少年の異世界戦記~ハイスクール D×D編~   作:クロイツヴァルト

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堕天使と時の御子と介入者と ②

 

 

 「ケホッケホッ!何も破壊しなくても」

 

 「邪魔だから破壊しただけだ。敵地の中なのだから遠慮する必要ないだろ?」

 

 「それもそうですけど・・・」

 

 扉を破壊した所からリアス達を抱えたままの状態で戒翔は状況を確認する。

 

 「・・・木場佑斗、兵藤一誠それに白音までいるのか。」

 

 「お、お兄ちゃん・・・!?」

 

 「御坂くん・・・」

 

 「戒翔!なんで二人を抱えたままで羨ましい事を」

 

 「一誠、少しは黙れ。」

 

 「グヘッ!?」

 

 騒ぐ一誠に対して戒翔は魔力弾を顔面に撃ちこんで黙らせる。

 

 「・・・で、あの時の神父がいるようだが?」

 

 「あ、あぁ。あのイカレ神父は」

 

 「名前など聞く気は無い。敵ならば打ち倒すまで・・・リアス、朱乃。」

 

 抱えていた二人を下ろした戒翔は左腕を振る。すると機械式の長剣が現れる

 

 「なんですかぁ?次から次とぉ!」

 

 「喋るな。口を開くな。息をするな。空気が汚れる。」

 

 神父の少年が敵意を持った状態で聞くが戒翔は興味が無いとばかりに告げる。

 

 「・・・悪魔風情が調子に乗るんじゃねェよ!!!!」

 

 そう叫び刀身の無い柄から光の剣を出して戒翔に斬り掛かる。

 

 「斬り裂け!」

 

 『explosion』

 

 「んなっ!?」

 

 戒翔はそんな少年に対して叫び機械仕掛けの長剣【レヴァンティン】と呼んだそれの柄の付近から薬莢が排出された瞬間、剣に炎が纏われる。そんな光景を見た少年が驚きの声を上げ、勢いを無くす。そんな状態を戒翔が逃がす筈も無く

 

 「紫電・・・一閃!」

 

 「がぁぁ!イッテェ・・・」

 

 「・・・傷が浅い?咄嗟で後ろに飛び退いたか。一応だが名を聞いておこうか」

 

 「・・・フリード・セルゼンだ。こんな化物がいるなんて聞いてねェんですけどぉ?あんた・・・何者?」

 

 「・・・リアス・グレモリーの眷族にして時の御子、御坂戒翔だ。」

 

 「時の御子ぉ?あんなのおとぎ話の登場人物じゃねぇのかよ?」

 

 「お前達悪魔祓いにどう伝わっているのか知らんが時の御子は世代交代は一切していない。時の御子は俺だけだ。・・・さて、貴様には御退場願おうか?」

 

 戒翔はレヴァンティンを構える。

 

 「こんな所でエンドする訳ナッシング!って事でハイ去らば!」

 

 懐から手榴弾の様な物を取り出す。そしてそれを床に叩き付けるのと同時に眩い閃光が辺りを埋め尽くす。

 

 「っち、閃光弾(フラッシュグレネード)か!?」

 

 腕で視界を守る戒翔はそう毒づくが光が収まると血痕を残してフリードはその場から消えていた。

 

 「・・・っち、殺し損ねたか。」

 

 「戒翔、それよりも!」

 

 「騒ぐな。既に術式の解析は完了している。後はそれの反転だけだ。」

 

 騒ぐ一誠を横目で見た戒翔はそ告げる。

 

 「何時の間に・・・」

 

 「この教会に来てから始めていたんだよ。少し複雑だが、後は祭壇の所に行って堕天使共を捕まえるだけだな。」

 

 戒翔はそう告げて先に進もうと足を進める。

 

 「そうはさせないってな!」

 

 しかし、そこに一人の男が現れる。

 

 「・・・貴様は」

 

 「アンタに名乗る事は無い。今から殺す奴の事なんてな!シンクレア!」

 

 『set up』

 

 男の言葉に左腕の腕輪が光ると男の恰好は淡い青色の装甲の鎧に包まれ、その手には戒翔と同じような機械仕掛けの長剣が握られていた。

 

 「・・・デバイス。だが、アームドだけなら問題ない。」

 

 「戒翔!」

 

 「お前達は先に行け。アイツの狙いはどうも俺の様だしな・・・。」

 

 「・・・大丈夫なのよね?」

 

 「俺の心配はいらない。それに儀式は失敗に終わるだろう。しかし念のために一誠の方に行ってくれ。こっちの戦闘に巻き込まないという事は出来そうにないからな・・・」

 

 「・・・俺の任務はアンタを斃すもしくは足止めなんでね。他の雑魚には興味ない。それにおれのデバイスがこいつ一つだけだと思ってんじゃねぇ!サクラ!」

 

 男が叫び、すぐ横に召喚陣が現われて小学生くらいの少女が現れる。しかし、その瞳は

 

 「・・・精神を封じてあるのか。」

 

 「デバイスは所詮道具だ。その道具が主人に逆らうなんてあってはいけないだろ?」

 

 戒翔は静かに怒り、男はそれを笑いながら語る。

 

 「・・・」

 

 「み、御坂くん・・・?」

 

 「さっさと行け!」

 

 「か、かい・・・」

 

 戒翔の雰囲気がいっきに変わった事に戸惑う一同の中で木場が戸惑い気味に名を呼ぶがその瞬間、戒翔は叫び有無を言わさずに移送方陣でリアス達を転移させる。

 

 「いいのか?コレが何か分かっている筈なのに態々仲間を向こうに送ってよ?」

 

 「知るか。俺はいま頗る機嫌が悪い・・・ve.バハムート・ナハト」

 

 『OK。Ve.Bahamūt nacht』

 

 すると戒翔の手にあった長剣が姿を消し、次に現れたのは一冊の白い魔導書。そして戒翔の姿は先程の制服の様なBJではない黒い西洋甲冑の様な物を着用していた。

 

 「なっ!?お前・・・!」

 

 「何も知らないとはいえ、貴様は俺の敵となった。その己の不運を嘆いて消えろ。」

 

 「んな事!テメェが消えろ!サクラ・・・」

 

 「「ユニゾン・・・イン!!!」」

 

 戒翔と名も知らぬ転生者の戦いが一誠達と堕天使とは別に始まろうしていた。

 

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