アズールレーン ―炎ノ翼―   作:キリュー

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大変お待たせしましたぁぁぁ!!


前回のラ○ライブ!!

はるか未来の世界、地球上の海は謎の人型深海生物「セイレーン」により支配されていた。

しかし、セイレーンとメンタルキューブの力をめぐってアズールレーンとレッドアクシズの二つに分裂し、混沌の世界になりつつあった。


正規空母瑞鶴は、アズールレーン唯一の重桜空母。
しかし上層の者と対立し、遂にはアズールレーンを追放されてしまう。


ビスマルクの依頼の下、瑞鶴とプリンツ・オイゲンは重桜へ潜入。

拉致されていた仲間たちを無事救出するものの肝心のローンが見つからず、瑞鶴は1人でローンを探す。しかし、突然妙な空間に迷いこんでしまう。そして彼女の前に立ちはだかったのは、あろうことか彼女の姉である翔鶴だった…。


プリンツ「そういえば、私に渡した小型通信機。あれいつ作ったのよ。ていうかどうやって作ったのよ」

瑞鶴「旅館でアンタが寝てる時によ。私はできる空母だからどんな材料でもミラクルな秘密道具を作れるのよ♪」

プリンツ「………(目眩がしてきたわ…)」


Episode 14 ―宿命―

「翔鶴姉…」

 

 要塞の中で、瑞鶴は自身の姉である翔鶴と再会した。だが、それは穏やかなものでは無かった。

「ここへ何をしに来たの?瑞鶴」

「……捕まってる皆を助けに…」

しばらくの間、沈黙が流れる。彼女らの足元に広がる水面は波一つ立っていない。

やがて、沈黙を破る様に翔鶴が口を開く。

「瑞鶴、本当にこっち(レッドアクシズ)へ来る気は無いの…?」

「…無いよ」

翔鶴の問いに対し、瑞鶴は即答する。

思わず翔鶴は声を荒げてしまう。

「どうして!?…私達は世界を救う為に…!」

「じゃあなんで戦争なんてするの…」

「……ッ」

 瑞鶴の質問に翔鶴は答えられなかった。自分自身、本当はこれが正しいのかわからないのだ。

「で、でも…もうこの方法しか無いの…!"あの計画"なら世界を救える…。その為には瑞鶴、貴方が持つ"天性の才能"が必要になるの。大丈夫、お姉ちゃんが一緒にいる!貴方の事を守ってあげる!…だから!」

 しばしの沈黙が流れる。そして、瑞鶴が答えを出す。

「……ごめん。翔鶴姉の想いには応えられない…」

「…そんな」

「私にも、譲れない物があるの…。どうしても、これだけは…」

「そう…。それが貴方の答えなのね…」

瑞鶴の答えを聞き、絶望する翔鶴。そして彼女は"決断"する。

 

 

なら、それだけの力がある事を私に証明してみなさい!

 翔鶴の後ろ、霧の向こうから巨大な空母が現れた。そしてその空母が無数のキューブ状になり、翔鶴に纏わりつく。目映い光が止むとそこには、艤装を纏った翔鶴がいた。

「翔鶴姉…」

「私と戦いなさい。私を倒して、証明しなさい!」

手に持った横笛を吹く翔鶴。すると彼女の周りを飛び回るように紫炎の艦載機が現れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは…」

 瑞鶴を探していたエンタープライズ。しかし、突如として霧が発生し、彼女を取り込むかの様に包み込んだ。

そして気がつけば、巨大な桜の木がある所にいた。

鳥居や祠があり、そして桜の幹に小さな少女が封印されていた。

 

「この桜、もしやこれが…」

 

 

 

「『重桜』だ」

 突然後ろから声を掛けられた。そこに居たのは小さな白い狐の艦船、"江風"だった。

 

「あ、貴方は…」

「私は江風。神子、長門様を護る者だ。そういう貴方は空母エンタープライズだな」

 自分の名前を目の前の彼女が知っている事に驚くエンタープライズ。

「何故自分の名前を知っているのかという顔をしているな」

「……顔に出ていたのか…」

「全ては長門様の予言だ」

"長門"という名前を聞き、もしやと樹の幹に封印されている少女の方を向く。

「ああ、貴方の思っている通り、そこに封印されているお方こそ長門様だ」

「彼女が…。それで、彼女の予言がどうしたと言うのだ?」

 

江風はエンタープライズに件の少女、長門の予言を言った。

 

時は一年前に遡る…。

 

 

『長門姉!自分を封印するってホントなの?!』

『うむ…。余を重桜に封印することでこの世界の魂の流れを観測する』

『長門様…』

『いずれこの重桜に、ある艦船が導かれる。その艦船の名は、"エンタープライズ"である』

『ユニオンの空母ですか…?』

『左様…、彼女こそ"この世界の鍵"かも知れぬ。彼女がここに導かれるその時まで…陸奥、江風…余と重桜を守って欲しい』

 

『畏まりました。この江風、命に変えても長門様を御守り致します』

 

 

―現在―

 

 

「私が、鍵…?」

 エンタープライズは戸惑った様子で長門の予言を江風から聞いた。"自分が世界の鍵"。それがどういう意味なのかは解らないが、その予言というものが只の憶測のような物じゃないという事だけは解った。

「要塞の頂上にあるこの場所は特殊な結界で覆われている。この重桜の樹に導かれた者でなければ、ここに来ることはできない。その重桜に、貴方は導かれた」

「私が…。でも何故…」

 その時だった。江風が突如重桜の方を向いた。

「ど、どうした…?」

「どうやら、導かれたのは貴方だけでは無いようだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっ…、うぅ…」

 翔鶴の猛攻撃に手も足も出ない瑞鶴。激しい爆撃の雨に追い詰められ、とうとう倒れ付した。

「貴方の実力はこの程度じゃないはず!戦いなさい!」

決して手加減をしない翔鶴。笛を吹く度に飛行甲板から射出される艦載機は瑞鶴に何度も爆撃を食らわせる。

 そして遂に限界を向かえてしまい、艤装が解除される。何故か艦にならず、小さな小刀に…。

 

「(自分の艦を持っていない…。瑞鶴…、やっぱり貴方の"正体"は…)所詮はその程度だったのね…。失望したわ瑞鶴。貴方はもっと強いと思っていた…。あの時は私達を撤退に追い込むぐらいの強さと気迫があった。この一年で弱くなったのかしら?それとも、ただの偶然で勝っただけかしら?少なくとも、今の貴方では何もできない、何も変えられない。瑞鶴、貴方はどうしようもなく無力よ」

 倒れ付した瑞鶴に対し、罵詈雑言を浴びせる翔鶴。それは本心か、それとも…。

 

 

 

そんな時だった。

 

 

「……最っ悪…。ここまでコケにされるなんて初めてよ…」

 それまでずっと黙っていた瑞鶴が口を開いた。

 

「確かに、翔鶴姉の言う通り私は無力…。そんなのとうの昔に分かってる…。結局、私は戦争を止められなかった…。強力な力は必ず争いを起こす。わかっていた事だった…。それでも、私は……。」

 

 それはまるで、自分自身の懺悔の様な言葉。しかし、それでも彼女の目には闘志の炎が灯っていた。それは正にまだ諦めていないという証明でもあった。

 

「翔鶴姉の正義、分からない訳じゃない。寧ろ、他に選択肢が無い事も痛いほど分かってる。けど…、それでも!私にも譲れない正義がある!皆の明日を守る為に、その正義を胸に何度も立ち上がってきたんだ!もし、今ここでその正義を捨ててしまったら、私の…"私達"の背中を押してくれた人達を、"私達"の為に"犠牲"になった人々を裏切った事になる…」

 

 ボロボロになってもその言葉を体現するかのように立ち上がる。そして、艤装だった小刀と赤い小さな鍵を取り出し構える。

 

「だからこそ…、私は私の信じる正義の為に、翔鶴姉を倒す!

 

 

 そう宣言するや否や、小刀の柄に鍵を差し込む。するとどうだろう。瑞鶴の周りに歯車やピストン等の発動機(エンジン)が設置された小さなドックの様なものが出現した。そして鞘から小刀を抜いた。すると発動機が一斉に動きだし、飛行甲板からスクリュー等の艤装を急速に製造し始めた。

 

 艤装が完成した。後は、覚悟を決めた相言葉を叫ぶだけだ。

大きく構えを取ると、瑞鶴は大声で叫んだ。

 

 

 

抜錨ッッ!!

 

 

 

艤装が再び彼女に装着された。

 

 

翔鶴型二番艦、正規空母"瑞鶴"参る!!

 

翔鶴型一番艦、正規空母"翔鶴"来ませい!!

 

 

二羽の鶴が今…。

 

 

「「いざ、尋常に勝負!!」」

 

 

自身の信じる正義を懸けて、決闘が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 




遂に衝突する姉妹!
お互いの正義を懸けてどちらが勝つのか!!


因みに、瑞鶴の艤装装着イメージは仮面ライダービルドのスナップライドビルダーの様なイメージ。

その他の"艦船"はアニメと同じ。


さーて次回のアズレンは~?

「マ○オです。最近コロナウィルスで世間が混乱してしまい、中々気が休まりません。私とお義父さんの会社も休業中なのでずっと家にいます。お掛けで体が鈍ってしまい、体重が増えてしまいました。皆さんもコロナには気をつけてくださいね。さて、次回は。

『カツオ、部活辞めるってよ』
『波平、最後の一本が消える日』
『タラちゃん、マジパネェ』

の、三本です」

来週もまた見てくださいね~。
ジャンケンポン!ウフフ~。


またみてね!

おわり
ーーーー
NNK




次回
Episode15 ―決着―

イメージ主題歌は何が良い?上2つはOP、下3つはED。

  • Be The One
  • graphite/diamond
  • Everlasting Sky
  • 光の道標
  • サザエさん一家
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