アズールレーン ―炎ノ翼―   作:キリュー

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ウンポコ ウンポコ シャンシャン♪
ウンポコ ウンポコ シャンシャン♪
チャーチャーチャーチャーチャチャーチャー♪
(トー○スのテーマ)

「アズールレーン ―炎ノ翼―」

「第11話、"重桜へ"というお話」

チャーチャーチャチャッチャチャ♪






第3章 ―枯レユク桜 編―
Episode 11 ―重桜へ―


「これより艦船少女艤装適性実験を開始する」

 

とある研究所にて、女性科学者の山科明日香と数人の研究者が艤装の実験を行っていた。

 

 

「山科主任、本気ですか?!」

 

「ええ、もちろんよ。艦船少女の体は人間の死体を使っている。それは即ち人間が艤装を纏えなければ意味が無いわ」

 

助手の一人は心配そうに、そしてできれば止めるように促す。

「ですが、何が起こるかわからないんですよ!?もし貴方の身に何があったら…。」

 

しかし明日香はそれでも実験を止めようとはしなかった。

「仕方がないでしょ。コアを中心とした100%メンタルエネルギーによる構成、私の"山科理論"がまだ確立されて無いんだから。だからやるしかないのよ。

実験開始、艤装は0号機が使用する予定だった物を使う」

 

そして明日香は指をパチンッと一回鳴らし、

 

「抜錨」

 

そう呟くと、艤装が独りでに明日香の体に装着された。

 

「装着経過は順調。問題は無し。ようやっと人間の体で纏える様に調整できたわ」

 

 

 

 

 

 

 

海底資源開発 不明物質及び海上起動兵器研究報告書

2022/7/16 ミッドウェー諸島 海上兵器開発研究所。

 

Log117

 

0号機の一件から問題は人間の体と艤装の適性が合わないのが原因では無いかと考えた。そこで、私は艤装を人間でも纏える様に調整した。もちろん、簡単に成功した訳じゃなかった。3人ほど実験で纏わせたがどうしても適性が合わず、艤装のバックファイアによって3人とも死んでしまった。まぁこの死体は有効に活用させて貰うわ。今のご時世、死体なんて前より手に入りにくくなったし。

まぁ"また誘拐して殺してしまう"という入手方法も良いのだがね。既に私は悪魔に魂を売ったようなもの。もう後戻りは出来ない。

でもそのせいでどれだけ批判され、否定され、恨まれようがそれでも私は止まらない。止まるわけにはいかない。世界を救う為なら喜んで汚れ役になるつもりよ。

 

 

 

だから貴方達(実験体)も、"平和の為の犠牲となれ"。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンタープライズ達が重桜へと向かっている一方、瑞鶴とプリンツ・オイゲンも東煌から重桜へ向かっていた。鉄血から出発してユーラシア大陸を列車等の陸路で横断、東煌からは航路で重桜に向かうのだが。

 

 

「なんで艦である私達が、"船"に乗らなきゃ行けないのよ…」

プリンツ・オイゲンが不満そうに呟く。

そう彼女達は今、『船』に乗っていた。

 

下手に艤装で渡れば重桜海軍に見つかる可能性があり、かと言ってアズールレーン所属の東煌からレッドアクシズの重桜へ"正規の船"が通ってるかと言われると、答えは"否"。

なのでこうして、マフィアといった裏社会の人達が使う船に乗せて貰っているのだ。

思えば陸路の方も鉄血御用達のマフィアが用意した貨物列車に乗ってここまで来ている。

 

 

 

「し、しかたが、無い、でしょ…」

 

「瑞鶴…しっかりしなさい!こんなところで倒れてる場合じゃないでしょ!?」

 

「フフッ…これが、私の…最後、なのかもね…」

 

瑞鶴の意識は徐々に薄れてゆき…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ていうか…、そもそも空母のアンタが "船酔い"ってどういう事よ!

 

今にも死に行きそうだった瑞鶴の意識が無理矢理、覚醒させられる。

 

 

「だって船なんて乗ったこと無いもん!!

そもそもなんで艦が船に乗らなきゃならんのよー!」

 

「それはこっちのセリフよ!」

 

などと言い争っているが、実質海の上に立つのと船に乗るとでは全く感覚が違うらしく、彼女が船酔いするのもある意味正しいのだろう。

 

「逆になんでアンタは平気なのよ!普通酔うでしょ!」

 

「私としては酔う方のアンタが不思議よ」

 

なにをと言い返そうとしたその時だった。

「そもそもプリンツは、ウプッ!

 

「ちょっと?瑞鶴、アンタまさか?!」

急激に顔色を悪くした瑞鶴は急いで立ち上がり。

 

「ご、ごめん!ちょっと"セイレーンにエサ撒いてくる"!」

甲板まで走り、そして海に向かって。

 

オエェェェェェェ~

 

 

 

 

それはそれは美しい"天の川"が彼女の口から海に向かって流れていったのだった。

 

 

 

 

 

「(それにしても赤城は一体何を考えてるのかしら…)」

 

ふと、プリンツ・オイゲンは赤城の目的が気になった。

アズールレーンを裏切ってまで何がしたいのか…。

鉄血の様にセイレーンテクノロジーを兵器に組み込んでいる訳でもない。しかし、メンタルキューブの量は鉄血以上に保有している。

 

「(何が目的なのかしら…。メンタルキューブに何があるというのかしら)ねぇ瑞鶴、アンタは赤城の目的についてどう思う?」

 

「オロロロロロロロロロロロ~」

 

「まだ吐いてた!?」

 

 

 

 

 

とその時だった。船が突然揺れ始めた。

 

「な、何?!」

 

「やめて~、これ以上揺らsオエッ

 

 

すると船員達が慌てた様子で二人に近づいて来た。

 

「大変だ!セイレーンが出たぞ!」

 

そう、この船は今セイレーンから襲撃を受けていたのだ。

 

 

「もしかして、私が"エサ撒いた"せい…?」

 

「本当にそうならしばらくアンタを恨むわよ」

 

 

現れたセイレーンはタイプ スカベンジャーとタイプ チェイサーが数体という編成で襲ってきた。

二人は直ぐに対処を始めた。が、何分数が多い為かなり苦戦を強いられている。

それでも何とか船を安全な所まで逃がす事には成功はした。

 

 

「ちっ、キリが無い」

 

舌打ちして文句を言いながら砲撃するプリンツ・オイゲン。

すると突然、瑞鶴がある"提案"をしてきた。

 

「そうだ!この現状を打開できる良い"作戦"を思いついた!」

その"作戦"とは何か。プリンツが聞くと、彼女は自慢気に答えた。

 

「その作戦の要は私達のスクリューよ!」

 

もうこの時点で嫌な予感しかしないプリンツ・オイゲン。

 

 

「そう…、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

逃ぃげるんだよォォォォー!プリンツ~!

 

 

 

「やっぱりそうだとは思っていたわよぉ!」

 

 

「退けぇ~!セイレーン(野次馬)共ぉ!」

邪魔するセイレーンを無理矢理かき分けて逃走を図る瑞鶴一行。しかしそれでも執拗に追跡してくるセイレーン。

「ッ!?瑞鶴!このままじゃ追い付かれるわ!」

 

 

 

「仕方ない。こうなったらちょっと奥の手を使うか…」

 

すると、瑞鶴の艤装のスクリュー部分から何やら駆動音が鳴り始めた。よく見ると海面の下でスクリュー部分が微妙に変形を始めていた。

 

「…、アンタ今度は何をやらかすつもり?」

 

「まぁ見てなさいって」

 

そして瑞鶴がプリンツ・オイゲンの腕を掴むや否やとんでもない速度で走り出したのだ。

そのスピードは一介の空母の艦船が出して良い様な速度じゃなかった。

 

「………ッ!?」

 

 

 

 

「ちっしつこいわね!」

たが未だに追跡を止めないセイレーン。

 

「あぁもう最っ悪よ…。もう一個奥の手を使うことになるなんて…」

今度は飛行甲板を後ろで追って来ているセイレーンに向けた。

内心もうどうでもいいとプリンツは一瞬思っていた。只でさえ異常すぎるスピードで走っているのだからもう驚く事は無いだろうと思っていたが、次の瞬間そんな自分を殴りたくなった。

 

それもそのはず飛行甲板の両弦の側面がガバッと開いたと思ったら、何とそこから小型魚雷が二発も投下されたのだ。

確かに艦載機から魚雷を投下する事はあるが、空母そのものから魚雷を投下するなんて聞いたことが無い。

少なくとも、正規空母瑞鶴にはそんな機能なんてある訳が無い。

 

そんなことを考えている内に投下された二発の魚雷はそのまま後ろのセイレーンに突っ込み爆発した。それもかなりの威力だったらしく、巨大な水柱が形成されていた。

 

 

猛スピードで走る瑞鶴。目の前には浜辺が見えてきた。しかし、考えてもみよう。今瑞鶴はとてつもない速度で走っている。ここが陸の道路ならまだブレーキが掛けられるから少しはマシだろう。

だがここは海の上、ブレーキ代わりにスクリューを逆回転なんてしたらアンバランスな人型故に転倒する恐れがある。

そんな事になれば魚雷で撃退しきれていないセイレーンに襲われるかも知れない。

 

結果、このまま突っ込むしか無いのだ。

 

 

 

 

「「ドワッフ!」」

 

そのまま顔面から砂浜に突っ込んだ瑞鶴とプリンツ・オイゲン。

何とかセイレーンからは逃げ切れたみたいだ。

 

「ふぃ~、なんとか撒けたわね」

 

するとプリンツがゆっくりと起き上がる。

「瑞鶴、色々と聞きたいことはあるけどまず1つだけ聞いていい?

 

 

アンタの艤装、一体全体どうなってんのよッ!

 

普段、冷静沈着な彼女がここまで感情を露にするのはかなり珍しい事だ。

 

 

「どーよ!私の改・造・品!!」

それを何処吹く風で自慢する瑞鶴。

 

 

プリンツ・オイゲンは考えるのをやめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜、エンタープライズ達は重桜列島付近の諸島まで来ていた。その日は諸島の内の一つの島にある使い捨てられた泊地で休んでいた。

 

エンタープライズはどうしても眠れなかった。

 

夜空を見上げれば美しい星々に天の川が空を埋め尽くしていた。

 

「(瑞鶴、君は一体どこにいるんだ…)」

彼女の事を思い出すだけでも胸が締め付けられるような感覚。

 

―瑞鶴に会いたい…―

 

その気持ちが日に日に募って行く。

 

「(会いたい…。君に、会いたいよっ…。瑞鶴…)」

 

ポタポタと涙を流しながらその胸の痛みに耐えていた。

 

 

 

時を同じくして、瑞鶴達も例の浜辺の近くにあった宿で休んでいた。

色んな意味で消耗しまくったプリンツは早速寝てしまい、最早起きる様子は無かった。

 

瑞鶴は部屋の窓からエンタープライズと同じように夜空を見上げていた。

 

「(グレイゴースト…。何で彼女(アンタ)の事を考えると胸が痛いんだろう…)」

 

少しでも気を緩めたら泣いてしまいそうな感情が、彼女の心を占めた。

 

 

とその時だった。

 

「…ッ!?ゲホッ!ゲホッ!ゲホッ!」

 

突然咳き込む瑞鶴。胸が痛い。今度は比喩では無く、本当に痛みを感じる。

心臓が張り裂けそうに痛い。肺の中が焼ける様に痛い。

 

口元を押さえた手のひらを見てみる。

 

 

 

 

 

 

そこは血で真っ赤に染まっていた。

 

 

「………フフッ。そろそろ私自身のタイムリミットが近いって訳ね…」

 

血で汚れた手を握り締めながら、瑞鶴はもう一度夜空を見上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真っ暗な空間。

 

そこに二つの存在が対照していた。

 

その内の1つは黒いマントを羽織った艦船。コードGだ。だがその姿はボロボロだった。

 

 

そして、もう1つの存在。"黒い何か(F@AC)"

時々ノイズの様なものが全身に走る。

 

 

「くっ…」

最早立つのが精一杯のコードG。

 

『22111199999…』

 

黒い何か(F@AC)は理解不能な言語を呟きながらコードGに止めを刺すべく、黒い炎を纏った刀を振り上げた。

 

刹那、何処からか砲撃を喰らう黒い何か(F@AC)

 

『…!?』

 

 

砲撃を受けた方へ向くとそこにはテスターαとオブサーバーがいた。

 

黒い何か(F@AC)は二人を見た瞬間、問答無用で弓矢を放った。

 

放たれた矢は二人のいる場所に突き刺さると、そのまま大爆発を起こした。

 

 

 

「ちっ、ここまでの威力。せっかく何とか近づけたっていうのに…!」

 

何とか耐えきることができたセイレーン二人。だがかなりギリギリだったようだ。

 

 

「仕方ない…。コードG!ここは一旦引くわよ!」

 

「言われなくともそうする…。貴様に命令される筋合いは無い…!」

 

 

『1111171111GH77777、@izm22223344448999…!』

 

黒い何か(F@AC)は、撤退するセイレーンに向かって"何か"を言い放った。

 

 

それに対し、オブサーバーが言い返した。

 

「『tzy777775555559844444444447799999…!(やれるものならやってみろ…!)6211338888!(破壊者!)』」

 

 

 

 

 

最後にコードGが静かに呟いた。

 

「"Z"の成れの果てが…」




チャーチャーチャーチャーチャチャーチャー♪

「このお話の出演は、"瑞鶴"、"プリンツ・オイゲン"、"エンタープライズ"、"セイレーン"、"コードG"、"黒い何か"でした」


チャーチャーチャチャッチャチャ♪


良い子の皆!またみてね!

似顔絵待ってるよ!


来週も見てくださいね~♪

じゃん♪けん♪ポン♪

ウフフフフ~(←ヤベーやつだ…)

なんとなく質問!炎ノ翼がアニメ化してほしい人!

  • してほしい!
  • するべき!
  • したら良いなぁ~
  • そんなことより、おうどん食べたい
  • どうでも良いけど、猫ってかわいいよね?
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