ーユーキスー
ドルマゲスを追ってトロデーンを発ち、トラペッタを目指している俺達。途中で賊に襲われたが奴は盛大に自爆、死にかけた所でエイト君に助けられた。その賊っていうのが探していたヤンガスで、俺達に気付いたことで自爆したってわけ。助けられた後に取っ捕まえて俺が説教、ヤンガスは土下座をして許しを乞うてくる。その時のユフィールの目、…蔑んだ視線をヤンガスに向けていました。…そんな目、…出来たんだな?
ゲルダのことをヤンガスに伝えればめっちゃ顔が引き吊っていた、当然…逃さぬように同行させる。ヤンガスは渋々ながら同行を承諾、命の恩人であるエイト君の子分という形で一行に加わった。…つーか、何を仕出かしたんだ? ヤンガスの奴は。俺達は友を見捨てるようなことはしないぜ? 頼ってくれれば何とかなったかもしれないのに。…パルミド以外で賊は駄目だろ。
ヤンガスが加わった一行は魔物を退治しながら進み、目的地であるトラペッタへと辿り着いた。そのまま町の中へ入ろうとしたトロデ王を止める、怪訝な顔をされたが理由を説明すれば納得。今の姿のままで入れば危害を加えられるかもしれないからな、安全第一と言えば流石のトロデ王もね。…後で食べ物と酒を差し入れるから我慢して貰いたい、勿論アモーレもトロデ王と外で待って貰う。彼女は強いからね、そこらの魔物からトロデ王とミーティア姫を守ってくれるだろう。
それぞれと別れてマスター・ライナスを探してみれば、宿屋近くの建物が燃えカスとなっていた。近くの人に聞いてみれば、放火とみられる不審火によって火事となり老人一人が亡くなってしまったらしい。しかも亡くなった老人の名がマスター・ライナス、…探していた人物が既に死んでいた。俺達がトラペッタに着く前日に、…何ということだろうか? もう少し早くこの町に着いていたら話を、…助けられたのかもしれないのに。
まだ他に情報がないかと更に町の中を歩いていると、何やら騒がしい声が聞こえてきた。行ってみれば酒場で中へと入ってみれば、ヒゲのおっさんとエイト君が原因のようだ。どちらかというとおっさんの方か? エイト君の顔を見て唸っている、何をしているんだか…。とりあえず間に入って事を治めようとしたのだが、酔っ払い同士が喧嘩を始めましてそっちを治めることに。別に険悪な感じはしなかったし大丈夫だろう、うん。
その後も情報収集に精を出したけど特に成果なし、別れた皆と合流してトロデ王の下へ。忘れずに食べ物と酒を買っていきましたとも。話がてら一緒に野宿ってね、…俺達だけで宿屋に泊まるのもあれだし。皆で仲良く酒盛りをしつつ野宿の方が楽しい、仲も深まるしね。
合流をして野宿の準備をし、酒盛りをする前に集めた情報をトロデ王に伝えれば驚いていた。…目的の人物が既に亡くなっていたんだから仕方がないわな、自力でドルマゲスを追うしかなさそうだ。…マスター・ライナスにドルマゲスの人となりを聞けば、正確ではないにしても行動がある程度読めたかもしれないのに残念である。
話も終わり酒盛りでも…と思った矢先、町から俺達を訪ねてきた少女がいた。少女の名はユリマ、夢で俺達のことを見てお願いをしに来たそうな。化物姿のトロデ王を見ても騒がずにお願いを頼むか、…なかなかに胆力のある少女のようだ。トロデ王も頻りに感心している、お願いを聞く気満々である。一応急ぐ旅になるのだがまぁいいか、皆もやる気みたいだし。
…でお願いを聞いてみれば、占い師である父のことらしい。高名な占い師である父の調子が悪く、原因は水晶玉なのではないかとのこと。調べてみればガラス玉に変わっており、それじゃあ調子が悪くなるのも当たり前。代わりとなる水晶玉を探してきて欲しいみたいだ、…そうは言われてもツテがないんだが。そう思ったんだが、夢のお告げで水晶玉の眠っている場所を知っているとか。
水晶玉の眠る場所は、町の南にある大きな滝の下の洞窟。…そんな場所では彼女じゃ行けないわな、魔物が出ると思うし。心当たりがあるのなら良いだろう、俺達で水晶玉を取ってきてあげようじゃないか。…ユフィールよ、水晶玉を入手してもお前じゃ駄目だと思うぞ? いい加減、占い師から足を洗えって……。