正義執行   作:ラキア

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第25話

 地上でのビルの一つ。そこの屋上では現在、二つの影が接近戦を行っていた。エリオとガリューである。エリオはストラーダを構え、その射出される勢いと足の踏み場を瞬時に魔力で作り出し、空中での素早い切り返しでガリューとの攻防を繰り返す。一方ガリューも高いビルの壁を利用しながら壁を蹴ってエリオへと四方八方から跳躍し、腕の切っ先を振りかぶって接近、攻撃を仕掛ける。

 

 一方ルーテシアとキャロも中距離魔法の攻防を繰り返していた。キャロはフリードの背に乗りながら、召還魔法を駆使して鎖で周囲のガジェットドローンを縛り、そのまま破壊する。フリードが旋回しながら火球を放ってルーテシアへと攻撃を繰り出すが、ルーテシアはそれを跳躍して回避した後、魔力弾【バレットシェル】を生成し、それを空へと放つ。魔力弾【バレットシェル】は空中で爆発し、空を飛んでいたフリードは衝撃でぐらついた。その背に乗っていたキャロにも当然爆風の衝撃が身体を襲い、腕を覆って耐える。追撃しようとルーテシアは更に魔力弾【バレットシェル】をその手に作るが、そこで異常に気付く。

 

 足元にキャロのものである魔方陣が展開し、その光は激しさを増す。ルーテシアは危機察知して跳躍すると、先ほどまで居た場所が爆発を起こした。隣のビルへと移り、キャロの方向へと見る。既に態勢を立て直したようだ。二人は互いに睨みあう形となり、別の屋上へと降りたエリオとガリューも同様だ。

 互いに仕掛けるタイミングを伺う。

 

 その時だった。キャロとエリオに通信が入る。相手はフェイトだった。戦闘中だが、全体通信の為、ウインドウのみ表示させておく。

 

『こちらテスタロッサ・ハラオウン執務官。こちらは今、スカリエッティのアジトを押さえた。スカリエッティの身柄も拘束』

 

 その言葉にエリオとキャロは目を丸くし、フェイトの作戦成功の報告に安堵の様子を見せた。だが今は戦闘の最中だ。しかし、ルーテシアはそのフェイトの言葉が聞こえたようで、先ほどまでの鋭い目線が嘘のように消え去り、あらと声を漏らした。

 するとルーテシアは両手を上げて投降の意思を見せる。ガリューも同様に腕を下げて戦闘態勢を解いた。

 

「ドクター捕まったのなら、もう大丈夫かな。私とガリューはもう戦闘の意思はないよ」

「ルーちゃん……」

 

 キャロは意表を突かれたように目を丸くするが、先ほどの会話でルーテシアが戦う理由も聞いたのだ。なら彼女が投降するのも当然と理解する。ルーテシアとガリューは一旦同じ屋上へと合流し、エリオとキャロもまた同様に屋上へと降りた。四人が向かい合う形となる。ルーテシアは口を開き、

 

「それと提案なんだけど、このまま協力させてくれないかしら? 勿論、これが終わったらちゃんとお縄に付くし、罪も償う」

「それは……」

 

 ルーテシアの提案ははっきり言って不安だ。さっきまで敵同士だったのにいきなり協力関係になるとなれば不安になるのも当然だ。だが、ルーテシアが此方を騙そうとするようには思えない。エリオへと目配せするとエリオは頷いた。キャロと同意見だろう。

 

「分かった。一旦協力しよう、ルーちゃん!」

「うん、ありがとう!」

 

 ルーテシアは心から感謝を述べる。それはキャロやエリオへの素直な気持ちだった。これが別の局員ならば話さえ聞いて貰えなかっただろう。そう考えれば、この二人は甘すぎるのだ。だからこそ、二人と戦い、協力の提案が出来て良かったと思考する。

 ルーテシアは人差し指を上げ、

 

「今、地上本部には私の他に戦闘機人二人組みと、ゼストとアギトが向かっている筈だわ。私が気になっているのはゼストの方。彼も私と同じで目的があってスカリエッティに協力しているだけだから、話せば分かってくれると思う」

 

 ルーテシアはそう提案する。確かに管理局の調べとルーテシアの言葉から、ゼストが完全にスカリエッティ側ではないのは分かっていた。彼女の言葉を信じ、ゼストを止めに向かったほうがいいだろう。

 キャロは頷き、

 

「分かった。なら私とフリードはルーちゃんと一緒にゼストさんの所に行く。エリオ君は……」

「うん。僕はティアナさんの方へ行く」

 

 ティアナは現在、一人で行動している。出撃時に分かれる際に、ティアナはなるべく時間を稼ぐと言った。もしかしたら現在戦闘機人と交戦しているかもしれないのだ。ならば直ぐに向かった方がいいだろう。

 エリオが頷くと、ガリューもルーテシアに意見する。ガリューはエリオについて行くとのことだ。戦力的にもそれが丁度いいだろう。エリオとガリューならばスピードも同じである為、片方が遅れるということもあるまい。

 四人はそれぞれ二手に別れ、他へと応援に向かった。

 

 

 

 

 

 

 ビルの一つの大きなロビーは現在、暗闇に包まれていた。人が避難し、電力も途絶えた為だ。その暗闇で現在、戦闘機人二人は六課の隊員の一人、ティアナと交戦に入っていた。

 ノーヴェが黄色のウィングロードに似た能力、エアライナーによって道を作り、ジェットエッジで急加速を行う。そこから飛び降りて下方にいたティアナへと振り下ろすように拳を繰り出す。だが、ティアナに触れたその瞬間、その姿は消え去り、ノーヴェの拳が地面へと突き刺さるだけだった。幻影である。

 一方、ギンガのほうも同様であり、幻影に攻撃しては外れの繰り返しだった。

 

「(……さすがに、一人でこの二人を相手にするのは辛いか)」

 

 ティアナは二人から見えないところの柱の影で様子を窺っていた。現状、時間を稼ぐことしか出来ないが、幻影を駆使して何とかノーヴェにはかすり傷程度にダメージは与えていた。

 だが、ギンガのほうは駄目で、全くといっていいほど隙が生まれない。

 

 ギンガを見た時は絶句したが、スカリエッティに回収されたと分かっていれば当然であると考えた。恐らくスバルがいれば精神的にダメージがあるだろうなと考えつつ、思考を現状の打開へと切り替える。

 二人を足止めしている間にシグナム副隊長かライトニング二人がこちらに応援に来れば、打開のチャンスがある。そう考えての戦略だ。そしてその戦略に兆しが見える。

 

『ティアナさん! ご無事ですか! 現在、自分とガリュー……協力者と一緒に向かってます』

『ナイス! エリオ! ガリューってのが何だか分からないけど、味方なら大歓迎よ。こっちは今、戦闘機人二人と交戦中。その内片方がギンガさんってのが辛いけど』

 

 念話を寄越したエリオにティアナはそう言葉を返す。ギンガという単語にエリオは驚きの声を上げていたが、彼もティアナと同じく理解したのだろう。直ぐに向かうとだけ言って念話を切る。

 

 影から顔を半分だし、二人のいる方向へと見る。ギンガは相変わらず隙が無いが、ノーヴェの方は隙があった。ティアナは幻影を作り出し、別方向から飛び出すように幻影を動かす。

 

「こんの野郎ぉーーーッッ!!」

 

 するとノーヴェは幻影だろうが構わずそちらへと殴りかかっていった。チャンスである。ティアナは飛び出し、クロスミラージュに溜めた魔力を撃つ。不意を突かれたノーヴェは直ぐ様回避しようとするが、完全に回避できずにダメージが蓄積されていく。

 しかし、ノーヴェを攻撃すれば片方のギンガが此方に攻撃を仕掛けてくるのは当然だ。拳を振りかざし、こちらへと接近してくる。当然ティアナも銃口を向け、ギンガに魔力弾を撃つ。ギンガはそれを器用に避けつつ、接近する。だがティアナもそれは想定できたことだ。周りに魔力弾【バレットシェル】を展開、一斉射撃を行う。流石に回避が難しいため、一旦下がるか跳躍して避けるしかない。

 

 だが、ギンガもいままでの時間稼ぎでこちらも戦法が理解したようで、構わず接近した。己のダメージを省みない強引なやり方である。だからティアナは容赦なく魔力弾をギンガへ向けて放った。直撃し、爆煙がロビーの一角に舞う。

 この隙にまたティアナは別の場所に移動し、姿を隠す。そのつもりでいた。だが───。

 

「……ッ!」

 

 ギンガは勢いを止めず、煙から姿を現してティアナへと攻撃を仕掛けた。流石に不意を突かれてしまい、ギンガの拳がティアナの胴へと叩き込まれる。後方へと飛ばされ、ロビーのカウンターへと激突し、衝撃で煙が舞う。

 だが、この程度の事で痛がりはしない。これくらいならば今までの訓練で叩き込まれた事だ。むしろ煙が舞ったことで新たな隙が出来たとティアナは思考を巡らせる。

 だが、ここに来て予想外の事が起きた。

 

 子供と目が合った。

 

 それはロビーのカウンターの裏に隠れていた子供だったのだ。避難が間に合わなかったのだろう。今まで震えて隠れていたのだろうか、子供は涙目でティアナへと視線を向けていた。

 それだけならまだよかったのだが、ティアナが吹き飛ばされてカウンターが破壊された事により、子供はすっかり怯えてしまって飛び出してしまったのだ。その飛び出した方向が不味かった。

 

 煙の向こう───ギンガの居る方向だった。

 

 煙が霧散すると同時に、ギンガの姿が目の前に現れる。鉢合わせする形となってしまったのだ。ギンガの姿に子供は怯え、尻餅をついてその場で動けなくなる。

 

「……子供?」

 

 離れに居たノーヴェはその様子を目撃し、眉を顰めた。ノーヴェにも子供が逃げ遅れたのだろうと理解出来た。だからノーヴェは別段子供に手を出そうとは思わない。邪魔なのはティアナ一人だからだ。

 

 だがギンガはその子供を視認すると、冷徹な表情で腕を動かし、手をドリルのように回転させた。子供は悲鳴を上げ、ギンガの視線は未だ子供へと向いている。ノーヴェもギンガが何をするのか理解できた。

 

「……ッ!? おいファースト!! 何やってんだッ!?」

 

 声を荒げてギンガを止めさせようとするが、ギンガは聞く耳持たず、そのドリルを子供へと振りかざそうとした。ティアナは直ぐに助けようとするが、動きでは間に合わない。さらにクロスミラージュも先ほどの衝撃で異常が出たようで魔力装填も間に合わない。ノーヴェも駆けつけようとするが、その前にギンガの攻撃が子供に当たる方が先だ。

 

 絶望的。そう思わせる光景だった。

 

 ───だが、次の瞬間。

 

「───ッ!!」

 

 突如ビルの壁が爆発した。いや、爆発というよりかは、何かが衝突した衝撃だった。ロビーに再び煙が舞う。煙が霧散すると、そこには先ほどとは状況ががらりと変わっていた。

 

 ───黒い人物が、ギンガが繰り出した腕、ドリルとして回転していた手を、握って止めていたのだ。

 

 その光景にティアナもノーヴェも絶句した。子供は何が起こったのか理解出来ず、ただその黒い人物の背中を見つめ、ギンガは依然変わらぬ表情を黒い人物へと向けている。

 

「……おい」

 

 黒い人物は後ろの子供へと向けて、

 

「さっさと逃げろ」

 

 と、言葉をかけた。子供は混乱するも、素直に従ってそのままロビーから逃げていく。その姿が見えなくなってから、黒い人物は再び声を発した。

 

「……お前、何やってんだ?」

 

 ギンガへと向けて問うた。その言葉から怒りのようなものを感じた。だがギンガは表情を変えずに行動に出る。抑えられている手を軸に、もう片方の腕を振りかぶって拳を黒い人物へと繰り出した。

 だが黒い人物はその拳をそれ以上の速さで腕を動かし、手で受け止める。

 

「……私は何をやってんだって訊いたんだ。そんな事をする人間じゃないってのは分かってんだよ」

 

 その一言で、ティアナは驚愕で目を見開いた。

 黒い人物はギンガの両腕を抑えたまま、身体を捻って蹴りを繰り出し、ギンガの横腹へと蹴りを打ち込む。その衝撃でギンガは吹き飛ばされ、壁に激突。そのまま気を失った。

 

「スカリエッティに弄られて自我が歪んでいるってのは分かるけど、それにしてはあまりにも酷い」

 

 がっかりするように溜息を吐く黒い人物。それに対し、ノーヴェは接近して拳を繰り出した。ノーヴェは混乱してはいたが、この存在が自分達の敵だという事だけは理解できた。それ故に接近し、攻撃を仕掛ける。

 だが、遅い。そう思わせるほどに、黒い人物の速度は異常だった。

 

 先に行動していた筈だった。振りかざす拳が命中する寸前だった。それなのにノーヴェはまるで自分が静止したような感覚に囚われ、全身に打撃が加わるのを感じた。

 

 ───一瞬。その隙だけで、ノーヴェは戦闘不能となり、黒い人物はその背後へと回っていた。

 

 あまりにも圧倒的な力。それを目の当たりにしたティアナはただ棒立ちするしか出来なかった。黒い人物はティアナへと顔を向ける。それに対しティアナも警戒態勢を取る。

 

【挿絵表示】

 

 黒い人物は、その姿から人型であるという点を除けば、人とすら言えるか分からない姿をしていた。全身と頭部は黒い何かで覆われており、左右には大きな角が生えている。

 だが、ティアナはその人物の正体が分かった。ティアナは黒い人物へ声をかける。

 

「……あんた、こんな所で何をしてるのよ───スバル!」

「───ティア」

 

 黒い人物───スバルは此方を見てそう言った。スバルの姿はその身体から声まで何もかもが変貌しており、その口調までも違う。だが長年の付き合いからか、僅かであるがティアナは気付いた。

 ティアナは険しい表情を向けて、問う。

 

「色々と訊きたい事があるけど……先ず、その姿は何なの?」

「これは私の力そのもの。いや、本来の姿といった方がいいだろう。リミッターが外れて、とても清々しい気分だよ。今なら何だって出来る気がする。いや、出来るな」

 

 首に巻いている真っ黒なスカーフを靡かせ、両手を握って言葉を吐く。そこからは自信に満ちたものを感じた。

 

「リミッター? あんたが異常なのは見て分かるけど、あんたまでスカリエッティに身体弄られた訳?」

「スカリエッティに身体を弄られたのは事実。でもそれはずっと前、それこそ私がスバル・ナカジマとして生きるようになる前の話だ」

 

 それはつまり、スバルがクイントに保護される以前の話という事になる。その時から既にスバルの身体はこういう処理をされていたという事なのだろう。だが、今まで一緒に過ごしてきたティアナにとって、スバルにそういったものは感じなかった。事実、何回も受けている筈の検査にも、スバルは何の異常も見当たらなかった筈だ。

 

「だったら何で突然そんな事になったのよ?」

「言っただろう? リミッターが外れたんだよ。それだけの事だ。だから私はこの力を得た」

 

 ティアナには何を言っているのか理解出来なかった。リミッターという事が原因だとスバルは言うが、そこから意味が分からない。生物の限界を超えたとでも言うのだろうか。

 何にせよ、このまま放置する訳にはいかない。ティアナはクロスミラージュを構える。先ほどの異常はもう無い。魔力装填は出来ている。その銃口をスバルへと向けた。

 

「訳分かんない。とりあえず、大人しく戻ってきて貰うわよ」

「それは出来ない。私はやらなければならないから」

「何を?」

 

 ティアナが問うと、スバルは両手を開き、演説するように口を開いた。

 

「ティア……なんでこの世から争いが消えないか、考えた事は? 何で争いが起きるか、その答えはただ一つだ。この世は偽りの平和で満たされている」

「偽りの平和?」

 

 ティアナは眉根を寄せて、疑問の声を漏らす。

 

「そう、偽りだ。本当に世界が平和だったら、争いなど起こらないからだ。世界は偽善で満ちている。小さな悪事を放置して平和とぬかす偽善。争いは常に小さな悪事から生まれ、それが偽善によって膨らみ、やがて大きな争いへと発展する。そんなものは平和とは呼べない。だから、世界が必要とするのは偽善なんかでは無い───世界が必要としているのは、大きな【悪】だッ!!」

 

 天を指し、スバルは叫んだ。

 

「大きな力、大きな悪。だれも逆らうことの出来ない絶対的な悪の存在。悪の存在によって世界は恐怖するだろう。だが、それでいい。恐怖によって人は悪事する余裕を失い、誰も逆らえない。恐怖で支配することこそが、世界を救う本当の平和なんだよ!!」

 

 まるで真実を言う様でそんな事を叫ぶスバル。ティアナは激昂するように口を開いた。

 

「あんたそれ本気で言ってるのッ!? そうだとしたら……あんた完全に狂ってる!!」

 

 クロスミラージュを構える手に力を込める。未だに状況が全て理解した訳では無い。だが、スバルが明らかに普通ではないのは確かだ。

 

「───あんた、何時だか言ってたじゃない。管理局の魔導師を目指す理由。聞いてもないのに勝手に話し始めてきたあの時、あんた言ったわよね? 自分が昔災害に巻き込まれて助けて貰ったのを切っ掛けに、今度は自分が困っている人、助けを求めている人を助けてあげるんだって。だから魔導師を目指すって言ったわよね?」

 

 今でも思い返せる。訓練校時代にたまたま知り合いになったばかりの時に、スバルが言ってきた言葉だった。

 

 当初は人と馴れ馴れしくするつもりがなかったティアナに、スバルが話しかけたのが切っ掛けだった。そこから彼女と二人で行動するようになった。互いの長所と短所を理解し、それを改善して訓練でも成績を残す。何も考えずに行動しがちな部分が多かったスバルも、ティアナに合わせて思考を巡らすようになり、ティアナも昔のトラウマや目を背けてた現実とも向き合うようになり、より冷静に行動し、確実性を上げていった。

 

 だからこそだ。これまで頑張ってきた時間が、今まで付き合ってきた相棒であるスバルが、偽りの姿だったなんて信じたくも無かったのだ。こんな狂った事を言ったり、ましてやギンガに対してあのような仕打ちをする事など、普段の彼女を知るティアナにとってはありえない事だった。

 

 だが、スバルはそんなティアナに嘆息するように肩をすくめた。

 

「残念だな……ティアなら少しは理解してくれると思ったんだけど」

「理解出来ないし、したくも無いわ。……もういい、あんたが狂ってるのだけは理解できた。悪いけど、敵としてあんたを認識するわ」

 

 言葉も通じず、正気に戻ることの無いスバル。希望を持っていたが、それは無情にも砕けていった。だからこそ銃口を向ける。こうなってしまった以上は自分がスバルを止めるしかない。止めなくてはならない。相棒の不始末は自分がつけなければならない。

 

 それに対し、スバルは身体を向け、拳を握る。

 

「なら仕方ない───悪を執行する」

 

 

 

 

 

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