魔装竜外伝 完全版   作:◆.X9.4WzziA

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3. 紅涙の章(4)

 ギルガメスとエステルは兵士の寄宿舎を代用した宿泊所に荷物を置いたあと、前夜祭の会場に出向いた。女教師の方はいつも通りの紺の背広にサングラスだが、少年の方はTシャツではなく紺のジャケットだ。デートのときに買ってもらった奴だが、最近は少し、身体にも馴染んできた。……それとは別に、面食らったことがある。正装するや、ボサボサの髪をくしで整えられたのだ。思いのほか自然な感じにしてくれたのでひとまず安心はしたが、今後はこういうイベントに出るたび髪をいじられるのかと思うといささかぞっとする。

 会場はちょっとした体育館ほどの規模はある。豪勢さはないが、壁面を派手な垂れ幕で覆い、既に会場の至るところに円形の巨大なテーブルが設置され、贅沢な料理が並べられている。前夜祭はセレモニーのあと立食会になる段取りだ。それゆえに新人王戦参加者とおぼしき沢山の少年少女がテーブルを取り囲んで待っている。彼らはわずらわしいセレモニーがさっさとはじまり、そして終わることを待ち望んでいた。

 そんな中に師弟が入り込んだとき、少年は一瞬空気が凍りつくような何かを感じ取った。……ざわめきはやけにはっきりと耳に届く。「ギルガメスだ」と。

 無理もない。彼だけは、ジュニアトライアウト不合格後に通常のトライアウトを合格。その上で好成績をあげ、出場資格を勝ち取っているのは立派だが、そもそも家出した身であり、記録上はいまだにジュニアハイスクール在学の身だ。

 だが他の少年少女のほとんどは十五才でジュニアトライアウトを合格後、ジュニアハイスクールを卒業。翌年からの試合で成績を上げてここに乗り込んでいる。つまり彼らは全員エリートであり、しかもギルガメスよりも年長なのだ。これだけでも対抗意識を持たれるのはごく自然と言えよう。

 ギルガメスは自然に漏らしたため息が、相棒のそれと似ていることに気がつき苦笑した。あいつも面倒くさそうにしていた。するとかたわらのエステルが小声で話しかけてきた。

「セレモニーが終わったら少し腹ごしらえして、あの子のところに行ってあげましょう」

 彼は笑顔で応えた。

 セレモニーはすぐにはじまった。駐屯地の司令官などヘリック共和国軍の関係者、それにゾイドバトル連盟から派遣された立会人などが代わる代わる、スピーチを行なう。幸い彼らも会場の空気を読んでくれたのか、いずれも手短に済ませてくれた。ただし一つ、気になることがあった。

「特別ゲストって何なんでしょうか。みんな言ってますけど……」

「さあね。ここに集まっている人よりは偉いか、人気があるか、どちらかでしょう」

 スピーチを行なったお偉いさんは皆、明日の試合当日にゲストが観戦に来ると言う。ギルガメスには割とどうでも良いことではあったが、これだけ繰り返されるとさすがに気にはなる。試合の妨げにならないことだけを彼は祈った。

 セレモニーが終わるとようやく、立食会のはじまりだ。

 ただ、ギルガメスはスピーチが終わってもテーブルの方には向かわず、かたわらの女教師にそっとささやいた。

「先生、隅っこで少し休みたいんですが良いですか?」

 おやとエステルはいぶかしんだが、よくよく考えてみれば長旅の疲れにくわえてずっと他の少年少女の視線を浴び、あまり良い感じのしないヒソヒソ話しがずっと聞こえてくるのである。彼女は周囲をちらりとうかがう。……水の軍団の刺客らしき者は見当たらない。潜んでいればもっと異様な殺気を解き放つだろうことは想像に難くない。

「良いわよ。じゃあ何かよそってきてあげるわ。肉が多めなのが良いんでしょ?」

 ギルガメスは笑顔で応えて隅に配置された空き椅子に向かった。誰もいない一角をすぐに見つけてゆっくり座るが、疲れがどっと出たように感じ、すぐ背もたれに寄りかかることになった。重苦しく息を吐くと思い出したように、ふところから几帳面に折りたたんだ紙を取り出す。

 駐屯地に入って受付を済ませた際、受け取っていたものだ。そこには新人王戦の正式なルールと、この大会の参加選手が記載されていた。

 ルールは変則バトルロイヤル。事前には聞いていたが、はじめての経験だ。

 開始時にはあらかじめ指定されたチームのゾイドが試合場に乗り込み、一定時間が経過するたび新たなゾイドが試合場に乗り込むのである。これは最初に試合場に乗り込んでいるゾイドほど不利だと言える。

 そしてここからが問題だ。この試合には百二十チーム(匹)のゾイドが参加するそうだが、そのうち最初に試合場に乗り込む十チームにギルガメスとブレイカーは選ばれているのだ。戦績優秀な者ほど順番は先になるのだが、名誉な反面、損をした感はかなりある。

(まあ、それはいいや)

 とにかく頑張って生き残るだけだと、そこはさっさと気持ちを切り換えていた。

 それより他チームのゾイドをチェックしようと、目線を下へと進めていったとき事件は起こった。……正確には既に起こっていた。それを察知したエステルは小皿によそっていた手を止め、ハッと首を持ち上げる。

 つかつかと、一人の若者が向こうから近付いてくる。ギルガメスがおやと首を傾げ持ち上げようとしたとき、そんな簡単な動作が瞬時に封じられてしまったことについて、理解するのに数秒かかった。

 ジャケットの襟をつかまれ、小さな身体がつり上げられる。爪先が床から離れるほど、高々と。苦しい。襟ごと首が締め上げられ、息がつまる。

 それが誰の手によるものか、ということを知ろうとするよりも早く、首を締め上げるこの若者が今にも爆発しそうな怒気をどうにか抑え込みながらつぶやいた。精悍な、角刈り。ギルガメスよりも頭一つ高い上に、濃緑の背広で被われた身体は全身筋肉のかたまり。実に恵まれた体格が目を引く。

「どの面下げて出てきやがった、ギルガメス」

 聞き覚えのある、地響きのように低い声だった。……声に対応する名前がすぐ脳裏に浮かぶ。だがその名前は、少年にとって想定の域を著しく越えていたのだ。

「ラマス、先、輩……?」

「今さら先輩などと言うつもりか、この落ちこぼれ野郎!」

 襟をひねられ、ギルガメスはこらえ切れずのけ反った。

 このラマスという若者はギルガメスの一年先輩である。故郷アーミタ・ジュニアハイスクール内のゾイドウォリアー希望者の中で、小柄なギルガメスが体格や腕っ節で上回ることのできる者などほとんどいなかった。そしてそれがそのまま序列となった。ラマスも例外ではなく、ギルガメスはしごきの一環でひどく殴られたものである。

 ゾイドの操縦技術も相当なもので、ギルガメスは在学中の彼に対して一回も勝つことはできなかった。彼はジュニアトライアウトを合格してゾイドウォリアーとなり、実力で新人王戦への参加を決めた。

 だが今のラマスにはその実績から来る余裕などは到底うかがえない。その両眼には憎悪の炎が燃えたぎっている。

「説明しろよ。水の軍団に追われてるんだって?

 なんでおまえの都合で、俺の親父もお袋もあいつらに焼き殺されなければならないんだ!」

 言いながら、ラマスはぐいぐいとギルガメスの襟をひねり、締め上げていく。意識が飛ばない絶妙の力加減は、それこそ拷問と言うべきだ。

 ギルガメスは困り果てた。このラマスという若者は良い思い出のない人物とはいえ、ともかくは水の軍団の魔の手から逃れることができた。本来ならば生存を喜ぶべきなのだ。……だがそんな少年の気持ちが通じる余地は毛ほども残っていない。そもそもラマスの問いかけこそはまさに図星であり、どう釈明すれば良いのかもわからない。

 その間にも、エステルは人ごみを、野次馬をかき分け、血相を変えて二人のもとへと駆け寄っていく。もう数人、かき分ければたどり着けるところまで近付いたときのことだ。

 ぎゃっ、と若い悲鳴が聞こえた。

「ギル!?」

 見る間に青ざめながらも最後の野次馬をかき分け切ったとき、目前に広がっていた光景は奇妙だった。

 ギルガメスは床にうずくまり、辛そうにせき込んでいる。

 そのすぐそばでは角刈りの若者が、もう一人の別の若者に右手をひねられていた。……地味な灰色の背広を着たこの若者は、背は高いが愛弟子以上にやせこけており、目は落ちくぼんでその奥から不気味な眼光を投げかけてくる。

 やせこけた若者は年不相応にしわがれた声でつぶやいた。

「ゾイドウォリアーならゾイドバトルで決着をつければ良い。それくらいのこともわからないのか?」

 そのまま、ひねり上げた右手ごと払いのける。

 ラマスは右手をかばいながら、ほうほうの体でその場から離れていった。

 うずくまっていたギルガメスはどうにか顔を上げた。若者に手を差し伸べられると、せき込みながらもそれを頼りに立ち上がり、深々と頭を下げる。

「あ、ありがとう……」

 やせこけた若者は薄笑いを浮かべた。

「フフフ、気にするな。言った通りさ。

 お互い、勝ち残ったときは良い勝負をしよう。

 ……、……」

 最後に何かささやくと、颯爽とその場を離れていった。

 野次馬がざわめきながら離れていく中、エステルは愛弟子のもとに駆け寄ると背中をさすってやる。サングラスの下に隠れる蒼き瞳が憂いで鈍った。

「大丈夫? ごめんね、うかつだったわ」

 ギルガメスは首を横に振った。気丈に振る舞おうとしているのは明らかだが、蒼白の表情はさすがに隠し切れないまま、人目をはばかるようにしてつぶやいた。

「今の人、『惑星Ziの、平和のために』って……」

 

 師弟は早々に前夜祭の会場から離れることにした。せっかくのご馳走は名残惜しいが、先ほどの事件のおかげで二人とも食欲の減退が著しいことこの上ない。

 駐屯地の施設をつなぐ何とも長い渡り廊下を、歩いていく。少年より一歩あとから女教師がついてくるのはいつも通りだ。

 分厚い窓ガラスの向こうは雪がますます降り積もっていくのが見える。吹雪になっていないのだけは救いだ。ゾイドバトルは相当な悪天候でも大概、開催されるがそれでも限度というものがある。

 ただ、と女教師エステルは考える。天候より問題なのは今の愛弟子の心中だろう。気丈に振る舞おうと努力しているようでも、自然に肩が落ち、背筋が曲がっていく辺り若さのゆえんだ。……そしてその原因は、恐らくは水の軍団らしきあのやせこけた若者ではなく、愛弟子に突っかかっていたらしいもう一人の角刈りの若者に違いあるまい(恐らくその様子は、水の軍団の戦士が間に入らねばならぬほど苛烈だった)。

 エステルは漏らしそうなため息を唇を噛んで押し殺す。……そのときのことだ。

「ラマス先輩は、ジュニアハイスクールの一年先輩です」

 歩を進めながらちらりと振り返った少年の頬は青白い。すがるような円らな瞳は潤んで乱反射している。

 ギルガメスは先ほどの事件について、あらましを説明した。淡々と、そして慎重に、言葉を選びながら。ただ、現時点での彼の認識は何とも率直だ。

「……だから僕は、ラマス先輩にとって、親の仇なんです」

 歩きながら腕組みしたエステルは、そのまま右手で頬杖した。今度はため息を深く吐き出すと。

「じゃあいっそ、討たれてみる?」

 そのひと言で、ギルガメスは全身を強張らせて立ち止まり、そしてすぐさま振り返る。

「それは嫌です! 僕の都合でブレイカーまでひどい目にあわせるなんて……!」

 蒼白の表情は、幸いにも危うい一線からはしっかりと踏みとどまっていた。円らな瞳は潤んでいても、輝きは失ってなどいない。

 愛弟子の表情を目の当たりにして、女教師は微笑んだ。

「オーケー、それを聞いて安心したわ。

 あなたがどんなに悔やもうとも、ブレイカーはきっと全力で戦うわ。あなたのために、ね。

 だからギル、あなたもブレイカーのために戦って。大事な友達を辛い目にあわせないために」

 愛弟子は自らに暗示をかけるように、「ブレイカーのために」と何度もつぶやき、そしてうなずいた。

 師弟の会話はもう一人のやせこけた若者の方にも及んだ。

「きっとギルを助けたあの子には、彼なりの計算と、信念があるのでしょうね」

 あの会場内で少年一人を殺すだけなら容易かもしれない。しかしそんなことになれば新人王戦自体が中止になるだろうし、上手くいかなかったときのリスクも高い(※暗殺者は蒼き瞳の女教師の存在を計算に入れて行動しなければいけない)。それよりは堂々と戦って始末したいということなのだろう。

 ギルガメスのため息は重苦しい。憎悪に燃えるラマスにくわえ、あの水の軍団らしき若者を相手にしなければいけないようだ。

 やがて二人が行き着いたのは先ほどのハンガーだ。舗装された床に白線が縦横無尽に引かれており、その中でさまざまな試合参加ゾイドがかしこまっている。入場時にも感じたことだが、博覧会的な雰囲気は一層強く感じられてならない。しかしながら内部は震えるほど寒く、吐く息は白い。

 ギルガメスは歩きながら両手で軽く自分の頬を叩いて、表情を作り直すことに努めた。相棒を心配させたくなかったからだ。

 二人がブレイカーの待機する一角に向かうと、異様な緊張感で辺りが支配されていた。……少なくともハンガー内を警護する共和国軍兵士が発するような代物ではない。

 エステルの方は早々に苦笑した。ギルガメスは最初、その意味がわからなかったが、いざブレイカーの前にたどり着くとよく理解できた。

 猫のように丸くなっていた少年の相棒こそが、その異様な緊張感の源だった。先ほどから赤い眼光を鋭く絞り込んで、ちらりちらりと周囲に投げかけている。

 深紅の竜の周囲にたたずんでいる他のゾイドは、眼光が触れるたびに縮こまっている。

 ギルガメス自身、相棒ブレイカーとともに生活してきたからわかる。強いゾイドほど、何もなければ本当におとなしい(無関心とも言う)。それがこんなにピリピリしているのは、周囲の他のゾイドがやかましいくらい威かくしあったのだろう。何しろ百二十チームが参加する新人王戦だ、粗暴なゾイドは数多い。

 ギルガメスが「ブレイカー、お待たせ」と声を掛けたとき、この甘えん坊の深紅の竜はピンと尻尾の先と首を垂直に伸ばして立ち上がり、ヒヨコのように鳴きながら鼻先を若き主人にこすりつけてきた。辺りを包む異様な緊張感はそれで一気に雲散霧消した。周囲の他のゾイドは理不尽な緊張と重圧から解放され、次々に脱力する。いずれも深紅の竜からは目線を反らした辺り、相当こりごりした様子だ。

 積極的な愛撫にしばらく身を任せるギルガメス。だがふと、相棒の大きな鼻先が離れた。そのままじっと、若き主人の顔をのぞき込んでいる。

「大丈夫よ、ブレイカー。ギルは強くなったものね」

 少年の背後から、エステルが笑顔で声を掛けてきた。そのひと言でギルガメスはようやく、自分が相棒に心配されていることに気がついたのだ。表情を作り直したくらいでは容易に喝破されたわけで、相棒の勘の鋭さには驚かされる。

「うん、何でもないよ。明日は頑張ろう!」

 ギルガメスは両手を大きく振り、努めて明るく振る舞った。ブレイカーは安心した様子で甲高く鳴くと、スッと右手の爪を一本、若き主人の胸元辺りに伸ばしてきた。

 握手しようということか。少年は笑顔で爪の先端を握り返す。するとこの深紅の竜は女教師の方にも視線を向けて鳴いてみた。

「あら、あたしも?」

 エステルは苦笑しつつもギルガメスの伸ばした右手に重ねるように握ってやる。ギルガメスは一瞬ドキッとなったがすぐさま平静を装った。

 ひんやりと冷たい鋼鉄の爪だが、二人の体温が混ざり合えば随分と暖まる。

(そうだ、頑張ろう。ブレイカーと、先生のために……)

 ギルガメスはそのぬくもりに明日を誓った。

 

 師弟は宿泊所に戻るとホッと一息ついた。一応の安全がようやく確保できたのだ。

 そこはもともと兵士の寄宿舎として用意されていたものである。狭く細長いフローリングの一室で、二段ベッドと申し訳程度のキッチン、それにユニットバスしかない。抜かりなく暖房のスイッチを入れて前夜祭会場に向かったため、そこそこ暖かいのは救いだ。

 部屋の奥の窓の先にはベランダが広がっているが、その向こうは見渡す限りの雪のじゅうたん。純白の戦場に隔離された気分は重苦しい。当初はそうはならない予定だっただけに、なおさらだ。

「先にシャワー、浴びてきなさい」

 エステルにうながされて身体を流し、温める。上がるときは白いTシャツに半ズボンといういつもの格好。

 出てきたギルガメスは目を見張った。……床には小さなテーブルが設置され、はさむように敷かれた座布団が二枚。テーブルの上には焼き立てのバゲットと、バゲットに乗せて食べるためのハムや生野菜などの食材が並べられていた。

 現地での食べ物が口に合わなかったりしたときのために、エステルは常に多めに食料を持ち込むようにしているが、今日はそれをフル活用することになった。結果としていつも通りの食卓が構成されたのである。

 エステルの方はと言えば、背広の上下は二段ベッドの端につり下げ、上はワイシャツのまま、下のみジャージという何ともラフな格好。ひと通り用意は済ませたらしく、台所で手を洗っていた彼女は笑顔で迎えてくれた。結局彼女はシャワーより先に食事を済ませることになった。

 イブに祈りを捧げてからようやくの夕食と相成る。……座布団の上に師匠は正座、愛弟子はあぐら。彼が腕時計型の端末をかたわらに置いたとき、時刻は八時を回っていた。

 ささやかな食卓から食材が着々と減っていく。頃合いを見計らうようにエステルが切り出した。愛弟子の円らな瞳を切れ長の蒼き瞳でのぞき込むと。

「でも、危なくなったら、さっさとリタイアなさいね?」

 ギルガメスのあごは一瞬だけ止まったが、すぐにそしゃくを再開し口に詰めたものを呑み込むと、こくりとうなずいた。今さら反発する理由などない。リタイアができるのは本当にマシなことだと、彼は思う。

 窓の向こうでは、しんしんと雪が降り積もり続けている。降雪がひどければ大会自体が中止になることもあり得るが、しかし少年の予感はその可能性を感じなかった。

 

 

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