第二話、スタート!
赤城せんぱ~い 、加賀せんぱ~い、おはよーございまーす!
雪風ちゃん、今日も元気いっぱいだね!
翔鶴姉、今日も演習頑張ろう!絶対にあのグレイゴーストを追い抜いてやるんだから!
ねぇ、どうして?
なんで皆行っちゃうの?
そんなのおかしいよ…。
赤城先輩、あなたには失望しました。
翔鶴姉は、行かないよね?
そんな………翔鶴姉まで、なんで…。
アノ空母ヲ沈メロ。
奴ハ重桜ノ艦デアリナガラ、ユニオンナンゾニ肩入レシテイル。
奴ヲ、裏切リ
我々アズールレーンヲ裏切ッタ重桜ノ空母カ。
精々、背中ニハ気ヲツケルンダナ。
コノ裏切リモノガ
コノ裏切リモノガ
ズイカク……
ズイカク…
瑞鶴
「ん?あ、おはよー ティル」
「"おはよう"じゃない瑞鶴。あなた、いつまで店で寝てるつもり?」
鎮守府内のバー、「クナイペ鉄血」。主に戦艦や空母が通う店。
「あなた、今朝ここに来たのよね?もう夕方よ」
「あっれ~?私そんなに寝てた?」
グラスを拭きながら寝ている瑞鶴を咎めているのはここのマスターであるビスマルク型二番艦、ティルピッツ。数少ない鉄血の1人。
「生活習慣が乱れたら、戦闘時に
「だって、昨日の朝から徹夜で委託だったんだもーん。休みの日ぐらいはダラダラしたいわ」
「どうやら生活面も明石に管理させないとダメなようね」
「!? やめてよティルー!
ティルピッツの言葉に頭を抱えて拒否する瑞鶴。
「自分が沈んだ時の事をネタにするものじゃないわ。
それにヴェスタルはなんだかんだで甘やかすからダメよ。他の子達と違って、
「………」
「まぁ、任務と違ってあれは自由参加制だから強制はしないわ。でもたまには顔を出してあげなさい。因みに明日はエンタープライズも出るわ」
「…演習には出ないわ。私にはやらなきゃいけないことがたくさんあるから。それに演習に出たとこでどうせグレイゴーストには勝てないし。それよりも、重桜の問題を解決したい。私があの人たちを止めていれば、こんなことにはならなかった…。だから私がやらなくちゃいけないの。そのためには多少無理する必要があるの。だから……明石ちゃんの管理だけは勘弁して!ね?」
拝むように頼む瑞鶴。それに呆れるティルピッツ。
「あなたという人は本当に……」
「なら私が君の面倒を見てやろうか?」
「え?」
いつの間にか、グレイゴーストことエンタープライズが店に来ていた。
「全く、あまりティルピッツを困らせるんじゃないぞ瑞鶴。彼女は君のため言ってくれているのだからな」
「うぅ…だって~…」
「それと瑞鶴、明日の演習久しぶりに出てみないか?今回は敵じゃなく同じチームで入ってほしいんだ。他の子にも声をかけたが、明日の予定が合わなくて今回は無理らしい。」
「グレイゴーストと一緒に戦えるなら…それも悪くないかも」
「決まりだな」
その時、店のドアが音をたてながら思いっきり開いた。
「にゃー!瑞鶴こんなところにいたにゃ!今日の昼に船体メンテナンスに来るように言ったにゃー!」
「……あああー!忘れてたぁぁ!!」
「早く来るにゃ!」
「わ、わかったから…髪引っ張らないでー!痛てて」
明石に引っ張られ、瑞鶴は店を出た。
「冗談じゃなく真剣に考えたほうがいいかも」
「まぁ、瑞鶴は私が見ているから大丈夫さ」
「あの子、一年前まではあんな風じゃなかったわ。
演習にも積極的に参加して、いつかあなたを越えるって息巻いていたわ。でも、重桜がアズールレーンに反逆してからあの子は変わった。それこそ、前から多少の無茶はしていたけど、純粋に強くなりたいって気持ちを感じられた。けど今は本当に無茶ばかりする。何かに追われているみたいに。きっとあの子はどこかで責任を感じているのよ」
「そうか……瑞鶴…」
「最近はあの子の船体メンテナンスの頻度が上がっている。このままでは本当にあの子、潰れてしまうかもしれないわ。それにアズールレーン反逆前から、瑞鶴と重桜の間には大きな亀裂が走っていた。ずっと辛い思いをしてたのよ」
「ああ、だからこそ私が彼女を支えるんだ。彼女の苦しみにずっと気づけなかったからこそなんだ」
夕暮れの鎮守府。海は夕日の色に、染まっていた。
お気に入り4件ありがとうございます!
いやー本当にうれしいですね!
エンタープライズ、ホントイケメンやーヽ(*´▽)ノ
今回初登場のティルピッツ。なんかバーでマスターしてるようなイメージがあったのでこの配役にしました。
因みに本作品の設定では、瑞鶴とティルピッツは旧知の仲です。
では、次回もお楽しみに~。
なんとなく質問!炎ノ翼がアニメ化してほしい人!
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してほしい!
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するべき!
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したら良いなぁ~
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そんなことより、おうどん食べたい
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どうでも良いけど、猫ってかわいいよね?