それじゃあその後の日常の話をしよう。
俺たちのクラス、ストレンジ・ナイフに新しい転校生が来たんだ。
「双星キラと言います!イツキとは双子の妹です!これからよろしくお願いします!え~と…他に言うことは…と、今までだましてきてゴメンね!でもこれからは一緒に入れるからさ」
そう、イツキが転校してきたんだ。
「私たちの見分け方?それはね…」
だれが言い出したか忘れたがそんな話題に行きついたんだ。
するとイツキとキラは互いに目に指を入れ始めたんだよ。
「私達実はカラコン入れてたんだ、姉さんは右目に、私は左目に」
「私とキラを区別するんだったら目の配色をおぼえておいた方がいいよ。それ以外の違いなんてほとんどないし…」
そう、二人は互いに目の色が違うかったのだ。
イツキは右目が赤、左目が黒、キラは右目が黒、左目が赤だ。
それ以外はほとんど同じ、全くと言っていいほど同じ容姿だ。
まるで鏡写しにしたようにだ。
そして変わったことがもう一つある。
「お兄ちゃん!」
俺に期間限定の妹が出来た。
期間限定っていうのは…まぁいろいろあるからここでは書かないが。
「お兄ちゃん、一緒にご飯食べよ!」
そう、こんな感じで俺にべったりな可愛い妹だよ。
実際べったりしてて嬉しいっていう気持ちもあるんだけどね。
でも最初の方はクラス内で白い眼で見られたりしたなぁ。
「お前、何お兄ちゃんって呼ばせてるんだよ!」
「真正の変態ですね、不潔です!近寄らないでくださいです!!」
この誤解を解くのに必死だったな…今も一部の奴らから白い眼を受けているがまぁ気にしないでおこう。
「ねぇ先輩、今日は私とご飯を食べるんでしょ!」
「もぅ!先輩は姉さんより私と食べたいんだよね、よね!?」
「二人とも邪魔しないで、お兄ちゃんは私と一緒にご飯を食べるの!」
「ウサギちゃんを放っておいてそんな楽しそうなことしないの!私が一緒にお昼食べる!!」
この前まではこんな騒がしい日々うんざりだと思ってたけど案外なんかいい物だなと思えてきた。
「あぁ、お兄ちゃんにやけてる。絶対エッチな事考えてるでしょ!」
「まさかこのウサギちゃんの豊かなバディを見て…」
「それは無いよ、そうだよね、姉さん?」
「う~ん…そうだけども…そんなにはっきり言ったらだめだよ、キラ」
「もぅ!みんなして私のことバカにしてぇ!!」
この日常がいつまでも続けば…いいや、もっと騒がしい日常が来てもいいかもな。
にやけそうになる頬を必死に隠しながら俺はそう思った。