少年の異世界戦記~ハイスクール D×D編~   作:クロイツヴァルト

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強化合宿 一誠&白音編

 

 

 一誠と白音は共に樹海の中に来ていた。

 

 

 「なんで俺達はこの鬱蒼とした森の中で修行しなきゃいけないんだ?」

 

 「・・・それはわたし達の修行の為・・・私は仙術でイッセー先輩はその神器の覚醒の為、精神統一の為に邪魔が入らない様にするために周囲が木々に囲まれたこの場所でやるのが一番だってお兄ちゃんが言ってた。」

 

 戒翔に言われ、一誠と白音は城から転移出来る区画で森林区画の大樹の付近に陣取り精神統一の為に座禅を組んでいた。

 

 「ってもなぁ、いきなり座禅して精神統一とか言われても・・・」

 

 「・・・イッセー先輩は雑念が多すぎるから精神統一出来るようになれば少しは見直せる位には強くなれるともお兄ちゃんが言ってた」

 

 座禅を組む一誠から少し離れた場所で白音は戒翔から渡された上下が黒いジャージを身に纏って樹の上に足だけで登っていた。

 

 「所で白音ちゃんはいったい何をしたら足だけで木登りが出来るんだ?」

 

 「・・・仙術と魔力を均等に体に流して、その流れを足の裏にさらに均等にしてあげれば出来る。 お兄ちゃんは先ずは魔力と仙術の綿密なコントロールが出来なければこれからの戦いは難しいって言ってたから」

 

 一誠の言葉に答えながら登っていた白音だが、途中で飛び下りて地面に着地する。

 

 「・・・まだまだ甘い。 会話をしながらでも木の上に登れないと」

 

 「確かに君達はまだまだ甘いね」

 

 「・・・誰?」

 

 白音の声に答えるかのように木々の間から白い制服に身を包んだ白髪の青年が現れる

 

 「僕の名前はフェイト。 フェイト・アーウェルンクス。 戒翔に君達の修行の一部を任された者だよ。」

 

 「・・・戒翔に?」

 

 「赤龍帝の宿主、キミの事は戒翔から聞いている。 先ずは神器の覚醒だが・・・一番手っ取り早い方法を僕は知っている。」

 

 「本当か!? 何をすればいいんだ!」

 

 「・・・簡単な事だよ。 僕と戦う事さ」

 

 「・・・へ?」

 

 「イッセー先輩!」

 

 フェイトと名乗った青年の言葉に食いつく一誠だが、次にフェイトの発した言葉の意味が理解できず一誠に向けて掌を向けるフェイトの攻撃と白音が動くのは同時で一誠のいた場所には無数の石の槍が突き立っていた。

 

 「い、いきなりなにしやがる!」

 

 「ん? おかしなことを聞くね。 一番手っ取り早い事・・・それは神器所有者に死と隣り合わせの戦いをしてもらって戦闘の中で覚醒させる事だよ。 勿論これは僕の持論だけどね・・・僕もまた神器所有者として君と戦ってみたかったからかもしれないけどね」

 

 憤慨する一誠だが、フェイトはさも不思議とばかりに首を傾げて己が神器を現出させる。

 

 「僕の神器はコレ・・・かなりポピュラーな部類だけど強さは折り紙付だよ。」

 

 「・・・何なんだよソレ」

 

 「さて・・・名前はなんだったかな? 龍の籠手の亜種だったかと思うけど、僕の能力と魔法を複合統合した結果全くの別物に変わってしまった物だけど、名前を付けるとするなば【邪眼龍の籠手(バジルスク・ギア)】とでも呼べばいいのかな? 能力としては石化系の能力の倍加や対象の時間を短時間ながらも止める事かな?」

 

 フェイトの腕に現れた黒い禍々しい籠手を見て一誠は呻く様に絞り出した言葉にフェイトは少し考えた後に神器の正体と能力を明かす。

 

 「なんてチートだよソレ」

 

 「僕からしたらキミの赤龍帝の籠手の方が十分反則だと思うけど・・・担い手が貧弱だと話にならないけど」

 

 呆れる一誠に対してフェイトも同じ様な言葉を返すが最後は嘲笑うかのように挑発までする。

 

 「こぶべッ!?」

 

 「・・・簡単に挑発されて突っ込んではダメ」

 

 挑発されて頭に来たのか赤龍帝の籠手を顕現させた一誠はフェイトを殴ろうと走り寄ろうとするがその寸前で真上から白音に踏みつぶされて奇妙な悲鳴を上げて地面とキスをする。

 

 「へぇ、そこのキミは中々に冷静だね」

 

 「・・・私は警戒しているだけ。 お兄ちゃんの仲間かもしれないけど、いきなり不意打ちをしてくるような人は警戒して当たり前。」

 

 「キミの評価は少し修正しよう。 しかし、そこの今代の赤龍帝に関しては下方修正が必要だね。 確かに神器たる赤龍帝の力は侮れないかもしれないけど、その担い手があんなんじゃ使いこなすのも相当苦労するだろうね。」

 

 「な、言いたい事言いやがって!」

 

 「反論したいのならその赤龍帝の力を覚醒させる事だね。 僕の仕事はキミの覚醒ただ一つなんだ」

 

 そう言ってフェイトは一誠に対して砂で出来た槍を百を超える数を中空に作りだす

 

 「死と生・・・その極限状態になれば人は自ずと限界以上の力を出す・・・これは僕の経験上の結論だよ」

 

 「死ぬ気で神器の意志を目覚めさせろって言うのか・・・!」

 

 「簡単な事だろ? それともキミはその神器を覚醒させて自分の夢を叶えたくは無いのかい?」

 

 フェイトの問いかけに一誠は尻込むが、そんな一誠を見てフェイトは呆れた溜め息とともに一誠の悪魔となって初めて掲げた事を問う。

 

 「そんなの叶えたいに決まってるだろ!」

 

 「なら、死ぬ気で覚醒させる事だね。 流石に本当に殺す気は無いけどね・・・彼を怒らせる事は僕も憚れるからね」

 

 一誠の言葉にフェイトは不敵に笑い魔法の矢を斉射した。

 




一誠と白音の修行の筈が途中から一誠だけの描写に・・・どうしてこうなったOrz
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