アズールレーン ―炎ノ翼―   作:キリュー

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どーも、O.m.mでーす。
今回から第一話始まります。
それではどーぞー。


第1章 ―孤高ノ鶴戦士 編―
Episode 1 ―海と少女たちの世界―


はるか未来の世界、地球上の海は謎の人型深海生物「セイレーン」により支配されていた。

 

人類は彼らに対抗すべく"艦船少女"を創りだし、さらには対人型深海生物国際海洋連合「アズールレーン」を設立した。

 

しかし、愚かなことにセイレーンの力をバイオテクノロジーとして利用しようとする思想が現れ始めた。

そして、その思想は国をも動かしついには、反アズールレーン派「レッドアクシズ」が誕生した。二つの信念がぶつかり合い、仕舞いには戦争へと発展した。

 

そして現在、アズールレーンとレッドアクシズは膠着状態を極めていた。

 

 

 

 

「エンタープライズ、ただいま任務から帰投した」

執務室に響く凛々しい声、彼女の名は"エンタープライズ"

ユニオン及び、アズールレーンのエースとして活躍している。グレイゴーストの異名を持つ彼女の実力はどの鎮守府でも欲しいほどである。

「お疲れ様、エンタープライズ。もう今日は休んでていいからな」

「ありがとう指揮官。私は大丈夫だ。緊急事態になればいつでも出撃できる」

「頼もしいな。でも無理はするな」

「あぁ、わかっている」

 

他愛ない会話を済ますと彼女は執務室を後にした。

 

 

 

この鎮守府はかつて、旧日本国と旧アメリカ合衆国が共同で使っていた世界最大の国際鎮守府。他にも、フランスやドイツなども共有していた。太平洋に浮かぶ巨大な人工島で、島の中には都市もあり、鉄道も走っているほどの大きさだ。

 

しかし、今は所属している艦の殆どがユニオンとロイヤル。他の国の艦はほんのわずかしか所属していない。

 

 

 

エンタープライズがしばらく歩き向かった場所は、艦船少女たちが住む寮の少し離れの小屋だった。近くに小さな川が流れており、竹林に囲まれたそれはまるでかつての日本の姿を再現していた。

 

そしてその小屋の中には、彼女の親友が一人で住んでいた。

 

「"瑞鶴"いるのか?」

 

エンタープライズの"親友"。

彼女の名は、"瑞鶴"

 

アズールレーン唯一の重桜空母。

 

この鎮守府で瑞鶴以外の重桜の艦船は工作艦の明石だけ。

 

鉄血軍と重桜軍がレッドアクシズに寝返った時から殆どの艦が撤収した。それでもアズールレーンに残り続けようと抗う艦もいたが結局は敗れ、()()()()となっている。

 

ユニオン・ロイヤルが多数在籍しているなかで、鉄血はわずか数名、重桜は戦わない明石を除いて瑞鶴たった一人なのだ。

 

 

小屋の中を探せど親友の姿はない。

「『クナイペ鉄血』にでも行っているのか?」

 

瑞鶴を探しにエンタープライズは小屋を後にした。

 




今回は少し短めという感じです。
まぁ、初めてなのと作文の才能が壊滅的なので後々に編集はしていくつもりです。

それでは次回もお楽しみに~。

なんとなく質問!炎ノ翼がアニメ化してほしい人!

  • してほしい!
  • するべき!
  • したら良いなぁ~
  • そんなことより、おうどん食べたい
  • どうでも良いけど、猫ってかわいいよね?

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