへぇへぇえええ?!」

「誰かさん秘伝の笑いのツボだ…オルフェノクの力じゃ、あいつらには太刀打ちできないだろうからな」

「あはは…ありがとう」

「感情が昂ぶると暴走する癖…いい加減治せよ」

 治そうと思って治るもんじゃ…と呟くタクミを尻目に、士は項垂れるワタルに歩み寄る。

「落ち込む暇があったら、やれることがあるんじゃないか…王様」

「…あなたは相変わらず、励ましてるんだか煽ってるんだか」

「悪いな、性分だ」

「分かってる…すまない」

「気にするな、慣れてる」

 ワタルを立ち直らせた士は、腰に下げたホルダーから一枚のカードを取り出し、顔の前で掲げた。カードには、緑色の複眼、バーコードのような顔をした戦士が描かれている。顔の下に『DECADE』という名前が書かれている。

「そろそろ、時間みたいだぜ…」

「ああ…」

 士の呟きに、ユウスケは立ち上がり、無限の軍勢を睨みつける。

 それが合図のように、他の者たちも軍勢を見据えると、おのおの構えを取り、カードデッキ、携帯、音叉などを取り出した。

 そして…。

「行くぞ…」

 

「「「「「「「「「「変身!」」」」」」」」」」

 

《STANDING BY…COMPLETE!》

《TURN UP!》

《HENSHIN…Change, BEETLE!》

《KAMEN RIDE…DECADE!》

 

 それぞれが使う『ベルト』を作動させると、そこには変わり果てた男たちの姿が…。

 彼らの名は…。

 

 仮面ライダー…―――。

 

 

 

 

 

「―――俺をわすれるんじゃねええぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

 

 フオォォォォォン―――。

 

 

 

 

 

 

 




書いてみて思った。
ブランクが…大丈夫かこれ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。