遂にアズレンアニメが放送されましたね!(今更感)
二話でさっそく瑞鶴とエンタープライズ!
それでは、ここらでさくっと今までのあらすじを紹介。
はるか未来の世界、地球上の海は謎の人型深海生物「セイレーン」により支配されていた。
しかし、セイレーンとメンタルキューブの力をめぐってアズールレーンとレッドアクシズの二つに分裂し、混沌の世界になりつつあった。
正規空母瑞鶴は、アズールレーン唯一の重桜空母。
しかし上層の者と対立し、遂にはアズールレーンを追放されてしまう。
そんな中、鉄血のプリンツ・オイゲンと出会い、二人は鉄血へ行くことに。
瑞鶴はそこでビスマルクの心意を聞く。そして彼女からローンを重桜から連れ戻して欲しいと頼まれる。
ビスマルクの依頼を受け持った瑞鶴は道中、船酔いしながらも重桜へと向かった。
時を同じくして、エンタープライズ達も重桜へと向かったのだった。
プリンツ「なんか最近、私の扱いが酷い様な気が…」
瑞鶴「気のせいだって♪」
さぁ!どうなる第12話!
深い海の中を漂ってる気分だ…。
一体、私に何が起こったのだろう…。
『ティルピッツ!ティルピッツ!』
あぁ…、そうだった…。
『い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
さっき、私はヴィクトリアスを庇って…。
気がつけば、私は医務室にいた。
どうやら私も相当悪運が強いみたいね…。
『ティル…』
医務室の扉が開いた。入ってきたのは瑞鶴だった。
『ヴィクトリアスは?』
『既にロイヤル寮へ戻ってるわ』
そうか…。あの子は無事だったのね。
今の瑞鶴の姿はいつもの羽織では無くオペ服を来ていた。
なるほど、さっきまで私の応急処置をしてくれていたみたいだ。
『あの後貴方の
瑞鶴は顔を俯けている。あぁ、解るよ。貴方がそんな顔をする時は、必ずと言って良いほど深刻でとても悲しいことだって。
故に、私は既に覚悟していた。
『ヴィクトリアスを庇って敵の砲撃を受けた事で、左足を失った…。その影響で…。
ティル、貴方はもう艤装を纏えない…』
「…随分懐かしい夢を見たわ」
私が戦えなくなってから3年が経った。当然、いつかはこうなる事は予想していた。
瑞鶴曰く次に私が艤装を纏えば最後、確実に私は
あれから今まで瑞鶴は私がまた艤装を纏えるように試行錯誤で艤装を改造してくれていた。
それでも結局叶わず、あの子はここから追放された。
ひどい冷や汗が全身から吹き出している。今もこうして稀に当時の事を夢で見る。もう慣れたことなのに…。
エンタープライズ達は遂に重桜に到着した。
桜ノ入江(旧東京湾)の真ん中に存在する重桜大本営基地の付近まで来たが、余程基地が攻められない頑丈なものだと思っているのかこうして重桜の海域に堂々と入っても一切反応が無い。
これではどうぞ領海を侵してくださいと言っている様なものだ。
だが、エンタープライズ達はその理由に納得していた。
彼女達から見ればそれは"山"。それもそこら辺のじゃない。とても巨大な山、この国にある有名な"富士山"の様な大きさ。そんな風に見えた。
山の様に巨大な鉄の城。それは基地というよりも巨大要塞そのものだった。
一方で瑞鶴も要塞の近くまで来ており、現在はどう潜入するかを考えていた。
「さて、どうやって"訪問"しよっかな」
要塞を見て侵入しやすい場所を探す瑞鶴。
「噂には聞いていたけど、本当に大きいわね」
エンタープライズ達とは違い内陸側から来た為、本土と要塞を結ぶとてつもなく長い橋を渡っている二人。
瑞鶴達が要塞の側まで来た時だった。
突如サイレンが鳴り始めた。
「あ、やべ。これ侵入者探知のサイレンだ」
「……はぁ!?」
「流石に気づかれるか。こんな近くまで来たら」
などと、悠長に構えてる瑞鶴。
「言ってる場合じゃないでしょ?!どうするのよ!」
すると瑞鶴がプリンツ・オイゲンの事を見つめ始めた。
この瞬間から既に嫌な予感を感じている彼女だった。
「とゆー訳で、敵さんの誘導よろしく!プリンツ」
無慈悲な言葉をかけるや否や、橋の下に飛び降りた。
(艤装はずっと装着したままだった為、そのまま海の上に立てた)
「…え、ちょ、え?」
すると正面の門が開き、そこから無人の自動操縦戦車が10機も現れ、プリンツ・オイゲンに標準を向ける。
「…たった一人の侵入者相手に過剰すぎるでしょ…」
ぼそっと呟いた後、一目散にもと来た道へ逃げるプリンツ・オイゲンだった。
「ふぅ~。どうしたものか、無人量産型の艦まで出てくるとはね」
瑞鶴は橋の下、要塞の根元に身を隠しながら様子を伺っていた。
「何処かに入れ込める場所ってあったかなー?」
重桜出身とはいえ、所属が太平洋の人工島だった為、この要塞に足を運んだのはあまり多くない。
侵入口を探す瑞鶴。すると彼女の脳裏にあるものが浮かんだ。
「…そうだ、ダクトだ!ベタだけど侵入するにはダクトが一番良いんだよね。ええとダクトはどこかな?」
閃いても肝心のダクトが無ければ意味が無い。
必死に探していくと、一つだけ見つけることができた。
侵入する為の突破口は見つけた。中に侵入した後の計画も出来ている。
覚悟も出来ている。
それら全てが揃っているのを確認し終えた瑞鶴はダクトを見ながら自分のスイッチを入れる言葉を呟いた。
「さぁ、"任務"を始めようか」
そしてダクトの中に入った瑞鶴。全ての準備は整った。ローンと囚われている自分の仲間や部下の海兵たちの救出。
大丈夫、必ず成功する。
「?!無人量産型だ!流石に気づかれたみたいだ!」
戦慄するクリーブランド。
エンタープライズ達の前には沢山の無人量産型が現れ、行く手を阻んでいた。
「くっ、数が多すぎる!」
必死に応戦するが、敵の多さに苦戦する。
「仕方ない、一度ここを引いて体制を立て直そう」
そう判断したエンタープライズは、敵の攻撃を掻い潜りながらこの海域からの脱出を試みる。
しかし、その時だった。
エンタープライズは見てしまった。瑞鶴が要塞の壁を登ってダクトの中に入っていた瞬間を。
「なんとか海域から脱出できたぞ!こりゃあ中々近づけないなぁ」
「ク、クリーブランド!大変だ!姉ちゃんがいない!」
「「「「!?」」」」
慌てふためくホーネット。一同は皆、驚愕した。
「(瑞鶴だ…。見間違うものか!あれは確かに瑞鶴だった!待っていてくれ、今君のところへ行く!)」
要塞の頂上。そこには巨大な桜の木があった。
名を『重桜』。この国の名でもある。
「(長門姉…)」
そんな巨大な木の幹に、1人少女が封印されていた。
そしてその側で見守るもう1人の少女がいた。
その桜の木は、枯れていた…。
「もうすぐ、もう少しで例の計画が発動するわ」
暗い空間の中、赤城は呟いた。
「本当に上手く行きますかね。先輩?」
「あら?何が言いたいのかしら?翔鶴」
暗闇から現れた翔鶴はふと赤城に話しかけた。
「だって、今まで私達が行おうとしていた作戦は尽く瑞鶴に邪魔されてたじゃないですか。一年前の奇襲だって、結局瑞鶴の"暴走"でダメになっちゃって。きっと今回も先輩がドジ踏んじゃって瑞鶴にめちゃくちゃにされちゃうんじゃないかなぁ~て♪フフフ♪」
「……少しは"黙る"ということを学んだらどうかしら?」
若干、怒気をはらんだ声で返す赤城。だが、翔鶴の煽りは止まる事を知らない。
「まっ、精々頑張ってくださいね?赤城先輩♪」
「フフフ、この計画は全ての救済になる。私達の創造主が残したもの。"山科理論"、メンタルエネルギーの真価はそこにある」
赤城の手には、とある計画書が握られていた。
その計画書にはこう書かれていた。
―重桜計画―
そういえば、人物紹介の時にベルファスト紹介したけど、考えてみたらまだ1度も彼女を出してねぇ!
あ、やめて!榴弾撃たないで!
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