少年の異世界戦記~ハイスクール D×D編~   作:クロイツヴァルト

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プロローグ
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 「・・・此処は地球か?」

 

 『地球の様ですが多種多様な種族が住み着いているようです。気配からして天使や悪魔、堕天使果ては龍もいる様です。しかし別次元に存在しているようですが・・』

 

 「成程・・。それじゃ俺はこれからこの世界で行動すればいいのか。しかしこの世界は」

 

 『言いたい事は分かりますが先ずは住まいを何とかしないとなりませんよ?』

 

 「それはそうなんだが・・」

 

 『マスター、2㌔先で魔力反応が多数確認。微弱な魔力反応が二つそれに追われている様です。』

 

 「・・・そうか。行くぞ」

 

 『イエス、マイマスター。』

 

 ―――――――――――――――――――――

 

 「お姉ちゃん・・」

 

 「大丈夫にゃ。お姉ちゃんが絶対に護るのにゃ!」

 

 「いたぞ!はぐれ悪魔の猫魈(ねこしょう)の二匹だ!」

 

 「くそ!」

 

 「私の妹に手ぇ出すなぁ!」

 

 「ぐわぁぁ!」

 

 「うわぁぁぁ!」

 

 「はぁはぁはぁ・・・」

 

 黒髪の少女を庇いながら同じ髪の少女は空を飛び追いかけて来る悪魔(・・・)を仙術を使い撃ち落として逃げてきたが流石に妹を庇いながら逃走するのにも限界があり疲労困憊な様子で肩で息をしている。

 

 「相手は疲労が溜まって満足に動けん!今がチャンスだ!」

 

 「(此処までなのにゃ?この子を護って2人で静かに暮らしたいだけだったのにどうしてこうなっちゃったのかにゃ)子猫、お姉ちゃんの言う事をよく聞くのにゃ。」

 

 「お、お姉ちゃん!?」

 

 「子猫、何処を見て・・・子供!?」

 

 「ちっ、一般人が紛れていたのか・・。仕方ない、目撃者は消す決まりだ。自身の不運を恨むんだな・・」

 

 悪魔の1人が道の曲がり角から現れた太陽の様な黄金色の髪をしたまだ年端もいかない子供に向けて攻撃しようとして黒髪の少女が子供の方に向かおうとした所で気付く。

 

 「(あの子、笑ってる!?)」

 

 そう、金の髪の子供は悪魔と言う非現実的な怪物に今襲われようとしているのに嗤っていたのだ。

 

 「来たれ、虚空の雷。薙ぎ払え!【雷の斧】」

 

 目の前の悪魔に対して、子供は詠う様にしてその手を悪魔の目の前で振る。すると突如現れた斧の形をした雷に悲鳴を上げる暇も無く絶命した。

 

 「(うそ!?上級とは言わないけどそれでも中級クラスの悪魔を一撃で)」

 

 「・・・追われているのはあの二人で間違いないか?」

 

 少年は誰かと会話をしているように見えた少女は警戒する。

 

 「そうか・・。あの二人か・・・なら周りの雑魚を消すか」

 

 そう呟いた瞬間に少女の視界から少年が掻き消える。

 

 「ッ!?(速い!何処にッ)」

 

 「「ぐわぁ!」」

 

 「「ぎゃぁぁぁぁ!?」」

 

 周囲を見渡そうとしている所に追手として向かわされていた悪魔たちの悲鳴と共に地面が砕ける音が響く。

 

 「・・・嘘、中級クラスの悪魔がこんな簡単に」

 

 「・・・この程度か。これならば魔法を使うまでも無かったな。」

 

 少年はそう告げて手に残った雷の残滓を腕を振って四散させる。

 

 「そこの猫又二人、大丈夫か?」

 

 「・・・お前は何者なのにゃ?」

 

 最大まで警戒レベルを上げた状態の少女は少年・・・子供に対していつでも動ける様に身構える。

 

 「・・そこまで警戒せずとも危害を加える気は無い。第一、お前達が猫又なのは分かるがそれ以外の情報は皆無だ。そして、この世界に先程着いたばかりだからどんな事をして追われているのかも知らん。」

 

 「・・・じゃあなんで助けてくれたの?」

 

 「んな事・・・偶々だ。」

 

 「た、偶々・・・」

 

 戒翔の告げた言葉に呆れた顔をする少女。

 

 「まぁ、これもなにかの縁。俺と共に来るか?お前が苦しんでいるその力を安定させる術を教えてやる。」

 

 少女はそう告げる金の髪の男の子を見上げる。

 

 「・・・ほんとなのにゃ?」

 

 「あぁ、俺と一緒に来るか?」

 

 「白音も一緒でも良いのかにゃ?」

 

 「一緒に面倒みてやる。」

 

 少年の下に黒と白の猫魈が仲間となる。

 

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