少年の異世界戦記~ハイスクール D×D編~ 作:クロイツヴァルト
「・・・あんた、転生者か?」
「さぁな。それよりも何故、堕天使に協力をする?今回の
事は堕天使の上層部でも問題視していて俺に処分を任せている。」
「そうなのか!?だけど俺には関係ない!こんな知識も通用しない世界に転生させた奴を恨んでいるところだっての!」
「そうか・・・。恨み辛みは余所でやって貰いたいところだ。今はほんとに時間が惜しいのでな・・・。圧倒させてもらうぞ!」
そう言って戒翔は魔力を更に放出する。
「な・・・なんだそれは!?」
「俺はリアス・グレモリーの眷族にして彼女達の守護者なんでな。彼女達の障害になる物は無くさなければならない!」
杖を剣に変え、それに紅く燃える炎が次第に黒く染まっていく。
「俺は・・・死なない!」
「さようなら。黒炎・・・一閃!」
横薙ぎに放った剣閃で男を切り伏せる。男と共にその周囲を焼き払い、教会跡諸共消し飛ぶ。
「・・・やりすぎたか。力の制御が上手くいかない・・・。が、戦利品はこのユニゾンデバイス・・・か。」
男のいた場所に倒れた栗毛色の少女を横抱きにし、戒翔は教会のもう一つの地下へと降りて行く。
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「アーシア、大丈夫か?」
「は、はい!」
「なんで・・・なんでなのよ!儀式は完璧だった、なのになんで神器が
大勢の神父達とその奥にいる堕天使・・・レイナーレが絶望した様に嘆いていた。そしてその前にはシスターを抱えたボロボロの一誠とその前に剣を構えた木場と拳を前に構えた白音がいた。
「・・・リアス、朱乃。」
「なにかしら?」
「現状は?」
「私達が乗り込んできたと同時にあの堕天使が儀式を始めたのだけれどそれが失敗し、動揺していた堕天使の所にイッセーが突撃して彼女、アーシアさんを奪還したの。その際にあおの堕天使の攻撃を貰ってボロボロってわけ。周りの悪魔祓いは頼みの綱の堕天使があんな状態でどう動いたらいいか分からず仕舞いってわけ。」
「了解した。それと、リアスこの子を頼む。」
「・・・この子は?」
「詳しい話はまた後でする。今は依頼の方を優先させてもらう。」
「そう・・・。」
後方に待機していたリアスと朱乃の二人にサクラを預け、戒翔は剣を再び杖に戻し一誠の横に立つ。
「大丈夫か?」
「か、戒翔!」
「御坂くん・・・」
「お兄ちゃん!」
「よそ見はするな。いくら格下だからと言って油断してると簡単に足下を掬われるぞ。」
白音と木場の言葉に厳しい目と口調で戒翔は答える。
「アンタ・・・上にいたアイツは負けたの?」
戒翔の存在に気付いたレイナーレが口調が問い質すように聞く。
「俺がこの場に来ている時点で決まっているだろ?」
「せっかく拾ってあげたのに役立たずな奴め!」
そう吐き捨てるレイナーレ。
「で、どうだった?儀式を失敗した感想は?」
「っな!?」
戒翔の告げた言葉に絶句するレイナーレ。しかし、次の瞬間にレイナーレは光の槍を戒翔に対して投げる
「・・・無駄だ。」
『protection』
戒翔の翳した掌を起点として黒色の魔方陣がレイナーレの投擲した光の槍を防ぐ。
「そんなッ!?光の槍をたかが下級悪魔の障壁如きで防ぎきるなんて」
「残念だったな。俺はそのたかが下級悪魔には該当しないんだよ。俺の位階は我が主のリアス・グレモリーと同じくして上級悪魔だ。」
戒翔の告げた言葉にレイナーレは絶句した。
「な、何を馬鹿な事を・・・」
「貴様の事は総督から依頼がされているのでな・・・。だが、友人の事を痛めつけた分はきっちり返させてもらうぞ!」
『size form』
戒翔の持つ杖の先端のリボルバーが作動してその先端が横になると開いた場所から黒色の魔力刃が飛び出す。その形は死神の鎌のような物に変化した。
「殺しはしないが途轍もない痛みは感じる事になるな。」
鎌を肩に担いだ状態でレイナーレに告げる。
「そんな・・・アザゼル様が・・・嘘よ。そんなの嘘よ!」
「残念ながら現実だ。レイナーレ他堕天使三名の捕獲または処分を言い渡すってな。そして、その処分を時の御子に一任された。」
鎌をレイナーレに突き付けて戒翔はそう宣言する。
「堕天使レイナーレ、お前を・・・捕まえる!」