色々忙しかったものつい更新が先伸ばし~先伸ばし~って感じで気づけば今日!!
物語はさらに大きな展開を!(以外と無かったり)
そぉれではぁ~、第ぃ6話ぁ~
スゥタァ~トォだぁ!ゲハハハハハァ!!
もう、私には誰もいない…。
先輩も、お姉ちゃんも、もう昔みたいには戻らないの?
私は、ひとりぼっち……。
あの時、もし数分私が来るのが遅かったら、ヨークタウンさんも、グレイゴーストも、皆沈んでいた…。
もっと早くに阻止できていれば、こんなことにはならなかった…。
全ては、止められなかった私のせい…。
鎮守府の整備ドックが重桜艦隊に襲撃され、海兵や整備士たちは皆、パニックに近い状態だった。
幸い、今回襲撃してきた艦隊は量産型の艦のみで艦船はいなかった。
「クリーブランド、少しいいか?」
「なんだ?エンタープライズ」
現場への道中、エンタープライズは密かにクリーブランドに話しかけた。
「ドックが襲撃されたと言っても今の所はそこまで被害が大きいわけじゃない。だからなるべく穏便に済ましたい。威嚇攻撃でなんとか追い払えないか?」
「できないことは無いと思うけど、どうしてだ?」
少しだけ沈黙してから、彼女は言った。
「もう、瑞鶴に同士打ちなんてさせたくない。彼女がこれ以上、傷つくのを見たくないんだ…」
「なるほどな。わかった!やってみるよ!」
「ありがとう、クリーブランド。ん?どうやら私の艦載機が艦隊を見つけたようだ」
「……ッ」
「瑞鶴、落ち着け」
エンタープライズの言葉に反応して急ぎ足になった瑞鶴をクリーブランドがなだめる。
「どうやら、既に撤退していたようだ。幸いそこまで大きな被害は無かったみたいだ」
「ふぃ~良かった~」
一気に肩の力が抜けるクリーブランド
ちょうどその時妹のモントリピアから連絡が入る。
「『姉貴、セイレーンの方はなんとか片付いた。乗組員も全員救出した』」
「そっか!ありがと!モントリピア。
いや~とりあえず一件落着ってとこかな?」
「いや、まだ解決してないことがあるわ…」
「瑞鶴…」
「私、これから執務室に行って抗議してくる。どうして人命救出より重桜を優先させたのか…。例え憎き宿敵が目の前にいたとしても、命を助けることを優先するべきだわ。私はあの命令を絶対に許さない…」
鎮守府執務室にてクリーブランド、エンタープライズ、そして瑞鶴の3人がそこにいた。
「指揮官、あの指示は一体どういうことなの!?もし、モントリピアたちが来なかったら、タンカーの人達みんな死んでたかもしれないんだよ!」
「…すまない瑞鶴。本当なら君たちには救出を優先させ、別の子たちに対応させるつもりだった…。しかし、モルドレン中将がわざわざ君を重桜の対応に行かせろと命令してきたのだ」
「モルドレン中将が…」
エンタープライズには先ほどの無線通信で瑞鶴に命令してきた声に聞き覚えがあった。
彼はエルドワ・モルドレン中将。反逆事件が起こる前から重桜を嫌っている男。上司や幹部には媚びを売り尚且つ、部下や艦船に対しては非常に傲慢な態度をとっている。
エンタープライズも彼のことを嫌っている。
「奴の事だ、きっと瑞鶴に同士打ちをさせて楽しむつもりだったんだ。彼女の心の傷を弄ぶなんて絶対に許されるべきじゃない!」
「その通り」
突然、後ろの方から男の声がした。振り返ってみるとそこにいたのはモルドレン中将本人だった。
「モルドレン中将…!」
「マーク大佐、その顔はよっぽど私に会いたくなかったみたいだねぇ。なんと失礼な男だ」
「モルドレン中将…なぜ瑞鶴にあんな命令を出したのです?」
相変わらずの傲慢な態度で悪びれることもなく話すモルドレン。
「"あんな命令"とはこれまた失礼な…。決まっているだろう、エンタープライズの言った通り、楽しむ為さ。自身の祖国を敵に回して戦う、こんなにも美しいことはない。正に美談だ。特に一年前の事件は実に素晴らしいものだった。観ていて愉快な気分だったよ」
「貴様、あの時の瑞鶴をショーの様に見ていたのか!あの子はずっと苦しんでいたんだぞ!!苦しんで苦しんで…、それでもここに残ってくれたんだ!それを貴様は、そんな瑞鶴の様子を見て楽しんでいたのか!!あの子の気持ちも知らずに貴様は…ッ!!」
モルドレンに掴みかかったエンタープライズ。涙まで流れていた。
「お、落ち着け!エンタープライズ!」
必死で彼女を宥めるクリーブランド。
「…私は大丈夫よ、グレイゴースト」
瑞鶴の一言でなんとか落ち着きを取り戻すエンタープライズ。
「……モルドレン中将、私はあの命令に納得しません。私で弄ぶのは大いに結構。でも、助けるべき命を無視した事は私は決して許しはしないわ。
「なんだと…」
執務室の空気はより一層険悪な雰囲気に包まれた。
お互いを睨み合う二人。
やがてモルドレンが口を開いた。
「…裏切り者の重桜空母の分際でよくそんな口が利けるな。どうやらこの私を本気で怒らした様だ。本来なら問答無用にこの場で退役処分を下してスクラップにしてやるつもりだが…、君は何かと我が国に貢献してくれているからな、恩を仇で返すほど私は落ちぶれていない。特別に情けをかけてやろう。 退役処分は免除してやる。感謝したまえ」
「………」
「ただし……
二度とその面を私に見せるなぁ!
この重桜空母をユニオン及びアズールレーンから追放しろ!」
「な、なんだって!?」
「……ッ」
「きっ、貴様ぁ!このクズ人間がぁ!!」
執務室の扉から二人の憲兵が入り込み、瑞鶴の腕を掴んで押さえつけた。
「瑞鶴に何をする気だ!彼女から離れろ!」
「人間様に
瑞鶴を押さえつけている憲兵を引き剥がそうとするエンタープライズだったがその一言で抵抗ができなくなった。
「モルドレン中将、どうか改め直してください。瑞鶴は私達のためここまで戦ってくれたんですよ。そんな彼女を追放するなんて私は反対です!」
「マーク大佐、君には家族がいるようだねぇ。妻と二人の幼い子ども…。私の権限ひとつで、どうにでもすることができるのだよ。生かすも殺すも全て私の匙加減…」
「あっ、貴方はという人は…」
「指揮官、グレイゴースト。私は大丈夫だから」
彼女を押さえつけていた憲兵二人は壁に叩きつけられており、既に伸びていた。
女性とはいえ、やはり艦。力は人間より何十倍も上だ。
「良いわ。それでアンタが満足するなら、皆に手を出さないのなら。その処分、喜んで引き受けるわ」
「マジかよ!?」
「正気かい!?」
「ほぅ…」
皆が瑞鶴の決断に驚く。モルドレンはいささか満足げな顔している。
「瑞鶴…、頼む!どうか考え直してくれ!」
「いいのよ、グレイゴースト。私のせいで皆にこれ以上迷惑はかけたくないから」
「そんな…」
「実に賢明な判断だ重桜空母。ならば今夜中にでもここから出ていってもらおうか。クリーブランド、エンタープライズ、そしてマーク大佐。もしも阻止するような行動を取れば、まぁどうなるか分かるな?奴が出ていくまで君たちを監視しているからな」
―本当にこれで良かったのか?瑞鶴…―
夕方。沈み行く夕日が水平線を美しく照らしていた。
そこに極少数の荷物を艤装に付け加えた瑞鶴がいた。
自身の国を裏切ってまで、アズールレーンに残り続け、ユニオンの為に数々の実績を出して貢献してきた彼女がこんな風に捨てられるとは。なんと不憫なことか。
「私は幸運艦なんかじゃない…。もし本当に私が幸運艦なら、あの時、あの海で沈んだまま、眠り続けたかった…。こんなことになるぐらいなら…」
「瑞鶴…」
不意に、後ろから声をかけられた。瑞鶴は振り向いた。そこには自分の好敵手であり、ずっと憧れてきた"本当の"幸運艦がそこにいた。
「いいの?グレイゴースト。奴らに見つかったら只じゃ済まないわよ?」
「大丈夫さ、私は見つからない。それよりも瑞鶴、本当に行ってしまうのか…?」
「言ったでしょ?これ以上皆に迷惑をかけたくないって。これでいいのよ。私さえ居なくなれば、皆安心して過ごせる。私と関われば、きっとその子も目をつけられる。だから、実際こうなって良かったのよ」
「…ならば私も共に行く!言ったはずだ、君の事は私が守ると、だから…!」
エンタープライズは言った。一年前に誓った約束を。今一度、改めて誓おうとした。しかし。
「絶対にダメ!
アンタはユニオンの
居なくなったりしたら誰がアンタの分の戦力を埋めるの?」
「そ、それは…」
「私の事はいいから。私は私のやり方でセイレーンと戦うわ。せっかく自由の身になったんだし」
瑞鶴は微笑んだ。それはとても暖かく、見ている者の気持ちを和らいでくれた。
「……そろそろ、行かなきゃ…」
瑞鶴は自身の航海進路を夕日とは真反対の方角に向けた。
「まっ、待って!」
エンタープライズは瑞鶴の手を掴んだ。
「お願い、行かないでくれ……」
「……」
それはいつもの凛々しい声ではなく、今にも不安に押し潰されそうな、か弱い声だった。
「失いたくない……。君を…、私にとっての光を…」
「…ごめん」
瑞鶴は握っている手を振り払った。
そして彼女は進み出した。
一寸先も見えない、暗い闇の中へ。
瑞鶴の姿がどんどん見えなくなっていく。
私にとって、君は光だった。
いつ終わるかも分からない戦争。私はとても辛かった。
世界最強の空母として期待される反面、私を恐れる者も多かった。
特に重桜の艦船たちは、私の姿を見ただけで怯えていた。中には憎しみの目で睨み付けられることもあった。
とても怖かった…。いつか彼女らに殺されるかも知れない。毎日が不安だった…。
でも、君は…。私の二つ名に、恐れる事も…、憎む事もしなかった。
それどころか良き好敵手と言って笑顔すら見せてくれた。
君はそんな私を照らしてくれた、たった一筋の光だったんだ。
そして、あの時…。私と姉さんと…、皆の命を守ってくれた。
だから、私は誓った。必ず君を守ると。
それなのに…、私は守れなかった…。
嫌だ…。
失いたくない…。
私の光を…。
行かないで…。
瑞鶴……私を置いて行かないで…。
瑞鶴は太平洋国際中央鎮守府がある所から東側へ少々離れた場所に今は使われていない古い泊地がある無人島に向かった。
しばらくはそこを拠点地にする予定である。
そしてそれから数日がたったある日の事であった。
「…ッ、こんな所で、まだ沈む訳には!」
瑞鶴は二隻の鉄血の艦船少女に襲われていた。
重巡のドイッチュラントとプリンツ・オイゲン。
「さぁ、観念してさっさと沈みなさい。裏切り者の下等生物」
突然の急襲に対応できず、大きく損傷してしまった瑞鶴。
「(このままじゃ、ホントに殺られる…。何か打開策は無いの!?)」
しかし、そうこう考えている内にドイッチュラントの砲口が瑞鶴に標準を合わせていた。
「(ここまでか…。また、沈むというのね…)」
瑞鶴は覚悟した。まさかこうもあっさりと何もかも終わってしまうとは予想もしなかった。
…と、その時だった。
突然、ドイッチュラントが爆発した。否、正確には背中に爆発が起こった。
急な火傷の痛み。ドイッチュラントは後ろを振り返った。
「な~に?どうかした?」
彼女を撃った犯人は、なんとプリンツ・オイゲンだった。
「オ、オイゲン…!これは一体どういうこと!?裏切ったわね!?」
「裏切る?別に私は
それはあまりにも予想外な展開だった。
瑞鶴自身も何がどうなっているのか追い付いていない。
「それにセイレーンの力なんて、私は最初から信用してないし」
「だけど、オイゲン貴方の艤装だってセイレーンテクノロジーを取り入れて改造されているのよ!?」
「あぁこれ?この艤装、見た目だけだから。中身は普通の艤装よ?」
そう、プリンツ・オイゲンの艤装はセイレーンの力を一切使っていなかったのだ。
鉄血がレッドアクシズに入ってからというもの、自身の国がセイレーンの力で一体何を企んでいるのか探る為にわざと加盟していたのだ。
「強大な力は時として、そいつ自身の全て奪うわ。私には愛国心なんてあまり無いけど、それでも、一応私が生まれ育った国。間違った方向に進めば、正してあげる。それが国民としての務め。そうでしょ?瑞鶴」
「……」
瑞鶴は何も言えなかった。自身の国を見捨てた自分。もしかしたら、やり方次第で改善の余地がまだあったかも知れないというのに。
「この私をどうするつもり!?」
「まぁ、同じ国の艦のよしみだし。沈めることはしないわ。ただし…」
そういうとどこから取り出したのか縄を手に持つと、そのままドイッチュラントを縛りだした。
それも亀甲縛り。
「むー!むー!(> <)」
「それじゃあ、いってらっしゃーい♪
ま、せいぜいサメのエサにならないようにね?」
「本当に良かったの?プリンツ…」
瑞鶴は心配だった。たった今、自分と同じ様に祖国を裏切った。それがどれだけ辛く大変か、自分が嫌というほど味わってきた。
「大丈夫よ。
私、アンタについて行ってあげてもいいわ」
「……、ありがとうプリンツ。
そうだ、さっそくだけど良いことを思いついたわ」
何かを閃いた瑞鶴。
「良いこと?」
「そう。プリンツ、アンタなら絶対に気に入るわ!」
規則正しく動く運命の歯車。それら全てが狂った時…。
世界は大きく動きだす。
鶴の戦士は、これから何を見ていくのか…。
そして、どのような世界を創りだすのか…。
新たなるシナリオが完成しようとしていた。
To be continued…
さて!なんだかんだでとりあえずここまで来れました!
全ては応援してくれた読者の皆様のお陰です!
第1章 孤高ノ鶴戦士 編はこれで終了です。
各章の終わりごとに「To be continued」ってつけることにしてます。
次回からは第2章 鋼鉄ノ血 編です。
お楽しみに♪
感想お待ちしてまーす。
なんとなく質問!炎ノ翼がアニメ化してほしい人!
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してほしい!
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するべき!
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したら良いなぁ~
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そんなことより、おうどん食べたい
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どうでも良いけど、猫ってかわいいよね?