チャイムがなり、昼休みに入る
提督「さて、これで午前の授業は終わりだ。しっかりとご飯を食べておいで」
そう言うと教室内は賑やかになる。ご飯を食べに友達を誘う者、雑談をする者と様々だ
???「司令官、一緒にご飯を食べよ?」
駆逐艦の皐月。金髪を後ろで2つにまとめている。ボーイッシュで、元気いっぱいな性格の艦娘だ。
提督「あぁ、良いぞ」
皐月「司令官の授業面白かったよー!」
提督「そうか?それは良かったな。実の所さっきまで上手くできてるか自信がなくてな、そう言って貰えて嬉しいよ」
皐月「そうなんだー!でも、説明し慣れてるような感じがしたよ?」
提督「あー、それはだな勉強教えてたからじゃないかな?」
皐月「えっ、なにか先生でもやってたの?」
提督「いや、軍学校の時にな友人にわからなかった所を教えてたんだよ」
皐月「そうなんだ!その友人さんは真面目なんだねぇ」
提督「いや...あれはなぁ...」
と困ったような顔になる
皐月「どうしたの司令官?」
提督「うん、真面目なんだ。真面目なんだが...うん。真面目なんだけどアホなんだよ...」
皐月「そ...そうなんだ...。ち...ちなみにどれくらい」
提督「それはもう可哀想なぐらいだ。真面目なアホなんだよ...」
普段は元気いっぱいな皐月も可哀想な人を見るような表情になる
提督「だけどなあいつはな、それでも頑張って勉強してたんだよ。それにあいつは明るくて元気な性格でな?友人も多いやつだよ」
皐月「へぇー、今は元気にやってるのかなー」
提督「会えていないがあいつなら元気だと思うぞ?どこに行っても楽しんでそうだ。さあ、間宮のところに行こうか」
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間宮のところに到着し、料理を注文した後に席に着く
皐月「司令官らしいねぇ、手伝おうかなんてさ」
お昼時ということもあり、盛況している。そのため手伝おうと思っていたが大丈夫ですよ、ここにいる時ぐらいゆっくりしてくださいと言われ言葉に甘えて座ってるのだ
提督「そうか?まぁ、今は休ませてもらっているがな。そうだ皐月、料理が出来上がるまで少しゲームをしないか?」
皐月「ゲーム!?良いね良いねぇやろー!」
そう言うと提督はコインをとる
提督「ここにコインがあります。これを右手か左手かズボンの右ポケットのどちらかに入れるから当てるゲームだ。そして、見事出来たらお菓子をあげよう」
皐月「本当に!?あっ...でも...」
提督「多めに上げるからみんなと食べるといいさ」
皐月「やったぁ!よし!頑張るぞ」
提督「じゃあ隠すから後ろ向いててね」
皐月「はーい!」
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提督「よし、こっちを向いていいよ」
そう言うと後ろを向いていた皐月はこちらに向く
皐月「むむむ...」
右手と左手をそれぞれ凝視しながら悩む
提督「さあ、答えは出たかな?」
皐月「右手!」
提督「ほう、右手でいいんだな?」
皐月「ち...ちょっと待って!えぇーっと...」
提督はクスッと笑うと
皐月「やっぱり左手!」
提督「左手で良いんだな?」
皐月「うん!」
提督「わかった。だが先に、ヒントだ」
皐月「ヒント?」
と首を傾げる
提督「あぁ、ヒントだ」
そう言うと右手を開いてみせる
提督「見ての通り右手はずれだ。そして、左手かスボンの右ポケットかを再度選んでもいいぞ?勿論左手のままでも良いがな」
皐月「そう言って提督はズボンの右ポケットを選ばせようとしてるんでしょー?僕は騙されないよぉー!」
提督「なら左手のままだな?」
皐月「当然でしょ!」
提督「では答え合わせだ」
そう言うと左手を開いてみせる
皐月「はずれかぁ...」
提督「正解はズボンの右ポケットだ」
そう言うとズボンからコインを出してテーブルに出す
提督「じゃあ今度は皐月がコインを隠してくれ。俺がさっきやったみたいな感じでな。あっ、ヒントは選んだやつ以外のはずれから選んで教えるんだぞ?」
皐月「良いけどもし当たったらお菓子を司令官に...」
提督「いや、お菓子は要らないからな?何もとらないからな?」
皐月「ならいいよ!よーし、提督後ろを向いててー」
提督「わかった」
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皐月「良しいいよー!」
提督「よし、じゃあ右手だ」
皐月「はやっ!?本当にいいの?」
提督「あぁ」
そう言うと皐月は左手を開く
皐月「見ての通り左手には何ないよ司令官?さあ、右手から変える、変えない?」
提督「では、右ポケットに変えさせて貰おうかな?」
皐月「へぇ、いいんだね変えても?」
提督「あぁ」
そう言うと皐月は右ポケットからコインを出す
皐月「正解!よくわかったねぇ司令官!」
提督「たまたまだよ...って言いたいところだけど実はそうじゃないんだ」
皐月「どういうこと?」
提督「実は途中で選択を変えたほうが当たる確率が上がるんだよ」
皐月「ええっと...どういうこと?」
提督「もし変えなかったら当たる確率は1/3、逆に変えたら2/3の確率で当たるんだよ」
皐月「えっ?でも確率は変わらないと思えんだけど...」
提督「なら、簡単に説明しようか。AからCの箱の中のどれかにコインが入っていてそれが当たりとしよう。そして、今回はAの箱が当たりとしよう。もしも絶対意見を変えない人がAの箱を選ぶともちろん当たるが、もし他の箱を選んでしまったらはずれるから確率は1/3、ここまでは分かるな?」
皐月「うん」
提督「では、絶対に意見を変える人がAの箱を選ぶとしよう。そうするともちろんはずれる。でも他の箱を選んだとしたら絶対に当たるんだよ」
皐月「どういうこと?」
提督「Bの箱を選んだら唯一のはずれの箱であるCを開けなければならないだろ?そうすると必然的に当たりの箱であるAを選ぶわけだ。勿論、Cの箱を選んでも同じような結果になるから当たる確率は2/3ってことになるんだ 」
皐月「本当だ!凄いねこれ!」
提督「ああ、凄いだろ?でもこれを発見した人がこのことを発表すると周りの人達はそんな訳が無いと言って批判したんだ。でもその人は自分の考えを曲げようとはしなかった。時が経って実際に実験してみるとその人の言っていることは正しいってわかったんだよ。今回の問題は選択を変えたほえがいいかもしれないが、自分の意見や気持ち、考えは変えないほうが良いのかもな」
皐月「そうだね司令官」
妖精さん達「お待たせしましたです!」
そう言うと目の前に料理が置かれる
皐月「うわぁ!美味しそうだねぇ」
提督「あぁ、そうだな。あっ、皐月学校が終わったら執務室においで」
皐月「良いけど、どうしたの?」
提督「なに、お菓子をあげようと思ってな」
皐月「えっ!?でも僕はさっきのゲームはずれちゃったけどから貰えないんじゃ...」
提督「誰も当てたらあげるとは言っていぞ?出来たらあげるって言ったんだ。そして、皐月はちゃんとこのゲームが出来たじゃないか」
皐月「むぅ、なんかずるい」
提督「そう言うな、付き合ってくれたお礼だ。さっ、冷めないうちに食べようとしよう」
皐月「しょうがない、では遠慮なく貰うことにするよ。それでは」
「「いただきます!」」
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その後も授業は順調に進み、提督の1日教師は無事に終わったのであった
実はもう少し早く投稿する予定でしたが、データがフライアウェイして再度作ろうとしても中々纏まらずズルズルと日にちが伸びてここまで来てしまいました...
皆さん申し訳ありませんでした!