もりのどうぶつたち「わーい!」
~BGM おどるポンポコリン~
OP「Be The One」瑞鶴(CV種田梨沙)
「ん?珍しいお客さんが来たわね」
夕方。鎮守府は夕日に包まれていた。そんな中、『クナイペ鉄血』に1人の客がきた。
「すまない。少しの間、居てても良いだろうか…」
それはエンタープライズであった。
彼女はそう言うと、静かにカウンターの席に座った。奇しくもそこは、瑞鶴がいつも座っている席だった。
エンタープライズはずっと黙っている。
今の時間帯の店には彼女以外客がおらず、沈黙の空気がしばらく店の中に流れた。
「…ずいぶん、思い詰めてるみたいね」
不意にティルピッツが話しかけた。
それにエンタープライズは答える。
「……そう見えるのか…」
「バレバレよ、明らかに悲しみの感情が染みだしてるわ。お願いだから他のお客さんがいる時だけは止めてくれない?
勿論気持ちはわかるわ。私だって辛いのよ。あの子とはどれだけ長い付き合いだと思ってるのよ…」
エンタープライズはポツリポツリと話始めた。
「約束したんだ。瑞鶴は私が守るって。でもその約束を果たせなかった…。何がグレイゴーストだ。何が世界最強の空母だ…。大切な親友一人守れない私なんかっ…!私なんかっ!」
彼女は泣きながら自身を責めた。
ふと、ティルピッツはエンタープライズにあることを聞いた。
「…貴方自身はどうしたいの?」
「え…?」
エンタープライズは訳がわからないという顔をした。
「貴方は何もしないまま悔しく見てるだけ?仲間を半場人質に捕られたからって何の行動も起こさないまま?」
その言葉にエンタープライズは少し頭に来た。
「…私だって!何とかしたいと思ってる!!あぁ、そうだよ!本当は今すぐにもここから飛び出して瑞鶴を探したいさ!…でもどうすればいいかわからないんだ」
その時だった。
「…フフフ。やっと本音を言ってくれたわね」
ティルピッツが不意に笑いだした。
突然のことで戸惑うエンタープライズ。
「な、何がおかしい」
「だって、貴方いつも自分の事を後回しにして他人を優先するんだから。まぁその事に関してはあの子も同じだけど」
確かにエンタープライズはあまり自分の事を優先することが無い。常に回りに気にかけており、特に瑞鶴に関しては"守らなきゃ"という気持ちがあるため、やや自身の事を疎かにしまいがちである。
ティルピッツ曰くはその点に関しては瑞鶴も同じらしいが。
「ま、とりあえず今回の件に関しては私も介入しようと思う。昔の『コネ』を頼れば何とか瑞鶴を見つけ出すことができるかも知れない」
「コネ?」
「
「『艦船の呼び出しをする。エンタープライズ、ただちに執務室へ来るように』」
突然、呼び出しの放送がかかった。
声からして指揮官のマークなのだろう。
「さて、君たちに集まってもらった理由だが」
あの後、エンタープライズは執務室へ向かった。そこには彼女の他にもクリーブランドや、彼女の姉のヨークタウン、妹のホーネット、イラストリアスなどの主力艦隊のメンバーが揃っていた。
「いや、そこから先は僕が説明するよ」
急に扉が開き、執務室に入ってきたのは軍服を着た好青年の男性だった。
「久しぶりだね、マーク指揮官」
「えぇ、5年ぶりですねフォードさん」
二人は知り合いらしく、お互い軽い挨拶が交わされた。
そしてフォードが艦船たちの方に向き頭を下げた。
「先日は僕の父が申し訳ない事をした。謝らせてくれ」
「?!あ、頭をあげてくれよ!」
思わずクリーブランドが叫ぶ。
と、ここでホーネットの頭に疑問が浮かんだ。
「ん?父?」
その言葉に指揮官以外の一同も疑問に思う。
「あぁ、言い忘れてたね。僕の名前はフォード・モルドレン。エルドワ・モルドレンは僕の父だ」
一同は驚愕した。なぜなら彼は瑞鶴を追放したあの男の息子だったのだから。
「父は親の七光りで生きてきたようなもの。評判の悪さはよく聞いてるよ。本当に酷い事をしたよ。
だから父の代わりに謝らせてくれ。本当にすまなかった」
「フォードさん、貴方は悪くない。どうか頭を―」
それでもフォードは謝る事を止めなかった。
しばらくして、フォードは今回集まった理由を改めて話始めた。
「今回は謝罪だけが目的じゃないんだ。実は今、重桜で不穏な動きがあるんだ」
それは重桜に関する情報だった。
エンタープライズ達は集中して彼の話を聞いた。
「それが何なのかは現時点では不明だ。…それで、ここから先は君たちには非常に言いにくいんだか」
フォードは突如顔をしかめた。
「重桜に対し、事が大きくなる前に武力による完全制圧が先の会議で決まった…」
言葉が出なかった。それは何を意味するか。
重桜との本格的な全面戦争を仕掛けるということだ。
「…僕はその会議には出席していなかったから、どのような感じでまとまったかは分からないが、間違いなくこれは父の差し金だ」
「…あの卑怯者め!」
クリーブランドは怒りを顕にしながら呟く。
「今回僕が来たのはその命令を伝えに来たということだ」
ここでずっと黙っていたエンタープライズが動きだした。
「フォード氏、貴方なら何とかできなかったのか?
仮にも貴方はあの男の息子なのだろう?なら反対することができたはず!」
「すまない、エンタープライズ。父にとっては僕も一介の道具の様なものなんだ。彼が本当に溺愛しているのは自身の身だけなんだ。本当に、彼はモルドレン家の恥だよ。僕たちモルドレン家は"あの艦船少女"がいてくれたからこそ今も存続しているっというのに…」
エンタープライズはどうしても納得できなかった。
もしも重桜と全面戦争をしようものなら、今度こそ瑞鶴の居場所が無くなってしまうような気がしていたからだ。今はここにいない彼女の居場所が。
「フォード氏、もしも本当に重桜との戦争が決行したら、私はユニオンから退軍します」
「ね、姉ちゃん?」
エンタープライズの突然の発言に戸惑うホーネット。
と、その時だった。フォードが突如明後日の方を向き、口を開いた。
「すまない。もう決定事項なんだ。
と、言いたいところだが、僕としたことが珍しくウッカリをしてしまってね。指令書を"紛失"してしまったんだ。
あれが無いと正式な命令にはならなくてね、例え僕の口から直接命令を言い渡したところでその指令書が無いと意味は成さないんだ。
だから、仮に君たちが命令とは違う行動をしたりしても咎める事はできないんだ。
まぁでも、賢明な君たちなら心配無いと思うけどね。
それはさておき、ここのところ徹夜続きでね。今にも眠たいんだ。すまないが、少し仮眠をとっても良いだろうか?
その間に、君たちで"作戦会議"をしても良いから」
そう言うと、フォードは執務室のソファーに座るや否や目を瞑って動かなくなった。
皆は顔を合わせると、さっそく"作戦会議" を始めた。
1週間後、執務室に居たメンバーで編成が組まれ、鎮守府を後にした。
重桜を潰すのではなく、止める為に。
そしてその先で、エンタープライズは思いがけない再会を果たすのだった。
「(さて、僕も僕で今回の会議の結果を撤回させないと…。まずは父より上の者に掛け合ってみるとしよう。
絶対に全面戦争だけは食い止めないと。でなきゃ貴方に申し訳が立たないから。
瑞鶴…)」
To be continued…
本当に、ほんっ!とうに!御待たせいたしまして、申し訳ございやせんでしたぁぁ!!
マジで仕事関係でちょっと色々ありましてね?それどころじゃなかったんですよ!(←嘘つけ、暇な時間結構あっただろうが。つーか、この間シンフォギアの奴投稿してたよなぁ?)
ですが!いよいよアズールレーンTVアニメも近づいた参りましたし、これからも頑張って行きます!応援と感想よろしくぅ!(←どの口が言ってんだか…。別にこんな奴ほっといて良いから。
あー、あとコイツこの間スマホぶっ壊れてアズレンのデータ消えたみたいだぜwwwマジ、ダッせwwワロタwおいおまいらも笑ってやろうぜwww)
後、Twitter裏垢始めました!皆フォローしてね!
桐生瑞鶴で検索ぅ!(←止めとけ呪われるぞ)
あと、挿絵欲しいぃぃぃ!!
次回、第3章―枯レユク桜 編―
その鶴は何を思い、何処へ羽ばたくか…
なんとなく質問!炎ノ翼がアニメ化してほしい人!
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してほしい!
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するべき!
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したら良いなぁ~
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そんなことより、おうどん食べたい
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どうでも良いけど、猫ってかわいいよね?