青の少女のヒーローアカデミア   作:かたやん

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第54話

 雄英は昼休みになった。相澤は青石と相談室で一緒に過ごして居た。

 昼休みになったとたん、職員室にすっ飛んできたのだ。

 こちらの都合などお構いなしだ。

 既に雄英体育祭の青石の様子から、ゴシップ記事が出回っている。

 中にはやはり青石と相澤の関係性に言及したものも有る。

 世間体と言うものも有る。けれど青石はそんなのに気が回るほど、気遣いのできる人じゃない。

「はぁ」

「どうしたの相澤さん? 何か悩み事?」

「黙って食え」

「むむ……はぁい」

 青石はトレーに乗せられた食事を口に運んでいる。

 見た目はどれもプリンのようだ。

 ムース食と呼ばれるそれはシアンの手作り。味や成分は、徐々に変化させているらしい。

 彼は先ほど一口食べたが、常人が食べられる程度の味にはなっている。

 青石ヒカルが食べていた固形の合成食品。それとは、比べ物にならないくらいは美味しい。

「むぅ……あんまり美味しくない」

「文句言わずに食え」

「分かってるよ」

 だが彼女はそれを美味しくないと言う。

 彼女がその気になれば、自らの体を正常にすることは簡単だろう。

 だが肝心の”その気”にさせるのほ思いのほか難しい。

 自分の信じている感覚が正常では無いと認識するのは、確かに苦痛だろう。

 青石ヒカルの基準の”美味しい”と普通の人の”美味しい”は違う。

「やっぱり美味しくない。シアンさんの意地悪……」

 この食事を作っているのシアンは、ゆっくりと彼女の変質した味覚を改善させていくようだ。

 シアンは「法月様には無断ですが」と言っていた。もちろん相澤もわざわざ法月に報告するつもりは無い。

 美味しくないと言いつつ、青石ヒカルは完食する。

 コップのお茶を飲み干した所を見計らい、相澤は切り出した。

「それで、()()()()どんなヒーローを目指すんだ。青石は」

「すごく頑張る。いっぱい色んなことする」

「おい」

「わ、分かってるよ! 相澤さんが言うのはもっと……こう……」

 青石は手を宙に泳がせて何かを伝えたい素振りを見せた。

 だが中々伝わってこない。伝えようとする意志は感じるのだが。

「焦る必要はない。お前は……ひとまずはスターレインを何とかしなくちゃいけない。

 ……法月はまだ指示を寄越さないのか?」

「うん、まだ何にも聞かされてないよ」

「……ちぃっ」

「こうなったら」

「勝手に動くんじゃない。また無用な混乱を起こすだけだぞ」

「ちぇーっ……」

 気まずい雰囲気が流れる。

 スターレインの襲来まで二週間を切った。本当は具体的な迎撃の計画が立っていないといけない。

 だが元々あった計画は使えないらしい。

 それは彼女が完全に雄英の制御化に置かれている。それが前提の計画だったからだ。

 けれど彼女を縛れる存在はいない。

 相澤の個性だって彼女が本気なら一切通用しない。だから彼女に強制させることは誰にもできない。

 スターレインがどうなるか。それは彼女の良心を当てにするしかない。

 相澤の見立てでは、まず間違いなく大丈夫だろうと思う。

 無言の時間が流れる。

 青石が何やらソワソワしている。

 適当にクラスでの様子でも聞こうかと、相澤は口を開きかけ……。

「ども! 失礼するっすよー!」

 赤い髪の人物が部屋に入ってきた。

 相澤と青石の視線が一斉にそちらへ向く。

 短く癖の強い髪がぴょこぴょこあちこちで跳ねている。

 相澤は何処かで見た気がするが思い出せない。つい最近見た覚えがある気がするのだが

「あー! 体育祭で助けてくれた人だ!」

 青石の言葉で相澤は思い出した。

 確か放送室で青石にカンペを見せていた人物だ。

 青石に指を刺されたその人は頭をかいた。

「おっ……なんだ覚えてくれていたんすね! 照れるなぁ」

 へへと言いながら頭をかいた。

 相澤は警戒を強めるが青石は逆に緩めたようだ。隙がありすぎる。

 一体こいつは何者だというのか。

「おっと! こいつは失礼。自分はマゼンタっす!

 一応()っす。よろしくお願いするっす」

「うん、よろしくねマゼンタさん!」

 いつの間にかマゼンタと名乗る女の前に青石は回り込んでいた。

 そして握手を交わす。

「あ、ボクはね」

「知ってるっすよ青石ヒカル。自分はとっつぁん……じゃなかった。

 法月将臣に言われて来たんすから」

 マゼンタの一言に緊張が走った。

 相澤は更に表情を厳しくする。

「法……月……?」

「あっ、なるほど、やっぱ()()()()の人っすか?

 やーだなー、そう警戒しないで欲しいっすねー」

「あの男の手先か?」

「うーん……そうとも言えるし、そうじゃないとも言えるし……。

 順を追ってちゃんと話すんで冷静になってくれます?」

「よく分かんないよ」

「まぁまぁ、とりあえず世界を救うための話をしましょう。

 単刀直入に言うっすよ。

 指示待ちに徹して何もしてなかったら……世界は滅びます」

 

…………

 

………

 

 

 ”闇”が広がっている。

 暗闇を引き裂くように一筋の光が伸びた。

 闇の向こうに照らされるのは無機質な壁。

 ディスプレイから伸びた光は、だだっ広い会議室の隅を心細く照らす。

 雄英の地下アーコロジー。

 その一角。

 そこに居るのは背広にネクタイをした中年の男。左手には杖をついている。

 彼は法月将臣。

 手元のキーボードを手慣れた様子で操作する。

「始めようか」

 法月の声ではない。

 それはディスプレイ越しに流れてきた声。

 法月はインターネットを介して行われる会議に参加したのだ。

 それは各国の高等尋問官の国際会議。

 無論表向きになっていない。

 ここで密かに各国の利権を巡った攻防が、日夜繰り広げられている。

「法月、報告を」

 画面の向こうから促される。声の主はベレンス・セレスタイト。

 アメリカの高等尋問官にして、各国の高等尋問官を取りまとめるリーダーだ。

 実質的な世界の最高権力者。

 名目上、高等尋問官同士での優劣は存在しない。

 だが各国の経済、軍事、その他のパワーバランスと発言力は密接に関わっている。

 世界唯一の超大国アメリカ。

 その高等尋問官であるベレンスの意向が、最大限に尊重されるのは必然でも有る。

「……以上になります。よって、明日にでも迎撃に向かわせるのが最善かと……」

 今日の報告を法月は終える。

 報告を終えるや否や、中国の高等尋問官から声が上がった。

「法月君、君は最近調子に乗りすぎじゃないかね。

 もう決まっている。迎撃はスターレインの前日に行う。

 これは小動(こゆるぎ)もせん」

「青の少女の力なら、宇宙で迫ってくる今の段階でも向かわせることが可能です」

「それは聞いた。だがそれがどうした?」

「漫然と過ごしていては手遅れになるやも知れません。そうなる前に不安要素は取り除くべきかと」

「不安要素? どこにそんなのが有るというのかね?

 観測は続けておる! アリ一匹も見逃さんほどに正確にな!

 貴様は観測結果を疑うと言うのかね!?」

「いえ、決してそんな事は」

「ならば何の問題もあるまい! そもそもだね!

 本来”青の少女”などというプロジェクトも私は反対だったのだ!

 法月、貴様は強引にプロジェクトを推し進めた!

 結果こそは良かったが、一歩間違えれば()()()死んでいた!

 分かっているのか!?」

 別の国の高等尋問官も加わる。

「法月、昨日もその議題は取り上げたでしょう。

 あまり遠くにある段階で隕石を解体したとしても、民衆には皆目分からない。

 もしかすると最初からスターレインなどなかった。陰謀論だった。

 などと言うでっちで扇動する輩も出てくるやも知れないと。

 彼女には地球の側に来たスターレインを、民衆にも分かりやすい形で派手に迎えてもらう。

 多少犠牲が出たとしてもね。そう決まった事でしょう」

 法月は唇を噛み締める。

 法月が青石に命令を下せるのならとうに下している。

 彼女は自らの個性を完全に支配下に置いた。個性と共存する事を確立できた。

 だから本当は今すぐにでもスターレインを排除してもらう。それが最善だ。

 そんな事は法月も分かっている。

 だが各国の高等尋問官から見れば話は違う。

 そもそもこの各国の高等尋問官には、派閥が有る。

 簡単に分けるなら二つ。

 全人類をスターレインから救おうとする法月らの派閥。全人類派。

 そしてあろうことかスターレインを見逃し、一度人類をリセットしてしまおうという派閥。選民派。

 もちろん選民派の人間が表立って、そのような発言をする事はない。

 表向きはあくまでスターレインを迎撃しようという立場を取っている。

 だがその実、裏で全人類派の足を散々に引っ張っている。

 青石ヒカルを、今すぐスターレインの迎撃に向かわせられないのは、そのせいだ。

 そして、アーコロジーシステム。これも皮肉なことに選民派の技術で作られている。

 隕石の襲来が予測されているのに、なぜその迎撃の技術が進化しなかったのか。

 それは選民派の人間がスターレインを利用して、人類の浄化を企んでいるからに他ならない。

 彼ら選民派の理屈はこうだ。

 地球は既に限界を迎えている。そしてあろうことか人類に個性という”病”まで出現し決めた。

 このまま人類が繁栄を謳歌するのは限界を迎えつつある。

 だからスターレインで一度人類の数を、減らして厳選し改めて文明を再構築しよう。

 そういう腹づもりだ。

 アーコロジーシステムは人の手を借りない全自動。それもそういう理由が関係している。

 選民派の思惑通りいけば人手は必然的に不足するからだ。

 やつら選民派はスターレインを何としても見逃させて、自分達だけのうのうと生き延びようとしているのだ。このアーコロジーシステムを使う事で。

 そしてあろうことか。この会議に出席している高等尋問官は全員選民派だ。

 法月以外の他の全人類派閥がどうなったのか、語るまでも無い。

 ベレンスの手により、全員干されたのだ。

「……何か問題でも法月?」

「いえ」

「法月、もういいな? 具体的な指示はまた話し合えばよかろう。

 何、あと二週間ある、ゆっくりと考えればいい」

「左様ですな」

「はははは!」

 一斉に笑い出す高等尋問官達。法月は当然加わらない。

 冷え切った心境で、彼らを映像越しに見ていた。

「うむ、十年前の犠牲もこれで無駄にならずに済む」

 ベレンスの口調に苛立つ。

 どの口が言うのだろうか。

 ベレンス・セレスタイトこそが選民派の筆頭だ。

 普段はさも人類を全員救うように見せかけている。

 やつが選民派であった事実は、娘であったセルリアも知らなかっただろう。

 口では迎撃させるように振舞っている。だが本心は見え見えだ。

 奴らは青石ヒカルに迎撃などさせないつもりだ。

 強引にでも止めようとしてくるだろう。

 腐っている。

 世界はどうしようもないほどに、腐敗しきっている。

 世界の最高権力者たる高等尋問官達。彼らの頭の中に有るのはおよそ金の事。

 奴らは既存の文明が崩壊しようとも、その後の世界で利権を得るための謀略を練っている。

 今頃如何にして青石ヒカルに迎撃させないか。それだけを考えている。

 そして世界中にスターレインが降り注ぐ頃、彼らはアーコロジーに逃げ込んで新しい世界を構築するつもりだ。

 本当にどうしようもない。

 だが、そのどうしようもない連中の技術を使わなければ、青石ヒカルという希望は生まれなかった。

 それもまた現実なのだ。

 彼らがいる限り、この世界に不条理は蔓延し続ける。

 だから、法月は決めた。

 腐った果実は――切り落とすしかないのだと。

「ん? ……ぎゃああぁ!」

 ディスプレイの向こう側から悲鳴が聞こえた。

「どうした!? 何が起きた!? 応答しろ!」

「あああああああ!!」

「ぐああぁ!」

 ベレンスの焦った声に、法月はほくそ笑む。

 次第に通信の繋がっている数が減っていく。

 焦るベレンス。

 次々と通信が途絶えていき、残ったのは一つだけになった。

 残ったのはベレンスと法月だけになった。

 回線の向こう側から声が聞こえる。

「……育ててやった恩義を忘れたか。シアン」

「勘違いしないで頂きたい。私をお救い下さったのは法月様です。

 あなたは法月に”借り”を返すため、嫌々私を引き取っただけでしょう」

「”セレスタイト”の名を与えたのは私だ! この下民の元(ヴィラン)風情が!

 やはり所詮は貧民街(スラム)のドブネズミだったな!」

 ベレンスが余裕もなく喚き散らしている。

 唾を口から飛ばし、罵倒雑言を画面には映っていないシアンに浴びせている。

 今頃沈黙している高等尋問官達は絶命しているだろう。

 流石シアンの仕事だと、法月は内心舌を巻く。シアンは期待以上に良くやってくれた。

 普段の煩雑な事務仕事から、戦闘、諜報。あらゆる分野で彼女は使える。

 欠点が有るとしたら、青の少女に必要以上に甘くなってしまうことか。

 だがそれも些細な問題だ。

 個性”忍者”。彼女を幼い頃に救ってやった選択は間違っていなかった。

 そう改めて法月は確信する。

「ベレンスよ。貴様らはあまりにも賢く、それ故に腐敗しきっていた。そして愚かだった」

「愚か……? この血と暴力が貴様のやり口か! およそ理性的ではない。

 これは理性を捨てた獣の手段だ」

「ベレンスよ覚えておけ。人類の歴史とは常に血と暴力で作られる。

 そして貴様らの言う理性的なやり方が、野生を遥かに上回る残酷な世界を作り出すのだ」

「セルリアもそうやって殺したのか!?」

「知らん。彼女に関して私は管轄外だ」

「この……! 薄汚い(ヴィラン)がぁ!」

(ヴィラン)か……。はははは! そうだ、今頃になって気付いたのか!

 そうだ。私は(ヴィラン)だ。

 だが貴様らは(ヴィラン)をも超える悪臭を放っていた。

 ならばそれを切り捨てるため、私は(ヴィラン)にでもなろう!」

「貴様っ……!」

「世界は生まれ変わろうとしているのだ、ベレンスよ。そこに貴様らの居場所は無い」

「ふざけるな! 世界を救えるのは我々選民派だ!」

「ふん、言いたい事はそれだけか。なら大人しく死ね」

「……法月様、よろしいでしょうか」

 シアンからの確認に法月は首を縦に振った。

「構わん、()れシアン」

「はい」

「法月ぃーーーー!」」

 ベレンスの声が通信越しに聞こえた。

 だがそれも断末魔に変わる。

 画面に血しぶきが飛んだ。

「さようならだ、ベレンス」

 通信で報告が入る。

「終了しました」

 今さっき画面で出なかった

「ご苦労。首尾は?」

「万事抜かりなく。証拠も全て消去済みです」

「ならば良い」

 青石ヒカルは例えるなら、泥の中から咲いた蓮の花だ。

 ようやく咲いた花だ。

 それを散らせるわけにいかない。

「変革の時は迫っている。この時をどれ程待ちわびたか……。

 これ以上邪魔などさせてなるものか」

 この日から、地球上に残った高等尋問官は法月将臣だけになった。

 

 

…………

 

………

 

 

 

「ならば良い」

 法月の言葉を聞いてからシアンは通信を切る。

「ああ、また汚れてしまいました」

 血にまみれた手。彼女の獲物はナイフ。

 先ほど喉を掻っ切ったベレンスの死体が、視線の先に転がっていた。

 彼女は懐からハンカチで血を拭う。

 そして端末を操作して、証拠をあらかた消していく。

 その際に使えそうなデータを回収しておくことも忘れない。

 シアンは青石ヒカルを思い浮かべる。

 何の疑いもなくシアンを信じ切っている彼女。

 青石がシアンのやっていることを、実際に目にしたら何と言うだろうか。

「いけませんね……」

 集中を欠いてはいけない。

 そう分かっていても、青石の事が頭から離れない。

 青石は暴力が嫌いだ。そして彼女はヒーローになると決めた。

 それは人の為に誰かの為に。

 誰かが理不尽な思いで苦しんでいるのが嫌なのだと。

 彼女はそう言う。

 シアンもそうあれたらどんなに良いだろうかと思う。

 けれど、世の中は綺麗ごとでは回っていかない。

 今日のベレンス達高等尋問官を殺害した事も、正しくはない。

 だが彼らを放置していると次の災いを作り出すことは必然だった。

 だから殺した。

 法月の命令だったから。それは有る。

 だがそれ以前に、彼らのような者達を見ると吐き気を催すほどに嫌悪感が湧く。

 高等尋問官達。彼らは金の為に動いていた。

 彼らのたった一日の収入が、その国の国民一人の生涯年収と同じ額だけある。

 なぜこうも現実は非常なのだ。

 世界に金持ちが居るのは、搾取される貧乏人がいるからであり。

 だからといって金持ちが居なくなれば、貧乏人が居なくなるわけでは無い。

 金持ちが居なくなれば、金の循環が滞り皆が貧しくなるだけだ。

 だがせめて、力を持つものは、持たざる者に優しくあって欲しい。

 シアンは心からそう思う。

 法月は優しくはない。

 だが彼は資産を独占することは無い。

 彼は収入のほとんどをモルグフ孤児院の運営や、その他の社会保障の施設に寄付してている。

 法月が持っている資産。それは収入に反して、一般的な家庭のそれと大差ない。

 それは彼が誰よりも”秩序”を重んじるからであり。決して他人を思いやるからではない。

 そのことは長年傍で仕えてきて理解している。

 法月将臣。

 彼は果たして”悪”なのだろうか。

 彼が青石ヒカルにして来たこと。それを、シアンは許していない。

 けれども法月が青石を作り出していなかったら?

 世界はベレンス達の思い通りになっていたかも知れない。

 さらに多くの人が死ぬしかなかったかも知れない。

 それは誰にも分からない。

 だが、少なくとも。今更人の生き方や、生き死にに文句を言えるほど。

 シアンの手は綺麗では無かった。

「今日のあの子の夕食は、何にしましょうか。

 ……ふふっ、ハンバーグとエビフライにしましょう」

 作業を終えたシアンは部屋を後にしていく。

 人を殺した直後だというのに、彼女の顔には笑顔すら浮かんでいた。

 彼女の一日はこうして過ぎていく。

 人を命令で殺す。

 これは彼女にとって、いつも通りの何気ない日常の一コマ。

 元(ヴィラン)の彼女は未だ、殺しから抜け出せない日々を送っている。


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