少年の異世界戦記~ハイスクール D×D編~ 作:クロイツヴァルト
「先ずは佑斗と白音、そしてイッセーは体育館で敵を向かい打って。 準備が完了し次第合図を送るから急いで放棄し、その場から退避してちょうだい。」
オカルト研の部室にてリアス達は戒翔を抜いたメンバーのみでブリーフィングを行っていた。
「戒翔がいない状態だからと言って負けるわけには行かないし、特訓をしてもらったのだからその成果を戻ってきた時に戒翔が驚く位の事はして見せないとね? 場所を提供して貰ったのだし頑張らないと」
「そうですね。」
「修業の成果を見せれないのは残念。」
「俺もだけど・・・皆が強くなっているのは分かっているけど、俺も強くなっているのか?」
「それを実感できなかったのは仕方ない事ですけど、それを実感するのは敵と戦う事が一番手っ取り早い事ですわ。」
「イッセー、今回の戦いから貴方に掛けている封印を少し外すわ。」
「・・・封印?」
リアスの言葉に怪訝な表情をしていた一誠だが、次の瞬間には目を見開いて己のあちこちを見回していた。
「イッセー、覚えているかしら? あなたを転生させた際に兵士の駒八個を使って転生させた事」
「はい。」
「あの時のイッセーの力は悪魔として未熟過ぎたの、だから最初の内は兵士八個分もの力に耐え切れないから封印を段階に分けて掛けてあるの。 力だけで言えば朱乃の次に協力な力となるのだから、よほどの力を付けなければ器であるイッセーの方が壊れてしまうわ。」
「じゃあ、今回の合宿の俺の目的は」
「能力の底上げだけが目的だったけど、戒翔の御蔭で根本的な改善が多少できた所もあるけど、神器の意識を目覚めさせた事もそうだけど大幅な能力アップも出来ているからこそ封印を解く事にしたの。 だけど、根本的な所もある程度といった所よ。 まだ足りない部分は多いけどね?」
「はい、今回の修行の際にフェイトさんからも言われた事ですが、戦闘に関する事や状況判断に難があるって言われました。」
「そう、だけど、それだけじゃないわ。 戦闘に関する事もそうだけど、戦場に出れば否応が無くとも臨機応変に動かなければならないわ。 その辺りも考えないといけないわ、 あなたは考え足らずで動く傾向があるのだから。」
リアスの言葉に一誠は視線を泳がす。
「いい、イッセー? 相手がたとえ女の子であろうとも倒すのよ? 手加減なんかしていたら戦闘経験が足らないイッセーでは直ぐにやられてしまうのだから」
「大丈夫ですよ、部長。 その辺りはフェイトさんにも耳にタコが出来る位に言われましたから。」
『・・・キミが手加減出来る様な相手? 君ほど弱い奴に手加減が出来る相手がいると言うのが不思議でならないね。 彼ならいざ知らず、神器を目覚めさしたばかりの新米悪魔のキミが戦闘経験のある悪魔に対して手加減しようなんて考えが甘すぎるね。』
リアスの言葉に一誠の脳裏には修行の最中にフェイトに言われた言葉が思い出されていた。 そしてついでとばかりにその後に行われた地獄のしごきとも言えるものさえ余計に思い出してしまい一瞬で顔色を悪くして身震いしてしまう。
「・・・ほんとうに大丈夫?」
そんな一誠の様子の異変に気付いたリアスは心配そうな表情をする。
「まったく問題ないです!」
流石変態の名をほしいままにしている男である。 美人な年上の女性に心配されると言うだけで一瞬にして正気に戻って見せる所は流石と言って良いのか問題ではあるが
「・・・じゃあ、作戦通りにお願いね。」
「「「はい!」」」
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「・・・よしよし、あの男は上手くやっている様だな。」
所変わり、ライザー陣営はライザー率いる下僕悪魔達は既に己が役目の為に配置につき、ライザーは戦果報告を聞くだけに徹しており、戒翔がゲームの戦場にいない事をほくそ笑んでいた。
「あの男の前にリアスを倒し、その男の前でリアスとの婚約を・・・その先を見せつけてやる・・・が、それも良いが、俺を虚仮にしてくれたことを死ぬほど後悔する絶望を味合わせてやる。 フフフ、ハーハッハッハッハ!!!」
生徒会室の部屋にライザーの声が響くのであった。
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「リアス、戒翔くんは」
「戒翔なら大丈夫よ。 今はわたし達に出来る事をして安心させてあげる事しかできないわ。 それにあの合宿でわたし達だって確かに強くなっているのだから慢心さえしなければライザーなんかに負けるものですか。」
一誠、木場、白音の三人が戦場に向かい、部室にはキングであるリアス、女王の朱乃、僧侶のアーシアが残っていた。
ライザーに小物臭ががががが