仮面ライダークウガ~A new legend~ 作:内海椎茸
小説版クウガ読んでないとちょっとわかりにくいところがあるかもしれません。
ギルス「さて...」
アギト「第2ラウンドを始めますか!」
二人は構えをとり蜘蛛の怪人に向かって突撃していく。
蜘蛛の怪人「リントズゼギガ...バレスバ!(人間風情が...舐めるな!)」
アギト「なんて?」
ギルス「馬鹿っ!気にするな!」
立ち止まったアギトの後頭部をギルスが叩く。
蜘蛛の怪人「?」
アギト「痛っ!何するんですか!?」
ギルス「お前が変なことに気をとられてるからだ!」
二人はギャーギャーと揉めあいを始める。
アギト「言われなくても!...あれっ?」
ギルス「どうした?...あっ!」
二人が揉めあってる間に蜘蛛の怪人は逃げてしまった。
ギルス「津上!お前のせいだぞ!」
アギト「葦原さんが僕の事気にせずに戦ってたら逃げられませんでしたよ!」
???「まあまあ、二人ともそのへんにしませんか?」
アギト・ギルス「だまってて(ろ)!」
ギルス「って、お前!?」
???「どうかしました?」
ギルス「お前!犬はどうした!?」
???「犬?...ああ!あの時の人ですか!」
ギルス「それより!犬は!?」
???「犬ならあそこにいますよ。」
男が指をさした方を見ると、そこには犬のリードを持った...
G-5が立っていた。
1日後、津上が居候している家の居間に津上、葦原、尾室、謎の男性が集まっていた。
尾室隆弘は警察庁のG-5ユニットの隊長だ。
翔一「だーかーらー!悪いのは葦原さんですって!」
葦原「お前がボーっとしてるのが悪い。俺一人で戦ってたら勝てた。」
翔一「そんなこと言って葦原さんぼろ負けだったじゃないですか!」
尾室「もうこの辺にしときましょうよぉ。」
葦原「うるさい!」
???「まあまあ」
謎の男性が葦原をなだめる。
翔一「そういえば...、どちら様?」
???「ああ!そういえば自己紹介がまだでしたね。」
謎の男性が服のポケットを漁り何かを取り出そうとする。
だが、取り出す前に玄関のチャイムが鳴る。
家の前には二人の男性と一人の女性が立っていた。
翔一「はーい。」
三人が待っていると翔一が玄関の扉を開く。
氷川「お久しぶりです!津上さん!」
翔一「あっ!氷川さん!お久しぶりです!」
翔一は氷川の後ろにいる二人を覗き込む。
翔一「後ろのお二人はだれでしょうか?」
氷川の後ろにいる男性が答える。
一条「本日から未確認生命体対策本部に復帰した一条薫です。こっちの女性は私の部下の...」
夏目「夏目実加です。よろしくお願いします。」
翔一「一条さんに夏目さんですか!よろしくお願いします!」
一条「あっ、これどうぞ。僕の知り合いが厄介になってるそうじゃないですか。」
翔一「そんなに迷惑してないので大丈夫です。昨日は喧嘩を止めてくれましたし。」
翔一は一条から荷物を受け取る。
翔一「いやぁでも氷川さん、すらっとステキな『コートを着たハンサムさん』のままで『びっくりしたなぁ、もう』by美波伸介ですよ!」
氷川「え?そうですか?」
誰も気づいていないが、関係ない一条の顔が少し固まっていた。
一条「と、とりあえず知人だけ拾って僕らは先に警視庁に戻ってますね。」
一条が家の中に入ろうとすると三人が家から出てきた。
尾室「氷川さん遅いですよ~。」
葦原「俺はもう帰る。津上、邪魔したな。」
葦原は犬のリードを持ち、その場から立ち去る。
???「あれ?実加ちゃん?」
夏目「五代さん!お久しぶりです!」
五代「久しぶり!」
尾室「あの~そちらの男性は?」
五代「あっ、そういえば!」
五代は上着のポケットから名刺を取り出し、氷川、尾室、翔一に渡す。
氷川「夢を追う男?」
尾室「五代雄介?」
翔一「2010の技を持つ男?」
五代「はい!」
翔一「すごいですね!今全部やれますか!?」
五代「全部はちょっと...、あれ?一条さんどうしたんですか?」
翔一と五代がしゃべっていると一条が電話をしていた。
一条「未確認生命体が出たらしい。氷川さんと尾室さんはG-5とG-3Xを取りに行った。」
夏目「津上くんは車に乗って!」
夏目が車の助手席の扉を開き、津上を乗せようとする。
翔一「僕はバイクがあるのでお構いなく!」
翔一と夏目はそれぞれ同じ方向に走り去っていく。
一条「五代は俺と来い。」
五代「わかりました!」
翔一「夏目さん!」
翔一がバイクで走りながら隣の車に話しかける。
夏目「どうしたの!?津上くん!」
翔一「俺、先にいってます!」
津上の腰にはベルトが巻かれていた。
翔一「変身!」
津上はバイクのハンドルから手を離し、ベルトの左右に付いているボタンを同時に押す。
すると翔一の体は金色の戦士アギトに変わり、バイクはアギト・トルネイダーに変わる。
夏目「へぇ、あれがアギトかぁ。強そうだなぁ。」
夏目は走り去るアギトを見ながら呟いた。
警官「うぁぁぁぁぁ!」
暗い公園で警官が蝙蝠の怪物に向かって発砲していた。
蝙蝠の怪物は銃弾を弾くと、警察官の飛びかかった。
警官「助けてくれぇぇ!」
蝙蝠の怪人の爪が警官の喉に刺さる寸前、何かが蝙蝠の怪人の爪を受け止めた。
アギト「大丈夫ですか!?」
警官「あっ、ありがとうございます!」
警官はアギトを確認すると、すぐに逃げ出した。
アギトは左の拳で蝙蝠の怪人を殴り飛ばす。
蝙蝠の怪人「ガギヅガ・グムン・バ・ボ・ギデデギダジャズバ...(あいつがグムン・バの言っていた奴か...)」
アギト「はぁ!」
アギトは怪人に急接近し、回し蹴りを喰らわす。
蜘蛛の怪人「ギギ・べシザ(良い蹴りだ。)」
怪人はアギトの足を掴む。
蜘蛛の怪人「ザガ・ビバン!(だが、効かん!)」
足を掴んだ手に力を入れ、アギトを投げ飛ばす。
アギト「うぁぁ!」
アギトは木に衝突し、動けなくなる。
蜘蛛の怪人「ジョパギバ(弱いな)」
怪人はアギトにゆっくりと近づいていく。
アギト「くそ...」
アギトは足に力を入れようとするが力が入らない。
怪人とアギトの距離がどんどん詰まっていく。
蜘蛛の怪人「ゴパシダ!(終わりだ!)」
???「待ちなさい!」
急に女性の声が響く。
アギトが声のした方を見るとそこには夏目が立っていた。
アギト「夏目さん!?危ないです!逃げてください!」
アギトは必死に立ち上がろうとする。
夏目「津上くんはそこでじっとしてて!」
夏目はアギトを止めると左腕を腰に添え、右腕を左斜め上に伸ばす。
腰をよく見るとそこにはベルトが巻かれていた。
夏目「変身!」
一定の動作を終えるとベルトの左側にあるボタンを押す。
アギト「え?」
夏目は黒いボディに赤い装甲、頭には金の角と赤い目がついている戦士に姿を変える。
アギト「夏目さん...あなたはいったい...」
アギトはそのまま気絶する。
蝙蝠の怪人「ジャドド・ガゲダ...クウガ!(やっと会えた...クウガ!)」
戦士の名前はクウガ。
古代より蘇った超戦士。