誰かが口づけをする光景を見たことはある。
ドラマや映画でのワンシーン、いわゆる作り物の風景であるが。
知人、ましてや好きな異性が自分ではない人間とするところなど、想像すらしなかった。
我知らず、紗夜は物陰に隠れる。
幸い、建物が犇めく場所だったので隠れるのには困らない。
別に自分は悪いことをしてないのに、見てはならぬものを見たようで、酷く動揺した。
だが、この心臓が暴れている理由はそれではない。
動悸を抑え、紗夜は身を隠しながら目撃した二人の様子を確認する。
揺さ振られている胸に、一刺しの痛みが突き刺さった。
見間違いではない。小笠原純心が沖田紗羽に口づけをされている。
片や、自分が好いている男の子。片や、最近親しくなった女性。
裏切られたような気分だった。
相手は自分を好いているのに。それを知っていて何故彼女はそんなことをするのかと。
そこまで思って、紗夜はその怒りは理不尽なものだと気づく。
別に、純心が紗夜を好いており、紗夜が彼を好いているとしても、公の関係は只の友人だ。
紗夜は彼に思いを伝えてないし、その思いを紗羽に話してはいない。
仮に紗羽が紗夜の想いに気づいていても、応援するといった約束をしてなければ裏切りでもないのだ。
そこまで理屈を理解した紗夜だが、感情は理不尽であると叫び、嘆きは抑えられない。
彼女も純心を好いていたのか?
では、何故、紗夜に優しくしたのか?
純心を好いているならば、紗夜は目障りな存在なはずだ。
少し前、紗夜の服を隠した少女たちと同様の行動をしなくても、見捨てることはできた。
それをしなかったのは彼女の性根か。
紗夜の見誤ってなければ、沖田紗羽という人間は純潔である。だから、心も許していた。
見知らぬ相手ではなく、彼女だからこそ、ここまで動揺しているのかもしれない。
「突き放さないんだね……」
唇をゆっくりと放すと、両手で持たれながら紗羽は切ない瞳で純心を見上げた。
紗羽の方が五つも年上だが、純心が長身のため二人の背丈は近い。
見た目の年齢も互いに近いため、傍から見れば似合いの二人にも見える。
「私は総てを愛している。誰にも無下にはせぬさ」
突然口づけをされた純心は動揺せず、悠然としたままだ。
聞きなれた言葉で見慣れた態度。女を虜にさせる魔性の微笑み。間近で眺めた紗羽は顔を火照らせ、遠くで見ていた紗夜を不安にさせた。
「紗夜ちゃんが好きなのに?」
自分の名前を言われ、紗夜の鼓動が一瞬で跳ね上がる。
次に純心の返した言葉は彼女の予想通りのもの。
最初は戸惑い、次に呆れ、次第と慣れ、今は苦しさが募る答え。
「無論だ。私の愛は変わらない」
「──そう。相変らず、八方美人なんだから……」
尖った言葉とは裏腹に、紗羽は嬉しそうに微笑む。
「なら、前みたいに愛してくれる?」
紗羽は持たれ掛った両手を放し、そのまま純心の腰に腕を回す。
「やっぱり、忘れないの。特別な誰かができても、君の愛が変わらないなら触れてほしい」
最早、限界だった。
紗夜は立ち上がると駆け出してその場から去った。
気がつくと紗夜は公園のベンチに座っていた。
手元には担任から譲り受け、純心に渡すはずだった弓がない。
あの場所に放置したままだろうが、取りに戻る気力もなければ、このまま帰る気力もなかった。
考えるのは彼女が逃げ去って見ることを拒んだ、あの光景の続き。
きっと、彼は彼女の愛を受け入れるのだろう。
純心が総てを愛していることは分かっていた。分かっていたつもりだった。
しかし、直接的な行為を目の当たりにして、それが浅はかな理解だと知る。
嫉妬した。嫌だと思った。
自分が卑しくて、醜くて堪らなかった。
これでは彼を好いている女性から憎まれても仕方ない。
あの下種な行為が許されることではないが、される云われはあると許容できる。
彼の好意に甘んじていた自分は見ていて気持ち悪いものだったはずだ。
あの人が総てを愛しているのはいい。そういう彼だから紗夜は好きになったのだ。
だが、自分以外の誰かに触れてほしくなかった。
理解者気取りでその実、度量の狭い小娘だったというわけだ。
こんな自分では、彼の隣に並び立つことなど相応しくない。
それは嘗て、純心に想いを告げられたとき考えたことだ。
ならば、自分ではないとは誰なのか。
あの、彼の愛を寛容しながらも愛する、沖田紗羽であれば見合うかもしれない。
「いやぁ……っ!」
瞳から零れたのは、大粒の涙だった。
総てを愛しているからこそ惹かれたのに、誰かを愛しているのを耐えられない自分はあの人の隣にいるべきではないかもしれない。
でも、零れる涙は諦念の表れでなく、悔しさと飢えの輝きだった。
自分には彼の愛を認めても、彼が誰かに触れることを我慢できるほど鷹揚ではない。
だが、彼を渇望している気持ちは増すばかりだ。
ここで簡単に敗北を受けられる少女ならば、天才の妹に追いつこうともがくこともしなかった。
意固地で、不器用で、負けず嫌い。
純心や日菜のように生まれた時から太陽や黄金のような存在ではないけれど、暗闇の中でも輝きを見出そうする様は夜空の星々のようだ。
眩さはなくとも、美しい光である。
ごし、と乱暴に袖で涙を拭う。
俯いた顔を上げて、紗夜は空を見上げた。
あの人──沖田紗羽や他の誰かが純心を愛しても関係ない。
純心が誰を愛してもかまわない。
紗夜は立ち上がるとここまで来た道のりを戻る。
これから純心に会う。走った。まだ、あの女の人がいるかもしれない。かまわない。立ち寄れる空気ならばどうする。それならば壊すまで。
彼が特別だからと言ってくれたからではなく、自分こそが彼の唯一であるために。
もうすぐ、純心の家にたどり着く。
すると、向こうの方から見慣れた人影が見えた。
「紗夜ちゃん?」
「──沖田さん」
沖田紗羽に呼び止められ、紗夜は臆せず立ち止まる。
数分前の紗夜ならば、彼女を見た途端怯えたように逃げ出しただろう。
逆に紗羽は必死の表情である紗夜に只ならぬ空気を感じ取り、動揺している。
「どうしたの? あ、もしかして急いでいるところ呼び止めちゃった?」
「いえ、かまいません」
紗羽が申し訳なさそうに顔を曇らせると、紗夜は首を横に振った。
その反応に少し安堵した紗羽は、彼女に問いかけた。
「なら良かったけど。これからどこに行くの?」
「小笠原さんに会いに」
短く答えると紗羽は微かに驚きつつも、納得したように頷く。
「そうなんだ。私も知ってさっき彼に会ってきたところなんだ」
「知っています。見たので」
「!?」
今度こそ、紗羽は狼狽した。真逆に、あくまで紗夜は冷静を装う。
「お邪魔のようだったので少しだけその場を離れましたが、止めました。私は彼に会いたかったので」
紗夜の言葉に絶句した紗羽は沈黙する。
微動だにしない相手を置いてくことはせず、ひたすら紗夜が反応を待つ。すると紗羽は曖昧な苦笑を浮かべた。
「何だか色々と驚いたな」
「そうですね。普段の私ならこんなことしないかもしれません。でも、私も貴女の行動には驚いたのでお互い様です」
その言葉で紗夜がどこまで見ていたこと察した紗羽は苦笑いを深めた。
「そっか。じゃあ驚かせたついでに言うけど、私と純心くんって昔付き合ってたんだよね」
「そうですか」
「あれ? 驚いてくれないの?」
「予想していたことです。あの人が今まで色んな方々とお付き合いしていたことは重々承知済みです。私が何をしてもそれは変わらない」
あくまで冷静に装う紗夜。
しかし、口から出る言葉は冷めたものではなく、熱を秘めた決意である。
「なら、過去は他の人に全部あげます。未来は全部私が貰いますから」
苦笑を浮かべていた紗羽はその言葉に唖然とし、次第に何処となく吹っ切れたように破顔した。
「前々から思ってたけど、紗夜ちゃんは年下と思えないくらい大人ぽいね」
「いえ、まだまだ私は子供です」
自分より優れた妹に引け目を感じ、自分を好いてくれる思い人にすら素直になれない。
そんな自分が嫌だから、せめて見栄を張るのだ。
「でも、私からすれば随分と大人だよ。ねぇ、純心くんに会いに行くところ悪いけど、もう少しだけ時間を貰っていい?」
「かまいません」
「私ね、自分の住んでる場所が嫌だったの。ここに比べたら何もない田舎だし」
彼女の地元は海が綺麗な場所であるが、それ以外何の取柄もない辺鄙な場所だった。
田んぼだらけの田舎という訳でもないが、若い人間が好む遊ぶ場所もなく、そのような簡素な町で過ごす日々が嫌だった。
「だから、お父さんの知り合いというだけで遠い場所にお稽古することになって嬉しかったんだ。そんな時、見つけたのが純心くんなの」
紗羽が純心と初めて会ったのは彼がまだ小学生になった頃である。
今こそ大人びている小笠原純心だが、その頃の風貌は年相応だった。
しかし、既に周りからは煌びやかに映り、魔性の彼に惹かれる存在は多く、四歳以上年上の紗羽もその一人だった。
純心は請われれば誰とでも付き合ったので、紗羽から交際を申し込んだ時もすぐに了承している。
当時はまだ紗羽も小学生であり、同じ小学生の純心と交際することに抵抗はなく、都会にいる年下の彼氏という存在は、地元に嫌気が差していた紗羽にとって光明であった、
次第に、純心の存在に溺れた。
しかし、純心が自分しか見てくれないことに耐え切れず、色々とあってから自分から別れている。
だが、純心により深く惹かれたのはその後からだった。
紗羽と別れてもすぐに別の誰かと交際した時は一瞬呆れたが、すぐに納得する。そんな男だからこそ、自分から別れたのだ。
それから時間が経っても彼の在り方は変わらず、むしろ時間を重ねる度に純心という存在の強さが増した。
より眩しく、より妖艶に。自然と見惚れる回数は増えるばかり。
誰にも侵されず、誰にも輝きを奪わせない黄金の君。
彼が今までの女付き合いを止めて、同じ歳の少女に執心だと知った時も、彼の総てへの愛は変わらなかった。
「私にとって彼は平凡な日常を壊してくれる光だったんだ」
愛してはならぬだろうに愛してしまう至極危難な獣。
有象無象と扱われても、厭きた平凡を破壊する愛が欲しいと再び乞うたのだ。
「でもね、さっきこう言われちゃった」
──私は総てを愛している。
──だが、総てを愛してやることはできない。
──それは我が『恋』の裏切りになる。
冷静だった紗夜の表情が崩れた。
それを確認した紗羽はくすりと笑った。
「あーあ! 愛人覚悟で告白したのに振られちゃったよ。でも、これでスッキリした! これで受験に専念できるね」
「受験ですか……」
絞り出すように出した紗夜の相槌に、紗羽は頷いた。
彼女は中学三年生。高校受験の話をしてもなんら不思議ではない。
「うん。純心くんの愛が貰えたら説得してここら辺の高校を受けるつもりだったけど、当初の予定通り地元の高校に行くことになるね。となると予定通り、この指南所も今月一杯だ」
「!?」
ここで初めて紗夜が驚くような様を見せると、紗羽は嬉しそうに言った。
「元々遠方通いだし仕方ないよね。弓道の方は地元高校で部活があるし、そこでも続けるよ」
「そうです、か……」
「もしかして、悲しんでくれてる? 彼にキスをした私を」
「それとこれとは話が別です」
拗ねたような顔をする紗夜を見て、紗羽はまた笑う。
「ははは、すごいね。私だったら紗夜ちゃんの立場なら清々しちゃうかも!」
「それじゃあ、私はそろそろ行かなきゃ。今日、親に内緒でここに来てるし。日菜ちゃんによろしくね」
「はい。お元気で。──お世話になりました」
それだけが去り際の挨拶。
長い時間を過ごしたわけではないが、離別には少なすぎる時間。
しかし、これ以上彼女を呼び止めることはできない。
今にも零れそうな潤んだ瞳に向き合い続けるのは、紗夜にも酷だ。
背中を向けあった少女たちは、それぞれの道を進んだ。
紗夜が小笠原指南所に向かうと、見知った人間に招き入れられた。
一度帰った人間が戻ってきたことに怪訝していたが、忘れ物があると言うと疑問の種は即座に失せたらしい。
ついでのように純心がいる場所を尋ねると、今は弓道場にいると教えられた。
紗夜はそのまま一人で向かうと、弓道場には純心が弓を引いていた。
日は沈み黄昏の時。黄金の髪を靡かせ、広い弓道場に純心が一人だけで佇む。
何故か彼が手にしている弓は担任の櫻井から譲り受け、紗夜が置き忘れて去った、
紗夜は声をかけずに、純心の射を見守る。
引き延ばした弦を放すと、一条の光が空気を音と共に切り裂き、狙った的を穿った。
純心は硝煙が漂う的を眺めながら構えを解くと、存在に気づいていた紗夜に目を向ける。
「卿からの贈り物。とても良い弓だ。これならば私が手折ることもあるまい」
「何故それが私からの贈り物だと?」
「見知らぬ弓を見かけたので家の者に尋ねると、卿が私に贈るものがあると訪ねて帰ったと言った。それがこれだろ?」
「その通りです。正確には櫻井先生に貴方が弓で不便していることをお話して、それでご用意してくださったものです」
「成程。確か櫻井教諭の家は代々鍛冶師だと言ったがその伝手か。後日、礼はすることにして、私のために教諭へ交渉をしてくれたことを感謝するよ」
「大したことはしていませんが、貴方が満足してくれたら何よりです」
そう。それだけの為にあの弓を持ってきたはずだが、思わぬ事態になったと紗夜は心の中で嘆息した。
自分の気持ちに区切りをつける切欠になったとはいえ、好き好んであんな光景は見たくないものである。
「して、紗夜が再びここへ戻ってきたのは喜ばしいことだが、最初に卿が私に直接この弓を渡さずに帰ったことが不可解だ。大方、沖田嬢とのやり取りでも見たのだろう?」
「…………ええ、そうですよ」
まさか、彼の方からその話題をするとは思わなかった紗夜は呆気に取られながら溜息を吐く。
彼の恋心が真ならば、別の女性に口付けされたところを思い人に目撃されたというのに、純心は一切臆せず、堂々と笑っている。
純心からすれば自分から相手に迫ったわけではない。よって、疚しさがないのかもしれないが、少しくらいは動揺してもいいと紗夜は不満だった。
そんな彼女の内情を察してか、純心は苦笑をする。
「立ち去るほど私が誰かと口づけを交わすのが嫌だったのかね」
「嫌でしたよ」
紗夜のその一言に、純心は「ほう」と少し驚きのようなものを見せた。
「何やら、今日の卿は随分と素直のようだ」
「貴方こそ、私のことが好きならば言い訳の一つもないのですか?」
「ないな。あの場で私にできたことなどさしてあるまい。それとも紗夜は自分に寄り添ってくる乙女を無下に振り払う男が所望かね?」
「そこは、上手くかわしてください」
「知っての通り加減が出来ぬ性分だが、紗夜が願うならば善処をしよう。具体的な案を提示していない注文ではあるが、惚れた女の願いを叶えるのは男の務めだ」
傲岸不遜で尊大な態度はいつも通り。
いつもなら仕方のない人だと呆れるだけだが、紗夜のとある言葉に興味も持った。
「それは、本当ですか?」
離れていた場所から一歩一歩、紗夜は純心に近づく。
「惚れた女の願いを叶えるのは男の務め。貴方が私を好きだと言ってくれるなら、私の願いは何でも叶えてくれるのでしょうか?」
「無論だとも」
白銀の大弓を足元に置いて純心も彼女に近づいた。
「男に二言はない」
「いっぱい、いっぱい、我がまま言ったり、困らせたりするかもしれませんよ?」
「望むところだ。むしろ卿は我慢が多い。少しくらい私で発散しても罰は当たるまいさ」
「なら──」
彼の思いに甘えて。
いつの間にか熱を帯びた体の奥を必死に動かし。
決意の言葉を告げる。
「貴方が好きです。私を貴方の恋人にしてください」
刹那。永遠に時が凍り付いた。
紗夜がそう錯覚したのは悠然とした純心の動きが止まったからだろう。
だが、時は動くものだ。そのような幻想はこの世界には存在しない。
「なるほど──」
穏やかに彼は納得した。
「想いが届くというのは、想像以上に甘美なものだったのだな」
少年は少女に手を伸ばし、華奢な体に触れる。
撫でただけで容易く壊れてしまいそうな小さな体を彼は片手で持ち上げた。
「きゃっ!」
突然のことに紗夜は小さく悲鳴を上げた。
純心は彼女の両太腿を右腕で抱え、そのまま転び落ちないように左腕で背を支える。
横抱き──いつかの日に大衆の面前で行った所謂お姫様抱っこをしたことにより、二人の目線は同じ高さになった。
目と鼻の先で黄金の瞳に見つめられた紗夜は、一気に顔を朱に染め上げる。
「承諾させてもらおう。この時より私は卿のものであり、卿は私のものだ」
「あ、うあ、わ!」
「どうした? 我儘を言うのでないのかね? 私としてはこのまま卿を眺めたままでも構わないがな」
耳元で囁くように問いかけながら、純心は紗夜の反応を楽しむ。
このままでは何処までも箍が外れそうだと思いながら、それも一興だと考え始めた。
堪え性ではない純心が随分と耐えて、ついに触れた温もりが其処にある。
「では、その…………」
まだ恥じらいつつも、紗夜は声を出した。
仮にこの一声が少しでも遅ければ、純心は抑えれなかったかもしれない。
「もう、他の人とキスとかしないで。相手から来ても、穏便に避けて」
「先程と同じ願いだな。無論、そのつもりだとも」
「貴方が総てを愛しても構わないの。でも、こうやって触れるのは私だけにして」
「枷を嵌めるか。許す。卿にはその資格がある」
「約束よ」
男女の付き合いの上で、当たり前の約束かもしれないが、彼女はそれが嬉しかった。
ゆっくりと自らも両手を伸ばし、少年の頬を挟むように触れる。
身勝手で我が道を行く、仕方ない愛しい君に、諭すように微笑んだ。
「浮気。絶対、いけないんだから」
ある弓の話をしよう。
下界に降りた天の使者が使命を蔑ろにして、人を愛した。
神の使いが使者を咎めに舞い降りたが、使者はそれを弓で射殺した。
神は怒り、使いに刺さった矢を使者に投げ返し、使者は死んだ。
残った弓は神のものを殺した遺物。
天の者を殺し、神気を纏った弓は愛を呪った。
だが、その呪いは黄金に握り潰され、周囲に被害を与えなくなる。
尤も、平和な世では無関係な、只の戯言。
黄金は覇道を行かず、一人の少女に恋をする。
やったね! 獣殿!
彼女とバトルもないのに聖遺物GETだぜ!
とりあえず年内に紗夜と獣殿が付き合いました。
これで小学生です。
なぜ小学生からこんな恋愛するのかって、そりゃあ中学生でさよひなが拗らせるからに決まってるじゃないですか。
高校生はRoseliaに集中するから是非もないね。
なお、どの作品のキャラなのか明言してないけど、勝手に当て馬にされたはやみんボイスのあの子に気づいた方々、好きだったらごめんなさいね。
明日も短いお話を投稿します。
『おまけ』
「紗夜さんから貰った弓は随分と調子が良さそうですね」
「えぇ。これで弓を壊すこともありますまい」
「今度は矢が燃え尽きてるのですがね。いつなったら加減ができるのやら」