お久しぶりです、現在社会人一年目のヴラドでございます♪
皆さんはGWを楽しまれるのかも知れませんが…私には無いのでその分楽しんでくださいな♪
それでは久々の投稿!!
ちなみにこの次の話から原作に少しずつ触れていきます~かな?
セントside
「え?休暇だって?」
「えぇ、そうよ」
俺は依頼を終えて報告書を届けに着たら銀髪で白い男装に身を包んだ女性"サンジェルマン"からそう告げられた。
「カリオストロやプレラーティ、他のメンバーから聞いたのだけど…貴方、最近全く休まずに研究ばかりしてるみたいね?」
「いやいや、好きでやってるんだから何も問題ないだろ?」
「えぇ、確かに好きでやっているのだから本来なら問題ないわよ?確かに問題ないけど…貴方、最後にしっかり睡眠取ったのはいつ?」
「あー…確か二週間くらい前だったかな?けど一応、合間に仮眠は取ってはいるぞ?」
どうやら俺があまり睡眠を取っていないことが駄目らしい。
確かに既に二週間近くしっかり睡眠を取っていないが、合間に一応仮眠を取っているのだから問題ないだろうと思っている。
三十分程度だが。
「貴方の事だから三十分程度の仮眠でしょ?」
「何故わかったし」
「何年一緒だと思っているの?流石にこれくらいは予想済みよ…とりあえずこっちに入ると研究室に籠りそうだからしばらくの間は休暇ついでにある場所の調査に向かってほしいのよ」
「ある場所って…何処だ?」
そう聞くとサンジェルマンは引き出しから一つの資料を取りだし机の上に出した。
手に取り読んでみると日本にある悪魔たちが勝手に管理している土地についての資料であった。
「此所に行けと?他の派閥からの依頼か?」
「いいえ、私達の雇い主からの依頼よ」
「あの白髪マッドサイエンティストか…悪魔でも捕まえて解剖するのか?」
すると扉が開いて誰かが入ってきた。
「一応、そこを管理している奴等は現魔王の血族なワケダ」
「そんな事すればまた戦争が起きるわね?」
扉の方へ振り向くと、そこにはカエルのぬいぐるみを抱えたゴスロリの眼鏡少女と露出の高いダイナマイトボディーの女性が立っていた。
「プレラーティとカリオストロ、帰ってたのか」
「二人とも依頼お疲れさま」
「えぇ、ついさっきね♪」
「もう少し早く帰ってくるワケダったのだが…この馬鹿のせいで予定より少し遅れてしまってな…これが報告書なワケダ」
「えー?プレラーティだって遊んでたじゃないの?」
「はて?何の事だか私にはわからないワケダ?」
いつも通りの漫才を始めた二人を尻目にサンジェルマンはプレラーティから渡された報告書を読み始めた。
…さて、俺はどうしようかね?
「ん?あぁ、すまない先程渡した依頼は期間は決まっていないが出来れば早めに行って来てくれないか?」
「早めにか…なら明日にでも飛ぶとするか、これは俺一人か?」
「いや、君が寝ずに研究しないかの監視も含めてスリーマンセルで頼む」
「つまりいつものメンバーか?わかった、他にここに書いていない情報とか無いか?」
「そう言えば一つこんな噂を耳にしたのだけど…」
そう聞くと答えたのはサンジェルマンでは無くカリオストロだった。
「噂?どんなだ?」
「なんでもつい最近、フェニックスの次期当主が堕天使に所属してる人間と勝負したらしいんだけど…その中に【シンフォギア】と【仮面ライダー】って名乗っている子がいたみたいよ?」
「シンフォギアに仮面ライダー…」
この世界で仮面ライダーを知っているのは俺だけだと思っていたが…恐らく俺と同じ転生者だろうし、これは少し調べた方がいいな。
場合によっては俺が不利になる可能性もあるしな。
「姿とかの情報は無いのか?」
「流石にそこまではわからないわ…けど、主に活動拠点が"駒王町"ってところなのは聞いているわよ?」
「駒王町…丁度、依頼場所と同じだからついでに調べるか…悪いが急ぎで調べたいからこれで失礼する」
そう言って部屋をあとにして飛び立つ準備に入った。
出来ればビルドよりも前の仮面ライダーであることを祈るばかりだな。