少年の異世界戦記~ハイスクール D×D編~ 作:クロイツヴァルト
「私を捕まえる?やれるものならやってみなさいよ!悪魔風情がぁ!」
レイナーレは叫び、両手に歪つな形の光の槍を両手に形成して戒翔に向けて駆け出す。
「か・・いと!」
「一誠、お前はそこでみていろ。俺の力の一端を」
『photonlance genocide shift』
地下に響いた電子音の様な声と共にレイナーレを取り囲む様に黒い魔力弾が展開される。
「え・・・」
「打ち・・・砕け!」
『fire』
戸惑うレイナーレに構わず戒翔は断罪の言を告げる。それを執行する電子音声が無情に響き、その後には断続的な爆撃音が轟く
「・・・これって生きてるの?」
「半死半生の状態じゃないから死にかけ・・・だな。」
「大丈夫なの?」
「俺の友人を馬鹿にしたのだからこれ位で許してやるんだから軽いもんだろ」
表情が引き攣っているリアスにしれっと答える戒翔はデバイスを待機状態にして駒王学園の制服姿に戻る。
「さて・・・(アインス、そっちに送った堕天使共はどうしてある?)」
(此方に転送された者達は黒歌と一緒に縄で縛りあげてある。それで戻って来るのか?)
「それはそうだけど・・・」
「なんならアーシアの女神の微笑みで治療しても構わない(もう少し掛かるかもしれん。今回の争いでデバイス持ちの転生者が現れたからな。・・・そうだユニゾンデバイス用のメンテナンスルームの用意をしておいてくれ。転生者が使っていた子を回収したが扱いが酷過ぎて精神を閉じてしまっているから当分の間は治療と安静が必要になる可能性が高い)」
(承知しました。我が主)
「で、さっきの男の事とこの子の事の説明をしてくれるかしら?」
戒翔が縛り上げたレイナーレにアーシアが神器で治療する中でリアスが腕の中に抱いている子供を戒翔に渡しつつ問う。
「・・・今は言えない。が、時が来たその時ならば明かす。」
「そう・・・。今は言えない・・・ね。」
戒翔の言葉にリアスは溜め息を吐く。
「取り敢えず・・・。」
戒翔はそう呟くとシスターの方向を向き口を開く。
「君の名は?」
「あ、アーシア・アルジェントです。」
「では、アーシア・アルジェント。君はこの後どうする気だ?」
「この後・・・ですか?」
「堕天使達の下に戻りはぐれ悪魔祓いと共に行くのか・・・我らが主であるリアス・グレモリーの眷族として生きていくかだ。」
「戒翔、なんで貴方は私の指し示そうとする事を先に言うのかしら?」
「すまないな。だが、これは彼女の考えを聞きたい。此処までボロボロになりながらお君を助けに来た者達よりも庇護を求めて堕ちた天使の下なのか・・・」
「私は・・・」
リアスの呆れた口調に形だけの謝罪をした戒翔だが、その真紅の瞳はシスターの少女を射抜くような眼差しに彼女はたじろぎながら口をひらく。