衛宮士郎 ~自分は一体何者なのか~   作:大福オルタ

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めちゃくちゃ眠いですけど書いてきます


09 “彼女”

イリヤは現在、黒のボディアーマー、赤い外套といったいかにも戦闘をするためのような服を纏っている、オマケに手には自分より大きな弓、それを携え、黒いバイザーの敵に敵意を向けていた

 

「...!」

 

先に仕掛けたは漆黒の聖剣を持つ彼女だった、普通の人間からしたら速すぎる速度でイリヤに突っ込み斬ろうとしていたが、イリヤはこれを体を捻りながら相手の頭上へ難なく回避し、それを行いながら投影した矢を放つという離れ業をやってのけた、完全に油断した聖剣を持つ彼女は矢を完全に防ぐことは出来ず、ところどころ負傷していたが、特に気にする様子もなくイリヤと間合いを測っている

 

「...!投影、開始《トレースオン》」

 

敵が何をするか素早く察知したイリヤは持っていた弓を投げ捨て、白と黒の双剣を作り出し身構えている、聖剣を持つ彼女はイリヤの予想通り突っ込んできた、一瞬で剣と剣が激しくぶつかる、2人は目にも止まらぬ速さで時折火花を散らしながら鈍い金属音を辺りに響かせている、両者共に譲らず、弾かれては間合いを開け、剣が壊れればまた新たに作るの繰り返しだった

 

 

 

「ふむ...なかなかの見ものだな衛宮士郎、彼女は本来貴様がやるはずだった”彼女”との戦いを貴様の代わりにやっているのだ、私の知ってる衛宮士郎ならば、たとえその身が動かなくとも、たとえその身が滅びようともあの戦いに参戦すると思っていたのだがね、やはり貴様は所詮ただの器だったのだな」

 

「...................」

 

俺とこいつは未だにこの剣の丘で妹と彼女の戦闘を見ていた、こいつは何を言っているのか検討もつかない、自分が知ってる衛宮士郎って、まるで”色んな俺を見てきた”ような言い方だな、最近会ったお前なんかに何が分かると言いつけてやりたかったが俺はまだ力を出せないでいた

 

「...”彼女”を見て何か思うことはないか、懐かしいだとか、なんとなく初めて見た感じがしないとか...”私”がここにいるのだ、何か思うことはあるのではないか?」

 

 

悔しいが、あいつの言うことは合っている、俺は確かに”彼女を初めて見た気がしない”というより最近確実にどこかで見ている

 

「気づいてはいるが、どこで見たか思い出せないようだな、言ったはずだぞ衛宮士郎、私がここにいると、散々貴様は見てきたのだろう?”夢”を」

 

「!!」

 

...思い出した、確かに彼女は居た、もっとも、こんなにも黒くは染まっていなかったが、青のドレスに白銀の甲冑姿でまさにこの場所で”俺”と”アイツ”の戦いを見届けた人物、俺ではない俺が蔵の中で彼女を喚び出し共に戦った盟友、俺ではない俺がその身に宿した彼女との切っても切れない”縁”、そう、彼女は...

 

 

「...セ..イバー」

 

 

 

 

聖剣を持つ彼女はイリヤに斬撃を飛ばす、それをイリヤは易々と躱す、イリヤは持っていた双剣を相手に向かって投擲する、3対、計6本の剣を複製し同じように投げる、この双剣がお互いを引き合う性質を熟知しているイリヤはそれの引き合う座標があいつの立っている場所ということを考え投げていた、彼女はその事に気づいたようで躱す準備をしていたが、不意に声をかけられる

 

「...あなた、シロウのこと知ってるでしょ」

 

「!」

 

その直後大きな爆発が起こり大量の砂埃が宙を舞った、埃が晴れるとそこにはバイザーの砕けた、金色の目をした黒き騎士王が満身創痍で佇んでいた

 

「今のあなたじゃまともに喋れないだろうし、そのまま話を聞いてなさい、それくらい出来るでしょ?あなたが何のためにここにいるかは私は分からない、でも私がこの姿になってから明らかに様子がおかしかったからちょっと引っ掛けてみたけど、案外ちょろいのねあなた、でも”彼”はあなたの思うような、共に戦いを乗り越えた彼ではないのよ、それに今のまま彼を放っておけば間違いなく彼は消滅するわ、だからあなたが”聖杯”を狙うのではなくシロウを狙うのならば諦めなさい」

 

「...っ...!!」

 

「やっぱりただのカードの具現化だと感情も単純なのね...」

 

イリヤに言われたことが響いたのか、はたまた先程の攻撃を喰らってしまったのが引き金なのか分からないが彼女の魔力は急激に高まった、黒いエネルギーがどんどんあの聖剣に集まっている

 

「...なら、私も使わなきゃね.....」

 

自らの中からあれに匹敵するような宝具を探す、とはいえこれしかない

 

「投影、開始《トレースオン》」

 

短い詠唱を行い、彼女が複製したものは彼女が持つ漆黒に染まった聖剣ではなく本来の彼女が使っていた約束された勝利の剣《エクスカリバー》であった、一方は呪いのエネルギーが、もう一方は星のエネルギーが徐々に充填されていく、そして最大まで溜まった時

 

「「約束された勝利の剣《エクスカリバー》!!!!」」

 

両者がお互いに宝具の真名解放を行う、呪いと星のぶつかり合いは凄まじく、風圧でどんどん地面が削れていく、だが既に傷を負っていた彼女は押されていき、最終的に押し切られてしまった、爆発あとにはセイバーのカード、イリヤは持っていた聖剣を魔力よ粒子に変え、外套をなびかせながら

 

「私が必ず助けてあげるからね、お兄ちゃん...」

 

そしてイリヤはカードを解除し、気絶してしまった




なんかほんとに自分でもわかんなくなってきました、もちろん最後まで書くつもりなので、応援して下さると嬉しいです
次も頑張って書いてきます
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